
チンクエチェント乗りになったからには、一度は訪れておきたいと思っていたチンクエチェント博物館。
昨年のチャレンジは、博物館の方から直前になってお断りのメールをいただいたのだが、そもそもウチのカワイイチンクのシートがオサーンに合わず、長距離運転すると腰痛が発症し、静岡まで来てギブアップしてしまったという情けない顛末になってしまったのですが…(過去ログ→
■)。
レカロシートに換え、長距離ドライブにもムリなく対応できる実績もあった(過去ログ→
■)ので、リベンジを敢行しようと9/20~9/22の日程で愛知→長野→埼玉をぐるっと回る旅行に出かけました。
ブログトップは足柄SAにて。朝焼けがキレイだったんだけど、結構駐車場がいっぱいで、チンク1台と朝焼けという構図で撮れなかったのが残念。
割りと余裕をもったスケジュールのハズだったんだけど、案の定出発するまでの睡眠がうまくとれず(小学生の、遠足が楽しみ過ぎて前の晩眠れないというアレ^^;)、結局道中エナジードリンクにお世話になるというていたらく。結局名古屋に着くまでの約6時間で、モンスター355㎖缶を2本半飲むというオーバードーズっぷり(成人は1日2本までだそうです)。誰か長距離ドライブ前にぐっすり眠れる方法を教えてプリーズ!! または、眠らなくても眠くならずに運転できる方法を!
とにかくなんとか名古屋入りはしたものの、約束の時間までには余裕があったので、喫茶店で名古屋名物モーニングをいただこうと。
白壁カフェ 花ごよみ(目的地のチンクエチェント博物館から近くて、駐車場がある喫茶店…という理由で選んだとは口が裂けても、イヤ、指が骨折しても入力できない^^;)
トーストに茶碗蒸し、アイスコーヒーがあるのに温かいお茶も付いてくるというなか独特な取り合わせ。
トーストお代わりしたので、¥660。コーヒー1杯頼むと、食べきれないほどイロイロ付いてくるって聞いていたけど、それは尾ひれがつきまくった間違った名古屋観だったようです(^ロ^)
腹ごしらえが済んだら、チンクエチェント博物館へ(HP→
■)
当日は逆光が激しく、次の日に撮った画像というのはナイショだ
博物館というから、もっと(以下、自粛)。
こじんまりとした建屋に、ヌォーヴァ500(2代目チンク)が所狭しとひしめき合っていました。そう、この博物館は2代目チンクがメインの展示車なのです。

一人で切り盛りしてる館長さんに、ヌォーヴァ500のあらまし等を一通り説明していただくと、「自分は仕事があるので2階にいますので、あとは好きに見ていいですよ。クルマには触らないでくださいね」と言われ、放置されました(^ロ^;) えっ、そういうのなの? もっとこう、乗り込んでイイクルマがあるとか、あわよくば実際に小さな敷地内だけでも同乗試乗体験ができるとか、そういうのがあるとか勝手に思っちゃいました。う゛~ん、コレは想定外だし、ブログとしてつまらないぞ(^ロ^;) とりあえず、建屋にあったクルマたちの画像を貼ってみる(とりあえず、ってなんだ!?)。

一番オーソドックスな2代目チンク、500F。本国イタリアで中古のチンクを職人が完全レストアして、チンクエチェント博物館が販売するというスタイルを開始して、もう結構な数のチンクが日本を走り回ってるそう。価格は¥300万くらいから。購入されたオーナーさんの中には免許取り立てのお嬢さんもいるそうで、思い切ったコトをするなぁと感心しきり。フルレストアしたとは言え、ここまでの古いクルマを維持したり、乗り続けるコトは難しくはないのか?と館長さんに訊くと、整備できる工場なり整備士なりが近くにいるなら、それほど難しさはないという。やっぱりソコなんだよな…。信頼できる整備士がいれば、トラブルがあってもとりあえず何とかしてもらえる。そういう状況にないと、旧車は乗れない。トラブル続きで乗れない日々が続けば、せっかく憧れた愛車を手に入れても気落ちしてしまう。名前も顔も知らないけれど、免許取り立てのお嬢さんに愛車に乗れる幸せが続くコトを祈ります。
コチラは福岡に納車予定だとか。

