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2021年05月25日 イイね!

バブリング音を求めて

バブリング音を求めて野生味あふれるターボの音を楽しめないか、イロイロ試行錯誤。

スポーツプラスなら、排気管のフラップが、常時オープンで勇ましい音質と音量。

もう一つ期待してたのは、バブリング音。高速へ上がる道の近くを散歩していると、加速音が途切れてギアシフトしてる時にブリブリ・バリバリ•パンパンみたいな音をさせてるのが聞こえて見たら、大抵は欧州車かスバル車。

マフラーから一瞬火が出たり、往年のラリーのアンチラグシステムみたいにパンパン言わせてるのを、すげえ、とかかっこいいとか思うのは、多分子供の頃に読んだ漫画の影響だろうか。今なら、環境に悪い!うるさい!迷惑!と後ろ指刺されそう。

環境規制の厳しいこのご時世。
バブリング音をさせると言うのはそれだけでチューニングのメニューにもなってるので、何か特別な設定か特別なグレード専用の設定かもしれない。
欧州車はぱっと見ではノーマルグレードとスポーツグレードの見分けが難しい。普通のゴルフとR、普通のAとA45、BMWのMも。

しかし、散歩での観察結果では、いじって無さそうな普通の車、興味なさそうな運転手の車でも音がする。エンジン弄ってない、ノーマルでも出せる条件があるんじゃないかないかと思う。特別な1シリーズの140や135ではない自分のでもそんな音しないかな。と、スポーツプラスに期待。

まずは調べて、そうなりそうな状況で試してみる事にする。

パンパンとバブリング音が発生するのは、マニアックな外人の説明によると、燃料が濃い時の燃え残り、点火タイミングを遅らせた時、未燃焼ガスがシリンダーから排気されて、燃える時らしい。
https://youtu.be/XVDXLW3P7q8

わざと未燃焼ガスをタービンの前で燃やすと、いいこともあって、それがアンチラグ。

ターボ車はシフトチェンジでアクセルオフする時、排気の流量/流速が減ってタービンが回せないとコンプレッサも回らず過給圧が落ちてしまう。
そこでタービンの前のエキマニでガソリンを燃やして、燃焼によって生じた風をタービンに当てて回し続ける事で過給圧を維持する。
https://youtu.be/wyJn40ExwZY

自分の120でやる事を考える。B48は普段は過給圧かかってなくて、自然給気として振る舞うらしい。ある程度負荷がかかってターボで過給してる状態にしてないと、アンチラグみたいな制御は意味が無さそう。過給圧かかるぐらいの負荷とアクセル開度がいるだろう。

と思って、アクセル開度を大きく長い時間できないか試してみたが、公道ではなかなか難しい。

スポーツもスポーツプラスも、トルクもあって回転も高めで待機なので、そこからうっすら踏んでも制限速度まで一瞬。長い登り坂でもアクセル踏み込み続けるには人間の方に気合いが足りない。信号とか料金所で全力ダッシュするのは大人気ない。
アクセルオフでボボボとは言うけれど、ギアチェンジの間、バブリングぽい音はしなかった。

エコプロにしてみる。もともと高いギアを選ぶ傾向で、アクセル開いてもギアチェンジしないでそのまま加速しようとする。
普段はトルクがない感じなのが、登り坂でも負荷に負けないよう、アクセル開けていくとギアを落とさないで粘る。トルクの表示を見てると、どんどんトルクが出てきて、面白い。気づいたら全開近くになってる。

エコプロで何度かアクセル踏み込んで試したら、たまたまシフトのタイミングが合った時にバブリングっぽい音がした気がする。しかし再現性は高くない。

と言う事で、自分の車でパンパンと子供っぽい音をさせて喜びたいと言う試みは失敗に終わった。

しかし、普通っぽいグレードの車でも、音をさせてるのに自分のではしないのは何だろう。

先のリンクのyoutuberは、ダウンサイジングターボが実環境でカタログ通りの燃費が出ないか?を説明していた。

小さい容積のシリンダーに、空気を高圧で押し込むと、空気は圧縮したら発熱するので、熱が厳しい。発熱対策のため燃料が蒸発する時に冷やす潜熱に期待して、燃料を多めに入れる。エンジン保護のために点火タイミングを遅らせる。更に圧縮比を下げてる。
結果として、現実的な状況でパワーを出そうとすると、燃費が悪くなるらしい。
https://youtu.be/9aO2vC_iMTI

燃料リッチで点火タイミング遅れと言うのは、音が出る条件にあってる。ちょっと前のダウンサイジングターボは排気量少なくても馬力もトルクも出してる。
1リッター当たり100馬力近くて、トルクも1リッター当たり10kgm超えて、一昔前のチューニングエンジンレベルにあるように見える。

そうすると、当時一世を風靡していたダウンサイジングターボに高出力絞り出して頑張らせてる音がバブリングになって聞こえていたんだろうか。と言う気がする。

B48はライトサイジングターボで、排気量大きいし、水冷インタークーラーで冷却に配慮。同じ構成で制御ソフトの違う330、430、530搭載版だと、もっと馬力もトルクも出せる。それより低出力で車体も軽い、120くらいだと、余裕がありすぎて、もっと追い込まないと、音はしない気がする。

でももう一歩ふみこんで想像したら、アンチラグみたいにエキマニで燃料を燃やすなら、タービンブレードやエキマニなどなどを火炙りにしてる事になる。

飛行機のジェットエンジンのタービンブレードも燃焼ガスに晒されるけれど、表面に冷却用のガスが噴射されて高温のガスから保護されてる。エンジンのシリンダーもウォータージャケットで冷やされてる。

何も守るものがない車のタービンブレードを直火で火炙りにするのは良くない気がして、無闇に音はさせない方がいい気がしてきた。

スポーツプラスを選択すると、横滑り防止装置がオフになると言う警告表示が出るので、ちょっとびびる。
しかし自分史上一番幅広タイヤで制限速度内で何か起きる気もしない。オープンデフだし。
ドライバーはアラフォーで機械より先に人間の方にビビリリミッターと大人気ないリミッターが作動。

若気の至りみたいな気持ちで、踏み抜いたり、オフにしたりを繰り返したら意外と容易にパンパン言い出すのかもしれない。
うちで1番の若気はまだアクセルに届かない。




Posted at 2021/05/25 22:12:06 | コメント(0) | トラックバック(0)

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