![ワンダーフェスティバル2024[冬]に行ってきた ワンダーフェスティバル2024[冬]に行ってきた](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/047/551/891/47551891/p1m.jpg?ct=e4ee54731b4a)
過去のコトをブログにするのが恒例になってしまいがちで、大変恐縮なのですが(まぁ誰も期待してるワケじゃなかろうから、気にするコトでもないと思いますが…^^;)、去る2/11にワンダーフェスティバル(以降、WFと略)に久っ々に行ってきました!(ワンダーフェスティバルについては過去ログにて→
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ブログにはしてないですけれど、最後に行ったのは2016年2月だったので、実に8年ぶり? 身内の問題やらコロナやらですっかりご無沙汰になってました。
で、ジャパンモビリティショーやオートサロンのように、また入場チケットが電子化してるかも?と思い、事前に情報収集すると、コチラは紙のチケットで当日券もあるらしいというコトが判りました。
チケットの半券とガイドブック。このガイドブックが以前とは違っていた…。
そう言えば、今回幕張メッセが会場だったんですけれど、最寄りの駅からメッセまでの道中「前売り券買うよ~」のオジサンを見かけ、「ああ、まだそういうのがいるんだな~」と思いつつ、モビリティショーの時もオートサロンの時も見かけなかったのは、チケットの電子化が功を奏していたんだな、とやけに納得。彼らも時代とともに絶滅する類の人たちなんだな、と。まぁ、いなくなっても別になんの感慨もないけれど、風物詩的な存在ではあったな、と。
話を戻すと、以前ならばガイドブックがチケットの役割も果たし、ガイドブックには会場全体の配置図や参加ディーラーごとの簡単な紹介、販売する商品名、卓番号などの情報が全部載っていました。参加するディーラーは年ごとに多くなっていったので、当然ガイドブックも年ごとに分厚くなっていったのです。
が、今回チケット売り場で渡されたのは、ペラペラの紙一枚。売り場のオネーサンに訊いたところ、過去にそういう形態だったコトは聞いておりますが…と、なんとも歯切れの悪いお答え。まぁ多分イベント関連の会社から引っ張り出されてきた、別にWFにずっと関わってきたワケではないであろうオネーサンだから、知らないのも無理はない。コチラも久しぶりなもんで…とお茶を濁してチケットを受け取り、入場待ちの列に並ぶとちょっと行ったところに↑のガイドブックが、ご自由にお取りくださいとばかりに置いてあったのです。「薄っ!!」が第一印象。ページを開いて納得。やはり最近の仕様になっていて、QRコードからディーラー情報はご覧下さい、と。
うむ、やはりそういうコトなのね、と唸りました。まぁこれも時代の流れ的なモノで、別に不思議なコトでもなんでもない。むしろ合理的で、こういうところに回顧趣味をはさんでも意味はないけど、浦島太郎的なおいてけぼり感はありますね(^_^;)
まぁそんな、どーでもいい感傷は置いといて、入場してすぐのディーラーで足を止めました。
当日配っていたチラシ。スキャンして掲載すると、また投稿ガイドラインとかメンドーなので、持っているモノをカメラで撮った画像をアップしました的な、ちょっとグレーな感じお届けします(^_^;) QRコードも読めますよ!
株式会社 ICOMA のタタメルバイク。WFって造形物の展示即売会なんじゃあ?と思われますが、近年そればかりではなく異業種も参戦しています。あと、この ICOMA は後述するカプセルトイもプロデュースしてるので、ヲタにもお馴染みの玩具業界といえなくもないワケ。

