![ワンダーフェスティバル2025[冬]に行ってきた ワンダーフェスティバル2025[冬]に行ってきた](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/048/264/944/48264944/p1m.jpg?ct=990ae14fb550)
感染症が怖いからと、東京オートサロンはパスしてしまったんですが、どーにも我慢できずワンダーフェスティバル(以下、WFと略)には行ってきてしまいました。人生何が起こるか判らないから、後悔のないようにやりたいコトはやるようにする!と決めたハズなんですが、それでも世の中生きているとしがらみとかイロイロ考えちゃうと尻込みするコトも多くて、結局優柔不断で決めたコトも実行できない不甲斐なさ。
感染したらしたで、その時はその時!と腹をくくるも、あれから約1週間…。特に体調に変化ナシで、なんだコレならオートサロンも行ってくればよかったと、早速後悔してるという…。まぁ結局後悔のない人生なんて、これからも送れないんだろうなぁと実感してる次第(^_^;)
会場の幕張メッセまでは、東京駅まで高速バスで行き、そこからは鉄道というのがいつもの交通手段。たまたま高速バスで予約した席が一番前だったので、首都高に入ってしばらくすると富士山が見えるという嬉しいサプライズが。

見えるとやっぱりなんか嬉しいよね、富士山。
いつものように当日券で入場すればいいかなぁ…と思ったんですが、イヤ前回のようなコトもあるし(過去ログ→
■)、前売り券買っておくかとWFのオフィシャルサイトを覗いてみると、開場は午前10時なんですが、10時から入れるチケットは売り切れ、あとは11時から入れるのと、午後1時から入れる割引チケットが残るのみでした。前回でも入場に手間取ったから、その対策なのかも?と思いつつも、11時から入れるチケットを購入したんですが、なんというか予想通り結局入場できたのは午後12時過ぎという…。会場に着き、入場待ちの列に並んだ時点で、全容を把握するのも困難なくらいの人の壁でした。
単に年々来場者数が増えているからかもしれないけれど、WFを実行している海洋堂の宮脇専務がツイッター(現X)で謝罪するくらい(Yahooニュース→
■)の不手際があったり、前回も書いたけど、もうずっとイベント仕切っているのに関わらず、相変わらずスムーズに入場できないコトにもどかしさは感じざるを得ない。
とりあえず、次回は10時から入場できるチケットをとって、なるべく早く入場できるよう現地入りしよう。そうでなくても幕張メッセの1~8ホールを使うイベントなので、全部を見て回るには時間が足りない。ホントはじっくり見て回りたいんだけど。
今回もチケットと引き換えにもらえる入場許可証はリストバンド。
ネタ用に撮っておこうと思ったのに忘れてて、ウチに帰ってから撮るという…
リストバンドを係員から手渡されて、手首に巻こうとモタモタしていたら、ふいに前に並んでいたお嬢さんが振り返って「大丈夫ですか?」なんて声をかけてきた。突然見知らぬお嬢さんから心配されてしまうほど狼狽えているオッサンの様子が、背中越しからでも伝わるほどだったのか? さすがに虚勢を張って何事もないように「大丈夫です」と答えたけれど、ここは御言葉に甘えた方が何かが芽生えたシーンだったか?と後からちょっと残念に思ったりもした(イヤ、何も芽生えねーよ)。
と、毎度長~いリードの後は、ようやく本題。WF会場でオサーンの感性にビビッときたモノを紹介します。
WF参加を中断する前から目にしていたディーラーさんで、独特の世界観とデザインで、ビネットの中を実際に走る列車を作り続けるクリエイターさん。

実際に動いてるのを見てもらった方がいいと思うので、ツイッター見て(omorodesign→
■)。
ホームページでは過去作が見られます(omorodesign→
■)
独特な形にディフォルメされた列車はボタン電池とマイクロモーターで走れるようにイチから造り、レールも手曲げ、列車が走る風景や建物もすべて手造り! すべて一品モノで、商売しに来てるというより、オレの造ったモノを見て楽しんでくれ!って感じです(オサーンの勝手な想像ですが…^^;)。
ロボダッチと言えば、オサーンと同年代以上の方ならお馴染みの懐かしいプラモデルシリーズで、会場でも数か所のディーラーさんが展示・販売されてました。

