やーまだ.のブログ一覧

今年は大物導入が続きましたが、
付けてすぐ効果のわかるものではないものばかりで、
インプレが先送りになっていたので順次書いていこうかと。
まずは今年最初の大物、エナペタルについて。



2月に昴猫さんから譲り受け、3月に取付け。
大元の出処はお友達のERUMAさんが、アウトバック時代に作られたもの。
みんカラのパーツレビューを見ても同じものをつけている方は見当たらず、
まさしく唯一無二のアウトバック用
「ビルシュタイン　エナペタルプレミアムオーダーライン」です。


ショップにて取付け直後の帰り道では、ちょっと硬すぎる感じがして
「やっちまった」かと思いましたが、保管期間があった為の渋さで、
数日乗ると硬さがとれて本領を発揮し始めました。

一言で表現すれば、「良く動き、動き過ぎない」。

毎日通勤で使用するので、通勤路の路面状況は細かいギャップ等
も全て把握しているつもりですが、エナペタルに換えて数日後、
まるで通勤路の道路が全て舗装し直されたような乗り心地に。
スプリングにシムスハードスプリングを組み合わせ、かつ減衰も
高めに設定されているとのことだったので、
乗り心地は悪くなる方向だと思っていたので、取付け直後の
カタいカンジがこのショックの乗り味かと思っていたのですが、
純正よりも乗り心地が良くなったのは驚きでした。

アウトバックでよく言われるセルフレベライザーのガス圧による
リヤの突き上げは当然皆無、リヤがよく動く様になったのは
取り付け直後から歴然でした。

自宅は田舎の丘陵地帯で、周辺の道路は「農免農道」と言われる、
昔の農道を一般公道用に整備した道路。
しかし整備したといっても国道・県道程頻繁にリフレッシュが
あるわけではないので、路面状態は良いとは言えずギャップの連続、
かつ田舎の為障害物は少なく道路の線形はいい為、
丘陵地帯を軽くアップダウンしながらのRの大きい高速コーナーが連続します。

スタビ交換程度の純正足ではワイトレの影響もあってか
ハイペース走行では路面からの入力が過大傾傾向で、
4輪がバラバラに動き、車体が前後左右に揺さぶられるカンジでしたが、
エナペタル導入後は「スッと入ってピタッと止まる」。
作動初期の渋さがなく路面に追従し、奥の減衰力の高さで
フワフワすることなく車体を安定させる、
シムスハードスプリングの程よく高いバネレートによりコーナリング中も粘る粘る。
またこの二つが適切にバランスしている為、このステージでは完全にフラットライド。
プジョーの「猫脚」も真っ青の「昴猫足」（笑）
ERUMAさんのセッティング能力に舌を巻きます。



クルマはイジると大概メリット・デメリットが発生しますが、
現状これに対してはデメリットは何もありません。

しいて懸念があるとすれば、純正ビルシュタインがベースにも関わらず
こんなにも初期作動にフリクションがないとなると、
ダンパーシャフトとケースのシール部のシール性を
純正比較で落としている可能性があるかも。
それが正解ならERUMAさんがこまめにオーバーホールしていたのもうなずけます。


アウトバックらしいスタイル（車高）を保ったまま、
コーナリング性能、乗り心地を両立したかった自分にとって、これ以上ない足回りです。


ただ、足の動きに雑味がなくなったら、アジアンタイヤが「丸くない」ことに
気づかされてしまい、今度はタイヤをなんとかしたい欲求に（＾＾；