
ゴールデンウィークの長期連休を利用して、久しぶりに岩手・宮城の三陸地域をフラフラしてきました。
三陸と言えば我が駄ブログではお馴染み、三陸鉄道。
ブログトップは、チンクでは初上陸の三陸鉄道・宮古駅前です。オサーンとしては、2016年以来の8年ぶりです。駅前の雰囲気は以前と変わらず、懐かしさがこみ上げます。ただ、宮古駅前の複合商業施設・キャトル宮古が老朽化などの理由で2025年度をもって解体が決まっていて、その施設周辺が再開発が検討されるというコトで、それ以降だとガラッと駅前の雰囲気が変わってきそう。キャトル宮古自体は利用したコトはなかったけれども、東北自動車道経由で宮古入りすると、駅の手前に建つこの建物がまず目に入ってきて、ああ宮古に来たな~と思ったモノでした。写真撮っておけばよかったな。
そう、実は三陸沿岸道路(過去ログ→
■)が全線開通して、我が家から宮古に行くならそちらから行った方が速かったんですが、とある場所に行きたくて、従来通り東北自動車から盛岡を通って宮古入りしました。
その行きたかった場所というのは、福田パン(Wikipedia→
■ それにしてもWikiに載るってスッゲェなぁ)。コッペパンの専門店で、TVでも度々紹介されている、岩手県では有名な行列ができるお店。
そこで朝食を頂こうと、ちょうど開店時刻の朝7時に合わせてチンクを走らせてきたんですが…。
定休日でした…orz 開店時間は調べたのに定休日は見逃すというていたらく(>_<)
仕方なくコンビニで味気のない朝食を頂いたのでした…。まっ、休みなのはしょうがない! また来ればいいだけのコト!! 次こそは盛岡のソウルフード、食べてやるぜ!
その後三陸鉄道宮古駅に到着(ブログトップ画像)。駅前の駐車場にチンクを停め、今回も三陸鉄道、通称「さんてつ」を楽しむために久慈行きのワンマン列車に乗りました。

今回はあらかじめポストカード付の1日フリー乗車券を買いました。時間の制約上どこかで降りて乗ってみたいなコトはできないんですが、往復のキップ代よりオトクという親切価格設定。

ポストカード付というのが嬉しいです。いつか時間の制約なしに「さんてつ」を楽しみたいトコロ。
出発の時間こそ晴れ間が出てイイ旅日和だったのですが、しだいに曇り空になり絶景もちょっと冴えない画になってしまいました。
運行ダイヤの都合上、堀内駅で少し停車(三陸鉄道は単線だから、上り線下り線すれ違いのため)。堀内駅はNHKの朝ドラ『あまちゃん』で袖が浜駅という架空の駅として登場。その時の駅名看板が今でも残っています。

ここでの停車時間に乗客がめいめいホームに降りて写真撮影とかしていると、列車の運転手さんが乗客相手に写真を撮ってくれるというサービスも! 絶景ポイントで停車してくれたり、こういうトコロが「さんてつ」のイイトコロ!
『あまちゃん』と言えば、堀内駅もそうですが終点の久慈駅周辺にも、いまだにロケ地紹介の看板とかが残ってたりします。

堀内駅での運転手撮影サービスの時に見たのですが、『あまちゃん』の海女姿のコスプレをした女性がいて、放送10年以上経っても愛されるドラマなんだなぁと実感。
それはそうと、今回乗った車両はポケモンらしき絵柄のラッピングがされてました。車内も同様の掲示がありましたし…。

ゲームとか全然やらないんで知らなかったんだけど、『ポケモン Let's Go』というゲーム内でのイシツブテというポケモンが、岩に手が付いてるデザインから岩手応援ポケモンとして選ばれたそう(ポケモンローカルActs→
■)。地域それぞれの「推しポケモン」が各地の魅力を国内外に発信する取り組みをポケモンローカルActsというんだそうで、多くの人がポケモンを通じて各地域を訪れるコトで、地域とポケモン、それぞれのファンが増えることを目指しているんだとか。面白い取り組みだけど、茨城の応援ポケモンはいないみたい…(ToT) そういうのは全県でやれよ!と強く言いたいっ!!
さておき。久慈駅に着くとちょうど昼時。帰りの宮古行きは2時間近く後(まぁローカル線ですから…^^;)。前もって「るるぶ岩手 '25最新版」で目星を付けていたオサレカフェでランチをと思い、お店を探していると…
またしても定休日…orz ショックで写真も撮り忘れた…
るるぶちゃんと読めっ!って感じ(^^;)

