どうも、8ヶ月ぶりの日記になります(笑)
いろいろ思うところあってみんカラの日記を書くのを控えていたのですが(mixiではいつも通り活動してましたけど)、正直一時はユーザー登録抹消も考えたものの、結局帰ってまいりました(笑)
LFA製作期が完全に放置ですが、そちらは申し訳ない。
オートモデラーの集いで完成品を晒しましたのでプラモデルの製作記はまた別の車でやりたいと思っております。
さて、それはともかく東京モーターショー、私も12月6日に行って参りました。
名古屋の場合、東京モーターショーの後に名古屋モーターショーが開催されまして、大概の国産車メーカーはそちらにも参加しますので、私の場合は東京モーターショーは輸入車メーカーと部品サプライヤーを中心にいつも見ています。
・・・まぁ輸入車メーカーはぶっちゃけ対して興味も無いので、がっつり見るのは部品サプライヤーのブースなんですけどね(笑)
いや、今年もサプライヤーのブースは熱かった・・・!
はっきり言うけど完成車メーカーのブースなんか見たってモーターショーは面白くない、やっぱりサプライヤーブースですよ、うん。
おっと、また話がずれた。そうそう、せっかく東京くんだりまで出て行ったのですから、
http://www.megaweb.gr.jp/Event/86/
このMEGAWEBで行われた86試乗会にも行こうと思いまして。
朝7時半名古屋駅発車の新幹線のぞみに乗って一路お台場へ。
品川で降車後山手線とりんかい線にてMEGAWEB到着が朝9時半。
私が到着した時点で20人近く並んでいましたか。MT車が36枠でAT車が12枠でしたので、無事試乗の権利を頂くことが出来ました。
東京モーターショーを見終わったあとに試乗しようと思っていたので、試乗時間は18時に設定。
そんなわけで東京モーターショーを見終わった後にMEGAWEB到着。
乗車場所がヒストリーガレージだってのの確認をおろそかにしていたんで危うく遅刻するところでした(笑)
係員の方の案内で乗車場所に集まると、ボクサーエンジンの軽快な音とともに86登場!
私が乗車したのはガンメタの標準グレード。
他の試乗車は全て17インチ車だったと記憶していますが、私が乗ったのは16インチ車でした。
正直試乗時間を18時に設定したのは大失敗でして、完全に暗くなっているので写真が思うように撮れない・・・まぁ乗れるんで記憶には残りますけど。
モーターショー会場やMEGAWEB、はてまたTGRF2011会場でも感じましたけど、やはり実物はコンパクトですね。車高が低いんで写真では大きく感じる部分もあるのですが、実物はやはりぎゅっとコンパクトにまとまっている感覚が強いです。
いざシートに座ると低い低い(笑)
前に乗っていたAE86トレノを思い出す低さです。
現愛車のジータが割と常識的なセダンの高さ(それでも親を乗せると低いと文句言われますがw)なので、この低さは懐かしい感じです。
しかしシートは低いのですが、視界は割と・・・と言うかかなり良好。そう言えばAE86も死角が少なくてルーミーな室内だったなぁ、などと思いつつ、エンジンをかけるとボクサーエンジンらしい鼓動とともにエンジンが始動・・・と言いたいとこだけど、アイドリングレベルじゃ普通のエンジンとの違いはわかりませんね。当たり前だけど。
ちなみに私が乗った標準グレードはウレタンステアリング&シフトノブで、マニュアルエアコン。ハロゲンヘッドランプでコンライトもついておらず、プッシュスタートスイッチは採用されずに一般的なワイヤレスドアロックキーが付きます。
上級グレードならデジタルスピードメーターが付きますが、このグレードには付かないのでシンプルな印象です。アナログスピードメーターの視認性はイマイチなので、自分で買うなら上級グレードかなぁ。
発売は来年4月あたりと言われている為、今回の試乗車は完全な試作車と言うことになります。
なので樹脂成型部品はまだ質感などが煮詰まっていない状態のはずなのですが、現状の試作車でも質感はかなり高いです。安っぽい感覚はまるでなし。
それと、室内は意外に広くて、これなら大人4人が乗れる実用性はあるかな、と。
