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silver☆foxのブログ一覧

2016年07月29日 イイね!

【コラムの転載】 相模原時件で問われること

今日は、本当に貼っただけですので。

私からは、もう少し事実が判明してから私見を述べさせて頂きたいと思います。

ではでは。





2016年7月29日
コラム
相模原の事件で問われることは何か


 あまりにも衝撃的で、おぞましい事件が起きました。


 神奈川県相模原市の知的障害者福祉施設「津久井やまゆり園」で7月26日未明、
入所者19人が刃物で殺害され、26人が重軽傷を負いました。
逮捕された容疑者は、この施設に以前勤めていた26歳の男性で、
「障害者なんていなくなればいいと思った」
という趣旨の供述をしているということです。
理不尽な理由で、就寝中に次々と襲われた被害者の恐怖と苦痛を思うと、やりきれません。

 今の段階で強調しておきたいことが2点あります。

 第1に、容疑者は措置入院になっていた時期がありますが、本当に何らかの精神障害が
あったかどうかは、まだよくわかりません。
したがって、精神障害による犯行と決めつけたり、事件を予防できなかった原因を精神科
医療システムに求めたりするのは、時期尚早だということです。

 第2に、はっきりしているのは、重度の障害者は死なせるのが本人と社会のためだという、
ゆがんだ確信を容疑者が抱いていたことです。
容疑者個人の特異性で片づけるのではなく、私たちの社会の中に存在する差別の思想と
向き合い、しっかり闘っていくことが重要だと思います。

精神科医療にゆだねてよかったのか

 報道によると、容疑者は今年2月14日と15日、東京・永田町の衆院議長公邸を訪れ、
「障害者総勢470名を抹殺することができます」
「職員の少ない夜勤に決行致します」
などと書いた手紙を預けました。
内容を見た警視庁麹町署が神奈川県警津久井署に対応を依頼。
同署から連絡を受けた施設が面談した時も「障害者はいなくなったほうがいい。
間違っていない」と言ったため、職員としてふさわしくないとして2月19日に自主退職させました。

 同じ日、津久井署が事情聴取したところ、
「重度障害者の大量殺人は日本国の指示があれば、いつでも実行する」
などと話したことから、同署は通報を相模原市に行い、それを受けて市は、指定医の診断を
経て、精神保健福祉法に基づいて県内の病院に緊急措置入院させました。
22日には指定医2人が診察を行い、正式の措置入院になりました。
しかし3月2日、措置入院の要件に該当する症状がなくなったとして措置は解除され、
退院していました。

 精神保健福祉法による措置入院は、精神障害によって自分を傷つけたり他人に危害を
加えたりするおそれがある場合、知事または政令指定市長の行政権限によって行われる
強制入院制度です。
精神保健指定医の資格を持つ医師2人の診断に基づいて行われます。
より急を要する場合に指定医1人の診断で72時間を限度に行えるのが緊急措置入院です。

 かなり具体的な犯行の示唆があったのに、なぜ防げなかったのか。出
口の段階である措置解除の妥当性やその後のケアに目が向きがちですが、その前に、
本当に措置入院の対象だったのか、大量殺人を公言している人物を精神科医療にゆだねる
のが妥当かという点を、検討する必要があると思います。

医師の診断が正しいかどうかはわからない

 2月19日に緊急措置入院になった時の血液・尿の検査では、大麻の陽性反応が
出ていました。
措置入院に切り替えた段階の指定医2人はそれぞれ
「大麻精神病、非社会性パーソナリティー障害」
「妄想性障害、薬物性精神病性障害」
と診断したということです。

 とはいえ、その診断が正しいかどうかは、まだわかりません。
精神症状が本当にあったのかも検証が必要です。
同じ患者でも精神科医によって診断が異なることはよくあります。
また精神科には多種多様な診断名があり、つけようと思えば、たいていの人に診断名を
つけることができます。
他害のおそれが明らかでも、精神障害でなければ措置入院の対象にならないのですが、
大量殺人をすると言っている人間を放置できないという理由で、診断名をつけて強制入院
させるというケースも考えられます。

 重度障害者はいないほうがよいという考えは、差別思想であって、それ自体が妄想とは
言えません。
妄想とは、現実とかけ離れた確信を抱くことです。
たとえばヘイトスピーチをする連中が「○○人をぶっ殺せ」と叫んだからといって、精神障害
による妄想ではありません。

 もしパーソナリティー障害や妄想性障害なら、簡単な治療法はなく、わずか12日間ほどで
状態が大幅に改善するとは考えにくいものです。
もし大麻や薬物の影響があったなら、依存症のことが多く、定期的な通院か回復支援施設
の利用といったフォローなしで退院させるのは理解しにくいことです。

 なお、大麻取締法では単純使用には罰則がなく、病院が警察へ通報する義務もありません。
そもそも違法薬物を使っていた患者を知った医療機関がいちいち警察に通報していたら、
患者から本当の話を聞けず、依存症の治療ができなくなります。

池田小事件の報道の教訓

 なぜ、精神科の診断はあてにならないと強調するのか。
2001年6月に児童8人が殺害された大阪教育大付属池田小学校事件の教訓があるからです。

 池田小事件の犯人は、精神病の診断で過去に何回も入院し、傷害事件を起こしたあと
精神障害を理由に不起訴になって措置入院していた時期もありました。
それを受けて精神障害による犯行という印象を与える初期報道が行われたのですが、
人物像や行動を調べていくと様相が変わり、やがて本人が病気を装い、周囲の関係者が
だまされていたことがわかってきました。
裁判では、証人出廷したすべての医師と鑑定人が精神病を否定し、過去の病名についても
「保険請求のための診断名」
「前の医師がそういう病名をつけていたから」
といった証言がありました。
結局、極端な人格ではあるが精神病ではないとして完全な刑事責任能力を認めた1審判決
が確定し、死刑が執行されました。

 報道する側として、この事件は苦い経験でした。
事件の核心部分について初期報道で誤ったイメージが広がり、精神障害者が危険視される
という2次被害も起きたのです。
精神科医の診断も、警察・検察の刑事責任能力に関する判断も、うのみにはできない。
たとえ入通院歴、診断名といった「事実」があっても、それが「真実」とは限らない。
そのことを痛感したのです。

警察に手だてはなかったのか

 相模原の事件で、もうひとつ検証が必要なのは、警察の対応です。
2月に大量殺人を予告する手紙を届け、警察官にもその意図を話したのに、精神科医療に
頼る以外、刑事司法として何の方策もなかったのかという点です。

 考えられる罪名のひとつは業務妨害。
ネット上の爆破予告などでも適用されています。
容疑者に業務妨害の目的があったかは微妙ですが、大量殺害の発言を受けて施設が防犯
カメラ設置などの対策を取ったのだから、成立する可能性はあるでしょう。
脅迫罪は、相手または親族の生命、身体、自由、名誉、財産に対する害悪を相手に告知する
ことが要件で、衆院議長、施設、警察に告げても脅迫罪の成立はむずかしいかもしれません。
そして殺人予備罪。殺人目的で凶器を準備していた場合などに適用できます。

 警察は、まさか本当にやると思わなかったのか、それとも犯罪の構成要件の関係で
むずかしいと判断したのか。
たとえ逮捕できなくても、取り調べと家宅捜索ぐらいできなかったのでしょうか。
一定の歯止めになるし、結果論ですが、捜索すれば刃物や大麻が見つかったかもしれません。

 大量殺人やテロの計画を公言する人物がいても、もし刑事司法が何もできないとすれば、
それでいいのか心配になります。
精神障害と関係なく、何らかの政治的・宗教的・社会的信念を抱いた人間が大事件を起こす
ことは十分ありえます。
社会防衛のために閉じ込めることは、精神科医療の本来の役割ではないし、思想は治療
できません。
対策を考えるとすれば、明白な殺害予告に対処できない刑事法制の不備のカバーでは
ないでしょうか。

意思疎通できないことはあるのか

 容疑者は、12年12月から津久井やまゆり園に非常勤で勤務。
13年4月から常勤職員になりました。
当初から障害者を見下すような行為があり、今年2月に入ると、職場で障害者の尊厳を否定
する暴言を吐くようになったといいます。
社会福祉の事業費が抑えられる中、障害者施設の職員は、仕事が大変なわりに賃金が安く、
人手不足になりがちで、適格と確信できない人でも雇わざるを得ない状況があるようです。
もともと福祉の仕事に向かないタイプだったのかもしれないし、仕事を続ける中でやりがい
や楽しさを見いだせなかったのかもしれません。

 障害者施設の入所者には、生活の介助に手のかかる人が多く、いろいろ困った行動を
繰り返す人もいます。
容疑者は「意思の疎通のできない人を刺した」と供述したようですが、重度の重複障害者で
言葉のやりとりができない人でも、何らかの感情や快・不快の感覚はあるものです。
言語以外を含めたコミュニケーションの工夫から、仕事の喜びも生まれるはずですが、
それには人を大切にする態度と、ある程度の専門知識、努力、経験が必要です。
教育、研修、指導がどうだったかも気になります。

 それにしても、重度障害者は安楽死させようという極端な考えに、どうして凝り固まったのか。
過去の無差別殺傷事件は何らかの生きづらさを抱えた人物の衝動的な犯行が多かったのと
異なり、今回は計画的な確信犯で、主観的には正義感から実行したようです。
衆院議長への手紙では、殺害計画を実行すれば国が喜んでくれると考えていたフシもあります。
仕事上の不満やストレスだけでなく、何らかの影響を受けたものがあったのか、解明が
求められます。

すべての人に生きる権利がある

 障害者の尊厳や存在を否定する考えは、けっして容疑者独自のものではなく、昔からあります。

 20世紀前半には、遺伝学の見地から不良な子孫の出生を防ごうという「優生思想」が世界
各国で幅をきかせました。
極端な形で実行したのがナチスドイツで、ユダヤ人の収容・虐殺に先行して、精神障害者、
知的障害者、神経疾患の患者などを安楽死させる「T4作戦」を秘密裏に進めました。
犠牲者は30万人と推計されています。価値なき生命は、死なせたほうが本人にも幸せだと
考えたのです。

 日本では、殺害までいかなかったようですが、1948年に優生保護法が制定され、96年まで
存続していました。
精神障害者や知的障害者らに約1万6500件の強制不妊手術が行われ、中絶の強制も
ありました。ハンセン病患者らにも事実上の強制不妊手術が行われました。

 障害者を社会の対等な構成員とする現代の考え方は、自然にあったわけではありません。
障害者の人権、生活保障、社会参加を求める運動が長年にわたって続けられ、行政や政治の
理解も広がる中で、ようやく確立してきたものです。
日本は14年1月に障害者権利条約を批准し、それを反映させる障害者差別解消法が今年4月
に施行されたばかりです。法制度にも社会にも、まだまだ不備があります。

 重度の知的障害者の生活の場は、かつて大規模施設への入所が多かったのが、2000年代
以降、グループホームを含めた地域への移行が進められてきました。
しかし津久井やまゆり園は7月1日時点で入所149人という大規模施設。
共生社会の実現が道半ばであることの表れとも言えます。

 障害者、高齢者、病者、貧困者をはじめ、社会的に弱い人々を社会のお荷物と見る傾向は、
今でも世の中の一部に存在します。
社会保障の財政負担に関連して、そういう風潮はむしろ強まっているようにも感じます。
ネット上では、障害者を蔑視する書き込みが以前から珍しくありません。
今回の事件で容疑者の供述や手紙の内容が報道され、結果として差別思想が広く流布された
ことも、類似の犯罪につながらないか、心配です。

 すべての人に個性と尊厳、よりよく生きる権利がある。価値なき生命など存在しない。
そのことを良識ある人々が、確信を持って積極的に発言していくことが、とても重要だと思います。


Posted at 2016/07/29 08:02:08 | トラックバック(1) | 戯言 | 日記
2016年07月16日 イイね!

情報提供【Change.org】さんから 奄美大島 発信者;龍郷湾を守る会さまより

今日は、『 Change.org 』さんからの情報を、そのまま下に貼り付けましたので、

よく読んでみて、その通りだと思われたら参加してあげて下さいませ。









奄美大島のすばらしい自然を残すため、
中国人客5,400人を乗せた22万トン級
クルーズ船の寄港地建設計画を
やめてもらいたい!


