
以前ブログにも書きましたように、前回の沖田艦(過去ログ→
■)に引き続きのメカコレクション(以降、メカコレと略)シリーズ・コスモゼロです。主役メカを造らないのがよしつき流(^o^)
コスモゼロは、宇宙戦艦ヤマトの艦載戦闘機。正式名称、零式52型宇宙艦上戦闘機。名前から判るように、デザインモチーフはゼロ戦こと、零式艦上戦闘機52型。メインエンジン周辺のデザインが、ゼロ戦の鼻先つまりメインエンジンであることがそれを示してます(ロケットエンジン、プロペラの違いはあれど)。
おもに、主人公の古代進が搭乗しており、機体下面にも垂直尾翼が伸びる外見が特徴的。この正面から見て十字のシルエットが、いかにも宇宙空間戦闘用という感じがしていて、ナイスです。
さてこのコスモゼロ、実は困ったコトに沖田艦と同じく、どうもイメージが固定化されてないのです。
コチラはアニメ用設定画。

この時点で、上のパース画と3面図でちょっとイメージが違ってますね。
改めてアニメの方も観直すと…

この辺りはまだいい方で…

ここまでくると、もうナニがナンだか状態(^_^;) まぁ、40年近くも昔のアニメですから仕方ないのかも知れませんけど、これだと製作の参考になりません。

メカコレの箱絵(左)は、アニメ設定画をそのまま描かれたモノのようだし、メカコレより大きいサイズで発売されたプラモデルの箱絵はコチラ(右)。なんか違う…(^_^;)
とは言え、キットをそのまま組み立ててみると…
自分で組んだモノを撮るのを忘れたので、ネットからの拾いモノ。
なんとまぁ、設定画の3面図とソックリ!! ていうか、コレを使ってプラモデルの設計したのでは?と思われます。実は出来はいいのです。アニメのイメージがアヤフヤなせいで、イマイチイメージを絞り込みづらいだけなんですよね。
ですので、今回はいつものような無茶(^o^)な改造はせずに、小さいスケールのせいで省略された細部の復活をメインに、2007年に発売された実機のテイストを盛り込んでアレンジされたEXモデル・コスモゼロ(下画像)を参考に、ディテールアップのみ施工しました。改造せずにいられない男、名前返上です(^_^;)

以前のブログ(過去ログ→
■)にもあるように、なるべくコスモファルコン付属の模型誌発売日に間に合わせるためのお手軽製作、という理由もあります(結果的には間に合いませんでしたけど…>_<)。
毎度前振り長くてスイマセン。
そんなこんなで、なんとか出来たのがコチラ。まずは、先に挙げた組み立てただけのモノとなるべく同じアングルで撮影。

なんかキャノピーがヘンじゃね?と思われる方もいるかもしれません。キャノピーとはコクピットを覆う透明の風よけ。そう、普通なら透明であるべきなんですけど、先にあげた画像を見てもらうとお判りの通り、キットが透明パーツでないため、ちゃんと造ろうとすると自作しないといけません。ですけど、今回は先述のようにお手軽製作のため、そこまではしたくありません。この場合、普通ならブルーやブラックで塗りつぶして、スモークがかかったような表現をするんですけど、今回は実験的に違った表現をしてみました。

左は宇宙服のヘルメット。バイザーが有害な宇宙線を遮断するため、金をメッキ蒸着されていて鏡面のようになってますね。もちろん、内側からは見えるマジックミラー仕様です。
コレをマネしてみようというコト。もちろん、メッキなんてできませんから、シルバーの上にクリア―イエローを吹いて、なんちゃって金メッキ風塗装。キレイなメッキではないんですけど、コスモゼロは宇宙戦闘機というコトでこういう処理もありかな、と。実は、ネットで公開されていた先人たちの知恵。まぁ、パクリともいうんですけどね(ゝω・)テヘペロ
アメリカ空軍の最新現用戦闘機F-22・ラプター(画像・右)などにも、そのような処理がされていおり、レーダー波などを遮断してステルス性を高めているようです。
アングルを変えて、何枚か貼り貼り。
そして、『宇宙戦艦ヤマト2199』でも共闘しているので、模型誌付録のコスモファルコンとメカコレ・コスモゼロを並べようと考えたモデラーも多いハズ! 実際、7月に再販されたメカコレシリーズも、コスモゼロは各地の模型店でも売り切れが続出したそうです(私も後から比較用に買おうと思ったトコロ、どこにも売ってなくってガッカリでした…>_<)。
だけど、並べてみると大体の全長は合ってるんですけど(コスモゼロ/17.4m※『2199』では16.9m、コスモファルコン/15.9m)、なんとなくキャノピーの大きさからスケールが違うっぽい…。

1/144のアメリカ海軍現用戦闘機、F/A-18E/Fスーパーホーネット(半完成品)と並べると、キャノピーの大きさは同じくらい。スーパーホーネットは18.38mというコトだから、コスモゼロが1/144ならもう少し大きくないとおかしい…(メカコレは約10㎝。1/144なら2㎝弱足らない計算)。

つまり、全長を基準にしてコスモファルコンと並べるのであれば、キャノピーを小さく造り直さないとダメ。キャノピーを基準に1/144として造るのであれば、機体を大幅に延長しないとダメというコトになります。
メカコレが、サイズ重視でスケールは考慮されてないシリーズですから、細かいコトを考えたらいけないんですけど、こうして並べて飾る対象があると考えちゃいますね。

恒例の¥500玉とのツーショット(^o^)
そして、いつもの自己採点ですけど、毎度言ってる仕上げの粗さがまたしても目立つし、加えて締め切りも守れなかったので、40点。
これまた、いつも言ってることですけど、精進しないとダメですね。
でも楽しく造れたからいいか!
いつものように、フォトギャラには製作の解説があります(→
■)。今回もたいして書くことないので短めです。
そうそう、プラモリリースも順調の『宇宙戦艦ヤマト2199』シリーズ。コスモゼロも、1/72という戦闘機ではポピュラーなスケールで発売決定したようです。1/72というと、20㎝超のサイズになります。コスモファルコンに合わせた大きさでも発売してくれると嬉しいんですけどねぇ。
意図せずに『宇宙戦艦ヤマト』モノが続きましたけど、そろそろヒトガタが恋しくなりました。次はガンプラかな?(^o^)
どうでもいいんですけど、『宇宙戦艦ヤマト』での戦闘機のテーマと言えばブラックタイガーのテーマより、コスモタイガーⅡのテーマの方が好きなよしつきでした。
Posted at 2012/12/02 00:00:28 |
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プラモデル | 日記