
真っ当に真面目にガメラを現代によみがえらせ、そして実は何気にその年のキネマ旬報とかの読者投票で年間二位として評価されてる平成ガメラを見た後にコレです。
素晴らしい(笑)
1971年の作品です。私が生まれた年でゴザイマス。
もうね、シュールです。真面目に見たら、なんだこの糞映画と叫びたくなるスゴイ映画です(^_^;)
事実、当時の評価はボロクソだったそうで。
しかし、今になって何気にカルトとして再評価されちゃってると聞き、変な物好きな私は居てもたっても居られなくなっちゃうのです♪
内容は、ヘドロで汚染された海から生まれた謎の怪物ヘドラとゴジラの戦いでゴザイマス。
もうこの頃になると、ゴジラは完全に正義の味方状態でございます。
もう初代の悲劇の古代生物という神々しさは無しです(笑)
スリ足したり、相手挑発したりとぶっちゃけ昭和のプロレスラー的です。
そして、ゴジラ。この映画で飛びます(滝汗)
それだけで、この映画見る価値アリです。衝撃のゴジラの飛行シーン、あまりのインパクトに腰抜けます。まぢで。
んでヘドラもその生い立ちに相応しく、汚いです(汗)
汚物をミサイルの様に発射するし、弱ったゴジラをなんか穴凹に落として、そこに緑色の汚い物流し込んでいたぶります。私はヘドラげろと名付けました(笑)
我らが自衛隊は街中で大怪獣が暴れてても、全然戦いません。
この手の映画に付き物の、戦車も戦闘機も東宝特撮の売りであるカックイイ超兵器も出てきません。
聞けばこの映画、かなり低予算だったそうで。
強いて言えば、若き日の柴俊夫率いる100万人ゴーゴー(実は100人位)の参加者の松明攻撃。
しかしアッサリとヘドラに散会もとい全滅させられます(爆)
クライマックスは、北海道の湿地帯を乾燥させる為に作られた巨大電極版前での戦いでゴザイマス。一応、自衛隊は酸素爆弾というヘドラに効きそうね~と思った新兵器を使用しますが全く効きません。このシーン、要らないと思います。
んでヘドラはヘドロだから、巨大電極版で乾燥させちゃえ♪
と思ったんでしょうが、ヒューズ切れで使用できず(^_^;)
ショウガナイのでゴジラが自分の放射能炎で矯正作動させます。
これが結構効いて、んで弱ったヘドラをゴジラが滅多突き。結構残酷ですゴジラ。
んで、戦い終わって去り際に見栄を切るゴジラ。いいトコ無しの自衛隊に睨み効かせて去ってきます。鶴田浩二か高倉健かって感じです。カッコイイ~(涙)
もうね、なんだかワカラナイけどイイです。
劇中に挿入されるヘドラの風刺アニメとか、ゴーゴー喫茶の和風なサイケのシーンとか、もう訳わかんないです。
正直、子供の頃この映画ワクワクして見に行ったらガッカリだと思います。
しかし、あえて私もお勧めします。イイです。この脱力感を是非皆様と共有したい そう思う名画でゴザイマス♪
Posted at 2013/09/08 22:44:58 | |
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