発信者: 龍郷湾を守る会







この署名は奄美大島龍郷町芦徳に持ち上がったロイヤルカリビアン(RCL社)22万トン
巨大クルーズ船寄港地建設計画に反対するために立ち上げました。

いまの美しい奄美の自然と居心地の良いコミュニティは私たちにとって宝であり、
どうしても守りたいのです。

まずは、RCL社側の資料をもとに情報をまとめてみました。



【RCL社による奄美大島へのクルーズ船寄港計画の概要】

現在建造中で2018年完成予定の世界最大級のクルーズ船が上海から九州に向かう途中で
奄美に寄港する計画。
そのために奄美大島龍郷町芦徳の浜に350mの桟橋を建造し、中国人観光客のために
芦徳半島はテーマパークにするという。


寄港を予定しているクルーズ船…

226,000トン、全長362m、幅65m、高さ72m、81,500馬力のエンジン
(比較として、世界最大のニミッツ級原子力空母より大きい)

乗客は中国人5,400名(乗組員2,100名)


奄美大島の総人口約60,000人
龍郷町の人口約6,000人(65歳以上は1,800人)
芦徳集落の人口約300人
つまり、寄港日は龍郷町にいる人の半分以上が中国人になります。

また、建設予定地とその周辺地域は”今の奄美が好き”な地元住民や観光客の憩いの場。
静かな生活環境が人気のエリアです。

詳しい情報は
芦徳集落のHP http://ashitoku.com/cruise/
龍郷湾を守る会ブログ http://tatsugouwan.amamin.jp/

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




“龍郷湾を守る会”は、龍郷湾における巨大クルーズ船寄港地建設計画に以下の理由から
反対します。



1.龍郷町の誇りである、手つかずの自然を守りたいからです。

奄美大島は、環境文化型国立公園の指定、世界自然遺産への登録を目指しています。
地域住民は日常生活の中に自然を感じることのできる現在の環境に満足しています。
奄美に観光で訪れる方は、素朴な情景を求めて来島しており、きらびやかさや豪華さは
求めていません。

龍郷町民約6,000人に対して、中国人観光客5,400人プラス乗組員2,100人という、島の
キャパシティを超えた規模の船が来たなら、奄美ならではの心地良さを壊してしまうでしょう。

雇用拡大や移住促進のために行おうとしているクルーズ誘致は、反対にこれらから遠ざける
方法です。

また建設予定地は“2015年世界の新種トップ10”に選定されたアマミホシゾラフグ
(求愛のためミステリーサークルを作るフグ)の繁殖地であり、極めて貴重な海域です。




2.現在も住民が利用している海域だからです。

龍郷湾は現在もダイビング、シーカヤック、ウインドサーフィン、SUP等のマリンスポーツが
盛んです。
建設予定地には漁協の“サンゴ育成場”“モズクの藻場養成場”があり、現に漁業者が
使用している場所です。

このような場所で自然環境を破壊する計画はもってのほかです。




3.周辺住民(芦徳・赤尾木等)への対応が極めて不誠実だからです。

町民への説明もせず、建設予定地の芦徳集落の住民投票に責任を押し付けたり、一部の
建設業者や推進派町議が結託し、龍郷町長も民意を聴く前に賛成表明をするなど、
ずさんな対応のまま計画が進行しています。

本計画で利益を受ける一部の業者の意のままに動く行政の対応は、決して許されるもの
ではありません。


ーーーーーーーーーーーー


この計画、様々な面で奄美大島の受け入れキャパシティをはるかに超えていると思います。
自然環境ももちろんですが、特に一般住民への生活面での悪影響が大きすぎます。

一部の業者のメリットが、その他大勢のデメリットの上に成り立つような計画はやめるべきです。

”中国人の観光地”のイメージがつくと、日本人観光客や日本人移住者は必ず減少します
(差別的な考えではなく、島の規模と対応力の問題です)。

現在移住してきているIターン者も、生活環境の悪化があれば島外への転居を考えざるを
得ません。

この計画でブランド力がつくのはロイヤルカリビアン社だけで、奄美のブランド力は低下します。

素晴らしい自然とコミュニティ、集落行事を大切に維持・復活し、すべての住民が幸福に
穏やかに暮らせるような“身の丈に合った”地域づくりを目指していきますので、ぜひ署名
よろしくお願いします。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


Tatsugo bay protection group.

Due to the below reasons, we reject the mega cruise & port project.

1. Tatsugo bay is a precious gem. And shall be preserved as such. Amami Oshima is on track to be listed as Unesco world heritage site and to be protected as such. And to be taken up as National park and to be protected as such. We are satisfied with the current state of our environment where nature is merged with our daily life. Why tourists come to Amami is to see the beautiful and unspoiled nature, Not for seeing fancy architecture.

For a town like Tatsugo with a population of 6000 citizen. It would be to exceed our capacity to bring cruise ships with 5400 passangers and 2100 crew members. It would destroy our environment witch we hold dear.

Local town administration of Tatsugo have been positive towards this project arguing that Tatsugo needs to attract more people to move in and to create more jobs. We believe this project will do the opposite in both regards.

On the location of the project is directly on the breeding area of the extremely rare Torquingener albomaculosus Matsuura puffer fish. On the top 10 new species for 2015. The area is regarded as most precious.



2. The Tatsugo bay is currently being utilised by locals. Every day it is being used for Marine sports, including Diving, sea kayaking, wind surfing, Stand up paddling etc.

Fisherman’s cooperative is using the bay for farming mozuku seaweed. And farming chorals.

We can not allow the destruction of this natural environment.



3. Local town administration of Tatsugo is being extremely dishonest to its residents.

They didn’t provide very limited information and no unbiased information regarding the project and delegated the responsibility to take a decision onto the residents of Ashitoku. ( Ashitoku is the location of the project )

One of the appointed construction companies for the project and local politicians positive to the project team up and Tatsugo Town mayor showed his approval of the project before listening to any of residents opinion. This project was not started correctly and is still ongoing.

The only direct benefactor of this project is the construction company. Its unacceptable to have local politicians only to support one construction companys benefits and disregard the effects of other businesses and residents.

This project size is on several aspects well out of Amamis capacity. Ofcourse our natural environment is threatened, but also strongly affect the normal life of residents in an undesirable and unacceptable way.

This project must be stopped. The downsides of this project are considerable and affect the many.the upside of this project are for the very few.

If the image of Amami being a sightseeing spot for Chinese. The amount of people moving in will be negatively affected.

This is not derived from peoples prejudices about the Chinese but rather the overly large volume of cruise tourists.

Currently we are seeing people move in to Amami, but if the living environments are changed to worse we can expect people moving out of Amami instead than in.

With this project, the brand of Amami will loose value. The only winner on brand strengthening is Royal Caribbean international. Our target is a fabulous nature and to continue and revive local traditional activities for every residents happy and peaceful life in our local community.


If you agree, please sign.




http://click.exacttarget.change.org/?qs=36f47df58dc50bddbd8a0c26a3fe597e12ede73ff3504f4365677eecfeec2c1c1c7779503babdec1
Posted at 2016/07/16 17:20:02 | トラックバック(0) | 情報 | 日記
2016年07月14日 イイね!

【貼っただけ】不景気に飼い殺された日本人…海外メディアが「自民圧勝」を分析

今回も 「 手抜き 」 で、申し訳ないですね・・・




でも、まぁ 参考にはなるのかなと思いましたので。


色々な見方があるものですね。


有権者の真意はきっと違うかとは思いますが、面白かったのでご紹介しますね。





不景気に飼い殺された日本人
  …海外メディアが「自民圧勝」を分析






参院選 なぜ安倍自民は勝ったのか?

皆さんご存知のように、参院選で自民党が勝ちました。
いまや自公は、衆院、参院で3分の2を占め、いよいよ安倍総理の悲願「憲法改正」が
視野に入ってきました。
(憲法改正には、衆院、参院で3分の2の支持が必要。その後、国民投票が実施され、
過半数の賛成で承認される)
これから、「改憲」が日本国最大の争点になっていくことでしょう。


しかし今回は、「なぜ安倍自民は勝ったのか?」について、ウォール・ストリート・ジャーナル
(WSJ)の面白い分析をご紹介させていただきます。


日本は、不安定とは無縁の島

WSJ7月11日に掲載された記事の名は、「日本の参院選、有権者は『安全と安定』を選択」。
筆者は、ピーター・ランダースWSJ東京支局長。
記事は、こんな詩的な一文からはじまります。

不安定な政治的情熱によって動揺する世界にあって、日本はそれとは無縁の孤立した島だ。
面白いですね。確かにその通りです。

アメリカでは、「日本にもっと金を払わせろ! さもなければ、米軍を撤退させる!」
「アメリカとメキシコの間に、『万里の長城』を築け!」
「イスラム教徒の入国を禁止しろ!」
など、過激発言のトランプさんが人気です。

欧州では、イギリスがEUを離脱して大さわぎ。
中国は、去年までの勢いがまったくない。
南シナ海、東シナ海で挑発活動を活発化させることで、共産党一党独裁の「正統性」を
維持しようとしています。
ロシアは、「経済制裁」「ルーブル安」「原油安」のトリプルアタックで、経済がボロボロ。

世界中、どの国も動揺しているのに、日本だけは別の世界にいるよう。なぜ?


問題山積みの日本で、国民の怒りが爆発しない理由は?

ピーターさんは、「日本にもアメリカと同じような問題が山積みしている」と指摘します。

日本の人口は減少し、成長は横ばいで、低賃金の非正規労働者がかつてないほど増えている。

現状維持に対する「反発」の条件は存在している。
それは先月、欧州連合(EU)から離脱を決めた英国、あるいはドナルド・トランプや
バーニー・サンダースといった非伝統的な政治家に目を向ける米国と似た反発条件だ。
(同上)

おっしゃる通り。
では、なぜ日本国民は、アメリカやイギリスのような過激な行動ではなく、もっとも保守的な
自民党、なかでももっとも保守的な安倍総理を支持したのでしょうか?
ピーターさんは言います。


なぜ日本ではそうした反発が起こらないのだろうか?

一つ挙げられるのは、他国で不満をかき立てたスタグネーション(景気停滞)はここ日本では
全く目新しいことではないことだ。
この国は、四半世紀以上前のような経済的けん引役であることをやめてしまい、金利と
インフレは1990年代末以降ゼロ近辺になっている。
(同上)

なんと、他の国は、「いままで成長していたが、最近成長しなくなったので不満が爆発して
いるが、日本は、25年間成長していないので、国民がその状態に慣れている」というのです。
確かにそうかもしれません。


国民は、アベノミクスの「ささやかな」成果を認めた?

25年間もまったく成長していないと、いいこと(?)もあります。
他の国では、「成果」とされない結果でも、「成果」と認められる。
実際、数字を見る限り、アベノミクスは、到底「成功」とはいえません。
GDP成長率は、2013年1.36%、14年-0.03%、15年0.47%。
しかし、ピーターさんはいいます。

安倍氏の包括的経済政策、つまり「アベノミクス」は、抜本的な金融緩和や、企業の
社外取締役増加などビジネス慣行変更などを盛り込んでいるが、日本を急速な
経済成長に戻すことはなかった。

しかしそれは株式市場と企業利益を押し上げた。
最近逆転しているとはいえ円安のおかげだった。
その結果、安倍氏はバラ色の数字を、少ないながら吹聴できた。

不運な指導者が続いた後、日本の多くの有権者は安倍氏のつつましい実績を前向きに
評価しようとしたのだ。
(同上)

思い出すと、確かに2013年は、久しぶりのワクワク感がありました。
「あの時消費税を上げずに走りつづけていれば、どんなに好景気になっていたことか…」
と思うと残念ですが、仕方ないです。

日本国民は、「ささやかな」アベノミクスの成果を、支持したのでしょう…。


日本が「幸せな国」である理由1~1.3%

私が、「面白い!」と思ったのは、ここからです。ピーターさんは、日本が「異質」である
(=不安定な世界で唯一安定している)理由は、二つあるとしています。

2つの数字が、日本がなぜ異質であるかを説明するカギになる。
1.3%と350万ドル(約3億5,000万円)だ。
(同上)

まず、1.3%から見てみましょう。

最初の1.3%は、日本の総人口に占める非日本人の割合だ。
それは深刻な移民問題を醸成するクリティカル・マス(臨界質量)にはほど遠い。
つまり、メキシコとの間に壁を構築するというトランプ氏の提案につながった反移民感情、
ドイツの州選挙で反移民政党が過去最高の投票率を記録するに至った雰囲気、
そしてブレクジット(英国のEU離脱)運動を勝利に導いた状況などとは無縁なのだ。
(同上)

この部分、読者の皆さま、そして特に政治家の皆さんは、繰り返し繰り返し読んでいただきたい
と思います。

アメリカのトランプ現象、欧州でふきあれる極右化現象、イギリスのEU離脱、これらは
すべて「移民問題」と深く関連している。
ピーターさんは、「日本は移民が少ないから安定しているのだ」と認めているのです。

日本政府はすでに、事実上「3K移民の大量受け入れ政策」を実行しています。
すでに欧米で「失敗」し、深刻な問題を引き起こしている政策をまねる。
まったく愚かです。

保守の皆さんは、「日本国民の賃金水準を下げる3K移民の大量受け入れ」に反対して
いただきたいと思います。
リベラル系の皆さんは、「『日本人が嫌がる仕事は、外国人にやらせればいい』という、
『差別的3K移民』大量受け入れ」に反対していただきたいと思います。

保守もリベラルも、「欧米で失敗し、深刻な問題を引き起こしている」
「3K移民の大量受け入れ」に反対して欲しいです。
(ちなみに、私は「差別的でない」移民には賛成です)


日本が「幸せな国」である理由2~350万ドル

もう一つの理由、「350万ドル」はなんでしょうか?

もう一つの数字、350万ドルについて。
これは時価総額で日本最大の企業であるトヨタ自動車の豊田章男社長の直近の年俸だ。
それはトヨタが200億ドルを上回る純利益を計上し、自動車販売台数が世界一になった年
の年俸だ。

ちなみに、米ゼネラル・モーターズ(GM)のメアリー・バーラ最高経営責任者(CEO)の2015年
の総報酬は2,860万ドルで、前年比77%増だった。
(同上)

世界一の自動車メーカー・トヨタの社長の年棒は約3億5,000万円。
米自動車最大手GM・CEOの年棒は、28億6,000万円(共に、1ドル100円換算)。

ここでピーターさんがいいたいのは、
「日本は、まだまだ貧富の差が少ないので、安定しているのだ」と。

3億5,000万円。
これは、どうなのでしょうか?
年収350万円のサラリーマンがこの金額を稼ぐには、「100年」かかります。
しかし、同じサラリーマンが、GM・CEOの年収を稼ぐには、「817年」かかるのです。

「それでも貧富の格差が少ないこと」が、「日本で暴動が起こらない大きな理由」で
あることは間違いないでしょう。


総理は、「改憲」を語らず

もう一つ重要なのは、総理が「憲法改正」について、何も語らなかったことです。
野党は、「安倍は、日本を戦争のできる国にするつもりだ!」と熱心に批判していました。
しかし、総理は、逃げてしまって、それについて議論しなかった。
総理の戦術勝ちですね。

安倍氏は、憲法改正について何も言わなかった。

安倍氏は、日本の確立された秩序に対する本当の脅威は、野党陣営から来ていると述べた。
そして与党に投票することは、60年間続いている日米同盟と、この国の自衛隊の力を
堅持する投票を意味すると述べた。

また安倍氏は、自衛隊は自然災害後に人々を支援することが主要な任務だと語った。
(同上)

というわけで、参院選で自公が勝利しました。
安倍内閣は、「孤立」ではなく、「自立」を進める政策をすすめていただきたいと思います。




転載おしまい




如何だったでしょうか?