ご覧のように、折り畳める電動バイクです。スペックはチラシを参照していただくとして、灯火、バックミラー、ナンバー付き、ヘルメット着用義務の原付バイク扱いだそう。折り畳んで変形するコトがウリではあるけど、街乗りに実用的なモノを目指していたと、開発者さんの話を直に聞けました。お察しの通り、モチーフはホンダ・モトコンポで御自身も所有しているそうなんだけど、車輪が小さいのが不安なんでそうで、前輪の大径化はコダワった部分だとか。変形の実演もやっていただきましたが、ものの10秒程度で変形可能でした。
ジャパンモビリティショーにも出展していたそうで(気付かなかったなぁ!>_<)、
豊田章男会長が見学しに来た時(ホント、どこにでも現れるな^^)に変形を実演したそうで、まるで手品だね!と言われたとか。
開発者さんは、タカラトミーのトランスフォーマー部門に勤務していたそうで(納得!)、独立してスタートアップからベンチャー企業を立ち上げたそう。まだ生産は手作業の部分も多く、出荷数も少ないそうだけど、もう実際に使われている方も多く、会社の試験走行よりも距離数を伸ばしているオーナーさんもいらっしゃるとか。まだまだ改良の余地も多く、随時アップデートしていく予定だと、本当に楽しそうに生き生きとお話しになられていました。
ブースでは、先述のカプセルトイ(というか、箱売りだったんですけれど)の販売もあって、ホンモノはそうそうおいそれと買うワケにもいかないので、トイの方を購入させていただきました。こういうベンチャー企業は応援したくなりますね。応援の額がショボイですけれど(ToT)
ホンモノ見た時から、既視感があったんですけれど、実はオサーン、以前ガチャマシーンでガチャっとしていました(^_^;)

黄色い方が以前ガチャったヤツ。シルバーのが会場で購入したヤツ。箱売りではあるけど、4つあるカラーバリエーションから何が入っているか判らないブラインドボックス仕様。

¥500のトイでもちゃんと変形します。ていうか、後述の ICOMA の歴史を見ると、実際に変形できるミニチュアの方が先だったようですが。
シルバーの方がVol.2というコトで、シートのディテールとかブレーキレバーがグリップから独立していたりと、バージョンアップしています。

箱の中に入っていたチラシ。ICOMA の歴史が垣間見えます。
これまでガレージキット(以降、GKと略。ガレージキットについては、WFの過去ログ参照)というと、パテや粘土、プラ板などで原型を造り、それをシリコンで型を取って、その型にレジンという液状の樹脂を流し込んで複製して、量産するというモノだったんですが、近年その常識が変わりつつあります。
3Dプリンターです。パソコンで立体データを起こして、それを元にプリンターが造形をする。最近ではその性能もどんどん上がり、かつお値段もリーズナブルになりつつあって(あくまで以前よりは、ってハナシで、金額的にはまぁそこそこします^^;)、個人単位でも導入する方も多いと聞きます。実際WFの会場でも、3Dプリンターを展示・販売してるブースもありました。
昔ながらの、自らの経験と技術を駆使して原型を造形して~というやり方をしてる職人気質の人たちからすると、この3Dプリンター造形は邪道だと煙たがってるようですが、とりわけメカモノには強みを発揮する手法ではあると思います。機械任せが面白くないという考え方も判らなくはないんですが、3Dプリンター造形にもそれはそれでセンスは必要だと友人の3Dプリンター造形師も言ってました。どちらにも長所短所はあるので、うまく使いこなせれば効率よくクオリティの高い造形ができるとは個人的には思うんですが、いかんせんオサーン自身が原型を造ってるワケではないので、何を言っても説得力はありませんな(^_^;)
そんな3Dプリンター由来の作品。

スズキのコンセプトバイク、G-ストライダー。今見てもシビれるカッコよさ!! こういうマイナーなモノを立体化してしまうのが個人の強み、WFならでは。ディーラーの方と話していたら、G-ストライダー自体もう発表から20年も経つ(!)そうだけれど、古さは微塵も感じませんねぇ。残念ながら今回は展示だけで、販売はこれからだそう。1/12で¥2万程度だとか。

1/48のSPT・レイズナー。1/48というと、バンダイでもプラモデルが発売されてましたが、それは頭が小さく脚は長い、いわゆるTVアニメ作画のようなプロポーションでしたが、こちらはあくまで大河原邦男氏が描いた設定画風のちょっとモッサリした感じのプロポーション。このカッコ良すぎないモッサリ感がイイのよ! 原形師の方、判ってらっしゃる!!
もちろん、これまでのやり方でGKを出品してます!というディーラーさんも多くいらっしゃいます。世の中多様性の時代で、どちらだけが優れているとかではない。手法に違いはあれど造形の意欲に対する情熱はみな同じで、その情熱こそが作品の優劣に表れてくるんじゃないかなぁと思います(あくまで個人的な考え方です)。
そして多様性と言えば、WFって始まった頃は、美少女キャラや怪獣のフィギュア、スケールモデルモノやロボット系のGKばかりだったんですが、今やシルバーのアクセサリーや革細工、木工品、粘土細工、陶芸作品、はてはヌイグルミなどの一点モノを売るディーラーも多くなってきました(これはオサーンが行かなくなってしまった、8年前にもそういう傾向はありました)。
複製できない一点モノですから、その手間たるや推して知るべし。大変な労力がかかります。それに複製と違って全部に手が抜けないですから、もはや彼らは職人と言っても差し支えないレベル。
そんな木工職人から購入させていただいた、コチラ。

