
スイフトがいくらお気に入りでも、他にも乗ってみたいクルマが多いよしつきは、次に乗るクルマを想定してcarviewからYahoo!メールに届くカーセンサー提供の中古車情報を日々チェックしていました。
スイフトに続く愛車なら、順当にいけば現行スイフトスポーツであろうとは思いますが、それではつまらない。イヤ、クルマがつまらないと言うのではもちろんない。つまらないという価値判断ではなくて、現行車より今乗るべきクルマはもう新車では買えないクルマを優先しなければならないと考えていました(スイフトスポーツも乗りたいクルマではあったけれども、新車で買えないというだけで、どうしても欲しくなったら中古車で、という手もありますしね)。ずっと乗りたいと思ってたクルマは、そのままだと年式がどんどん古くなっていく。つまり、早めに手に入れないと、程度のイイクルマが減っていくというコト。
もちろん、年式が古いクルマでもイイコンディションを維持しているクルマはあるでしょうけれど、当然ながらなかなか見つからないし値段も高額になる。イイコンディションとお値段の丁度釣り合いのとれたクルマが望ましいけれど、それを探すには地道に情報をチェックするしかない。
多くの候補の中でも、フィアット・500(以降、チンクと略)で乗りたかったのは当然MT車で2気筒エンジンという世界でも稀な存在のツインエア、しかも2012~2014年式という狭き条件のクルマ。
ツインエアは、先代チンク(『ルパン3世』の愛車のアレ)にも搭載された2気筒エンジンを現代風にブラッシュアップ、低燃費化と高出力化させて現代に蘇らせたユニット。独特の振動と音が先代チンクを思わせるという寸評を読み、先代チンク大好きよしつきが現行チンクのエンジンではもっとも気になっていたユニット。
そして、なぜその年式か?というと、ツインエアのチンクに最初にMT設定されたのが、2012年秋に発売されたスポーツプラスという限定車。そのスポーツプラスはチンク愛好家の中でもMTを待ち望んでいた方々によって瞬く間に完売。翌年、正式にMT車の500Sがカタログモデルとして販売される。その500Sは2014年9月にマイナーチェンジを受け、メーター部にTFT液晶メーターが採用され、スピードメーターもタコメーターもデジタル表示になりました。これは言わば、目玉ではあったのだろうけれど、よしつきはプロフィールにもあるように、メーターは針が好きだし、チンクであればマイナーチェンジ前のスピードとタコの同軸メーターに萌えていたのです(^o^)
コレは実際によしつきが買ったチンクのメーター。
見づらいという不評から改良されたと推測しますが、コレがなんともカッコイイ! どうせツインエアのMTに乗るんだったら、このメーター付きのクルマを!というのがよしつきの願望だったのです。まぁでも、乗り出して判るのは、見づらいのは確かです(^_^;)
数ある2012~2014年のツインエア・MTのなかで目を惹いたのが、黄色いスポーツプラス。250台限定のスポーツプラスのなかでも、さらにレアなトロピカリアイエロー。もうそれだけでコレだ!と思いました。総走行距離も、2012年式の割りに驚きの48,000km。しかも、販売店は埼玉県。よしつきのウチからでも実車を見に行くコトは可能な距離(これが北海道だとか九州とかだと購入はおろか検討も諦めたと思う)。たとえ、ネット情報で欲しいクルマがあったとしても、やはり実車を見ないと不安なアナログ人間です。
早速埼玉まで行って見たチンクは目にも鮮やかなイエローのボディで、とても10年経ったクルマとは思えないくらいキレイな状態でした。試乗させてもらう前に、セールスさんの運転で助手席に乗せてもらいました。独特の振動もエンジン音も、コレがツインエアか~と実感していると、鋭く吹け上がるエンジン。結構な勢いで走り出すチンク。セールスさんはかなり攻める方でした(^_^;) 元気よく回るエンジンに小気味よく旋回する車体。コレは紛れもなく、よしつきが好きなヤツ!(^o^) 代わってステアリングを握るも、さすがに同じようには走らせられなかったのですが、慣れれば「あの」走りができると思うと、これは楽しそうだと思いました。
コレは願ってもない掘り出し物に違いない。そして中古車は一期一会。イエローは人気で入庫してもすぐ売れてしまう、なんてコト、セールスさんに言われるまでもなく十分判る。そうでなくても、チンクなんてクルマはほぼほぼ指名買いのようなものだろう。もう、判っていた。わざわざ埼玉まで来た段階で、このチンクを買うコトは心のどこかで決めていたんだ、けど…。
この後のモヤモヤの正体・スイフトへの未練は、別のブログに女々しいくらい書いたので割愛。
契約はサクサク進み、納車までは点検・整備してからということになりました(実はちょっと困った修理箇所もあったようなんですが、そういう所も包み隠さず明かしてくれた点も好印象でした)。
その後3週間後に引き渡しされ、正式にチンクはよしつきの愛車になりました。
埼玉の販売店まで取りに行ったんですが、その日はあいにくの雨。2,3日前から雨の予報に、晴れろ~の一念は叶わず、雨の中慣れないクルマで帰宅。
とは言え、国産車から輸入車に乗り換えるとありがちな、ワイパー/ウィンカーの間違いも雨の中だったら恥ずかしくないコトに気付きました(^_^;) まぁでも、いまだにふとした時に間違えますが…(>_<)
さらに洗礼が続きます。
メーターパネルの燃料系では半分ほど入っていたハズのガソリンですが(チンクの燃料タンクは30ℓちょっと。後で判ったコトなんだけど、メーターでの半分は残り約10ℓくらいらしい)、ウチを目前にガス欠になりそうな状況でした。
急遽、セルフのガソリンスタンドに入り、給油しようとしたところ、給油口の開け方が判らない!