個人的には、貧富の差という意味では、もっとトヨタの社長が高給取りだったとしても

何の暴動も起きなかったでしょう。

それこそ、何パーセントの人が飢え死にしたり、若年層の失業率がEU並になったり、

学費が払えないから学校へ行けないとか、そういう意味では未だ日本はマシですからね。

逆に云えば、安月給でも暮らせていけるから暴動が起きないというのが正しいかと

私は思いますが。

ただ、このままだとジリ貧間違いなしなので景気をもっと上げられる様な事はしないと

子どもや孫に申し訳ないなとは思います。




それではまた。
Posted at 2016/07/14 18:19:25 | トラックバック(0) | 戯言 | 日記
2016年07月13日 イイね!

【貼っただけ】ケントギルバートさん×小林よしのりさんの対談(後編)

昨日の続きです。

御二方とも癖がある方なので、面白いですし考え方の参考にはなりますね。

ま、ただ色々と思うところがあって正しいか正しくないかとか、そうではなくて

色々と双方の事情とか、社会人を何十年もやっていましたら、御二方の意見を

聞いていると 「分かった様な口聞きやがって」と思われ不快に感じる方も

中には居る事と存じます。

ですが、逆に分かっていそうで分かっていない、考えていそうで全く考えていない

正に考えることから逃げている人も、私の周りには何人も居る様に見えますので

その意味では、この対談は為になるのかなと再確認という意味で個人的には感じる

ところではあります。

長々と個人の感想を書くと読み進めにくいかと思うので、この辺で。

有料配信分なので、もしかするとブログ消去しなくてはいけないかも知れない

のでお早めにお読みくださいませ。 ではまた。






ケント: 『日曜討論』はこの間見ましたけど、あれは『日曜討論』だから、党首が出てて。

小林: 決して反安倍じゃない。

ケント: あれは平等にやっていたみたいですけどね。

小林: そもそもね、安倍政権を批判したって、もう本も何も売れないんですよ。
     商売成り立たないです。

ケント: そうなんですか?

小林: 成り立たない!
     もうリベラル勢力っていうのは崩壊状態ですよ、本が売れないから。

ケント: そうなんですか。そうか、安倍政権を批判する本って……

小林: 売れません。

ケント: ……あったっけ?

小林: わし、書いたから(笑)。
     でも、全く売れない。
     安倍政権を批判するともう全く売れない。

ケント: それは意外ですね。……つまんない本だったとか(笑)。

小林: そんなことないよ(笑)。
     わしが描いたその本は『開戦前夜』って言うんだけど、安倍政権では、
     これもできない、あれもできないと指摘したけど見事に全部当たってます。
     つまり、尖閣諸島に公務員置くなんてできない、
     慰安婦問題も河野談話の取り消しはできない、
     靖国神社も8月15日の参拝はできないって描いたけど、全部当たってました。

ケント: あれはアメリカの圧力ですよね。

小林: もう全部……靖国参拝もね。
     つまり、安倍政権は強がって言ってるだけで、何にもやれないんだと。
     ……っていうふうに描いたら本は売れない(笑)。

ケント: そう、これは面白い現象ですね。

小林: そうですよ。だから今はそうなってますよ。
     安倍政権を批判したってダメなんですよ。
     商売にならんの。だから選挙になると、絶対安倍政権が勝って
     野党は負けるんです。

ケント: だけど、安保法制はダメになってるんですよ。

小林: 安保法制も成立したでしょ。
     マスコミが批判する意味なんて全然ない。
     全く大丈夫、盤石なわけです。
     ただ、本当に憲法改正やるなら選挙で前面に出さないと。
     選挙期間中って議論の最中ですから。
     ここで「やっぱり憲法改正をやって国軍を持つべきです」
     ってことを言わなきゃいかんのに、
     争点隠しをしてアベノミクスのことだけ言うでしょ。
     こういうやり方をしていたら、国民が考えないんですよ。
     それでいてね、漠然と恐怖があるんです。
     つまり中国や北朝鮮……最近なら大陸弾道ミサイル何発も
     撃ってますよっていう、漠然と恐怖があるんですよ。
     そうすると国民がどう考えるかっていったら、やっぱり
     日米同盟を何とかうまくいってほしい、それをやれるのは
     安倍政権だっていう結論になるんですよ。
     “全部アメリカに守ってほしい”というところは、自民党も
     一般国民も一緒だから。
     ……だから、安保法制とかも、野党が廃案にしろって言って
     来たら、「もう日米関係は崩壊しますよ」って安倍は言えばいい。
     そうしたらみんな「え、そうかもしれない」って思うから(笑)。
     そんなレベルなんだって。
     ……特にテレビだったらアンチ安倍政権はテレビ朝日かTBSでしょ、
     せいぜいが。

ケント: うん。

小林: それが気に食わんって言って、あなたたちは一面広告出したりとか
     してるけど、あんなの意味がないって。
     NHKが盤石な安倍政権支持なだけにね。
     ……結局は、国民はそのときだけ盛り上がるんですよ。
     SEALDsなんかにだまされちゃってね。
     「若い人たちが声を上げてる、申し訳ないな」とかって言って。
     そのときだけだまされちゃったんですよ。
     けど、もう今になってみたらどうですかと。
     もう何とも思ってないか、忘れちゃってる。
     ほんの1年、2年経てばいいんですよ。
     だから、マスコミなんかが権力を持って政権を壊すなんて、
     そんな話は全然ありえない。

ケント: でもマスコミの態度は、僕ちょっと問題があると思っててね。
     マスコミ全体とは言わないけれども、
     一部のキャスターが
     「自分たちは国民の世論を形成して誘導する権利がある」
     みたいな、特権があるみたいなことを言って、
     それについて文句を付ける人は弾圧をしてるんだって言うんですよね。
     別に文句を言われて何が悪いのよ。

小林: いや、だから権力批判はいいんですよ。

ケント: それに対して反論すればいいんだから。

小林: 要するに「スポンサーに圧力かけるぞ」って言ってしまったら、
     これは言論封殺になってくるんですよ。

ケント: いや、それは言ってないですよね。

小林: いざとなったらスポンサーへ圧力かけろっていうのは、自民党の
     勉強会の中でも言ってたわけだから。
     わしの方は自民党の勉強会をつぶされたんだけどね。
     そのくらい権力者は無茶苦茶じゃないですか。
     ……大体今の自民党の議員で、わしの『戦争論』を読んでないやつなんて
     いないんですよ。
     ほんと、日本を右傾化させたのは、わしの『戦争論』ですからね。
     それほど、とんでもない売れ方したんだから。
     それで、みんな右になっちゃったわけでしょ。
     だから、自民党の勉強会なんかにわしが行ったら、怖いわけですよ。
     読者がいっぱいいるから。
     そんなわけだから、わしのほうは排除してつぶしておいて、
     百田のほうはOKとなって。
     そこで「CMに圧力かけろ」とか「企業に圧力かけろ」とか言い始めてるんだから。
     そんなのは全くダメで……。

ケント: それ、政府がやったら駄目なんですね。

小林: それを政治家がやれって言ってんだから……。

ケント: でも民間団体なら、やってもいいと思います。

小林: だから、そんなことやんなくてもTVは視聴率で結局は言いなりなんだって、
     スポンサーも。

ケント: あのね、小川榮太郎さんは次回討論会をやるときに、ぜひ小林さんに
     来てもらいたいって言ってましたよ。

小林: わし、あの小川ってやつがバカで大っ嫌いなんですよ(笑)。

ケント: そうなの?

小林: 安倍政権の提灯持ちみたいな本を書いといて、自分は文芸評論家だ
     って言ってるわけでしょ。
     権力の提灯を持ったやつが、どうして文学なの。
     これ話になんないわ、本当に。
     それが出世作でしょ、権力の提灯持ちが。
     やっぱり個人としての作品を出さないとね。

ケント: ……なるほど。

小林: わしは個人主義ですからね。
     そういう集団主義、大っ嫌いなんですよ。
     特に権力に媚を売るやつ、大嫌いなんですね。
     わしは権力とは戦う、絶対に戦う。
     それはもう民進党が権力を握ろうと、共産党が握ろうと、絶対に戦う。
     それがわしの考え方です。
     だから権力の味方をするやつは、もうダメってことになるんですよ。
     これはどうしようもない。

ケント: ……どうやって憲法改正を実現するの?

小林: だから憲法改正っていうふうに言ったときに、今の自民党の憲法草案は
     全然ダメです。
     けれども、条文の一つ一つを国民とともに考えるっていうふうに言うん
     だったらね。
     安倍政権が「憲法改正しっかりやります」
     「緊急事態法からっていう姑息な手段ではなくて、全面的に変えます」
     って言えば大賛成。
     だから、例えば今回の選挙でどうしても投票しろというふうに言われたら、
     なんかもう“ゲロと下痢、どっちを食うのか”みたいな話になっちゃってる
     から(笑)、それはもう、わしは投票しません。
     こんなバカな選択はやりません。
     けれども、真っ正面から「憲法改正を絶対やる」と言って、それも自民党の
     憲法草案じゃなくって、
     条文はそのときそのとき国民と対話しましょうっていうふうに言うんだったら、
     どっちかっていうと自民党に入れちゃうね。
     ……野党には入れない、護憲って言ってるから。
     もうこれは最低だと思ってるから。

ケント: なるほど。

小林: そもそも、そういう判断を国民にやらせないとダメなんですよ。
     国民に訴える……わしは言論人だから、国民に直接訴えるのを何年でもやる。
     死ぬまでやる。それしか、やる方法ないんだから。
     じゃあ、政治家はもっとやるべきでしょ。

ケント: そりゃそうですよ。

小林: なんで議論から逃げてるの。
     政治家こそが真っ先にやるべきでしょ。
     それを言うやつがいるんだったら、わしはその政治家を支持するし、
     大いに応援するから。
     でもその政治家がまず逃げてたんじゃ、しょうがないじゃないですか。
     「こっそりやりましょう」
     「経済のことだけで議論して参院選戦いましょう」
     「終わってこっそりやりましょう」……
     それじゃ、国民は説得できんわと。
     意見を交わさせなきゃいけないんだから、敗戦のショックから全員奴隷に
     なって、ニートになってるんだから。
     アメリカパパのニートになってもう働きませんと、おうちから出ません
     って言ってるわけですよ。
     そういうのは蹴り出せと思うわけ、そんなガキは。

ケント: 確かにね。

小林: 結局、保守も左翼も同じですよ。
     左翼のほうはパパに“やや”ついていこうよと。
     家から出ることはないよって言うわけでしょ。
     で、右のほうはどう言ってんのかというと、
     “ 力いっぱい ”パパについていこうよ、とことんついていこうよ、と言うんですよ。
     でもパパの保護から出る気はない。
     ……どっちもニートじゃないか、そしたら(笑)。

ケント: 同じだ。

小林: どっちもニートですよ、そりゃもう。
     だからそういう国民の精神構造をどうやって変えるのかっていうことが、
     問題なわけですよ。
     マスコミと国民は一体です。
     依頼心をどうやって断てばいいんだろうと。
     ところが、今はわしがそれをいくら訴えても、みんな怖がるんだ。

ケント: 怖くも何ともないんだけどね。

小林: 産経新聞ぐらいの論調が一番いいんですよ、みんな。
     わしが“行き過ぎてる”ぐらいになっちゃってるんですね。
     けど、本当に世界のレベルから言うんだったら、
     「自分の国は自分で守れ。それが基本だ」
     っていうのは、当たり前のことなんですね。

ケント: 当たり前ですね。

小林: それでいて、安全保障条約を個々に結ぶっていうやり方……
     さっきケントさんが言われたような、アジアでより広範囲な安全保障条約、
     中国と北朝鮮の暴走を防ぐ。
     ロシアも警戒する。これは絶対に確かな主張です。
     もう全くそれに反論はない。
     けれども、基本は“日本が自国だけで守れる”っていう状況をつくらないと、
     これどうにもならないですよ。
     日本の国民は精神が全然ダメで、これはマスコミなんか関係ないですね、
     わしにとってみたら。
     マスコミが洗脳してるとは思ってないんですよ。
     日本人自身がニートになってると思ってるから。
     だから、日本人に向けてどう戦うかなんですよ。
     だから、わしは出版物でやります。今後も書きます。

ケント: マスコミには期待できないんですかね、日本人の覚醒は。

小林: マスコミは国民に従ってるだけだって、だから。
     視聴率が取れなくなるからダメなんだって。
     例えば『朝まで生テレビ』なんか、最近は影響力うすいでしょ。
     不景気で深夜に議論しても、みんな元気ないから寝てるからね。
     もし昼間のワイドショーか、夜のゴールデンタイムみたいなところで、
     わしに一時間存分にしゃべらせてくれるっていう番組があれば、
     わし全力でやりますよ。
     けど無理なんですよね、そりゃ。
     わしみたいなのは危険人物ということになってて、やらせてくれないわけですよ。

ケント: 危険人物ですか。

小林: 危険人物ですよ。
     何言い出すか分からないっていう人間なわけでしょ、わしの場合。

ケント: 僕はかなり常識的だと思いますけど(笑)。

小林: そう思うんです。
     だからむしろアメリカ人とのほうが、話が合うのかもしれない(笑)。

ケント: そういうことなんじゃないの。

小林: 個人主義だからそうなるんです。
     他のやつ全員、個人主義じゃないから。
     みんな怖がってるんですよ、自立することを。
     わしの場合は、自立が全く当たり前だと思ってたから。
     ……子どものときからプレハブを庭に建てられて、そこに小学校のとき
     から入れられちゃったから。
     依頼心を付けないようにって。
     だから独立心は当たり前だと思うんですよ。
     漫画家としてプロになっても、専属契約とかもすぐ打ち切っちゃったから。
     どこへでも書くぞと。
     自分の実力だけでやるっていうふうにやっちゃったから。
     けど一般の日本人って、そうなってないんですよ。
     もうベタベタに親と一緒に寝て、親と一緒に育ってね。
     もう全部羊の群れ。

ケント: 会社に入ってしまえば、それの奴隷になるみたいな。

小林: そう。でもそれはそれで、まだそのときの時代のほうが良かったんだよ、
     社会主義的で。
     もっとも今は、会社という中間共同体も崩壊しちゃったから。
     みんな貧困層になってしまった。
     だからもう子どもも産まない、このままだとね。
     女は「年収400万以上だったら結婚してもいい」みたいなことを言ってる
     ようだけど、年収400万って今だいたい25パーセントぐらいしかいない
     んだもん、今の日本。それほどひどいのよ。

ケント: 共働きをすればいくんじゃないですか。

小林: 共働きをするとか言って子ども産んでも、保育所も足りないんですよ。
     そのうえ子育てやってたら、学費とかがものすごく掛かっていくんですよ。
     絶対に奨学金をもらわないと大学に行けないんですよ。
     それって全部借金なんですよ、日本って。それがもう大変なんですよ。
     600万、700万といった借金を背負って、社会に出ていくわけでしょ。

ケント: でも、それは可愛いもんだよ。
     ……うちの子どもたちは、2人とも法科大学院に行ってますけども、
     出た時点で2500万ですよ、借金が。

小林: それ、返すのが大変じゃないですか。

ケント: 大変です。だからローン返済の奴隷になってるわけで、自由に何もできないわけ
     今の職場でもう一生懸命やって、借金を返すしかない。
     あれはダメですよね。

小林: そう。だから本当は、奨学金とかも返済する必要がないものにしなければ
     いけないのね。
     ヨーロッパとかはそうなってるわけですよ、奨学金は返済の必要が無いって。
     日本はもうそれがあるから、どうしようもないんですよね。

ケント: 僕は返済しなくてもいい奨学金もらって、行ってるんですよね。

小林: 返済しなくても?