さすがに陸送の予定だそうだけど、館長さんなら自走で福岡まで行けると言ってましたΣ(゚Д゚)マヂカ!?
変わり種のチンクも。

左から、バンタイプのチンク、Giardiniera(ジャルディニエラ)。2代目はリアエンジンだから、エンジンを低くしてその上に荷台を設けたそう。世界的にも珍しいそうだ。真ん中はビーチバギー。海辺の別荘からビーチに行くためだけのチンク。そんな生活憧れますねぇ…。そして右がアメリカ輸出仕様。アメリカの保安基準に照らし合わせ改造されたチンク。頑丈そうなアイアンバンパーや出目金ライトが特徴的。
2代目チンクではないクルマも。

左から、初代500・トポリーノ。第2次世界大戦前から生産されていたクルマ。真ん中は、500よりも以前から販売されていた600の派生車種、ムルティプラ。デザインが独特ですね。そして右は、これまた今でも人気は衰えない、アウトビアンキA112。
一通り見学して、館長さんとお喋り。今乗ってるチンクのコトとか相談させていただきました。内容はまた別の機会に。
自分へのお土産として、オンラインショップ(→
■)でも買えるグッズを購入。

そーいえば、500ev(過去ログ→
■)の話も聞けばよかったな…と思ったのは帰宅してから(^_^;) また来れば…と言っても、ちょっと遠いなぁ…。
お昼御飯は、TV『バナナマンのせっかくグルメ!!』で観たお店を目指しました。
お店の名前は、かつ丼 あらた(TBS HP→
■)。この従来のかつ丼の常識を覆す、キョーレツなビジュアルを求めて伺ったのですが…
ガーン!
また来れば…って言(以下略)。
気を取り直して、またも『バナナマンのせっかくグルメ!!』で観たお店、善左衛門咖喱(TBS HP→
■)。

かつ丼とカレー、どちらかをお昼御飯に、もう片方を晩御飯にと思っていたのに両方ランチタイムのみの営業と知り、どちらか迷っていたんですが…。コチラは営業していてよかった~。お店に着いたときは、数名並んでいました。
店名にもなってる善左衛門カレーは、キーマカレーに山芋のトロロがかかった独創的なカレー。付け合わせが目にも美しく、ビジュアル的には厚切りかつ丼にも負けてません。キーマカレーはスパイシーだけどそれほど辛くもなく、卵や山芋でさらにマイルドになり、辛いの苦手な人でもペロリといけそう。付いてくるカレースープはチョイ辛で、そのまま飲むのもヨシ、カレーライスにかけるのもいいですよ、と店員さんにオススメされてやってみたらまたコレも美味しい! バナナラッシーも美味でした。
それにしても、9/20の名古屋は熱かった…。カレーを食べてチンクに戻ってきたら、ウソかホントか判らないけれど、チンクの車外温度計は45℃!
Σ(゚Д゚)マヂカ!?
さて、チンクエチェント博物館とカレーだけでは撮れ高が足らんと、ディレクター(誰?)に怒られそうなので、名古屋城でも見て普通の観光っぽいコトをしてみました。

なんとか名古屋城と絡めた画は撮れないもんかと思い、周辺を散策した結果がこんなモン。
名古屋城の見学コースをぐるりと回って…

へばってしまった…。45℃はオーバーだとしても、油断すると熱中症でぶっ倒れる危険な気温でした。500㎖のペットボトルを一気飲みして、早々にエアコンの効いたお土産物屋に逃げ込みました。
名古屋城でのお土産物屋で、会社関係に配るお土産はあらかた買えたものの、名古屋に来たなら買っておかねばならない新名物がありますよね?
それが、ぴよりん!(公式HP→
■)
「萩の月」とか「ひよこ」とかと一緒で、名古屋に行けばどこでも売ってるモノかと思っていたら、名古屋駅中央コンコースにある「ぴよりんSTATION カフェジャンシアーヌ」と他2店のぴよりんshopだけだとか。
分かりやすい名古屋駅の店舗に行くと、出来上がりまでもう少しのタイミングで行列ができてました。並んで待つコト十数分。
買ったったーっ!