なんともカワイイ爪楊枝立て(^o^) 大きくて見事な細工も多くありましたが、実用を備えているのとお財布の中身と相談した結果です。
あとは気になった作品を何点か貼り貼り。

人間の頭ほどもあるアトム、柔王丸、マジンガーZの頭部は、ダンボール製!
静止画ではそのスゴさは伝わらない…

船の羽根やプロペラが連動して動き、風車もグルグル回ってる。大人でも一抱えするほどの大きさで、材質は木。すべて旋盤から削り出しているという労作。
怪獣も変わることなく愛されているモチーフだけど…

全長およそ1mはあろうかという巨大ビオランテ。造形も迫力あってスゴイ出来で¥33万というプライスは納得できるけれど、実際にコレ買って作るとなるとトンでもないな…。
みんカラというコトでクルマ関係も。

各国の軍用品の実物やレプリカを扱うディーラーに展示してあった、ウィリスジープ。1945年製のホンモノで、車検を通してナンバー取得して公道走行も可能。
モチーフはさっぱりわからないんですが、テスラの痛車。

痛車もEVの時代なんだな~とか。
カランコロンという音まで再現の園丁ロボ。

周りの人たちと比べて、およその大きさはお判りかと。会場への持ち込みもセットアップも大変そうだ。
今までは、ちょっとでも気になった作品を写真撮ってはハイ次!と、ろくすぽ自身の眼で見ずに写真撮るのだけが目的みたいなWFへの参加の仕方だったんですが、今回は特に気なった作品をじっくり見せてもらい、可能であればその原型師さんと話をするといったスタイルになりました。原型師さんのコダワリや苦労話など聞けるのは楽しいしためになる。原型師さんも話をしたくてウズウズしてるみたいな人も多く(^o^)、話は弾みます。やはりWFというのは、単なる即売会というより、ジャンルの違いはあれど造形好きな人たちのオフ会みたいなモノで、日ごろ造形という、ある意味自分と向き合いもくもくと作業する孤独な闘いみたいなモノから解放され、共通の趣味を持つ人たちとの語らう場でもあるんだなと感じました。
実際、「どうもどうもお久しぶりです~」なんて挨拶から始まり、ずーっと話し込んでるディーラーの関係者とお客さんというのは、割りとどこでも見られる光景(写真撮りたいから、ちょっとだけどいてもらえると助かるんだけどなぁ…とかね^^;)。今やSNSがあるから、いつでもどこでも連絡は取れるけれど、実際会うのは半年に一度(のWFの時だけ)なんて関係も多いみたい。
会場内に溢れる造形魂にあてられると、オサーンの心にも少なからずある造形欲が掻き立てられるのです(ウチに帰ると萎んじゃうんですけれど…←ダメじゃん)。それが嬉しくて、ああ、やっぱり来てよかったなぁと、終始ニコニコ顔で会場を歩き回っていました(不気味…^^;)。
が。
会場を後にして、興奮冷めやらぬまま秋葉原を散策し、ちょろっと買い物などしたりして、いい気分でいたところに悲劇が起こりました。
帰りの高速バスを待つまでの時間に夕食をとったんですが、その時不注意で長年愛用していたメガネを落としてしまい、レンズを割ってしまいました。
破片を全部回収できず…
オサーンのメガネのレンズはガラス製っだったのです…orz
愛着があったのですが、壊れてしまったものは仕方ない。次回のブログは「オサーン、メガネを買いに行く」に決定です。
お察しの通り、もうすでに新しいメガネ掛けて、このブログは書いているんですけれどもね(^^)