ケント: 返済してないですよ。
     返済しなくてもいい奨学金をもらって、大学も大学院も行ってるんですけど。

小林: それどこの? アメリカの?

ケント: アメリカの大学。
     たぶん、成績が良かったからかな。あと、顔も良かったから(笑)。

小林: ……そうでしょうね(笑)。

ケント: 面接もあったから、きっとそうでしょう(笑)。
     だから僕、借金なしで出てます。

小林: でも、日本はそうはいかないんですよ。
     子育ても大変だと思うから、年収300万とかの男と共働きしようなんて、
     女は言わないんですよ。
     だから、やっぱり年収400万以上だったら結婚してもいいというふうに
     言ってるけど、それが25パーセントになっちゃってたら、女もなかなか
     結婚できません。
     男はもっと惨めですよ。
     200万、300万とかっていう状態では、女に見向きもされないんだから、
     男はみんな結婚できないってあきらめてますよ。
     それが今の日本の状態。
     そこまで日本は貧乏人だらけになっちゃった。

ケント: なんでそうなったわけ。

小林: やっぱ新自由主義ですよ、アメリカに影響された。
     規制緩和をして、市場絶対主義、自由貿易に舵を切っちゃったんですよ。
     昔の“一億総中流”の時代は、みんな定年退職後までずっと勤めることが
     できたんだけれども、
     「雇用を流動化させれば、どっかに全く新しい産業が出来上がる」
     という安易な目論見で、構造改革に舵を切ったんです、小泉純一郎がね。
     その時は“米百俵の精神”だと……
     つまり「今を我慢したら、もうガラガラと雇用は流動化してどんどん貧乏人も
     出てくるけど、いずれ全く新しい企業が出てきて、その雇用を全部救済する」
     ってウソを言ってたんですよ。
     ところが実際はそうはならずに、流動化したまんま。
     大企業・多国籍企業にとにかく利益があるような経済政策をとったから、
     大企業の内部留保だけはどんどん膨らむわけです。
     いくらああやってお札を刷っても、そのお札は一体どこに行ったのって。

ケント: タンスの中ですよ。

小林: 違う。トリクルダウンしてないから。

ケント: あぁ、そういう意味でね。

小林: だからわしは、小泉が構造改革をやり始めたときから
     「トリクルダウンはしない」って、ずっと言ってたの。
     だって、グローバリズムになってるから。
     グローバリズムって何なのかっていったら、底辺への競争なんですよ。
     一番所得の少ない所、賃金の少ない国にどんどん合わせていくんですよ。

ケント: それはそうだね。

小林: だから、グローバリズムはダメだって言ってるんですよ。

ケント: ですから、自分の国が付加価値の高いものに切り替えないとダメなんですよ、
     常に。

小林: それはずっと言ってたんですよ、竹中平蔵も。
     でも付加価値が高くって、流動した雇用を吸収するほどの体力のある企業
     なんか、結局はできなかったんですよ。

ケント: だから、それが問題ですよね。
     僕が思うには、もう少し日本はベンチャーキャピタルがあればいいのに
     なぁと思って。

小林: ……例えばまぐまぐだって、結局ベンチャー企業ですからね。
     これが10万人ぐらい雇うことができれば、それは素晴らしいでしょうけれども。

ケント: でも、中小企業が日本を支えてるわけですから、それが大量に出来上がれば
     いいわけであって。別に大きいのができなくても。

小林: 本当はだから内需でやっていけるんですよ、日本は。
     けれども、その内需の中小企業を助けるような経済政策になってないんですよ。
     とにかく大企業に一番都合がいいようにしてるから、首をとにかく
     切りやすいようにしてるんですよ。それは簡単ですよ。
     わしだって、一応6人ぐらい人を雇ってるんですよ、漫画家でね。
     それで結局なるべく安く上げようっていうふうに思うんだったら、
     全員非正規にすりゃいいんでしょ。
     ボーナスのことも退職金のことも、なんも考えなくていいわけじゃないですか。
     そりゃ、わしにとって一番楽ですよ、それがね。
     でも、正社員にしちゃったから。
     正社員にしちゃったら大変ですよ、これ。
     だから死に物狂いで働かないといけない、わしが。

ケント: でも働きぶりが変わるでしょ、正社員になってしまえば。

小林: なかなか正社員になろうとしない男が1人いたんだけど……。
     わし、ボーナスとか現金で渡しますからね、金のありがたみを分からせるために。
     そうすると、みんなにボーナスを渡しとって、1人だけそれをもらわないやつが
     いたら、いじめみたいなんだよ。嫌やなぁと、わし自身が思って……。

ケント: どうしてもらわないの?

小林: いや、アルバイトだったから。

ケント: 正社員にどうしてもなりたくなかったわけ?

小林: だから、彼はまだちゃんと就職して正社員になったことがなかったから、
     気軽だと自分で思ってたんでしょう。結婚してなかったし。

ケント: ボーナス出ないのはショックだったでしょうね(笑)。

小林: だから、もう正社員になんなさいって説得したんです。

ケント: なりました?

小林: そうしたらなったんですよ。

ケント: サービス業なんかは、正社員にするとサービスが向上されるんですよ。
     だいぶ良くなるんですよね。
     コールセンターなんかは非正規が多いんですけど、コールセンターの
     正社員であれば対応の仕方が違うんですよ、本当に。

小林: だから、その非正規を吸収して正社員にしないといけないっていう話
     なんですよ。やっぱ雇用が不安定だから。
     最近雇用率が上がってるのは、団塊の世代とか年寄りが1人退職したら、
     その給料が宙に浮くでしょ。
     それでパートの女を2人雇ってるんですよ。
     だから非正規が4割に増えてるの。

ケント: 僕も勤めてた法律事務所を正式に辞めたときに、僕のもらってた給料を
     半分にして、2人雇ってましたね。
     すごい僕は褒められたと思いました、それだけ僕が貢献していたってね(笑)。

小林: だから、より多くの雇用をちゃんと確保して、それで結婚できるような状態
     にしないと、子どもが生まれないんですよ。
     出生率が上がらないんですよ。

ケント: だから、アベノミクスの第3本の矢でしょ。
     それをやってないんですよね。

小林: 現実にないんですよ、それが。
     どれやったらそれが生まれるかというのがないんですよ、そもそも。

ケント: だから、お金を投資することだと思うんだけどね。

小林: 何に投資するんですか。

ケント: だから、人材とか新規事業とか……。

小林: それが結局、企業のほうもグローバリズムの中で戦わなければならんから、
     内部留保しちゃうんですよ。
     内部留保しとかないと、グローバルな戦いに負けるからなんですよ。
     税金なんかも日本で払ってないですよ。
     それは海外で払ってますから。
     だってそっちに工場移してるんだから。
     そっちで人雇って、そっちで稼いでたら、その国に税金が行くんですよ。
     日本には税金納めてないですもん。
     で、個人的にいっぱい貯まってタックスヘイブンでしょ。
     とんでもない額のお金を日銀が刷ったのに、庶民には全然降りてこない。

ケント: どこ行ったんでしょうね。

小林: 内部留保かタックスヘイブンですよ。

ケント: タックスヘイブンはそんなにないと思うけど。

小林: いや、タックスヘイブンはとんでもない金額ですよ。
     だから、言ったじゃない。

ケント: タックスヘイブンにあるお金っていうのは、海外で稼いだお金でしょ。

小林: いやいや……

ケント: だって、日本からタックスヘイブンに持って行くと法律違反ですよ。

小林: いや、タックスヘイブンってまだ法律に違反してないんですよ。
     法律で取り締まれない。

ケント: 法律違反ではないけども、それ報告しないと駄目ですよ。
     そして向こうでそれで課税になりますよ、日本でも。

小林: いや、日本で課税されてないんですよ、今。
     されてないから問題なんですよ。

ケント: だから、そういう仕組みになってるんだけども、違犯者がまだ多いと
     いう話でしょ。

小林: いや、仕組みになってないよ。

ケント: いや、なってる。

小林: 法的になってないもん。

ケント: いや、なってるって。

小林: いや、それなってないって。
     やってもいいことになってるんだから。

ケント: いや、なってない。
     あ、やってもいいけれども報告しないと駄目でしょ、日本の税当局に。

小林: でも正直に報告しちゃったら、実際税金取られちゃうじゃない。

ケント: だから、だけどそういう法律ですから報告しなければ脱税でしょ。

小林: じゃ、脱税でしょ。

ケント: だから、脱税ですよ。だから、それで政府が悪いんじゃなくて脱税ですよ。

小林: そこから国税を取ったら、本当にとんでもない金額になって、消費税ゼロで
     いいんですよ。そのくらいの金額あるんですから。

ケント: 消費税は消費税で別問題だと思うんで。

小林: ……だから、グローバリズムはヤバいんだって。

ケント: ですから、日本の税務署はもうどんどんそういう取り締まりを強化してますよ。

小林: 強化してほしいですね、そりゃあ。
     そうしたら随分、財源があるってことになるから。

ケント: そういう仕組みになってますからね。
     そのうちみんな捕まりますよ。
     ……しかし、パナマ文書は最高だよね、あれ。
     全部バレちゃってるもんね。
     なんで日本人は、それに関して騒がないんだろうね。
     実は、僕が住んでる住所と同じ丁目の人が載ってたんですよ、一人。
     だから誰だろうなって、見に行こうと思ったんですよ(笑)。
     でも、ちょっと番地が離れてたんで……。

小林: でも、パナマにあるのも一部ですから。
     ケイマン諸島にはもっとありますし、中東のほうにもありますし、
     あっちこっちに隠してますから。

まぐまぐ: ところで、今日告示された参院選に関しても、興味のある読者の方も
       多いと思うのでお聞きしたいと思うんですが……。
       まず今回の選挙から、選挙権が18歳に下がったっていうことで、
       これが大きな変化だと思うんですが、それに関してお二人はどのように
       お考えでしょうか。

ケント: 僕は成人も18歳でいいと思う。

まぐまぐ: アメリカの選挙権は18歳からですか?

ケント: アメリカはそうですよ。
     それは、ベトナム戦争のときに18歳で徴兵されたんですよ。

小林: あぁ、なるほど。

ケント: 徴兵されるのに、まだ成人として認めてもらえない、投票権もない
     ……これはおかしいぞということで下げたんですよ。

小林: そりゃそうだな。

ケント: 元は21歳だったのを、それで18歳に下げたんです。
     でも、そうですよね。徴兵されるぐらいだったら、投票権もあげないとね。

小林: それは全くそうですよ。

ケント: これはだから憲法改正ですよ、実は。
     憲法自体を改正してそうなりました。
     でも面白いことに、18歳で成人になるんですけど、
     酒が飲めるのはどこの州でも21歳からなんですよね。
     それはなんでかっていうと、18歳の子どもによる飲酒運転の
     事故が多発したからです。
     じゃあ、21歳に上げたらどうなったかというと、事故が減ったんです。
     じゃ、大学生は飲んでないかっていえば、まぁ飲んでるんだけどさ。
     違法ですけどね。
     日本の高校生がたばこ吸ってるのみたいなもんで。

小林: なるほど。

まぐまぐ: 小林さんはどう思われますか? 18歳に下がったっていうことで……。

小林: 18歳ねぇ……またバカが増えるのか、みたいな(笑)。

ケント: (笑)。じゃぁ、何歳ならいいんですか。20歳でも同じだよ。

小林: 全くそうですけどね。
     実は本当に年齢関係ないんですよね。
     もうバカはバカなんですよ(笑)。
     それは60代なろうと70代なろうと80代なろうと、バカはバカなんですよ。
     10代の人間とどっちのほうが頭いいかは分からないんです。
     けど、バカみたいじゃないですか、投票の仕方を学校で教えるとかね……。

ケント: それはやってもらわなくてもいい。

小林: そんなこと習ったことないもん。わしが20歳だった時……。

ケント: 僕もないし、そんな大して難しい話じゃないよね。

小林: 行けばいいんだもん(笑)。

ケント: アメリカの場合だと、市の選挙なんかは全部オンラインですもん。

小林: へぇー、そうなの?

