タッチペンによる塗装に失敗したプリウスですが、さて、どうしたものか。
他の色に変えるといっても、アイスバーグシルバーやアクアブルーは他にも作る方が多そうだし、レッドマイカは私が作ろうとしているGツーリング・レザーパッケージのイメージとはちょっと違う。
かと言ってブラックやホワイト・シルバーではつまらないし、やっぱりダークブルーマイカにしたいなぁ。
そんな思いで行き付けの模型店に立ち寄り、塗料コーナーを物色。
で、この組み合わせで8T5を再現することに。
ガイアノーツの純色シアンとEX.シルバー。
純色シアンを選んだのは、他の色のベースとして使われているので多少混色しても彩度が落ちないこと、8T5に比べやや濃い青色である(シルバー混ぜるからやや濃くないといけない)と言う理由。
また、ソリッドカラーをメタリックに変換する為にEX.シルバーを選びましたが、これは市販の模型用シルバーとしてはもっとも粒子が細かいから。粒子の細かいシルバーとして定評がある同社のスターブライトシルバーよりさらに細かいそうです。
で、この2色を適当に混ぜて噴きつけ。
想定よりも少し明るくなってしまいました。色味としてはプリウスのダークブルーマイカ8T5とオーリス等のコバルトブルーマイカ8T7の中間ぐらいの色味に。
もう少しシルバーを減らして濃くしようかとも思いましたが、何となく綺麗なのでこのまま行くことに(ぇ
拡大するとこう。ラメラメ感は一切無く、EX.シルバーの細かい粒子のおかげで綺麗なブルーメタリックになっています。
そんな訳で蛍光クリアーを少量噴いてデカール貼付面に少しペーパーをかけて平滑にし、クリアコートの準備をします。
そうそう、この時にリアスポイラーをブラックで塗装しておきました。先代プリウスはこの部分がカラードでしたが、現行プリウスはハッチバックのガラス面の一体感を出すためにつやありブラック塗装になっています。
この段階でブラック塗装しておけば一緒にクリアコート出来ますから、この後の研ぎ出しでピカピカの艶あり面に出来ますからね。
ところでリアスポイラーですが、ここだけ塗り分けるのが面倒だからボディもブラックにしようかな~、なんて考えていらっしゃる方もお見えになるかもしれませんね。
でも、実は実車でもディーラーオプションでここをカラードにするパーツが販売されています。塗り分けしたくない方は、カラードリアスポイラー付車輌と言い張るのもアリかもしれませんよw
デカールを貼り付けてから時間を置いて(1日は置いた方がいいかと思います)、クリアコートします。
クリアコートに使用するのはこれ。ガイアノーツのEX.クリアーを同社のKM.MAXにて希釈します。
EX.クリアーは乾燥が早めであるのと、肉厚(ボテっとはしない)で頑丈な塗膜が形成されるので研ぎ出ししやすいために私のスタンダードになっています。
KM.MAXは乾燥を遅らせるリターダー入りの溶剤で、平滑な塗膜を得やすいのが利点です。通常のガイアシンナーやメタリックマスターは乾燥が早いので後の研ぎ出しが大変なんですよね。既に蛍光クリアーが噴いてあるので、メタリック面の心配はしなくて良いし(蛍光クリアーはメタリックマスターで希釈しています)。
クリアはおおよそ15ml程度作成し、一気に吹き付けます。
少し埃が付きましたが研ぎ出しで充分カバーできる範疇でしょう。
研ぎ出しにはクリアを十分乾燥させる必要があるので4~5日はこのまま乾燥させることにします。
Posted at 2010/05/04 17:30:20 | |
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