かつてのAE86もちゃんと大人4人が乗れるパッケージでしたので、これは普段乗りとしても歓迎できるポイントですね。
インストラクターの方に促されて1速にシフトして発進。
さて、ここ最近ではすっかり設定される車が減ってしまった3ペダルMT車ですが、それだけにその出来が気になるところ。
その出来ですが、シフトストロークは短めでカチカチと小気味よく決まる気持ちのよいもの。
私の愛車であるアルテッツァのミッションをベースに改良したものだそうですが、アルテッツァのミッションの美点である軽い操作力により確かな節度感が加わった感覚で、シフト操作が楽しくなるような設定になっています。
また、クラッチも非常に軽く(アルテッツァより軽い)、これなら渋滞にはまってもまず苦にはならないでしょうね。
試乗はライドワンコースを2周。最初は馴れない車(の上、これは試作車なんで数千万円するわけで)、まずはゆっくり丁寧に走らせます。
やはりエンジン回転が2500回転以下で走ると殆どボクサーエンジンと言う感覚はありません。普通のエンジンと変わらない感じ。
しかしステアリングを切った時に明らかに重心が低く感じるのは、さすがボクサーエンジンを低い位置にマウントしているだけのことはあるな、と言う感じ。この領域だとエンジンフィールよりかはステアリングフィールでボクサーエンジンらしさを感じると言うところですね。
ライドワンの制限速度は40km/hなので基本的には飛ばせないのですが、今回は車の性質上もう少し飛ばしてもOKと言うことだったので、エンジンフィールを確かめるべく1速と2速でエンジンを引っ張ってみます。
そうするとなるほど、サウンドジェネレーターを採用して音にこだわったと言うだけあって実に心地よい音がします。ノンターボのボクサーってこんなにいい音がするんですねぇ。
音もいいのですが、このエンジン、とにかく中速トルクが太いのが印象的です。
ボクサーエンジンって元々中低速トルクがあまり太くない、と言うようにいわれているので、これはやはりトヨタのD4-Sの効果なのでしょうか?
そう言えば以前乗った2GR-FSEや2UR-GSEなどD4-S採用のエンジンは中速回転から高速回転に到るトルクの盛り上がりの凄さに驚いた覚えがありますが、あれは排気量だけでなく、このD4-Sによるものも大きかったのですね。
となるとこれはドイツ勢が積極的に推し進めている直噴ターボに対する別アプローチとして充分な戦闘力を持つように思うのですが、採用エンジンが少ないのが非常に残念なところですね。
直線で飛ばしてしまうと当然コーナー進入でブレーキング+シフトダウンが必要になるわけですが、ペダル位置が非常によくてヒール&トゥが慣れる必要も無く1発で綺麗に決まってしまうあたり、これはこの部分も相当に詰めてあるなぁ、と言う感覚で非常に好印象です。
ライドワンのコースは石畳があったり少し荒れ気味の路面もあるので乗り心地のチェックも出来るのですが、これがまた実に快適。
スポーツカーだからといって硬すぎるところはまったく無く、不快なショックがまったく無いのは驚きました。下手な高級車より乗り心地いいんじゃないのっていうレベルです。250万円クラスのスポーツカーとは思えない出来のよさではないでしょうか?
2周の試乗を終えると、今度はインストラクター氏にステアリングを委ね、ライドワンのコースを全開・・・と言うほどではないけど、かなりハイペースで走る86の助手席にて同乗試乗となります。
やはり助手席でもはっきりわかる低重心感。
それと、やっぱり乗り心地はいいです。ハイスピードでスラロームされたりしたんで、むしろそっちのせいで酔いかけましたけど(笑)
そんなわけで正味15分ぐらいの86試乗を終えたわけですが、乗っている最中は終始好印象で、乗り終えた後も余韻が残ると言うか、また乗りたいなと言う感覚が非常にありました。
なるほど、これが多田CE、又は豊田章男社長の目指している世界なのかな、と思った次第です
2ドアのクーペなので自分が買うとしたら間違いなくセカンドカーにしかならないのですが、そのセカンドカーとして思わず欲しくなってくるのが困りもの(笑)
本気で購入、考えようかなぁ・・・なんて(笑)