こうなるコトは判りきっていたハズなのに

中央道のトンネルで事故があったくらいなコトは、耳に入っていたんですけど、恥ずかしながらこんな大事故だとは思わず、呑気に昨日のブログでした…(>_<)
まず初めに、亡くなられた方々にはお悔やみ申し上げます。

それにしても、私も毎年長野で開かれるスイフトのイベント・ＹＢＭに行く時、必ず利用する高速道路のトンネルです。
いつ起こるか判らなかった崩落ですから、ひょっとしたら我が身にも起こりえたかもしれない事故かと思うと、ゾッとします。
ましてや、何秒、いやコンマ何秒の差でからくも事故を免れた方は、なおさらそう思うでしょう。
トップ画像は、そのまさに九死に一生を得た、ＮＨＫ記者のインプレッサ。
天井から次々に落ちてくるコンクリの板に挟まれながらも、加速して難を逃れたらしいです。
その模様を、ＮＨＫ「クローズアップ現代」で簡易ＣＧで再現してましたけど、不謹慎ながらも、まさにアクション映画の危機一髪シーン…(((ﾟдﾟ;)))

９月に詳細点検をしたばかりにも関わらず、このような事故が起きたのは、一体どうしたコトか？
原因は天井を支えるボルトの劣化とも言われてます。
でも開通以降35年間、ただの一回のボルトの交換もされず、抜き取り検査もせず、目視だけで詳細検査もないものだと思います。
そもそも、ボルトの頭だけ見て、何が判るんでしょう？
別のニュース番組で紹介されてましたけど、そのボルトも直径16㎜、長さ23㎝(うちコンクリに打ち込まれてる部分は13㎝)というモノ。何千何万本と打ち込まれているんでしょうけど、すごく小さく頼りないモノに思えました。

これから全国のトンネルで、再点検が始まり、場所によっては改修補強工事もあるのでしょう。
3.11の福島第一原発もそうでしたけど、何にしても何かしら事故が起きてから慌てて対策しても遅いんですよね…。
道路公団のお偉いさんがインタビューに答えてて、ちゃんとした検査をするにしても、定期的な補強をするにしても予算がないんだと言い訳をしてました。
ドライバーが支払う高額な道路使用料や、毎年国から支給される莫大な予算は、一体どこに消えているのでしょう？
３年前声高に訴えられた、ムダの排除。天下り根絶。
国の問題は山ほどあって、そういうところまで気が回るかどうか判りませんけど、今度の政権はどう対処してくれるのでしょう？
奇しくも明日、衆院選の公示日。