フロントパイプ末端フランジ溶接修理

応急措置をしてしのいでいたフロントパイプ後端のフランジ腐りをリベンジとして溶接修理を行いました。

何日も前から防錆潤滑スプレーをフロントパイプ前端を止めているネジにかけていました。スプリング付きで、奥まったところにあり直接届かないので曲げた銅パイプ経由で吹き付けてました。

前後輪共にスロープ状の木材に登って車体下作業スペースを確保。運転席を外して、カーペット下の排気温？センサーのカプラーを外してグロメットごと車外に出しておく。

フロントパイプ前端のネジは14ソケットをエクステンションで延長、スピンナハンドルでかなり力んでバキっと鳴ってようやく緩みました。初め折れたのではとかなり怖かったです。ネジを外して落下しないように下に段ボール箱などを置きました。

リアマフラーとつないでいた応急処置のスプリングと釣りゴムから外してようやくフロントパイプ全体が外れました。

腐ったフランジの付いていたところはガサガサ凸凹で、新しいフランジを溶接出来るように削りました。フロントパイプ後端は40mm弱。ジャストのフランジ素材が見付からなかったので、φ45のフランジと、別にパイプ材料を輪切りにしてC字リングを作り、径の差を埋めることにしました。フランジ、パイプ材料共にステンレス。

一度仮組みして車体、リアマフラーに取付け。フランジの位置決めでパイプに溶接前のマーキング。

溶接作業。ステンレス用の溶接棒、φ1.4、φ2を過去に買っていたため試しましたが、電流を推奨値内で調整しても火花が持続せず。

仕方なく鉄素材用の溶接棒で一周溶接しました。これがまたボコボコで、素人作業の限界を感じました。
この後ここから排気が漏れることがないように・・・祈って耐熱スプレーを溶接部に吹きました。

フロント側の固定ネジは新品を手配。スプリングはパイプの重さのバランスが悪いためか片側のみヘタって3mm弱短くなっていたので、HA21Sのタービン交換でとっておいた中古のスプリングのセットに交換。スプリングも手配が必要でした。

タービンアウトレット付近に止めるネジは固着すると恐怖ですので、銅配合スレッドコンパウンドを塗って使用。

フロントパイプを取り付けて排気漏れを確認。フランジに付属のガスケットが合わなかったのか、若干の排気漏れが見られましたので、別途ガスケット交換など準備が必要です。

また素人溶接の強度も不安がありますので、引きバネもしばらく併用して様子を見たいと思います。

お店での新品フロントパイプへの交換だと10万くらいしてしまうと聞きましたがだいたい5000円くらいには収まったかと思います。車検やオーバーホール関係にかなりかかる予想なのでできるだけ出費を抑えて行きたいです。

202600km