ケント: だから、日本から投票できるもん。
     市議会とか市長とか、それからいろんな特別な法案、固定資産税を
     上げるとか上げないとか……そういうのも時々出るんですよ。
     それも日本で。……いいでしょ?

小林: いやぁ、どうかなぁ(笑)。

ケント: 便利ですよ。

小林: やはり、バカは投票しないほうがいいから、ネットで投票し始めたら
     もっと酷くなるなぁと。
     だってすぐ近所でしょ、投票所って。
     そこにすら行く気がないやつらがいるわけですよ。
     そんなのはもう、カウントしないほうがいいですよ。
     バカが増えるだけですよ。
     だから、本当に学校で教えないと投票所にも行けないとか、投票所で
     どうするかも分からない、それほどのバカなら、もうやめたほうがいい
     と思ってて(笑)。
     どこにおるんだ、そんなバカがっちゅうさ。
     そんなのわしらの時、そんなことなかったよ。
     あそこに投票所があるらしい、じゃあ行ってみようっていって行ったら、
     なんかこの辺で丸書いて、閉ざされた空間の中に議員の名前書いてあるから、
     これを書いてこの穴に入れればいいんだなって……バカでも分かるわ。
     それを学校で習わなきゃいけないって、それほどのバカが今度やって
     くるのかと思ったら、もう暗澹たる気分ですよ。
     だからもう本当に、民主主義そのものがおかしいから、そもそも。

ケント: そこが大きな別れ目ですよね。

まぐまぐ: 読者の中には、今回の選挙で参戦権を得た18歳、19歳の方もいらっしゃる
       と思います。
       そこで、どういうところに気を付けて候補者を選び、投票したらいいのか
       っていうアドバイスはありませんか。大人のお二人から……。

小林: どういうところを考えればいいかって……これは困ったね。

ケント: 分からないときに投票すべきかどうかっていうのは、あるんですよね。
     分からないんだったら、行かないほうがいいんじゃないのかっていう
     考え方もあるよね。

小林: 全くそのとおりだと思う。

ケント: だけど、分からなくてもいいのかどうか。
     少し調べたほうがいいですよね。
     自分としてこういうことを言ってる人がいいなとかいうことを、
     調べれば分かるんだけど、でも面倒っていえば面倒だね。
     ですから、投票しないんだったらしなくていいけども、文句言うなと。
     棄権してるわけだから、こっちで決めたことに従ってよってことで。
     次の選挙まえにもう一回勉強し直して、次回は意思表示をすればいいな
     と思う。
     これが今ね、アメリカで大問題になってるんですよ。
     要するにトランプも嫌、クリントンも嫌、じゃ、どうするかっていうね。

小林: それは分かるな。

ケント: トランプは嫌だけどクリントンもっと嫌。
     だったら、トランプに入れなきゃクリントンに入れたみたいなもんだから、
     みんなすごいジレンマって、
     こういうもう成り立たないロジックを、みんなで話し合ってるんだけどね。
     僕のFacebookにいる外人の友達は、みんなこれやってる。

小林: まぁ……わしはそもそも、前提となる民主主義とか民主制そのものを信じて
     ないからなぁ。
     それに、わしがこれっていうふうに言うわけにもいかんもんね。
     「共産党と組んで護憲政党になった野党には入れるな」
     とかって言いたいけど(笑)、それって言っちゃいけないんじゃない?

ケント: 言っちゃいけないの? 選挙期間中だから?

小林: なんかいけないような気がするんですけど。
     そもそも、それはやっぱり自分の頭で考えるもので、わしに従っちゃ
     いかんのでしょ。

まぐまぐ: 確かにそうですね。

小林: 小林よしのりがああ言ってるからっていってそうなっちゃったらいかんから、
     これ言えないんですよ。自分の頭で考えろと、
     あくまでも言い続けないといけないんですよ。
     ただ、わしだったらそういう判断になっちゃうんですけど、ってことでね。

ケント: これいつ出るんですか。

まぐまぐ: 予定では投票日の2日前ぐらいに……。

ケント: そう、じゃ特定の政党のことは言えないね。
     共産党に絶対入れるな、とか(笑)。

小林: だっておかしいじゃない、あれ。
     選挙協力しといてもし万が一勝ったらどうするわけ?
     勝ったら「やっぱり選挙協力したおかげで勝った」ということになるから、
     共産党抜きで政権をつくるなんてことは、できるわけないのよ。
     だから、どうしたって共産党が政権の中に入ってくるのね。
     そうすると、これは恐ろしいことになるんですよ。

ケント: 恐ろしいですね。

小林: 共産党は一枚岩で、しかも徹底的に論理でやってくるから。
     果たして民進党の人間が勝てるかどうかが分からないんですよ。

まぐまぐ: 牛耳られるというか……。

小林: もう、どんどん引きずられていく恐れもあるわけですよ。
     これは危ないっていうのはありますね。

ケント: まぁ、とにかく調べて投票すべしと。

まぐまぐ: 自分で調べて、ということですね。分かりました。

小林: わしのほうからは、無理に投票するなよってところかな(笑)。

ケント: それも一つ、考え方としてはアリですよね。

小林: わしは昔、アントニオ猪木に入れちゃったからな。

ケント: ほう。

小林: ものすごいプロレスファンでさ。

ケント: それ入れたんだ?

小林: 入れちゃったんです、アントニオ猪木が出てきたときには、もう。

ケント: それ当選したんでしょ。

小林: 当選しちゃったんですよ。それで、ものすごく後悔したんですよ(笑)。
     その時はもう、自分で自分の投票権を剥奪しました、何年も(笑)。
     もうわしには資格がないと。
     その後の猪木のパフォーマンスを見るたびに、何てことしたんだろう、
     本当にばかだったと……。

ケント: 舛添さんには入れたんですか?

小林: 入れてない。

ケント: そのときは投票してないんだ。

小林: 投票した。

ケント: 投票した? 違う人に入れたんだ。

小林: わしは基本的に民主主義を、もう全く信じてないですから。
     だから、本当にこの人に入れろってなったときしか、もう入れに行かない。
     わしはアントニオ猪木に入れて失敗したから、ちゃんと自分に罰を与えたわけ。

まぐまぐ: 自ら公民権停止っていう……。

小林: もう停止状態にしたの、もう何年もやったのよ。
     だったら、前の都知事選で舛添に入れたやつは、次もう絶対に入れるなと(笑)。
     当たり前でしょ、これ。

ケント: なるほど。でも、それだと400万人が投票停止になっちゃう(笑)。

小林: 舛添を期待する政治家とか言ってたやつ、もう誰かに投票する資格ないじゃん。
     挙句の果てに、東国原がいいとかって言ってるやつもいるんだよ。

ケント: 本人はやんないって言ってますけどね。

小林: それ言ったやつは、もう言った時点で選挙権剥奪だよ(笑)。
     だって、少女を買ったやつですよ。
     冗談じゃないですよ、断固許せないですよ。
     そもそも少女を買ったやつが、ぬけぬけと宮崎の県知事になってること
     自体がもう……。
     まぁ、宮崎県だけならしょうがねぇなぁと思ってたけど、
     そのまんま東京に来させるとか国政に進出させるとか、あれはないよ。

ケント: これは、本人絶対出ないと言ってますから大丈夫でしょう。

まぐまぐ: お時間のほうも迫っているとのことなので……。
       メルマガのほうがケントさんは創刊1周年で、小林さんのほうは
       『まぐまぐ』から配信して1周年っていうことで、
       ともに区切りということもありますので、それぞれのメルマガの
       今後をお聞きして、最後にさせていただこうかなと思うんですが。

小林: わしは自分のメルマガに対する抱負なんかないけど、ケントさんに対する
     希望はあるね。

ケント: なんでしょう?

小林: 今後も日本人をアメリカ人からの目で見てもらって、
     「これ全然、独立国の人間ではない」っていうふうに、
     言い続けてほしいですね。
     自分の国を自分で守る気がないなんて本当におかしなことなんだと、
     それはもう国家になってないよってことは、言い続けてほしい。
     それだけは、アメリカ人に期待しちゃう。

ケント: それは言い続けてます!

小林: 他のアメリカ人だったら、日本人を自分の家来にしとこうと思って、
     巧みに「アメリカがいないと日本は守れないですよ」とか
     「どれだけ中国恐ろしいと思ってるんですか」って
     恐怖だけ植え付けて、米軍基地をとにかく置いておこうということだけを
     考えるでしょう?
     だって、それがアメリカ人にとっての得だから。
     けれども、ケントさんだったら、もっと日本を愛してくれてると思うので、
     だったら日本人をやっぱり独立させて、ニートから独立させるっていう。
     それさえやってくれれば、他は何言ったっていいわ(笑)。

ケント: 分かりました、頑張ります。

まぐまぐ: それを受けてケントさん、どうでしょうか。

ケント: それはもうやりたいことですから、そう言われると本当うれしくなっちゃい
     ますね。
     小林さんは左なのか右なのか分かんない部分もあるんですけど、僕は非常に
     常識的だと思いますし、そういう常識でしゃべる人が好きなんですよ。
     ですから、それを言い続けていただきたいと思います。

小林: わしは左か右か分からないから、左からも右からも嫌われてます(笑)。

ケント: いや、それはそれでいいんです。
     何か変な思想に基づいてじゃなく自分の常識で話してればいいのであって。
     大体、常識っていうのは分かるんですよ、常識的な人間なら。
     ただ常識が分かる人間って結構ダメなのね、何を言っても飲むんで……。

小林: そうですね。わしの場合はイデオロギーが嫌いだから、そもそも。

ケント: だから、それはそれの良さがあると思うんで、それで小林さんには読者が
     集まってると思いますね。 今後もぜひ頑張ってください。

小林: いずれ、わしがやってる「ゴー宣道場」にも、ゲストとして来てくださいよ。

ケント: Oh! ぜひぜひ!






転載おしまい
Posted at 2016/07/13 13:09:49 | トラックバック(0) | 戯言 | 日記
2016年07月12日 イイね!

【貼っただけ】ケントギルバートさん×小林よしのりさんの対談(前篇)

あまりにも面白かったので、引用・転載・拡散禁止!なのだそうですが、つい紹介

してしまいました。

でも、いつ消されるか分かりませんからお早めに。(苦笑)









まぐまぐ: 小林さんの最新著『ゴーマニズム宣言SPECIAL「民主主義という病い」』に
       描かれていましたが、小林さんとケントさんは『朝まで生テレビ』で会話する
       機会があって、そこで意気投合されたそうですね。

ケント: そう。その時のテーマは安保法制だったと思うんですけど、席が真正面
     だったんです。
     僕は小林さんが、安保法制に反対する“あっち側”の人という感じは
     しなかったんだけどね、言ってることを聞いてると。
     それで討論の途中で、
     「だって第9条は憲法違反だよ、第9条自体が憲法違反だよ」
     って僕が発言したら、小林さんがあっちから僕をじっと見つめて、ちょっと
     間を置いてから、「それは正しい」って言ってくれたんだよね。
     そしたら田原総一朗が「だって、アメリカが書いた憲法なんだもん」とか
     言って、それでコマーシャルに行っちゃったんですよ(笑)。

小林: 基本認識は割と似たところはあるんだと思うけどね、多分。
     左翼の側は立憲主義、立憲主義っていうふうに言ってるけれども、
     憲法9条2項で“陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない”って
     なってるのに、自衛隊があることを放置してること自体がすでに
     立憲主義に反してるわけね。
     立憲主義って言うんだったら、自衛隊は廃止すべきなんですよ。

ケント: そうです。

小林: それしかないんですよ。立憲主義なら自衛隊は廃止。
     もちろん日米安保は廃棄して完全非武装にならないと、あの憲法は実現しない。
     憲法9条がペテンだから、自民党は解釈改憲で安保法制を作ってしまう。
     けれども護憲派は、ずっと「解釈護憲」をやってるんですよ。
     わしは基本的に憲法改正派で、国軍を持つのが目標です。
     そうなると本当は安保法制っていうやり方自体が、まずい。
     なぜなら、あれをやっちゃうと自衛隊が国際法で守られないまま、海外に出て
     行ってしまうから、危険なんですよ。
     自衛隊って明確に軍隊っていう位置付けになってないし、軍事裁判がないですから。
     海外で治安維持のためにやむなく人を殺めたときに、国内法で殺人として
     裁かれてしまう。自衛隊員が危険に晒されるから憲法改正が先なんです。

ケント: うん、その通りだね。

小林: ところがあの『朝生』のとき、わしと同じ列に座っていた左翼の方々は、参院選
     では安保法制を廃止しようという方向に行ってしまう。
     そうなると、これは後退なんですね。
     民進党なんか護憲派になっちゃったでしょ。
     あれはもう退行現象ですよ。
     すっかりもう昔の社会党とかの勢力と一緒になってしまったから、これはもう
     全然ダメってことになるんですね。
     そのいっぽうでケントさんのいる保守陣営は、日米安保だけが最大限大切
     ってことになってて、自主防衛する気がないわけです。
     そこがわしとは全く合わないんです。
     わしは自主防衛が目標ですから。
     そうでなければ国家にならないと思ってますから。だから……。

ケント: 独立国家じゃないんですよね。

小林: そう、独立国家じゃないんですよ。
     だから『朝生』終了後、楽屋に戻ってきたときに、ケントさんが、わしに対して
     リップサービスだったのかも知らんが……

ケント: (笑)。

小林: ケントさんが「この日本に米軍基地があること自体がおかしいんですよ」
     って言ったんですよ。
     それを聞いて「お、すごい」って思ったわけです、わしは。
     基本そうなんですよ。
     独立国家だとしたら、外国の基地がこの領土にあること自体が本来おかしい。

