MSN産経ニュースより
トヨタお買い得戦略「マークX」値下げ
記事によれば次期マークXのエントリーモデルは現行の250G Fパッケージ247万8千円より9万8千円安い238万円になるそうで。
プリウスの時と違い、残念ながら今回は発売前のスタッフマニュアルを見ることが出来ないので(って普通見れませんが。プリウスの時がラッキーだっただけ)、装備内容がどうなっているのかはわかりませんが、プリウスで成功したエントリーモデルのプライスダウン戦略を拡大するということのようです。
次期モデルは2500cc車が現行のハイオク対応からレギュラー対応に変わります。
そして238万円のプライスタグは110系時代の2.0グランデとほぼ変わりませんから、うまく行けばハイオク対応で少し価格アップした現行モデルへの買い替えを躊躇していたマークⅡ2.0グランデユーザーの買い替えを促進できるかもしれませんね。
問題はプライスダウンをどういう手で実現しているかですが・・・
プリウスの時はハイブリッドシステムのコストダウンと装備内容の見直しで実行していましたが(よって利益率は先代に対し低下していない)、マークXの場合はメカニカル部分は現行を流用になりますから、装備内容の見直しでプライスダウンを図るはずです。
現行Fパッケージに対して何を削るのか・・・いざ現行の装備表を見ても、現行Fパッケージでも意外と250G標準仕様に対し、結構細かく装備が差別化されています。
現行でも既にFパケはラジオレス仕様ですし、HIDランプにアルミホイールや本革ステアリング、トップシェードに運転席バニティミラー照明なんかもオミットされています。
う~ん、何を削るのかなぁ(^^;
私はこのエントリーモデルの値下げ戦略は販売現場を直視した非常に歓迎すべき戦略だと思っています。
プリウスの時もそうですが、○○万円~!というのは意外とPR効果が高かったりします。
実際の売れ筋はその一番安いモデルではないことが多い(プリウスも実際に売れているのは205万円のLではなく、220万円のS)のですが、顧客はエントリーモデルの価格で引き寄せられることが多いのです。
実はこれ、昔の価格戦略を復活させているのだったりしますが・・・
ほら、昔は見た目の価格を引き下げた廉価グレードがありましたでしょ?(STDとかカスタムDXとかいう名称の実用にはとても使えない、何にも装備が付いてないグレード)
80年代ぐらいまでは、その最廉価グレードの価格を使って、「○○は○○万円~!」みたいな広告を新聞などに出していたんですよね。
まさに温故知新と言う奴です。
なので、次期マークXは売れ筋の2500ccの標準モデルは恐らく現行モデルと価格はほぼ変わらない(少し上がるかも?装備は充実するでしょうが)と思われます。
実際、3500ccモデルは現行3000ccモデルに対し17万円上がるそうですし。
個人的には2000cc直4モデル搭載のさらに廉価なモデルを設定しても面白そうかな、とは思いますが、プレミオとバッティングしてしまうので現実的ではないかな・・・
でもほら、昔のマークⅡには1.8GRサルーンとかありましたし。
・・・ダメ?(^^;
Posted at 2009/09/30 01:26:27 | |
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