コチラのディーラーさんは、他のディーラーさんがガレージキット(以降、GKと略)としてロボダッチを造ってるのとは違って、昔のプラモデルを復活させようとしているのだとか。当時、今井科学(イマイ)から発売された同シリーズですが、イマイはその後倒産、青島文化教材社(アオシマ)が金型を引き継ぎ、2000年代に何点かプラモデルを発売したようなのですが、その後はパッタリ…。
コチラのディーラーのオーナーさんは、プラモデルの金型をさらに引き継ぎ、本とプラモデルが一緒になったような形態(ディアゴスティーニとかアシェットみたいな感じかな?)で、まずは発売していきたいとおっしゃってました。オサーンは存じ上げなかったんですが、業界では有名人だったのかも?(←前回もやらかしてますが、とっても失礼)
画像はプラモデルを丁寧に仕上げた作例だそう。ロボダッチをリアルタイムで体験していた頃のオサーンはまだ小学生でしたから(今さらですが、ロボダッチは1975年販売開始で、今年で50周年!)、塗装してキレイに仕上げるなんて考えもしませんでした。当時のまま再販するとなると、接着アリで合わせ目消しも当然アリ、成形色も1色だから当然塗装もアリで、多分今の子たちには難易度高いプラモデルになりそう。ま、購買層は当時のお子さん達だから大丈夫か(^o^)
もうここしばらくは3DプリンターによるGKも珍しくない中、やはりその強みを発揮するのはメカモノが多いんですが…
『銀河漂流バイファム』から、ラウンドバーニアンのバイファムとディルファム。主人公の愛機のバイファムばかりでなく、2話しか出番のなかったディルファムを発売してるところがWFならでは。他にはネオファムやデュラッヘなどもありました。
3Dプリンター製とは判るんですが、一体どういうパーツで成り立っているのか理解しがたいGKがコチラ。

モチーフはカワセミですが、ご覧の通り微細な羽毛の一本一本までが再現されています。根掘り葉掘り聞きたかったんですが、あいにく原型師は不在で製品のコトをよく説明できない(しかも外国人で日本語も不慣れ)店番の女性がいるだけだったので(原型師自身もWFを楽しみに来ているので、他のディーラーを見て回りたい欲求が強く、自分の所にずっと張り付いているなんていられない。WFではよくあるコト)、詳細判らず。おそるべき技術の革新、しかも個人レベルでそれが出来てしまうコトに驚愕です。
メジャーメーカーも手を出さないマイナーアイテムに、スポットライトを当てるのがWF個人ディーラーの造形魂!!

『かいけつタマゴン』のタマゴン!(左) タツノコワンフェス(詳細は後述)だからなのか、こんなモノまで!! ここで見なかったら、多分一生思い出すコトもなかったろう。おだてブタ(右)は…割りとメジャーかもしれないけれど、まぁ立体化はあまりされないね。

『ブロッカー軍団IV マシーンブラスター』のボスパルダー!(左) コアなチョイスで好きっ! 是非他の3体のロボも出してほしい。『スクライド』のストレイト・クーガーのラディカルグッドスピード最終形態(右)もコア過ぎる!! 大好きっ! 原型師さんと『スクライド』、クーガーの兄貴について熱く語りたかった!

『未来警察ウラシマン』のマグナビートル!(左) カッコイイーッ!! ¥9,000で20コが速攻で完売したそうです。『ウラシマン』もタツノコプロだっけ。『勇者特急マイトガイン』のダイヤグラマー(っていうの、初めて知りました^^;)!(右) マイトガインに合体する時のコントローラーですな。1コしか売れなかったそうです(>_<) 旋風寺舞人のコスプレをする人御用達でしょうが、今時いないよな…。
怪獣も相変わらず元気なジャンルでした。

イリスにとどめを刺したガメラの必殺技・バニシングフィストは透明パーツで、焔の造形も素晴らしい(左)。ハリウッド版ゴジラもずいぶん認知されるようになりましたねぇ(右)。もうジャン・レノ主演のアレは過去のモノですね(^_^;)