ぴよりんは生菓子で、ぴよりんチャレンジなんて言葉があるほど、形が崩れやすく持ち運びに難儀するお菓子なのです(東海テレビ NEWS ONE→
■日立製作所よ、何やってんだ…)。
箱のシールに本日中に食せよとあるので、自分用にホテルで食べるように1ぴよだけ(ぴよりんの数え方は、1ぴよ、2ぴよ…なのだ)。甘いモノいっぱい食べると、そのね、イロイロとね(^ロ^;)

さて、スプーンもフォークも付いてなかったが、どのように食べたらいいもんか…悩むコト一瞬。
あ゛ーーーっ!!
美味しゅうございました(^o^) 食べ終わって気付く、受け皿(?)にもぴよりんマーク。

自分の分で買ったサブレと一緒に、勢い余って保冷バッグまで買ってしまったけれど、イイトシしたオッサンが使う日はくるのか?(^ロ^)
話は前後するけれど、ぴよりんを食べる前に晩御飯をいただいたのです。ホテルは素泊まり予約だったので、ホテル周辺の飲食店でいただこうかと。

看板には名古屋メシとあったので、せっかくならご当地料理をいただきましょうと。オニオンポークのレギュラー、ケチャップライスとポテサラのトッピング。
名古屋メシと言えば、味噌カツ、ひつまぶし、手羽先、味噌煮込みうどんなどイロイロありますが、も~朝から疲れちゃって疲れちゃって、調べて探して移動して…とかしたくなかったという単純な理由。あ、あんかけスパは美味しゅうございましたよ、もちろん。
予約したホテルはビジネスホテル(A○A)で、繁華街のど真ん中。晩御飯のお店を探してホテルの近くを歩いていると、さすが大都会の繁華街、しかも夜ともなると小心者のオサーンには怖すぎる(>_<) 特に何が?というワケでもないけれど、独特の雰囲気?ニオイ? 人の流れとか喧噪とか、そこかしこに散らばるゴミとかそれに群がるカラスとか、煌びやかな店のネオンとか…。田舎で暮らしていると縁遠いモノばかり(あ、ゴミに群がるカラスは一緒ですけど)。ああ、都会って感じだなぁと。
翌朝、朝食もナシなので、昨晩下調べしておいた近くのコメダ珈琲店でモーニングをいただだく。名古屋に来てまでコメダってどーなの?とは思うが、2日目も移動時間が長いので、さっさと出発したかったという理由。まぁもともとコメダも名古屋発祥だし。朝7時からやってるのもいいですね(モーニングメニュウの画像はナシ)。
夜の喧騒から明けた繁華街の早朝は、ボランティアの皆さんがゴミ拾いをしてるのが印象的でした。
2日目の目的地の一つは、ENDLESS 130 COLLECTION(HP→
■)
主にブレーキ部品などを多く手掛けるメーカー・エンドレスが、レストアした車両やレーシングカーなどを展示したスペースです。
名古屋からだと、高速道路使えば4時間ほどで到着の予定だったのですが…。TVCMでも流れているように、中央道、長野県道ではリニューアル工事が絶賛開催中!! 見事に工事渋滞にドはまりしました…。CM観たコトはあったんだけど、カーナビ(VICSナシ)任せだと自分がどの路線で行くのかとか把握してないから、こういうコトになるのよね…。
結局6時間くらいかかって、130 COLLECTIONに到着…。
見た目にそれらしい雰囲気がなくて、ちょっと不安になっちゃったのはナイショだ
入場料(¥1,000)を支払って中にはいると、クルマ好きには堪らない空間が広がっていました。

そして、130 COLLECTIONで一番見たかったクルマがコチラ!

またチンクかよっ!というなかれ。ケツを見ればただのチンクじゃないコトは明らか!

