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いよいよ公式予選（20分間）がスタートします。

夜半より降り続いた雨は上がり、路面はダンプ（半乾き）状態です。
N1400の前にはS-FJ等の予選もありレコードラインは白く乾いてきています。

ラインが出て来たので、タイヤはドライ用、前日の練習で好感触を得ているYH050のMコンパウンドを履かせてもらいます、ただし手持ちがユーズドしかなくちょっと不安です。
車両セットも雨用からもとのドライセットに再変更、ラインを外すと一気に滑るのは目に見えてますが。。。

過去岡国の予選、富士の予選もそうですが当方はいつも先頭でのコースインを心がけています。これは雨でも、晴れでもそうしてきました。もともとダラダラ乗るのが嫌いですし、先頭でさっと走って一発出たら時間がいくら残っててもピットに帰る、こういうスタンスでレースをしてます。なによりしんどい事が大嫌いですから（笑

ただこの日は、時間が経つほどに路面が良くなるのが解ってるし、前半で一発イケる様な事は富士ではまれなので、当方の心情には反しますが落ち着いてコースインをします。そのための燃料もいつもより１リットルほど余計に入れてもらってます。

富士予選でのスターレットの戦い方は、ぜったいに単独走行にならない事、とりあえず団子状態のまま隊列を組んで風をもらう事だけを考えて走る、これに尽きます。

結局はそこそこのクルマと人並みのお手手なら「他人任せ」「風任せ」予選終了まで良い風をくれる相手を探してコースをうろうろ、これでそこそこのグリッドが得られます、あくまでそこそこですが。

直線がとてつもなく長い富士の特性と、スターレットの車体形状、エンジン出力、総合するとスリップが無ければ、直線どうやっても転ばないって事です。

ポールはもちろん、前二列くらいのトップクラスまで行くには、人並み以上のお手手とそこそこ以上のクルマが必要です。いくら風に左右される富士とは言っても「まぐれ」は無いのです、そこに面白みが少しは残っていると。。。

はぁまた長くなった。

で　コースインを遅らせ、当方はダラダラと相手探しをしています。たまに全開で#69を追い抜いていく車両があると、少し間を置いて後方から金魚のフンのように追いかけます。

なんかこんな駆け引きが当方は大嫌いですがやらないと好タイムは望めません。当方なんか富士じゃ雑魚扱いですから、後ろから行ってもほっとかれますが、これがポール争いなんかになると、最後の直線で引張てる方の前車がアクセルを抜いてスリップを嫌うなんて駆け引きがなされます（嫌ですねぇ。

予選も終盤、リーダーボードを見ると#69は14番手くらい、そろそろ本気出さないとヤバい状況です。路面もやや好転、前を見ると、この日のポール車が走行中、もうこの周しかないと心に決め、踏みちゃんこ走法に切り替えます。最終セクションで間合いを詰め、直線ではうまく風をもらい1コーナーへ、ここで前車はスローダウン。

はぁ300Rまで引張って欲しかったです・・・

とりあえず前が開けたので単独ではありますが踏みまくります。ほぼミスのない状況で最終セクションまでイケました。あと最後の直線だけですが、ここで幸運な事にもう一台スターレットがアタック中「アクセル抜かないでねぇ」って願うような気持でスリップに入ります。この時点でコントロールタワーではチェッカ旗が打ち振られています。タワー前までに追いついてしまったのでしょうが無くクルマを右に出し並んだところでチェッカー。

クーリングラップ中、ヘヤピンから見えるリーダーボードに目をやると、#69は6番手、タイムは目標の6秒台には届かなかったですが、前日練習を上回る7秒前半。

うーん微妙（笑

まっ、ほぼ2年ぶりの富士、それも経験のない特設レイアウト、難しい路面「上出来」かなっ？？？


「午後は完全ドライになるハズやし、それならタイヤもなんとかやりくり出来るし」ってな当方の淡い希望も、決勝直前の大雨にもろくも崩れさる事になるとはぁぁぁ

予選の状況は動画で見てくださいね。

http://muku2.dip.jp/ayashi/race/m0722/m0722h1.WMV

この話　まだまだ続くーーーーーー　かなっ