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さて決勝当日です、気分良く眠りについたおかげで早朝4時30分には目が覚めてしまいました（笑

とりあえず血圧のお薬を飲みます、メディカルチェックは午前九時なんでちょっと早すぎるかも・・・
でカーテンを開けて見ると、なんとなんと雨が降ってます。はぁ雨ですか、タイヤどないしょう、カビカビのウェット用が有るにはありますが、まっこの日は終わったってことです。

昼食を7時に済ませパドックへあがります。ここでお薬をもう一錠。

Vectorミワさんはもう十年以上も当方のEPを触って居られますので、リクエストを出さないでもサクサクとウェットセットを進めてくれます。富士はタイヤマーキングが無いので、公式車検にはドライ用のもっとも溝の浅いヤツを履かせて重量をもっとも軽くして検査、計量をしてもらいます。

タイヤ溝があるヤツで計量すると、決勝終了後の再車検でタイヤが減った分重量が割り込む恐れがありますので当方はいつもそうしてます。それくらい最低重量は攻めてます（そんなことするよりDr.の軽量化しろよって

1400cc未満車両のFIA規定最低重量は750kg、この日の#69の公式重量750.5kg、攻めてますねぇ、攻めすぎてウェット時には通常外すリヤタワーバーが外せなくなりました（あかんがな

普通なら予備のウェイトを数kg持込んでますが、この日は当方のちょんぼで1kgしか持って来てません。
なので要りもしないビデオカメラを1台、おまけにペットボトル500mlを搭載、結果751kg、これで決勝中にオイルを消費したり、ラジエター水を吹いたり、タイヤやパッドが減ったりしてもなんとか750kg以上で収まるはず。

どたばたですねぇ、何やってんでしょ富士まで来て・・・

そんななか当方は、パドックの片隅の医務室へメディカルチェックを受けに行きます。まだN1400のメディカルチェック時間には20分以上ありますが、無理を言って早めに診察をお願いします。なぜにそんなに早くフライングしてまで診察をうけるのか？まぁそれはアレがアレって事で（笑

とりあえず両腕の握力を計ります、右50左40「合格でーす」看護婦さんがニコッとしてくれます。
でしずしすと診察室に入ります。次にもう一人の看護婦さんの前に腰掛け、血圧測定を受けます、ここでドクターが「変わった事無いですか？」の質問「無いですよ」と元気よく当方が答えます。血圧を測ってくれている看護婦さんと言えば「大丈夫な訳ないじゃん」てな顔をしてドクターの方を見ています。

あぁっなんか血圧計の締め付けがキツいんですが．．．　

すでに血圧計の針は上限付近へ、もうね診察室にいる看護婦＆ドクターさん全員の視線を釘付けですよ（笑
「上190、下115」静まり返った診察室に看護婦さんの声が響きます。

ハレホレハレっ　まさかのドクターストップ、予備予選落ち！

ドクターが「昨日良く寝た？」「も一回計る？」
ここで当方はいつもの言い訳「今ですね車検場でクルマ押して来たとこで、心臓バクバクですから」「緊張で4時から起きてますし」「薬飲んだしねそれも複数錠」「60近いおっさんなら平均でしょ」

ドクターは冷たく「隣で寝て来て」の一言

あぁ恐怖の医務室の救急ベッドですよ、そんな、10日程前自転車レースで死人がでたばっかですよー、どうせこのベットに寝かされてたんでしょ、落ち着く訳ないじゃん。

前にも「隣で休んでて」って言われて、ベッドで寝てたらそのまま看護婦さんに忘れられてドラミ遅刻しそうになって慌てたんですから（笑

はぁベッドに横になるも、ますます心臓はバクバク、10分経っても看護婦さんは呼びに来ないし、ここで「看護婦さーん」って大声を出すとまた血圧上がるし。。。

ようやく15分程して看護婦さんが再検診に来てくれました。
結果「上125、下90」ドクター「下げようと思ったら下がるやん」まぁ「やん」とは言わないですが。いやいや下げようと思って下がるくらいなら苦労しませんて、ぜったい最初の血圧計壊れてますて。ドタバながらメディカルOKの判子をようやくもらいました。



この話明日へ続くーーーー