
O Freunde, nicht diese Töne!
Sondern laßt uns angenehmere
anstimmen und freudenvollere.
おお友よ、このような旋律ではない!
もっと心地よいものを歌おうではないか
もっと喜びに満ち溢れるものを
ご存じベートーヴェン交響曲第9番 第4楽章のバリトン独唱出だしの部分です♪
こんにちは、ただいま自粛中 山爺でございます(;^ω^)
なぜ自粛中なのか?はご想像にお任せします。
自粛中ではありますが、ポンせん車載スピーカーが一応完成しましたのでご報告いたします。
タイトルのように途中で「こんな音じゃねぇ!」と投げ出しそうになりましたが、なんとか聴けるレベルまで持ってこられました。
まだ完成度は低いのですが、それなりに雰囲気は感じられると思います。
■はじめに 「ポンせん」ってなんじゃ?
楽器メーカーのヤマハが1960年代末期にオーディオ業界に参入するにあたり開発したスピーカーです。
オーディオスピーカー以外にもヤマハ製のエレクトーンにも搭載されていました。
■「ポンせん」の特徴
・大口径の異形振動板
・振動板の材質は発泡スチロール
・フィックスドエッジ(エッジは無い)。振動板がフレームに固定されている。
・前後反復運動による振動ではなく、振動板がたわむ屈曲振動。
・振動板の前後で違う波形の振動が発生するため逆相音が発生しない。
・したがって逆相音をカットするためのスピーカーボックスやバッフルが不要。

■「ポンせん」ってどんな音がするの?
・高能率(90~100db)で小さい振幅で発音するため応答性が優れており、音の立ち上がり立ち下がりが良い。
・フルレンジだがレンジはあまり広くない。重低音や超高音域は出ない。
・打楽器を叩く時の撥音、弦楽器のピチカートやギターの弦をはじく音、ピアノのハンマーが打弦する音、そういう音に不思議なリアリティーがあります。
・けっして低歪ではなく、近くで聞くとノイジーな感じもするが、それもポンせんの味のうち。
・原音再生ではない。でもハイファイじゃないわけではない。
・言葉で説明するのが難しい。とにかく聴いてみなきゃわからない音です(;^ω^)

■ホームオーディオのメインスピーカーと同じ構成
私がなぜポンせんを車載しようと思ったか?
ホームでいつも聴いているのと(できるだけ)同じ音で車内でも音楽を楽しみたい。
だから、ホームと同じスピーカーを車載しました。
フロントのFOSTEXもホームで使っているのと同じスピーカーです。
■ポンせん車載の歴史ってほどじゃない(笑)
1.初号機「ちゃぶ台」
若い方たちは「ちゃぶ台」をご存じでしょうか?
私たちの年代にとっては、星一徹が夕飯をひっくり返し( ;∀;)

諸星ダン(ウルトラセブン)とメトロン星人が差し向かいで座った、あのちゃぶ台です(笑)

20mmぐらいの合板にジグソーで穴をあけ、ユニットを固定してホームセンターで買ってきたテーブル脚を取り付けました。
ラゲッジに設置してリアスピーカーとして鳴らすとあら不思議、低音の実体感がグッと向上して、弾むようなベース、体にぶつかってくるような打楽器の低音。
欠点はリアスピーカーだからしょうがないけど、後ろから音が聞こえること。
ガタイがデカすぎてアテンザワゴンのラゲッジでも1本しか乗らず右チャンネルだけであること。
2.2号機 リアトレイ
昔懐かしいリアトレイのスピーカー。

私の若いころ、マークⅡ三兄弟やセドグロの後席の後ろには箱型のスピーカーが乗せてありました。
carozzeriaやKENWOODの文字が光ったりしてました(笑)
アテンザワゴンのリアトレイの寸法を測ったら、ポンせん2本がちょうど入りそうだったのでやってみました。

これならスペースも取らないし、ラゲッジに荷物も乗ります。
ところがスピーカーの振動がバッフル板を通してラゲッジの内張に伝播してビリビリ鳴りまくり。
巨大なポンせんの振動を甘く見ていました。こんなヤワなバッフル板でどうにかなるようなものじゃありませんでした。
3.3号機 「扇風機」または「連邦軍61式戦車」

「あんなものは飾りです。偉い人にはそれが分からんのです」すべてはガンダムの名セリフから始まりました(笑)
ポンせんにはエンクロージャーもバッフルもいらない。だったら無くしてしまえ!という某みん友さんの画期的アイデア。

ポンせんのマグネット裏の3本のネジを利用して金具を取り付け、廃材を利用して作った台座に固定しました。
ユニットを立てることでスペースの問題を解決!ラゲッジに収めることができました。

製作途中で「これは何かに似ているな」と思いました。
ガンダムに出てくる連邦軍の戦車だ!(笑)
完成!自室で試聴。

ここでタイトルの歌詞「おお友よ、このような音ではない!」となるのです。(ここまで長かった(;^ω^))
向かって右側の白い方のユニットの音が変です。高音が特に歪みます。
古いユニットなので動きが渋いのかもしれない。しばらく鳴らせば良くなるんじゃないか?と思って2時間ほど鳴らしましたが改善しません。
このユニットはあきらめました。猫の爪とぎ用にくれてやります(笑)

初号機「ちゃぶ台」を改造して「扇風機」にしました。バッフルもテーブル脚も残してあります。
いざという時はちゃぶ台としても使用可能です(笑)

そして、車載 !(^^)!
ぴったりや(笑)
もう何の荷物も乗りません(笑)
せっかくのステーションワゴンが台無し
素人自作ならではのインストールです。
汚いけどゴミじゃないからね( ;∀;)
オーディオだから音が良けりゃいいんです!
見た目はちゃぶ台だったり扇風機だったりするけど。

え?音は良いのかって?
ポンせん車載をし始めたころのブログに書きましたが、
https://minkara.carview.co.jp/userid/450174/blog/43993108/
>コレ、あくまでもネタです…
>カーオーディオの音質向上には必ずしも結びつきません。
>(たぶん)誰もやってないからやりたいだけです(^_^;)
(中略)
>真似する人はいないと思いますが(笑)、本気で音質を追及している人は読まないでください(^_^;)
以上、ポンせん車載シリーズ完結でした♪
Posted at 2020/09/15 00:44:06 | |
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