ケント: おかしいですよね。それ恥ずかしいと思わない日本人がおかしい。

小林: そう。だからこういう素晴らしい意見をね、ケントさんにはもういくらでも
     言ってもらいたいと(笑)。
     それを言わなきゃ、日本人はそれが恥ずかしいという感覚が無くなって
     来てるんですよ。
     この領土に米軍基地があって、制空権も握られてるようなものでね。

ケント: 一番おいしいところをね、東京の真上とかね。

小林: そうそう。だからそこをわざわざ日本の旅客機はぐるっと回ってね。

ケント: 館山のほうを回っていって、東京に入ってくるんですよね。

小林: そうなんですよ。

ケント: 10分ぐらい余計にかかるんですよ、おかげさまで。

小林: 自分の国土の領空を飛べないなんて、こんな馬鹿な国はないですよ。
     それこそ第1次イラク戦争の後に、イラクの領空を完全にアメリカが制圧
     しちゃったでしょ。
     あのときと同じなんですよ、全く。
     非常に恥ずかしいことなんですよ。
     これは東京だけじゃなくて沖縄のほうも……。

ケント: 沖縄も那覇空港に入るためには、到着する前に早々と3000メートルに
     落とすんですよ。その上は全部アメリカの領空だから。

小林: そう。

ケント: 観光客にとっては、島がよく見えるんでいいんでしょうけど(笑)。
      だけど、あんなに低くなるのは、普通ないよね。
     ただ、そうしないと嘉手納基地の邪魔になるの。
     嘉手納も、普天間も……。

小林: そんな状態がおかしいっていう感覚が、もうなくなってるんですよ。
     それは左も右も同じで、これは非常に危ないと。
     トランプみたいなやつが現れたら、もう一巻の終わりですよね。
     だって米軍に依存してんのは、右も左もどっちもだから、そもそもが。

ケント: そうですね。

小林: そう考えると、わしにとっては右も左も同じ人間たちに見えるんですよ。
     要するに、米軍に依存して自分たちで国を守る気がない人間たちだから。
     もしトランプが大統領になって、もう米軍基地撤退だって言ったら、全員
     首つって死ぬしかないでしょ、そうなると。
     発狂しますよ、みんな。
     だから、わしは「いっそのことトランプが大統領になったほうがいいな」と
     思っちゃうぐらいのものですよ(笑)。

ケント: 皆さんの考えをちょっと目覚めさせる効果というか、そういうのは出てますね。

小林: そうなんですよ。だから、皆うろたえているでしょ。
     保守の側もうろたえているんですよ。
     もしトランプになったらどうなるか、みたいなことでハラハラしているわけですよね。
     でもわしから見れば「そんなの最初から分かっていることじゃん」ってね。

ケント: もう、全然分かってることですよね。

小林: つまり、アメリカ任せになっちゃってるわけです。
     「なんでアメリカがどう変わるかで、日本がウロウロしなきゃいけないの」って
     いうことなんですよ。

ケント: アメリカの今回の大統領選挙について、日本がこんなに異常な興味を持ってる
     こと自体も問題ですしね。
     それを待たなければいけないと思ってるっていうことは、やっぱりどっかで
     “恐縮してる”気持ちは、多少は残ってんのかなっていう気もしないでもないんですね。

小林: そうなんですよ。
     『朝生』でケントさんが言った“恐縮してる”って言葉がまさにそのまんまで、
     聞いておかしかったんだけど(笑)。
     全くそこはおかしいわけで、国家として成立してないんですよ。
     主権が要らないって言ってんだから。
     日本の国家主権を全部アメリカに任せるっていう状態になってしまってるから、
     これに慣れてしまうこと自体が恐ろしいんですよ。
     やっぱり自分の命で守るしかないんですよ、日本の領土は。

まぐまぐ: 日本のそういうおかしな状態というのは、そもそもどうして生まれたんでしょうか。

ケント: それはアメリカが、GHQがそうさせたんですよ。
     アメリカが書いた憲法ですから。
     どっちかっていうと、マッカーサーの独断であの第9条が入ったわけですよ。
     ただ、アメリカ側の人たちは誰も恐らく、占領軍が引き上げてからもあの憲法を
     何十年も続けるとは、夢にも思ってなかったと思いますね。
     だってあり得ない話だからね。

小林: もう依存心が完全に出来上がってしまって……。

ケント: その一つの理由としては、第二次世界大戦の後に冷戦がすぐ始まっちゃった
      というのがあって。
     そこでアメリカ側としては、とにかく日本という国を抑えておかないといけないんで、
     自分たちでやるしかないね……ということだったんだと、たぶん思うんですよね。
     地政学的に考えて日本っていうのは、アメリカにとっての緩衝地帯なんですよ、
     中国との間のね。

小林: そうですね。

ケント: アメリカにとって日本が必要だったものですから、取りあえず占領軍は帰った
      けれども安保条約で抑え続けるっていう形を取ったんだと思います。
     でも、だんだんと「これおかしいわ」っていうのがアメリカ側にも出てきたと思う
     んですよね。いつまでもアメリカが守ってやんないといけないのかって。
     トランプなんか、もろにそれを言ってしまっている。
     でも彼は、日本に基地があるのはアジア全体の安定を図るためということが、
     分ってないんですよね。
     勝手にアメリカが片務的な義務で守ってやってるだけの話だと、彼は思ってる
     ようで、こんな勉強不足ってあるかいなっていう感じでね。

小林: 自国の利益っていうものに実は合致しているってことが、トランプはまだ分かってないと。

ケント: 分かってないですよね。

小林: ただ損だけをしてるというふうに思ってるわけ。

ケント: だから彼は、割合・費用のことを言うわけですよ。
      で、「日本が全額払え」って言うわけでしょ。
     でも予算の割合をみてみると、日本の国土そのものを守るのにかかる費用に
     見合う金額を、日本は出しているんじゃないかなと思うんですけどね。
     まぁ、値段を付けるような話じゃないですけどね、
     『世界まるごとHOWマッチ』じゃないんだからさ(笑)。
     でも、大体そんな割合じゃないのかなって気がしますね。
     ですから、もし日本の憲法が改正されたら基地はなくなるのかっていうと、
     整理はされるでしょうけど無くなりはしないでしょうね。
     米軍基地は自衛隊の基地になって、そこにアメリカが来て、アジア全体のことを
     見るためにまだ居座るっていうか、居させていただくっていうか。

小林: だから、それだといいわけですよ。

ケント: それだったらいいんですよね。

小林: 基本的に自衛隊の基地で、日本に主権があるということを前提にすればね。
     そして、そこから日米安保というものをもう一遍結び直す……とかって
     いうやり方だったら、いいんですよ。

ケント: 僕は日米安保に、もっといろんな国を入れたほうがいいと思うんですよ。
     例えばオーストラリア……最近ちょっと変な思想が入ってきたんでアレだけど。
      あとフィリピン、ベトナム、マレーシア、シンガポール、できればインド。
     それでタイはオブザーバーにして、あと日本。
     ……韓国には招待状だけ出しておいて、参加するかどうかはそっちの勝手に
     するで、放っておいて(笑)。
     これをNATOではなくて“APTO”っていうのかな、“アジアパシフィック条約機構”
     といったものを作っといて、その中でのアメリカの役割を果たすために日本の基地
     に展開すると。

小林: いいですね、そのぐらいだったら。

ケント: イギリスにもドイツにもイタリアにも、アメリカの基地があるわけだから。
      それはNATOの仕事をするためでしょ。
      だから日本にも、そういうのがあってもいいんですよ。
      日本の主権を侵害しないからね。

小林: そう。それは全然構わないんですよ。

ケント: そういうところに持っていってもらいたいんで、最終的にはね。

小林: そうですね。

まぐまぐ: 先ほどちょっとトランプ氏の話が出てきましたが、この後に控えるアメリカの
       大統領選で、そのトランプ氏が勝つ可能性はどれぐらいあるのか、
       ケントさんはどうお考えですか。

ケント: コレはねぇ、こんなに分からないことってかつてないんですよ。
      全く分からないです。というのは、まず論外だと思ったんですよ、最初は。
     まさか候補になるとは夢にも思わなかった。
     けれども、これは彼のマスコミ操作の上手いところなんだけど、対立候補を
     次々と倒しちゃって、最終的に残った。
     でも、これははっきり言って消去法ですよ。
     彼がものすごく支持されてるわけじゃなくて、他の候補を倒したから残っただけで。
     僕の勝手な見立てだと、共和党支持者の3割ぐらいの人たちは彼を強く支持してる。
     でもこの人たち、だいたい品格がないんですよ、悪いけど(笑)。
     でもヒラリー・クリントンには、別の意味で彼女のことが嫌いな人がいますんで、
     どうなるやら分かんないね。

まぐまぐ: そうなんですか。

ケント: ただ今までは、そういうトランプ氏の他の候補を倒すための人格攻撃が、
      ニュースになって視聴率が取れたわけけど、もう候補になったでしょ。
     そうすると今度は、彼に関するニュースがないんですよ。
     じゃぁ、今度何を出すかっていうと、彼の悪いところを出し始めたんですよ。
     トランプ大学の件だとか、今日出てたニュースだと、彼の経営するホテルの
     売り上げが落ち込んでるだとか。……そりゃそうだよ。
     僕はトランプホテルに絶対泊まんないよ(笑)。
     だから、そういうのがどんどん出てくると大変なことになるんですけども、
     クリントンにもそういうのが出るかもしれないんで、この先のことは全く読めない。

まぐまぐ: なるほど。

ケント: 僕の友達も昨日Facebookで、あと1か月ちょっと先の共和党の党大会までに、
      トランプに関する本当にひどい話が出てきて、消えてくれるといいな、
      それを祈っているって書いてました。
      でも、彼が消えた場合に誰にするかっていうのもあるし……。

小林: クリントンがサンダースを味方に付けてしまえば……

ケント: いくでしょうね。
     でもトランプが大統領になったとしても、日本との関係に関しては、国務省と
     あと防衛族の上院議員がすごい発言権を持ってるのと、あと国防総省か向こうでは。
     その人たちがもう全部やってるわけだから、大統領は誰であろうともうまく回ってる
     わけだから、邪魔しさえしなければうまくいくんじゃないかな。
     その点ヒラリーは親中派だから、むしろちょっと怖い。

小林: なるほど、そうだったね。

ケント: 彼女のクリントン財団は、ものすごい額のお金を中国からもらっているんだよ。
      違法ではないけれども問題ですよね。

小林: だから、もうどちらになったってあんまり日本にいいことはない感じがするわな、
     そんな。
     だから全く日本は独自に考えていかないと、もうヤバいけどなっていう感じありますけどね。

ケント: アメリカの国防総省と他の国の防衛省が何かを話し合うときは、上を通していくんです。
     でも、日本の場合は全然違うんですよ。
     向こうの国防総省の人間が直接、日本の防衛省の担当者に直接電話して、担当者
     レベルでもう決まっちゃってるんですよ、上の人たち抜きで。
     もうそれぐらいの関係が出来上がってるわけですよね。
     これが崩れたのは民主党政権の時。
     鳩山首相がもうみんなの共通意識を壊してしまったんですよ、突然。
     でも自民党に戻ったら、それが回復してるようですけどね。
     現在は非常にスムーズにいってますよ。

小林: 日米関係が全てだっていうのが自民党だから、それは絶対関係性は壊さないように
     やるでしょうね。ただ、日本の独立はどんどん遠くなると。
     ……結局のところ、憲法改正は不可能。
     やっぱ安保法制でやり過ぎて、完全に左のほうの声が強くなっちゃったから。
     その前までは世論調査しても、憲法改正派と護憲派というのはほとんど拮抗
     してたんですよ、パーセンテージでいけば。
     でも今はもう完全に負けてるもん、改憲派が。
     護憲派が完全に強くなっちゃったから、そうなるともう国民投票の段階でもう終わり。

ケント: 僕はちょっと違う考え方だな。
      マスコミに“いいかげんに”していただければ十分にいけると思うんですよ。

小林: ……いいかげんにって?

ケント: いいかげんに放送法を守っていただければ全然いけると思うんですよね。
     ということで、そういう運動もしてますけども。

小林: その話か……。
     わしはそれ、全然反対なんですよ。
     わしはそんなに権力を信じてないんですね。
     そりゃ自民党が権力を取ろうと、民進党が権力を取ろうと、共産党が権力を取ろうと、
     わしは権力を恐れてます。権力はとにかく危ないと思ってます。
     それ当たり前ですよ。
     権力っていうのは自衛隊を持ってるし、警察力も持ってます。
     検察持ってます。公安庁持ってます。
     税務署持ってます。……だからもう、睨まれたらおしまいですよ。
     「小林よしのり、言動危ない、つぶそう」って。
     ありとあらゆる手でやってきますよ。
     そうなると、もうおしまいですよ。
     わしは権力に対して絶対に警戒を緩めない。
     だから基本的にマスコミの仕事とは、権力に対して徹底的に監視することだと思ってます。

ケント: それはそうなんですよ、それは認めます。

小林: だから、民主党の前の党首……そう、海江田。
     わしが民主党大学にゲストで出たときに、海江田がわしのこと褒めるんですよ、
     何でもズバズバ言えるとかといって。
     それに対して「海江田さん、そんなに褒めてていいんですか」って他の議員が言うわけ。
     「小林さんは民主党が政権を執ったときは批判してきますよ」って。
     そしたら海江田が「それ当たり前じゃないか」と。
     「それがジャーナリズムの使命じゃないか」と言ったんですよ。
     それ聞いてびっくりしたわけ、「この男、分かってんな」と。

ケント: おっしゃることはまず100パーセントそのとおりだと思う。
     けれども、マスコミも一つの権力であって、その権力を不正に行使してもらっても、
     何もいいことにはならないんですよ。
     つまりプロパガンダ機関になってしまってるんですね。
     安保法案のことを“戦争法案”と呼んでいるのも、単なるもう本当に原始的な
     プロパガンダにすぎない。
     それを一生懸命広める……これはやめてほしい。

小林: でも、いま参議院選やってるから、テレビのニュース番組に各党の党首とかが
     6人ぐらい出るでしょ。
     でも全体の時間のだいたい半分は安倍首相が話してますよ。
     本当なら6分の1にならないといけないですよ、一人一人のしゃべってる時間がね。
     そうでないと放送法に違反してますよ。
     でも今現在、安倍首相が半分しゃべってるから……。

ケント: でも、NHKで見たときに安倍さんも半分じゃなかったけどね。

小林: いや、もう司会者が安倍首相に質問するし、だから安倍首相は答えるし。
     全体の中でいったらもう半分しゃべってるんですよ。

ケント: 野党が全部一緒になって反安倍だから、そういうふうに計算すれば半々ですよ。

小林: だから、それ放送法違反ですよ、そうなると。
     やっぱり6分の1ずつじゃないと、しゃべる時間が。

ケント: いや、半々でなければならないとは誰も言ってないんで。
     そういうときに、反対意見が複数あるときは、賛成よりもそっちのほうが多くなるんですよ。

小林: それからもっと言うんだったら、例えば『産経新聞』がわしは大嫌いなんですよ、
     そもそもね。それはやっぱりTPPとかの問題があるんですよ。
     どっちかといったらグローバリズムなんですね、『産経新聞』って。
     それがわしは嫌いなんです。

ケント: そうなの? 鎖国主義?

