
ちょっと前の欧州車のイメージは、少ない排気量でパワーとトルクを絞り出すタイプのエンジンとDCTの組み合わせ。トヨタもダウンサイジングターボで、8ARは1.2リッター。
最近はまた排気量が大きくなってきて、ライトサイジングターボと言うらしい。小排気量で無理するより、適正な排気量で仕事させる方がいいらしい。
BMWの1シリーズf20の120iは前期は1.6リッター、後期は2.0リッター。BMWはF20ではトルコン式AT。
アウディとかフォルクスワーゲンのDCTは故障不具合情報が多くて、なんか不安なので自分には安心感があってちょうどいい。
Wikiによると、前期の120iは、欧州では118。欧州の118を120としてCO2排出量を比較すると、前期は131g/km、後期は126g/km。排気量増えたのに、排出量減ってる。
でも、普通排気量増えたら税金増えて維持費上がるので、売りにくくなってしまうんじゃないだろうか(余計なお世話)。小さい排気量のエンジンで最大限にパフォーマンス引き出して、どこかの国、多分欧州?の税金制度をうまく使って最低の排気量でパワーを出しきるのがダウンサイジングターボじゃないかと勝手に思っていた。それが、ライトサイジングで排気量増えるのは、なんか腑に落ちない。
外国はどう言う税金区分になってるのか気になって、外国の毎年払う自動車税をGoogleに聞いてみた。自動車取得税に相当する、購入時の分は含まず。
アジア周辺で英語で調べられそうな、シンガポール、香港、国内に自動車産業のあるマレーシア。これら旧英国植民地なので英国とBMWの本拠地ドイツも調べてみた。
*以下、ネットの検索結果をつなぎ合わせて整理した、単なる自己満足で、本当に正しいかは不明です。念のため。帰宅後のクルマ好きがビール片手にネットしてるだけで、信憑性は問わないでください。念押し。修正コメントは感謝感激します
ドイツ以外は、排気量小さければ小さいほど安い。
シンガポール/マレーシアは200CC刻みなので、200CC単位でダウンサイジングしたら節税メリット。
イギリス/香港は、排気量の区分けが日本より荒い。英国は1549以下、次が3000以下。香港は1500以下、次が2500以下。この区分を超えるダウンサイジングじゃ無いと節税の意味がない。
ドイツは、排気量100CC当たり2ユーロに、規定を超えるCO2排出量が1g/km当たり2ユーロを足した額で決定。無闇に排気量小さくしても、CO2排出量が大きいと、ペナルティがかかる仕組み。
BMWの気筒当たり500CCの新しいモジュラーエンジン。
英国/香港/日本なら共通で排気量1600から2000なら税金額一緒。1.6リッターより、2リッターの方がライトサイジングでCO2燃費が良くなるなら大歓迎。
ドイツで前期118の1.6から2.0リッターの120に乗り換えても、税金はお得になる仕組み。400CC増えた分が8ユーロ、排出量5g減った分が10ユーロで、ダウンサイジングターボから排気量が増えても税金が増えないみたいだ。
排気量だけでなく、CO2排出量までコミコミで課税されているので、ライトサイジングで排気量増えても、排出量が減ったら理にかなってると言うことがわかった気がした。
燃費向上は消費者のメリットだけれど、輸出先の国の税制によっては、排気量増えた分の負担アップ。販売会社は文句を言いそう。本国の都合を押し付けるな!とか。。。
そんな時には1.5リッター版は税金も排出量も良くなっていると言う仕掛け。
車名は116、118、120で排気量200CC刻みの昔の名残を残しつつ、前期は小さい1600CCのベースから、後期で気筒当たり500CCにして、1500と2000にする事を考えて実行したやつは天才じゃないかと思う。
次の欧州車の技術トレンドは48Vマイルドハイブリッドだろうか。純粋な内燃機関は発祥の地の欧州でも生き残って欲しい。
前期118i(1.6リッター)
170馬力、131g/km、250N m
前期125i(2.0リッター)
218馬力、154g/km、310Nm
後期120
184馬力、126g/km、270Nm
https://www.automobile-catalog.com/make/bmw/1-series_f20/1-series_f20/2015.html
排気量2リッター、WLTPでCO2排出量126g/km の120iに乗った場合のそれぞれの国で毎年納める税金。ドイツがえらい安くて、あってるのか心配。
香港とシンガポールを入れると日本は安いんじゃないかと思ってしまう。香港は先週税金が上がる発表があったらしい。先週までなら5,794。
香港:HKD7,498(10万円)
シンガポール:SGP1,416 (11万円)
マレーシア:MYR379 (1万円)
イギリス:GBP270(4万円)
ドイツ:102ユーロ(1万3千円)
日本:36,000円
香港:
1500以下:HKD5,074
1500より大きく2500より小さい:7498
2500以上:HKD9,929
120iは2リッター:HKD7,498(10万円)
シンガポール:
1000より大きく、1600以下:500+0.75(排気量cc-1000)*0.782
1600より大きく3000以下:950+1.5(排気量cc-1600)*0.782
3000より大きい:3,050+2.0(排気量cc-3,000)*0.782
120iは1998cc:SGP1,416 (11万円) = 950+1.5*(1,998-1,600)*0.782
https://www.stcars.sg/road-tax-calculator
マレーシア:
1601から1800:200+(排気量-1600)×0.4
1801から2000: 280+(排気量-1800)×0.5
2001から2500: 380+(排気量-1800)×0.5
120iは1998cc:MYR379 (1万円) = 280+(1,998-1,800)*0.5
https://www.jpj.gov.my/en/web/main-site/kenderaan11-en/-/knowledge_base/vehicle/lkm-rates-calculation-guidelines
イギリス
1549CCを超えない:GBP165
1549CCを超える:GBP 270
120iは1998cc:GBP270(4万円)
https://carfueldata.vehicle-certification-agency.gov.uk
ドイツ
100CCM 当たり2ユーロ
WLTPのCO2排出量95g/㎞を超える分が、g当たり、2ユーロ
120iは2000CC、
WLTPが、126g/km
なので、102ユーロ(1万3千円)=2,000÷100×2+(126-95)×2
https://kfz-steuer.wiki/en/car-tax-germany/
https://motoreu.com/bmw-120i-mpg-fuel-consumption-technical-specifications-166666