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黒石ゴロヲのブログ一覧

2013年07月13日 イイね!

破戒/島崎藤村

破戒/島崎藤村 読み終えたんですが、正直ブログのネタとしてどうかと思うものが有りまして。
書くのが怖いんです。色んな意味で。
何故かと言えば、同和問題をテーマにした作品ですので。
でも、読後感が救いの無い最悪な感じの重さではなく、読んで良かったなと思えたので書いてみようかなと思いまして。
ただ、反省もしてます。読もうと思った切欠がある意味怖いもの見たさに近かった訳ですので。

 有名な作品ですのでご存知な方も多いとは思いますが、粗筋としては被差別地域出身の主人公、瀬川丑松は父親から自らの出自を何が有っても隠し通せと育てられます。出自が知れた時、それはお前の死を意味すると。
死って命の話では無く、社会的に抹殺されたも同然に貶められた生き方をせねばならぬと言う事です。
親元を離れ、師範学校を出て、立派な教師として生徒たちからも慕われ、学校内でも保身第一の校長なぞを凌ぐ信頼を得るまでになります。次第に自分の出自と父からの戒律を意識しなくなっていくのですが、一方自らの出自をカミングアウトし差別に関する書籍と発言で世に評判の猪子廉太郎という人に感化されてゆきます。

しかし、父の戒律と猪子の生き方の狭間で丑松の心に葛藤が生まれるのと共に、父の葬儀の為の帰郷を切欠に丑松の出自を疑う者が現れます。
やがて疑いの目が噂を流布させ、次第に丑松は追い込まれてゆきます。

自らの出自を明らかにし社会から抹殺されるか、ならばいっそ尊敬する猪子と愛する志保と言う没落士族の娘さんにだけは打ち明けて自ら命を絶つか・・・・・・
そう思い立ち猪子のもとを訪ねますが、猪子は支援する代議士の演説会の後、対立候補の手の者により撲殺されてしまいます。

猪子の死に心を動かされ、丑松は自分を追い込んだ者たちと自分の担任の生徒たちに真実を打ち明けます。父からの戒めを破るのです。



 感想としては、根の単純な無学な私は素直に感動出来ましたです。
結末も救いを感じさせて、重すぎて辛いという話では無かったです。

ただ、巻末の本作品の解説読むと、あ~なるほどという読後の気付きがあったり。
読んでても若干違和感感じたんですが、自分の生徒たちに泣きながら詫びるのです。
賤しい身分を隠し申し訳無かったと。
自分の受け持ちのクラスには居なかったのですが、この学校にも同じ被差別地域出身の生徒が居てその子の受ける生徒間での差別の件も書かれてるんです。
丑松の涙ながらの告白も、差別の肯定にも取れるのです。

実は作者の藤村自身の差別感の残滓が文の端々に出てしまってるし、被差別地域出身でも優れた人材なので救済されたという丑松自身の結末とは別に、じゃあそうでない人の救いは?という部分は全く無いんですよね。

 でも、俺好きですよ。単純に苦労人が悩み苦しんで、でも最後には僅かながらも救いの道が開かれるという物語の構成自体は誰が読んでもイイと思います。生徒たちが丑松を処分しないでと校長に嘆願するトコなんて、素直に感動します。



私、自分の出自って親に聞いた事無いんですよ。
父方の爺様は鉱山電車の運転手、婆様は教師の娘。母方の爺様は古くからの大きい農家の長男ってのは聞いてるんですが。
自分の家系の事、もっと知るべきなのかもしれないと思う反面知りたくない気もします。
しかし、そう思うこと自体が俺自身の差別意識の存在の現れなのでしょう。

仕事柄、製品の包装の印刷内容にも関係してたもので、差別用語とその意味なんかの教育は受けてたんですよね。
それに労働組合の支部役員なんかもしてましたので、教育で差別問題なんかも受けてました。
でもそんな仕事の為に受けた教育より、なんぼか破戒を読んだ後の方が問題を真摯に受け止められた。そんな気がします。

なんか、内容が内容だけに書きづらいし茶化す訳にゃいきませんね。



Posted at 2013/07/13 01:49:22 | コメント(1) | トラックバック(0) | 本とか諸々 | 日記
2013年07月09日 イイね!