ま、また来ればいいd…
他に目ぼしいお店も見つからず、結局お昼もコンビニ飯でした…。
三陸鉄道北リアス線は2019年に、宮古-釜石間のJR山田線と釜石-盛間の三陸鉄道南リアス線とをつなぎ、新生・三陸鉄道リアス線として誕生しました(過去ログ→
■)。
となれば、宮古の南側にも行かねばなるまいと釜石駅まで足を延ばしました。ホントは盛駅まで行きたかったんですが、そうすると宮古に帰ってくる頃にはお目当てのお店で夕食を頂くことが出来なくなるため断腸の思いでパス。3食続けてコンビニ飯はツライ…(いやさすがに居酒屋くらいは開いてるでしょうが)。
時間も夕方で、ゴールデンウィーク中とは言えカレンダー的には黒字の平日だから、宮古発釜石行きの車両は高校生でいっぱいでした。リアス海岸沿いのトンネルや鉄橋を通る元・北リアス線のように絶景で停車するなんてコトもなく、平地の街中を走る割合が多く生活利用色の強い区間なんだと思いました。
夕闇迫る時間帯で、席取りもよろしくなかったのでたいした写真も撮れませんでしたが…

いい景色!と思っても、カメラ(というより、今回もほぼほぼスマフォです^^;)を構える頃には景色は流れているので、なかなか車窓から写真を撮るには難しい路線。でもブログのためとか写真を撮るコトに目の色変えるよりも、ぼんやり車窓を眺めるにはとてもイイし、その方が健全ですよね。
釜石駅に到着~。釜石駅は盛岡・花巻方面へ行くJR釜石線が乗り入れてます。

駅の飾りも、日本ラグビーの聖地・釜石ならでは。

それほど待たずに宮古へ帰る列車が来て、釜石駅周辺を散策する時間は今回ありませんでした。コチラも機会があればゆっくり見て回ってみたいトコロですね。
さて、夕食はお目当ての店があると先述しましたが、宮古でご飯食べるならと決めているお店、蛇の目本店です(みやこde Ku-Be→
■)。2009年に初めて三陸鉄道に乗りに来た時、夕食に食べて以来ずっとファンなお店。
いつもはちらし寿司を頂くのですが、最近宮古で新名物として売り出し中の「瓶ドン」を初めて頂きました。
瓶ドンとは…
岩手県沿岸では、獲れたてのウニ滅菌処理を行った海水と一緒に牛乳瓶に入れて保存するスタイルが一般的。そうするコトで地元でしか味わえない新鮮で美味しいウニを食べることができます。まさに三陸“宮古”の名物とも言えます。
この独特のスタイルからヒントを得て、考案されたのが「瓶ドン」
宮古の旬の食材を牛乳瓶に入れ、お客さま自身がその場でご飯にかけて食べる体験型のご当地丼です。宮古観光文化交流協会より(HP→
■)
宮古市内でも、複数のお店が提供していて、それぞれ中身が違っているそうです。
蛇の目さんでは、おまかせでその日によって具材が変わってくるそう。それがコチラ。

盆の奥中央に置かれた瓶に海鮮食材が詰まっていて、それをホカホカ御飯にドサッと載せて頂きます! 美味っ!! やっぱり三陸、海鮮美味いです。あら汁も臭みがなく、普段なら絶対食べない系なんですが、完食です。今日初めてのマトモな飯だったしねぇ(^_^;)
瓶ドン、ネット通販でも取り寄せできます。「瓶ドン お取り寄せ」で検索すると、複数のお店が出てきます。瓶の中身は各店で趣向を凝らしたメニューになってますので、イロイロお試しになってみるのも面白いかも。
案の定長くなってしまったので、以降は次のブログで。