
とある鈑金屋さんにて見かけたT13#系コロナ。
US系のカスタマイズを少しされていますが、内外装とも抜群の程度・・・というかこの鈑金屋さんでレストア中なんだから当たり前ですな(笑)
エンブレム類が外されている状態(鈑金の邪魔)なので、はっきりとしたグレードは判りませんが、1800GLでしょうかね。ちなみに3AT車です。
T13#系コロナは1978年(昭和53年)9月にT10#系コロナから5年1ヶ月ぶりにフルモデルチェンジして登場。
ヒットモデルであったT10#系のイメージを色濃く残した端正な3BOXスタイルのセダンが主力で、真面目を絵に書いたような保守的なイメージの車でした。
その一方で、セダンと同じく保守的なデザインの2ドアHTの他にRT56(1965年)以来の5ドアセダンを復活させ、保守的なイメージの一方で欧州志向の一面も見せた車でした。
デザイン的には先代のイメージを強く残しながらも、先代の古典的なフロントダブルウィッシュボーン/リアリーフリジットから、カリーナ/セリカで好評なフロントストラット/リア5リンクコイルリジットに変更。下級グレードも含め全てフロントブレーキはディスクになり、GTには4輪ディスクも採用されるなどシャシーは大幅にアップデートされていました。
また、上級グレードのGLとCXにはカラードホイールキャップ(写真でもわかるでしょうか?センターキャップがボディ色同色なんです)が採用され、GLの上の最上級グレードCX(モケットシートの採用などかなり高級志向が強い)の登場など、基本的に上級・高級志向が強く、保守的なイメージが強い車でした。
一応DOHCエンジン搭載のGTやEFIエンジン搭載車もありましたが、基本的にはシングルキャブのOHVやSOHC搭載の大人しいグレードがイメージ面でも販売面でも主力の車でした。
これはすぐ下級にスポーツイメージが強いカリーナが存在する為の差別化でもあったわけで、登場当初はこのコロナもそれなりに売れていましたが、翌年登場の日産910型ブルーバードの登場で事態は一変します。
端正な3BOXスタイルながらクリーンでスポーティーなデザインの910ブルーバードは老若男女を問わず大ヒットし、結果的に地味で保守的なコロナの販売は下降線に。
マイナーチェンジで流行のスラントノーズを採用し、ややスポーティーで若々しいデザインにしますが、地味な印象は最後まで拭えず、結果的に3年4ヶ月と言うかなりの短命で82年1月にスポーティーなT14#系にモデルチェンジします(最もこれもかなり短命でわずか1年9ヶ月で主力をFFのT15#系に譲ります)
さて、そんなT13#系コロナですが、このコロナっていわゆるニックネームが無いんで、型式呼称をしない一般の人に説明がしづらいんですよね。
・初代ST10・PT10コロナは「だるまコロナ」
・3代目RT4#・5#系コロナは「バリカンコロナ」
・4代目RT8#・9#系コロナは「ブラボーコロナ」
・5代目T10#系コロナは「安全コロナ」
・7代目T14#系コロナは「ロジャー・ムーアのコロナ」
って言う感じでニックネームがあるんですが、6代目T13#系はこれが無い。
で、あえて言うなら表題の「殿下コロナ」。「太陽にほえろ!」で「殿下」こと小野寺明演ずる島刑事が殉職する際に乗っていたのが、これと同型のシルバーの1800DXだったから、主に刑事ドラマファンの間で付いた呼称ですけれども・・・
でも太陽にほえろ見てない人はわからんよなぁ(笑)
Posted at 2010/03/21 20:37:06 | |
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