ご冥福をお祈り申し上げます

戦車のプラモデル作ってた時に大変お世話になった、ひたちなか市のMSモデルズの代表の曽山学さんが亡くなられました。

車のSNSのみんカラで書く事じゃないのかもしれませんが、どうにも書かずに居られなくて。

モデルグラフィック誌、アーマーモデリング誌等でも作例を作られたりした方で、ただの模型問屋のおやじというだけでなく、腕も超一流。
一方では国内外の戦車模型用のディティールアップパーツ等の輸入代理店・卸業、冷やかしで無いと知れば小売店では無いのですが店舗で親身に相談にのってくれる大変有り難い店主でした。
毎年ベルトリングに取材に行き、実車の写真取材や新しい商品の買い付け等海外に出向くことをいとわず。
一方では自社ブランドのエッチングや砲身等を企画・販売。終いにゃ既存の雑誌に飽きたらず戦車模型誌の自費出版等もされるホントに模型好きの方でした。

私もよく塗装や工作の技法で悩んだ時には色々アドバイス頂いたり、私の目的に沿った適切なパーツのピックアップしてもらったり。
たまに雑誌の発売前に紙面に載せる作例の現物見せてもらったり。
ほんと、私なんぞの作る代物とは比較にならない清潔感がありつつも繊細且つ実感溢れる完成品でした。
タマに私が暴走気味に重箱の隅つつくようなパーツを買い求めに行くと、金掛けりゃいいってもんじゃないよと諌められたり。

恐らく関東のAFVモデラーにとっちゃ聖地と言って差支えない店でした。
ましてや私の住む茨城北部には他ジャンルは知りませんが戦車模型のレベルの高い店って有りませんでしたから、ホントに上手い人の作例を真面目に見れる機会なんてまず無く、フィギュアペイントの松岡さんと曽山さんの作品見てプロの仕上がりとはかくなるものかと自分の腕の無さに愕然としたり、反面何時かはお褒めに預かれるような代物つくってみたいなと思ったものでございます。

私自身はエイトでサーキット走行にハマって以来疎遠になっちゃいましたが、今でもマメに新しい商品の情報を見に店のHP拝見してたんです。
んで今日も帰宅後HP見てたら訃報が掲載されてまして。
歳は私と一回りも変わらぬ筈なのに、本当に残念です。

確か私が疎遠になった頃にフォトエッチングの図面書ける方をスタッフとして雇い入れて、お店の仕切りは奥さんがやられていた筈ですが、今後どうされるんでしょう・・・・

謹んでお悔やみ申し上げます。

Posted at 2013/07/09 00:24:24 | コメント(1) | トラックバック(0) | ぷらも | 日記
2013年07月07日 イイね!

蜘蛛の糸/芥川龍之介

蜘蛛の糸/芥川龍之介いやね、金が無いのです。いやホント(笑)
当然走りにも行けませんし、アレ買うたコレ付けたな話は書けません。
こういう状況の為に本を読んでるのでゴザイマス。

という事で、恐らく誰でも知ってる 蜘蛛の糸 でございます。
私は子供の頃に絵本で読んでもらった記憶が有るんすよね。
小学校の道徳の教科書にも載ってたような気がします。
今も教材に載ってたりするんでしょうか・・・・・

天上の極楽を朝のお散歩(?)中のお釈迦様が、ふと蓮の池から地獄を覗いてみたら、悪行三昧で地獄に落ちたカンダタと言う男が眼に入るんです。
カンダタは悪人だから地獄に落ちたんですけどね。
一度だけ、道を歩いてた蜘蛛を踏みそうになった時、そのまま踏んじうつもりだったのが

こいつにも命と言うものが有る。無暗に殺すのはイカン。

と、思いとどまったんですわね。
んで、お釈迦様がそれを思い出されまして、良い事した男なのだから助けてやろうと思うんです。
んで蓮の上に居た蜘蛛が張った糸を手に取り、池から下の地獄に垂らしてあげる訳です。

地獄の血の池でエライ事になってるカンダタが、ふと上を見ると銀色の蜘蛛の糸がスルスルと垂れてくるのです。
コリャしめしめ とカンダタは糸をたぐり登ってゆきます。

暫く登ってから下を見ると、何百・何千という自分と同じ地獄に落ちた罪人たちが糸をたぐって登ってるのです。
カンダタ、焦ります。ほっそ~い蜘蛛の糸ですもの、何時切れるか判りません。

「こら罪人ども。この蜘蛛の糸は己のものだぞ。お前たちは一体誰に訊いて、のぼって来た。下りろ。下りろ。」

と喚いた刹那、糸はカンダダがぶら下がった所から プツン と切れてしまいます。
という事でカンダタさん地獄へ真っ逆さまでゴザイマス。

お釈迦様、ガッカリです。悲しそうな顔で蓮の池を後にされます。お昼頃だそうです。
お釈迦様、半日糸垂らしてたのね(汗)


シンプルな話ですよね。実際たった6ページのお話です。
子供の頃にこの話を読んだり聞いた時は、カンダタの自分だけ地獄から抜け出してやろうと言う浅ましさを咎める話と認識してました。