小林: 鎖国主義じゃなくてインターナショナリズムですね、わしは。
     要するに、一国と一国がちゃんと尊敬し合って貿易をし合うっていうやり方、
     これインターナショナリズムなんですよ。
     これはいいんです。グローバリズムっていうのは、アメリカスタンダードなんです。
     それで合わせられてしまうんですよ。

ケント: なるほど。

小林: それは危険なんです。しかももう一つある。
     民主主義というのはナショナリズムなんですよ。
     国民っていう全体の意識があり、この国民で議論しようっていう感覚があって、
     民主主義が成り立つんです。
     例えばアメリカは、イラクを倒せば民主主義国家ができる、つまりアメリカの
     民主主義というのを、アメリカスタンダードでやれば全部変えられるんだと思って、
     侵略してくるんですね。
     けれども、残念ながらイラクにはナショナリズムがない。
     国民国家ではないんです、部族ごとでしょ。
     だから民主主義はやれないんですよ。
     EUなんかだっていずれ崩れます。
     これはバベルの塔と一緒ですから。

ケント: なるほど。

小林: もう絶対不可能なんですよ。つまり国柄が違いますから。

ケント: 広がり過ぎましたね。

小林: 言葉も違えば国柄も違いますから。
     つまり経済政策だって国家ごとに実行することはできないんですよ、
     EUで決められちゃうから。
     財政出動して公共投資しようとか、一国単位で実行するしかない場合も
     あるのに、それが緊縮財政のドイツに禁じられてしまう。
     EU全体の経済圏ってなると、これはドイツの独り勝ちになるんですよ。

ケント: そうですね、EUではね。

小林:  EUは実はドイツ帝国なんですよ。
     だから要するに富はドイツに吸収されるようになってしまいます。

ケント: 入れ過ぎました。

小林: だからグローバリズムっていうのは成り立たない。
     ナショナリズムじゃないと絶対に駄目っていうのが、わしの考えなの。
     でも『産経新聞』は、あれグローバリズムですから、だからもうこれは非常に
     危ないんですよ。
     日本とアメリカが、インターナショナルな感覚でちゃんと対等に付き合うのは
     いいんですよ。

ケント: 多分、小林さんはトランプさんと同じですよね、考え方は(笑)。

小林: あれは鎖国主義でしょ。わしはインターナショナルだから。

ケント: いや、彼、鎖国主義じゃないんですよ。
     アメリカの国益を考えて1対1で話し合って決めるっていうふうに言ってるんですよね。
     だからTPPはいいんだけど、アメリカの国益になってないから駄目だっていう形。
     だから交渉し直すって言うんですよ。

小林: とてもいいことですけど、そこは。

ケント: でも、彼が最優先に考えてるのはアメリカの国益ですよね。

小林: だから国家対国家ならお互いにそうなるんですよ、絶対にね。
     そこは一国ずつやらないと。
     TPPは最終的には国際分業体制になって、例えば気候変動などでオーストラリアが
     飢饉になったときに、そこから輸出されていた食糧が全然入らなくなるとかね。
     そういう危険性もあるんですね。

ケント: だから、農業部門はいつもある程度除外されるんですよね。それは仕方ないんです。

小林: だから文化だって国によって違うんですよ。
     グローバリズムあるいはTPPの直面する危険なことは、
     例えば日本がやる公共投資をアメリカから入ってきた建設会社が取っちゃうと
     いうことにだってなりかねない。
     公共事業なんかは本来、日本の労働者を抱えるための経済政策なんですよ。
     これをアメリカの建設会社が取ってしまうと、国民を救えないんです。
     だからTPPっていうのは危ない。
     しかもこれ、内容分からないですから。

ケント: それはね……はっきり言って誰も分かってないね。

小林: 無茶苦茶じゃないですか(笑)。
     もう上だけで、農業はつぶすとか勝手に決められてしまって。

ケント: 農業を完全につぶすっていうわけにはいかないんで。
     それはそれぞれの国で除外されてる部分があるんですよね。

小林: 分からないってこと自体が、もう無茶苦茶なんですよ。

ケント: ただ、日本の農業は今まで守られ過ぎちゃって、要は米だけ守られちゃって
     他のものが全然作れない、そういうアンバランスな状態だったんで。
     それをいつまでも続けることがいいことかどうか、それを日本が決めて向こうの
     要求に応じるかどうかを考えればいいのであって、それをしたはずなんですよ、
     TPPの交渉の中で。

小林: いや、したかどうかは分かんないんですよ、全く。

ケント: 分かんないけど……。

小林: 分かんないってことがまた問題なんだよね。

ケント: いや、それしてるはずなんだけど……甘利さんに聞いてみないと。
     早く戻ってこないかな(笑)。

小林: 結局そういうものも含めて、日本だけの問題じゃないんですよ。
     発展途上国の小さな国なんかだって、今後は大変な事態になってしまうかもしれない。
     TPPとかに入ったせいでね。
     だから、貿易はやっぱり一国ずつが複層的に結んでいくっていうふうにやらないと。
     TPPで一律関税ゼロを目指すっていうのは……。

ケント: じゃ、WTOは?

小林: それはいいんじゃないんですか。

ケント: それグローバリズムでしょ?

小林: いや、それは機能してないともいわれるでしょ、WTOだったら。
     それはやっぱり国家間の話ですから、それはいいんですよ。
     けれども、TPPで将来的に関税ゼロっていうのはもう非常に危ない。

ケント: そのほうが、効率は一番いいですよ。

小林: いや、関税はやっぱり必要なところに各国が掛けていないと、自国を守れないです。

ケント: 世界が平和になって協力体制ができてれば、それも必要ないんじゃないの?

小林: 結局、軍事力を持ってる所が勝つんです、最終的には交渉というものは。

ケント: 日本も自分では意識していないだけで、それがあるから……。

小林: 例えばISD条項とかね。これはもう本当に国柄そのものを変える恐れすらある。
     裁判に訴えてくるわけでしょ、
     “あなたの国の商慣習や文化が、我が国の企業のマイナスになってる”
     とかいって、裁判で訴えてくるっていうやり方にもなる。
     このISD条項はどうなってるのかっていうことも問題がある。
     非関税障壁が何なのかということが問題。
     それに米は日本の場合、天皇というアイデンティティーと関係してる。
     天皇陛下っていうのは稲を自分で植えておられるでしょ。
     日本は稲作から始まるんですよ。

ケント: でも、余っちゃってしょうがないんで、それで土地を休ませてるんでしょ。
     であれば、その土地に違うものを作ればいいのに。

小林: うん? 何て?

ケント: 全部の田んぼでお米を作れば余ってしまってどうしようもないから、減反政策
      やったわけでしょ。その減反政策ってもったいないって思わない?

小林: だから、それは国内の問題なんですよ。
     それをどのようにするのか自国民だけで考えればいい。
     国内で米の販売を自由にするのかっていうのも、全部国内の問題なんですよ。
     それを結局、アメリカから言われる筋合いはない。

ケント: そういう外圧を国内的に利用するという手もあるのよ。
     外圧を利用して国内を変えるということ。
     日本政府はそれを狙ってるんじゃないですか。

小林: いや。もう国内もいいかげんにこの資本主義の暴走から守らなければ。
     例えば構造改革なんかだって全部そうでしょ。全部アメリカの圧力ですよ。

ケント: アメリカの圧力は本当に多いですね。

小林: 日米構造協議から始まったことですから。
     向こうがどんどん日本の国柄を変えろと要求項目出してくるんですから。
     それに日本がどんどん乗っていってしまったんですよ。
     その結果が、共同体そのものが崩壊するような状態まで来てるわけですね。
     だからもうこのままだと、日本っていうのは本当どうやったって少子高齢化
     っていうのはもう止まらないですよ。

ケント: でもそれが結果的には良くなったんじゃないの?

小林: いや、全く良くなってない。

ケント: あれ、そうなの?

小林: そりゃあそうでしょ! 1億総中流だったんですよ、日本って構造改革の前まで。

ケント: そうなの?

小林: そうよ。1億総中流で、誰にインタビューしたって、「私の家庭は中流です」って
     言ってたんですよ。
     ところが今、それが完全に崩壊してますよ、貧困層のほうが多くなっちゃってるんだから。
     年収200万とか300万ぐらいの家庭がものすごく増えて。
     だから、個人消費なんか上向かないわけですよ。
     構造改革以降の流れがすご過ぎ、加速し過ぎてるんですよ。

ケント: うーん、僕は全然違うと思うな。多少の格差はやむを得ないですよ。

小林: 格差があるから個人消費は伸びないんですよ。
     なおかつこの格差があるから、このままいくと15年後には、
     独身男性の3人に1人が結婚からあぶれちゃうようになるわけですよ。
     だって非正規社員4割で、100万、200万の収入ですからね、今。
     200万ぐらいの収入で結婚できますか。
     だからみんな結婚しないって言ってるわけですよ。

ケント: 確かに非正規雇用が多過ぎるとは思います。
     なんでそんなの許すんですかね、日本は。
     それはだって労働政策として僕、間違ってると思うんだ。

小林: 間違ってますよ。

ケント: だって、その人たちがじゃあ40歳、50歳になったときにどうするの。
     20歳の間はどうにでもなるんだろうけど。

小林: そうですよ。でも、それって結局アメリカから要求されて、構造改革を
     やった結果なんですよ。

ケント: アメリカはそこまでいってないよ。
     非正規雇用に関して、アメリカは日本ほどまではいってないよ、と思う。

小林: いや、アメリカの労働環境だってものすごく悪いでしょ。
     保険とか社会保障も無茶苦茶悪いですよ。

ケント: いや、健康保険っていうか社会保険は必ず入ってないといけないですよ。
      正規であろうと非正規であろうと、もうものすごく厳しいですよ。
     例えば、うちの庭の芝刈りを少年にやってもらうじゃないですか。
     あそこも保険が掛かるんだよ。
     僕は保険料払わないといけないよ。

小林: アメリカもあれだけ格差社会になって……日本よりもひどいですよ、アメリカ。
     だからこそサンダースが人気あるし、トランプが人気あるんですよ。

ケント: そりゃそうだよね。

小林: そこはもう全体として認めないと仕方ない。
     そういう格差拡大の現象が起こってるんだから。
     なんでサンダースが人気あるのか、それは格差が広がり過ぎたからなんですよ。
     でも、日本っていうのは本当にバカちんばっかりで、
     格差がどんどん広がっていって結婚もできないとかって言って、中流が崩壊して
     しまってるのに、そのことでデモする人間がいないんですよね、若いやつに。
     もしも若いやつらが「格差を縮めろ」って言ってデモしてるんだったら、応援するん
     ですけどね。現実はSEALDsみたいなバカなやつしかいないでしょ(笑)。
     だから本当にそこが困ってるんですよ。
     その点は、アメリカのほうがまだマシで。
     それにグローバリズムといえば、タックスヘイブンとかもそうですからね。
     あれだけの金を集めててね。
     ……あの金から全部国税徴収すれば、消費税ゼロでいいんですよ。

ケント: 理論的にはそれをしてるはずなんですよ。
     報告する義務がありますからね、もう今の日本の税法で。
     もし報告しないで脱税してるのであれば、これはもう犯罪なんで、いずれは
     取り締まると思うんですよね。

小林: それを取り締まるっていう方向に、果たして政府がいくか。
     問題にもしないんですよ、国民が。

ケント: パナマ文書が出たもんだからね。

小林: 他の国では、それをものすごく大きく扱ってるんだけど、日本の国民はそのことに
     全然ピンと来てない。
     つまり、もう完全に奴隷状態に慣らされちゃってるから、みんな。

ケント: 朝から晩まで「舛添さんはいつ辞めるんだ」みたいな(笑)。

小林: 日本はバカなんだ。完全にバカなんですよ。

まぐまぐ: ちょうど舛添氏の話題が出て来たのでお聞きしたいのですが、今回の都知事
       辞任騒動に対して、お二人はどう思われましたか。

小林: 結局、貧困層が広がってしまってるもんだから、全員がケチなのよ。
     本当にセコイ金額には反応するんですね、自分が分かる金額だから。
     回転寿司の話とか、全部自分の経済の感覚のレベルだから、反応するんですよ。
     じゃ、石原都知事はどうだったんですかと。
     ケタが違うんですよ、ぜいたくやってたケタがもう全く違ってて。
     ガラパゴス諸島かどっかへ行ったときなんか、
     クルーザーを出したりとかして。
     逆にここまで来ると桁違いの金額が、国民の見当に及ばないんですよね、
     そこまで使われると。
     だからもう分からないから、批判のしようがない。

ケント: (笑)。

小林: 舛添は“貧乏人の性”が出ちゃってるんです。
     せこい金しか使えない。
     いわば“コソ泥”なんですよね。
     コソ泥の金の使い方を少しずつ少しずつやってたら、それって庶民には
     丸分かりでしょ、金額的に。
     だからみんな怒るんですよ。
     ……だけど、「無駄な税金使うな」って言うことはいいですよ。
     でも「辞めろ」って言うのはおかしい、たかがそんな金額で。
     そんで選挙やったら、50億使うんだから。
     しかも、この3年で3回目でしょ。
     だからもうそれって150億の無駄遣いを、おまえらがやったんじゃねえかっていう話でしょ。
     しかも東京都民は彼を、40パーセントぐらいの圧倒的な得票率で都知事にしたんですよ。
     それなのに、なぜその都民が文句言ってんのかと。
     おまえ自分のほほを張り飛ばせ、と。

まぐまぐ: ケントさんはどう思われましたか?

