
青い空と白いクルマ。エンブレムの色みたいで、いい感じ。
輸入車と言うかドイツ車界隈に来て馴染めない事の一つが、露骨な順序構造。
BMWもAudiも車名に数字が入ってて、数字が大きい方が高級。ビッツ、カローラ、オーリス、カムリ、マークX、クラウンも構造があるけれど、名前から序列を類推するのは、事前知識抜きには不可能。前乗ってたセリカは階層構造も、本格スポーツカーの部類からも蚊帳の外だったので、特にそう言う印象を受ける。
欧州車はプラットフォーム共用化で、ウワモノ違いとエンジン出力とデザインラインで、派生車種が多い。BMWだと1、2、3、4、5、6、7、8でクルマの形が選べて、それぞれのシリーズの中でエンジン出力と、オプションの組み合わせのスポーツとかMスポとかのデザインラインが選べる。
これが車種のカタチ別の縦の階層構造と、同じ形で出力別にある横の階層構造から、縦糸と横糸で張りめぐらされた網みたいな印象を受ける。
乗るクルマをどれか決めた時点で、隣と縦の構造が決まって、まるで網にかかった気分になってしまう。息苦しいと言われる欧州大陸の
社会構造 の縮図なんだろうか。
F20の後期エンジンは1.5、2.0、3.0。なんとなく松竹梅とあると、真ん中を選びたくなる
心境で、自分は竹。
竹の排気量のパワートレーンは、4気筒エンジンのB48で、オートマが8HP。この
組み合わせ を使ってるのは、5、4、3、2、1。そして、Z4にスープラ。
この組み合わせを買うなら、120i の1シリーズがその名の通り、1番安くて お買い得。
なんとなく階層構造と、直6じゃない事が気になる。X5に常磐道で煽られたらガラケー女が降りてくる前に道を開けないといけない気分。
勝手にそんな先入観に囚われていたら、2のグランクーペに相当手を入れている方が、
上位排気量車ではなくあえて、エントリモデルの318を買い続け自分色に染めていく 、と言うやり方を紹介されていた。
元のビデオは、新しい2シリーズの
218と235の試乗。1も2も先祖は3のtiコンパクト。主旨をイイように解釈すると、上位車ではなくあえて、エントリモデルを買い続け自分色に染めていくと言う事に一般化できるんじゃないだろうか。
鰻重や居酒屋の盛り合わせを選ぶのと同じ感覚で選んだ在庫の120は、1から5とスポーツモデルまでつながってるパワートレーンのエントリーモデル。エントリーモデルを自分色に染めていくと言う用途にはぴったり。
しかし、困った事に輸入車おのぼりさんなので、自分色と言うのがまだまだイメージがわかない。
いろいろ良いものを知った上でこれが良いと思ってたら良いけれど、これしか知らないからモヤモヤする。身体は一つだし時間も金も有限なので、身銭を切った自分の体験として得るのは難しい。
前述の方は、BMWの前輪駆動なんて出たばっかりの黎明期なのに、F44に相当手を入れているのに圧倒される。だからこそ、いいとか悪いとかが参考になりそう。
自分の場合は、イロイロやってみたいけれど、みんカラの整備手帳とか、YouTubeの整備系のチャンネルを見てると、みてるだけで満足してしまう。
大学生の時にoptionとかGarrrとかそう言う雑誌が好きで、いつかやってみたかったのは、車高落とし、タイヤのツライチ、スポーツブレーキキャリパ、スポーティな硬いサス、2本だしマフラー。
M スポーツだと、お仕着せ状態で、それっぽくなっている。
家族で使えて、後輪駆動に乗りたいついでに、やってみたかったこともできて、当初の目的は達成。
これをどんな風に自分色にしたいかと言うセンスも志も自分にはないけれど、マーケティングでターゲット顧客を囲い込む網の事は気にしなくていい気がして、気が楽になる。
そうは言っても乗ってみたいクルマはたくさん。特に竹より梅、真ん中の梅より松のMシリーズとか。しかしアラフォーで年収と残りの年数を掛け算したら、現実の厳しさに直面する。
七夕の短冊に書いてお願いするなら、光の速さでも片道でベガまで25年、アルタイルまでは17年。お願いが光の速さで飛んでいっても届いて帰って来る頃にはヨボヨボになってそうで手遅れ。
子供が微笑ましく短冊にお願いをする横で、宝くじに願いをかける。
それぞれの星で、願い事を叶えるかどうかの、決裁の会議が開催されるなら、審議中に出た質問の往復中に死んでしまいそう。
今年になってブログが長くなったのは、しょうもない会議が多くなったから?
今回はURLを埋め込んだ方がいいのかと思って試してみた。
Posted at 2021/07/13 19:20:06 | |
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