そーなんです、説明するまでもない、かの『ルパン三世』仕様のチンクなんです。

灰皿にはシケモク(さすがにホンモノではないですが)がわんさか、ステアリングの左には、あのレバーも!
東京オートサロン2020のエンドレスブースに展示されると聞いて、ぜひホンモノを拝みたいと思っていたんですが、当時のオサーンは遊びでホイホイ出掛けられる状況ではなかったため、涙を飲んだワケです。でも、こうして実物を目の前にするコトができ、ホントによかったなぁと。
もちろん、展示車両は御紹介しきれないほどたくさんあって…

ここに挙げているのは当然ほんの一部。

この130 COLLECTIONさんの素晴らしいところは、「車は動くからこそ価値がある」というコンセプトの下、全車両自走可能な状態で保管されている点。コロナが流行して密な状態を避けるためからだとは思いますが、それ以前は予約すれば展示車両の同乗試乗も可能だったとか。
現在は走らせるコトは叶いませんが、それでもドアを開けてシートに座り、ステアリングだけなら触ってもOKという、なんとも太っ腹な展示施設なのです。
当然のコトながら、オサーン大はしゃぎ!
がっ!
次の目的地は時間を決めて予約していたため、後ろ髪をむんずと引っ張られながらもチンクを走らさねばならなかったのです。おのれ高速道路リニューアル工事渋滞!! まぁでも、また来ればいいだけのコト! 今度来るときは、天気のいい日にビーナスラインも楽しみながらというのもイイものです。
次の目的地は、もうずいぶん前に何度か寄らせていただいたコトのある、カフェGT軽井沢(HP→
■)さんです。我が駄ブログを紐解くと、初めて伺ったのは2009年9月。ちょうど15年前になります。その後も、長野県の車山高原でスイフトの全国的ミーティングに参加するようになって、その帰りに寄らせてもらったりしていました。
マスターの事情でカフェが一時休業になったり、スイフトのミーティングが終了してしまったり、オサーンの個人的な理由とかで疎遠になってしまっていたんですが、130 COLLECTIONまで行ったら軽井沢なんて目と鼻の先じゃん?と思い、今回のドライブに急遽組み込んでみました。
予約していた時間より大幅に遅れるコト、数十分(←ヲイコラ)。電車じゃないんだから予定通りいきませんよと、懐かしい笑顔で迎えてくれました。
美味しいコーヒーを頂き、世間話をしたり、チンクのグチを聞いてもらったり、居合わせた常連さん達の会話に図々しく割り込んだりと、結局営業時間終了までコーヒー1杯(+チーズケーキ)で粘ってしましました(^_^;)
そして、カフェGT軽井沢に来たらやらなきゃならないコトがあります。

カフェの敷地にあるお立ち台での1枚を撮るコト!

いや1枚どころか…って感じですけれど(^_^;)
楽しい語らいの後マスターにお別れをし、2日目の宿に向かっていたところ、マスターから、ショルダーバッグ忘れてるよと電話があり、またカフェに引き返したのはナイショだ。゚(゚*´Д`゚)゚。
マスター、ホントご迷惑おかけしました。夜の碓氷峠は怖かったです。
その夜の晩御飯はビジネスホテル(ル○ト○ン)のレストランで、牛すき焼き丼。
周りにチェーン店しかなかったので。ていうか、別にアップするほどのモノでもないッスね。。
今回のドライブ最終目的地は、埼玉県川口市のトゥルッコさん(HP→
■)。

コチラでチンクを預けて、社外品の脚周りを組み込んでもらう約束。よろしくお願いします。
ていうか、お察しの通り、もう取り付けは終わってチンクは帰ってきているんですが。まぁコレにもひとネタもふたネタもあって(^ロ^;)、後日またブログにする予定。
チンクを預けている間の代車は、名車フィアット・パンダ(2代目)。

これまた楽しいクルマ! パンダファンが多いのも頷けます。そのあたりも次回ブログにて書ければ。
というワケで大変長々長々と失礼しました。
でも、やっぱり旅は楽しい。行ってみないと判らない発見がたくさんある。だから実際に行ってみないと何も判らない。時間に追われるコトなく楽しみたいけれど、まぁそれは仕方ないですね。
今後も体が動く限り、クルマが運転できる限り、アチコチ行ってみたいです。