ケント: 本当にリンチだと思うんですよ。
     ただ、それは本人にも問題がありますよ。
     僕が思うには、まず態度に謙虚さが見当たらないんですよね。
     例えばファーストクラスの件ですけど、今までの知事たちもみんなファーストクラス
     ですよね。

小林: みんなやってますよ。

ケント: だからそれを言えばいいんですよ。
     「そうですか、今までもみんなファーストクラスだったんだけど、そういえばそれは
      確かにぜいたくだね。必要ないね。じゃそれやめます」って。
     それなのに「トップだから何が悪いんだ」って。
     何なんですかね、この態度は。

小林: その態度は、石原都知事のほうがもっとすごかった。もっと傲慢だった。

ケント: 石原さんの場合は許したんですよね、僕だって。
     でも舛添さんの場合、もうこれ駄目だと一番思ったのは、韓国に行って朴槿恵大統領
     の前にペコペコしてたとき。
     あれは「これじゃ駄目だね」って思った。

小林: けれども、また他の都知事が出てきたら、もっとみっともないナショナリズムゼロの
     ことばっかりやりますよ、どうせ。

ケント: そうなの。だから不思議なんですよ、僕としてはね。
     ……だって大した金額じゃないでしょ、だって。

小林: 全然大したことないわ。

ケント: 国益を考えるんだったら、沖縄の翁長知事のほうがよっぽど悪い(笑)。

小林: ……まぁ、そういえばそうだ。そこは特に反対はしないけど(笑)。

ケント: マスコミは舛添さんに対して何か恨みがあったわけ?

小林: ないですよ、そんなの。
     だから、貧乏人のひがみですよ。
     全員が貧乏人になってるからですよ。

ケント: なるほど。その分析は面白いね。

小林: 舛添は本当に傲慢だったら、もっとお金使ってますよ。
     それが、なんでホテル三日月なの(笑)。
     そんなところ泊まったことないわ、普段都内の高級ホテルに泊まってるから……。
     しかも、なんで芋を洗うような状態のプールに都知事が入るのかって。
     信じられないわって話で。
     もうセコイんですよ、やってることがね。
     貧乏症が抜けない庶民なんですよ。
     そんなちっぽけなコソ泥しかできなかった人ですよ。
     でも石原都知事なんか最初から金持ちだから、もっとでっかく失敗してますからね。
     新銀行東京とか……これもう千何百億かつぎ込んで失敗ですからね。

ケント: よっぽど大きな問題ですよね。

小林: そう、とんでもないですよ。
     ……でも、金持ちが踏ん反り返ったらもうダメなんですよ、日本人って。
     だから、わしは民主主義が嫌いだから『民主主義という病い』の中でも、パリにある
     三つ星の最高のレストランにばっかり訪ねていくシーンを、どんどん入れたんですよ。
     要するに、日本人はもう富裕層には逆らえないから。
     ……みんな貧困層になってて、
     例えばグルメの話とかいったって、どこのインスタントラーメンが一番うまいかって
     話しかしてないんだから、今は。
     昔はグルメっていったら、もうちょっとフランス料理の話とか、和食ならどこが一番
     うまいかみたいな話をしてたんですよ。
     ところが今はもう本当に“貧困グルメ”になっちゃってるから。
     それって、もう貧困に慣れちゃってるというか、奴隷の生活に慣れ始めたんですよ。
     それに警告する意味で、最近はもう自分で「わしは富裕層だ」と豪語するように
     なってしまった。
     「どうだ、嫉妬してみろ」っていうふうに言わないと、もうみんな貧困に慣れ過ぎてる
     から(笑)。

ケント: 確かに「僕、ちょっと金持ちなんで」って言っちゃうと、結構許されますよね、日本ではね。

小林: そうなんですよ。もうそれに対して文句は言えないんですよ。

ケント: それ、ちょっと使ったらいい結果が出たんで。半分ウソですけど。

小林: そういうふうになってるんですよ、今の日本は。

ケント: じゃ、次の知事は金持ちじゃないとダメなの?

小林: だから、そうじゃなくて、あんな金額なのに無駄遣いしているっていうふうに思ったから、
     今度はもっとけちなやつ選ぼうとしてるでしょ。

ケント: そうそう(笑)。

小林: 村木厚子とかな。
     もう「うわー、どこまで貧乏くさいやつ選んでくるんだ?」みたいな(笑)。
     ……そんなケタ外れに貧乏くさい顔のおばさんを、「この人が一番いい」って
     選び始めるでしょ。
     だからもう次、本当に都知事になったやつ大変だよ、エコノミーしか乗れないもん。
     ヨーロッパとかアメリカ行くときに、エコノミーで乗ってごらん?

ケント: 時間が長くて、大変だよ(笑)。

小林: 若いやつはいいよ。
     だからわしも海外に行くとき、自分と自分の奥さんと秘書を連れてくけど、秘書は
     エコノミー、わしと奥さんはファーストクラスで行くんです。

     それはもう、こっちは60過ぎてんだから。もちませんよ、背骨が。

ケント: 寝ればいいんですけど、眠れば。

小林: ファーストはフラットにできますから、座席がね。

ケント: ビジネスでもできますよね、今ね。

小林: フラットにはならんでしょう。

ケント: いや、航空会社によってはなります。

小林: だから次の都知事は大変じゃないかな、金使えなくって。
     それともう一つは、都知事って本当は舛添じゃないといかんかったわけ。
     なんでかって言ったら、あいつマッチョでしょ。
     もし関東大震災が起こったとしたら、あいつは絶対活躍したと思うんですよ。
     でも、湯河原に居ちゃ駄目ですよ(笑)。
     あそこじゃ駄目だから、あの旅館さえ売っ払ってしまえば、そういう災害時に
     すごい働きするやつなんですよ。
     もう寝なくてもガンガンやれるみたいな。

まぐまぐ: そんなにマッチョなんですか。

小林: 前に舛添と『朝まで生テレビ』の楽屋で話したときに、
     「北朝鮮が崩壊したら工作船がどんどん来るぞ。そうなったらどうなるんですかね」
    って聞いてみたら、舛添は「全部、沈没させちゃえばいい」って言うんですよ。
    だから、こいつすげえなぁって、こういうやつ好きだなって思ったんです、そのときは。
    ……あんなけちとは知らんかったけど(笑)。
    でも、その辺のマッチョな感覚、これがないと非常時は乗り切れないなと。
    それが村木厚子だったらどうなるの。
    ちょっとヤバいでしょ、関東大震災のときに村木厚子とか女は困ると思ったんですよ。
    蓮舫だろうと誰だろうと、女は危ないと思うんですよ。

まぐまぐ: 公示が迫れば、より有力な候補も名乗りを挙げてくるんでしょうけどね……。

小林: 宇都宮弁護士とかか。あんなの関東大震災になったら倒れるよ!

ケント: 確かに(笑)。

小林: そんなとんでもないことになるんだって、関東大震災になったら。
     マッチョなやつじゃないと、乗り切れない。

ケント: いるかな、そんな人。

小林: いや、それは一番けちくさいやつを選ぼうとしてるから、出てこないわけで。
     もうどうしようもないよ、そんなの。
     舛添よりけちなやつ選ぼうっていうんだから、どうしようもない。

ケント: でもすごいね、けちだから降ろされるっていうことは。

小林: 民衆がなめてしまうわけ。
     権威が崩壊するんですよ。
    「何だ、俺が分かる程度の金のちょろまかしをやってんのか」と。
    すると、本当に小物だなってみんな思うんですよ。
    そうするともう権威が崩壊するから、もう幾らでもでもやっていいってことになると。
    もうとにかく相手をもう処刑台に上げて、首を吊るさないと駄目だっていうところまで
    いくんですよ。
    これが民主主義の恐ろしさで、フランス革命でも証明されてることなんですよ。
    民衆が群れをなして暴走し始めると、もう止められないんです。
    それはマスコミも同じなんですよ。
    マスコミは視聴率だけで動くから。
    そうなると、もう舛添のニュースを延々とやるんですよ。
    やったら必ず視聴率取れるんです、キラーコンテンツなんですよ。
    やんなければ負けるんです。

ケント: 就任して割合すぐに、舛添リコールのデモがありましたよね。
     でも、全然マスコミは報道してなかったですね。

小林: そうなんですよ。だから、それ視聴率だから。

ケント: 視聴率にならなかったですかね。

小林: そのときはね。
     今はもう視聴率になり過ぎるから、辞めてしまった後でもまだやってるでしょ、毎朝。
     だからここが問題で、要するに視聴率取っとけば、これでスポンサーが取れるわけ
     ですよ。
     だから、マスコミなんか全然大したことないし、全然権力でも何でもないわけ。
     視聴率が権力なんですよ。
     で、それは民衆なんですよ。
     民衆が権力を持っていて、例えば安保法制反対っていう論陣をマスコミが全部
     張ったとしても、視聴率が下がればやめるんですよ。成り立たないんですよ。

ケント: でも、意図的にそういうプロパガンダを出してるっていうのは良くないと思うんです。
     視聴率のためであれ。

小林: プロパガンダじゃなくてマスコミも国民も信じてるだけなんです。

ケント: 信じてるんですか。

小林: 信じてるんですよ、そりゃ。平和が一番大事だって信じてるんだから。
     国民の圧倒的多数なんだから、それが。
     要するにもう国軍なんか持とうものなら、本当に戦争が始まると思ってるんだから、
     みんな。

ケント: それがだからおかしいんだよね。

小林: そういうふうに日本人はなってるから、相手は日本人そのものなんですよ。
     だから、いくら安保法制やら何やらで“反安倍”っていう放送をやってたって、選挙に
     なったら全く通じない。今度もそうですよ、絶対に安倍政権勝ちますから。

ケント: 勝ちますね。

小林: 平和は大事だが、安倍が戦争を起こしはしないってことも、国民は漠然と
     思ってるんですよ。
     だったらマスコミなんかに、いちいち目くじら立てる必要ないじゃないですか。
     もう関係ないよ、そんなものは……。

ケント: 僕、安倍政権はどうでもよくて、はっきり言って。
     憲法改正をやりたいんですよ。
     それをやりたいんで、いつまでも根拠なしに反対してるというマスコミが
     やっぱりね。
     田舎のおじいちゃん、おばあちゃんは、NHKのキャスターが言ったことを信じますもん。

小林: いや、そうじゃないんですって。
     結局、それをやっても視聴率が取れなかったらおしまいなんですよ、マスコミは。

ケント: でもNHKはどっちにしろ、視聴率関係ないですよね。

小林: そうだけれども、NHKは今、安倍政権の言いなりですから。

ケント: そうなの?

小林: そうですよ。だからNHKの職員なんか、わしのことを左翼だって言ってる(笑)。

ケント: そうですか(笑)。

小林: 安倍政権を批判した人間は、全員左翼になっちゃう。
     NHKは今、完全に安倍政権ですからね。
     国営放送が安倍政権ですよ、今。

ケント: はっきり言って、NHKあんまり見てないから、自分で感触がわかんないんですよね。

小林: わしはもうずっと見てますけれども、安倍政権寄りですよ、そうなってます。
     そりゃそうですよ、百田尚樹はおるし、長谷川三千子はおるし。
     安倍シンパがNHKの経営委員の中に入っちゃってるから。

ケント: 会長の籾井さんはどうなんですか、政治的に。

小林: あれも、安倍政権寄りだから。

ケント: そうなんだ。あんまり上手じゃないね。

小林: 上手じゃないけど、乱暴なやつなんだけれども、安倍政権寄りですから。
     だから今、NHKのトップは安倍政権寄りが占めちゃってるから、
     だから番組も全部安倍政権寄りですよ。全然批判的じゃない。

ケント: 見てないけどね。

小林: そうなっちゃってるんですよ、国営放送は。




※続く


※(後編は明日以降に掲載しますね)
Posted at 2016/07/12 18:13:10 | トラックバック(0) | 戯言 | 日記

プロフィール

「私Yahoo!の天気予報を見て、今夜もご飯のおかわりをしにやよい軒へ行き、でも少食ですが大阪府に納税をしているオッサンです。
一体何の意味があるのか?わかる人だけクスッと笑
因みに個人的にはドンデコルテの方が好きです。私も選挙は必ず行き用事の際は期日前投票も済ませてます。」
何シテル?   12/23 19:42
【座右の銘】 賢者の信は、内は賢にして外は愚なり、 愚禿が心は、内は愚にして外は賢なり。 是は親鸞聖人の御言葉です。 【意味】 私たちはなかな...
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【私見】選択制夫婦別姓の件ですが一言だけ… 
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川内原発を止めないでください! 
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「保育園落ちた日本死ね」という悲痛な叫び 
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愛車一覧

日産 リーフ 日産 リーフ
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ホンダ PCX ホンダ PCX
前車(某イタリア車)はインマニが割れてしまい、しかもパーツの入荷に数ヶ月… とりあえず ...
日産 エクストレイル 日産 エクストレイル
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日産 スカイライン 日産 スカイライン
'11年1月31日納車。 たぶんノーマルで…今度こそ(汗)
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