ビオランテは複雑なパーツ構成で植物感を表現(左)。普通の怪獣と違うトコロが原型師の腕の見せ所でしょうな。ランドモゲラーとスターファルコン(右)。合体後のM.O.G.E.R.A.ロボ形態はありがちですけれど、マニアックなWFならでは合体前の分離形態! 今年は『ゴジラvsスペースゴジラ』25周年でそれに合わせて造りたかったという原型師さんの言葉でしたが、実は同作は1994年公開で去年が30周年! もうそんなに…orz

シーボーズってホントはこんな感じなんじゃね?というアイデア(左)。確かに! バルタン星人も独特のアレンジが素晴らしい!(右) TVに出ていたスーツそのままを造形するよりも、オサーン的には「オレならこうアレンジする!」的な造形の方が好きかな。原型師の個性が出るトコロだからね。
ヲタクっぽくない出品物を販売してるディーラーも近年多くなってると、過去のWFブログでも書いてきましたけれど、今回もそんなジャンルから。

ホンモノの骨格標本や剥製を製作してくれるらしいです。ディーラーとしてWFに参加してるというより、普段からそれを生業にしてるそう。こういう骨格が欲しいというリクエストにも相談にのるんだとか。
画像のペンギンは、水族館で病死したのを譲り受けたというコト。こういう言い方は誤解を招くかもしれませんが、骨って美しいと思います。

土偶や埴輪、縄文土器をモチーフにしたアクセサリー。材質は純銅だとか。コチラもWFに限らず普段から販売しているんだとは思うんだけど、WF参入ってどういうきっかけなんだろう?と思う。
コチラもアクセサリーを販売してるディーラー。

好きな鳥の羽根を選んで、アクセサリーにするという感じ。羽根は何で造られているのか訊いてみたところ、完全硬化してもある程度弾力を残す樹脂粘土で手作り、エアブラシでこれまた一枚一枚塗装してるんだとか! 3Dプリンター製のカワセミとは真逆の品。こういうのが混然一体になってるのがWFの面白さなんですよね。
先にちょっと書きましたが、今回のWFはタツノコワンフェスという特別なイベントタイトルがありました。

「タイムボカンシリーズ」50周年で、WFは40周年、WFを主催する海洋堂は60周年というコトでの開催だそうです。

『科学忍者隊ガッチャマン』の大鷲の健の実物大フィギュアや『ヤッターマン』のヤッターワンの1/3くらい(?)のオブジェなどが飾られてました。
冒頭でも書いた通り、時間が足りず後半駆け足でまわるハメになりました。
自分のウチに眠る在庫品を処分するために出店する人や、既存のプラモデルや玩具、アニメグッズを販売目的で参加してるお店もあるにはあるけど、WFはそもそも自分が好きで造った造形物を目の肥えた模型大好き人間に見てもらい、気に入ったら買ってもらう…腕試しみたいな、自分の造形愛をぶつける場所でもあるんだと思ってます。そういう見てくれオーラ全開なディーラーの自慢の造形を見て、話を聞いて…というのが楽しいんです(応援する意味もあるんだったら、買え!ってハナシですけどね^^;)。だから、極力全部のディーラーを見てみたい。まぁ、全然興味のないジャンルというのは少なからずあります。それでもなるべく思いの丈を受け止めたいと思っているんですが、やはり会場は広い、ディーラーは多い、時間が足りない、オサーンの体力が足りない…で涙を飲んでる状況です(ToT) ブログにアップしてる画像なんて、毎回撮ってる写真のごく一部でしかありません。
閉場時間いっぱいまで見て回り会場を後にした時、なんかいい写真が撮れたので。

闘い済んで帰途につく猛者どもを月が優しく見守っている…そんな感じですかね(^o^) 次は熱い熱い灼熱地獄の闘いだ!
<オマケ>
WFの興奮冷めやらぬまま、秋葉原でヲタなお店を物色してると(いつものルーティン^^)猛牛軍団に出くわしました。

急に撮影会が始まっちゃいました(^o^) 実際に走ってるアヴェンタドールなんて初めて見たよ。