昨日届いた基板に各種電子部品を実装して早速動作確認まで済ませた!
目的のDK1R(ノックアナライザ)への点火信号(情報)と、いつか使うかもしれないダイレクト・シーケンシャル・イグニッション(D.S.IGT.)用の点火信号が出力されるか確認。
これらは
以前にブレッドボード上に組んだ回路をベースに、少し回路を変えましたが動作は良好。
今回はECUに繋げずにこの基板単体で動作確認していることもあって、動作波形は割愛。ノックアナライザー用には0-12V、D.S.IGT.用には0-5Vの出力となっています。
次に今回の基板で初めて試す回路部分の確認。
・純正イグナイターのTA信号を使わずにタコメータを駆動するための信号出力
クラセンからECUへ入力されるNe信号をHiインピーダンス受けして取り出し、Neの立ち下がりエッジをトリガーとしてワンショットICで1.5mS(0.0015秒※)分のパルスを生成。その後ラインドライバICでバッファーし、12Vラインからプルアップ抵抗を介して出力する。(0-12V出力回路でテストした)
※純正のイグナイターからのTA信号も約1.5mSらしく、パルス幅はこれに習った定数とした。
橙色(Ch1)=Ne信号 緑色(Ch2)=今回生成した回転信号 時間軸:10mS/DIV
クラセンを手でグルグル回しているのでNeのパルス幅がまばら。でも回転信号はワンショット回路によりパルス幅一定。
Ne立ち下がり部分の拡大 回転信号が約1.5mS出力されている 時間軸:1mS/DIV
おがたさん、10年前に知ってたらお役に立てたかも。。
・D.S.IGT.からのIGF(点火確認信号)出力インターフェース
各ダイレクトイグニッションコイルから出力されるIGF信号を、ECUへと4気筒分マージしてバッファー出力すると云うもの。
実際に多くの方が個々のIGF出力をパラって(並列にして)動いている実績が殆どのようだけど、自分としてはコイル内部の回路(等価回路や仕様)がわからない物をパラうのは怖くて出来ないです・・。
そのため、無駄かもしれないけど個々の出力をCRで簡易ノイズ処理のうえ、ダイオードORにてマージ、その後コンパレータICでHi/Loの2値化しバッファー出力。
と、ここでエラーに気付く^^;;;
コンパレータICのピンアサインに対して、作った基板の端子配置(フットプリントって言ったりします)が間違っていた・・・(けっこうショック。。
間違えた足を跳ね上げてジャンパーしようとしたけど簡単にもげてしまってNG。パターンカットやらジャンパーするのも嫌なので手持ちのトランジスタを使って極性反転(要はオープンコレクタ)してお茶を濁す^^;;
中央の黒い物体がトランジスタ(ディスコン2SC945)
波形を撮り忘れたけどこれで出力は得られた。
・ノックアナライザーからの出力インターフェース
本当ならDK1Rの出力仕様を実機で確認したうえで考えたかったけど・・
入手の見通しが立たないので汎用出力インターフェースを設けた。
橙色(Ch1)=ノック疑似信号(1.5mS=回転信号を使いました) 青色(Ch3)=ノック汎用出力 時間軸:100mS/DIV
何に使うかは分からないので汎用出力です・・(笑
例えばDK1Rの検出出力が高速応答過ぎて使いずらい場合を想定して、約150mSまでパルス幅を広げてバッファー出力するようにしました。(上の波形の拡大)↓
なお、ECUにノック入力があるならDK1Rからの素のパルス幅をバッファー出力する回路も設けてあります。
一通り単体での動作確認が出来たのでケース加工をしよう。
来週繋げてみたいなぁ
おやすみなさい
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2021/06/28 00:06:45