国産車、というかこれまで乗ってきたクルマとまるで違う構造にオロオロ。店員を呼ぶなんて恥ずかし過ぎるコト、絶対できない!! 焦りながら説明書をめくり、なんとか事無きを得ましたが、ガソリンスタンドが空いててよかったと心から思うよしつきでした…。
しばらく乗ってみて、ようやく慣れてきた感じです。
スイフトからルームミラー(過去ログ→
■)とサンバイザー(過去ログ→
■)を引き継ぎ、あとはよしつきの不動のアイコン、ざくますこっとも装備(^o^)

ラジオアンテナは前のオーナーさんが、純正のアンテナーベースに被せるカタチでシャークフィンアンテナを取り付けていたんですが、よしつきの地元ではその程度のアンテナではラジオ受信なんかできないので、納車前に取り外してもらいました。アンテナベースが無くなっているかもしれない。ないとなったら、パーツ取り寄せて取り付けなきゃならなくなるから、余計におカネかかりますね…なんて脅されてガクブルだったんですが、シャークフィン外したらベースがちゃんとあって一安心。よしつきはラジオも聴く人なので、これまたスイフトから初代スイフトのアンテナ(過去ログ→
■)を移植。

ほんの少しでもスイフトの魂を引き継いでもらいました。
そうそう。

トランスミッションはマニュアルがよしつきのコダワリですが、エアコンも今時珍しいマニュアルです(^o^) もっとも、スイフトではフルオートエアコンではあったんですが、ほぼほぼ使ったコトはないので問題なし。暑いときは涼しい方にダイヤルを捻ればいいし、寒いときは暖かい方へダイヤルを捻ればいいだけのハナシです。
エアコンパネルの下、赤丸で囲ったスイッチは、パワーウィンドウのモノ。ジムニーとかでもこんな感じだとは思ってましたが、コレはちょっと面喰いましたね。
それと、ツインエアというユニットは2,000回転以下では、ブルブルという振動とともにトルクも感じられず、えっエンストする?とか勘違いしそうになるんですけれど、2,000回転以上になると途端にパワフルになるのが特徴的。最初ちょっとビビリましたが、あの蹴られたような加速感は堪りません。あの豹変っぷりは、なかなか他では味わえない、面白いクルマだわ。
他にも輸入車、というかイタリア車、というかチンクならではの国産車との相違点というか特徴に、ちょっと戸惑うコトもあるけれど、それもチンクの「味」として受け入れないようではチンクオーナーになんてなれない。不便な部分があるなら、それらをひとつひとつ快適な方向に改善するよう弄る。それがスイフトを通して、みんカラで学んだコト。
カワイイ顔して走りはピリリと刺激的。そんなチンクとの新しいカーライフをを楽しんでいきますよ。
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マイチンク | 日記
Posted at
2023/04/30 19:32:33