でも、不思議なもんですね。
大人になって読んでみると、お釈迦様の気まぐれな下界への干渉のお話にも思えるのです。
だって、カンダタのたった一つのいい事って無駄な殺生を一度思い留まっただけすよ?(笑)

お釈迦様とか、八百万の神様とか、色んな存在が日本にゃ有る訳ですが俺個人の宗教観に蜘蛛の糸って話はバッチリとマッチするんすよね。
お釈迦様みたいなスンゴイ存在だって、基本人間社会にはそんなに干渉しないんだけど、ふと思い付きで干渉してくる。でも最後は当人の倫理の根みたいなものが運命を決める みたいな。

別に宗教を語るつもりは無いすからね。不信心な奴めと苛めないでね(笑)
何故か美しい芥川文学を読みながら、SFみたいな禍々しい古の神々のもたらす恐怖を描くクトゥルフ神話を思い出してしまう低俗な黒石ちゃんなのでゴザイマシタ。
Posted at 2013/07/07 00:15:07 | コメント(4) | トラックバック(0) | 本とか諸々 | 日記
2013年06月30日 イイね!

ケイズ5000円走行会

ケイズ5000円走行会今日は毎度のケイズ走行会行ってきました。
参加者は茨大フォーミュラ部のドライバーさんDB5、ホ○ダ君NA8、ecchさんセリカ、yokoさんアルテ、サトーさんワークス、KIUEさんエボ、まめのきさんスイフト、Dr200さんインテ、よっちパパさんFT86、んで私でゴザイマシタ。毎回12台迄募集してまして、空きが有れば直前でも参加できますんで、安く遊びたい方は是非参加したってくださいまし♪次回は9/22だそうです。
条件は成人でケイズのライセンス所持の方ってだけです。





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内容的には、コース上に最大5台以下の範疇で好き勝手に走るという野放し形式です(^_^;)
今回は最後の一時間だけパイロン置いてのスラローム練習が有りました。
タイヤ交換しながら比較したりとか、車高変えながら試したりとかにはイイと思いますよ~。
私は今回はNS-2Rに慣れる事に専念してみました。

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NS-2R、ほんとナカナカですよ。ZⅡ並とは言いませんが、細かい事気にしなければお値段以上の働きじゃないかなと。
みんカラ上での他の方のインプレに縦・横共に素晴らしいが、縦から横 等の過渡特性がイマイチ と表現されてました。私もそんな気がします。

本日御参加の皆様、お疲れ様でした♪




Posted at 2013/06/30 22:50:55 | コメント(5) | トラックバック(0) | 走行会・練習会 | 日記
2013年06月23日 イイね!

NS-2R再び

NS-2R再びという事で、どういう事なのかはアレですがNS-2Rを買い足しました。
今度は225/45-17です。
205/55-16を下ろした時は47秒1だったんで、コリャ46秒台はピョロロンと入っちゃうべさ♪
と思ったんですが、結果的にはタイムダウンなのでした(笑)
外径はほぼ同じなんですが、やはり17インチホイールとタイヤの重さが悪さしてる気がします(^_^;)
まぁ気温が高かったのも事実ですが・・・・
今日225履いてみた印象だと、もうグリップ自体は私のライトチューン程度のNCにゃオーバークオリティな気がします。

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滑りそうな気配すら無い位食ってますが、車が前に進まなくてモドカシイ感じ(爆)
お寂しい馬力が少しは改善される冬の走行でどうだかですね・・・・・
225履くならば225/45-16の方が走ってても楽しいし、タイムも出そうな気がします。
ただ、直ぐにレブっちゃうんすよね(汗)
まだ225も205も一度しか走ってませんから、来週の¥5000走行会で改めて比較したいすね。
多分現時点で9台の参加みたいですから、あと三台空き有りそうです。飯付で悶絶寸前位走れますから、是非参加したってくださいまし♪

今日のケイズ、午前は茨大フォーミュラ部の練習とかケイズ神の御神体の久々の走行とかしろEK9さんの妖怪変化とかあったようですし、午後は同じ太田住まいのTomyさんコルトラとお友達とか、最近よく走りにいらっしゃってるアテンザ・NAロド・ビートのお三方とか、何気に客が居てなかなかでゴザイマシタ。
いつもこの半分でもいいから客が居るとケイズも安泰なんでしょうが(笑)
Posted at 2013/06/23 23:12:54 | コメント(6) | トラックバック(0) | アジアソタイア研修所 | 日記

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「大丈夫です。生きてます(汗) http://cvw.jp/b/452458/33114090/
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