会社のカレンダーを見ていたら、何の理由もなく7/16がポツっと休みになっていた。何の日というでもなく、どこかの休日に合わせた連休というワケでもなく、水曜日だけが休み。ナニコレ?と思ったら、7/17、18は有休取得奨励日とか。つまり、ココで有休とっておけば7/21まで6連休になるから、有休とってないヤツはとっとけ!っていう会社からのステキな提案ってワケ。今時は有給取得率も会社のイメージに関わる問題だから、社員を労わる会社側の優しさというよりは…(言わずもがな)。
まぁ、会社が休めと言うなら休みましょう(有休充分あるし)と思ったけれど、なんか6連休は忍びないという、おかしな日本人サラリーマン気質(^_^;)が発動して7/17だけ有休取得。なんでもない平日に連休をとるコトになったワケです。
観光地行くのに混雑具合考えたら、土日祝日連休外して平日じゃん!?と思っていたので、ちょっと前にネットで見つけた面白そーな施設と、アニメでやってたアレと、そこに行くんだったら後輩に久しぶりに会いに行くのもイイな!と、帰りにTVの情報番組に出ていたあそこでメシ食べよう!と山梨・甲府から群馬・高崎を通って帰ってくるルートで計画を立てたのです。
が、しかし。
お気づきの方はいるでしょう。そう「何シテル?」にもあるように、6月末頃から晴れ続きで尋常でない暑さだったのに、忘れ去られていた梅雨前線が急に勢いを盛り返し、7/14から雨模様…。結果的には7/17こそなんとか曇り空に回復したものの(帰途につく頃ようやく晴れた…)、16日はほぼほぼ雨っぷりという、日頃の行い悪さが影響したかのようです。しかし、行くと決めてしまった以上は、天気のコトを嘆いていても仕方ない!とチンクを走らせたのでした。
最初の目的地は、nouto工場直売所。

規格外の果物や野菜をも活用し、スイーツやジェラート、ドライフルーツ、干し芋を生産・販売してる施設。
そして、ネットで見かけた目的のブツはコチラ。

モモジャグチー!
カップを購入すると、客が自ら蛇口から100%モモジュースを注いで飲めるというモノ。オサーンも早速カップを購入して、蛇口からモモジュースを注いでみました。
注ぎながら写真撮影って難しい!(>_<)
飲むと、トロッとした舌触りに芳醇なモモの香り、甘さいっぱいのジュースでした。念のため、1カップで飲み放題か?と訊いたら、当然そんなワケありませんでした。でも、アレだけじゃ絶対に足りない、3、4杯は飲みたい気分でした。
まぁでもモモジャグチーのモモジュースは数量限定だそうですから、後から来る人のコトも考えるのもオトナってヤツです。
代わりに、モモのジェラートを頂きました。

トッピングは別料金ですけど、トッピングし放題だとか。そう言われると、放題しに行きそうになって、ハッと気づいて写真を撮るというね。トッピングに隠れる前のモモジェラートを撮るべきだろうと。
nouto自体はオープンしたてで清潔感はあるけど、こじんまりしていて他にするコトもないので、そそくさと退散。干し芋が売っていたけど、それは茨城県民としては地元産の方を推したいというのがありまして、あえて無視です(^o^)
さて、甲府での第2の目的は、かき氷屋さん巡り。
アニメ『mono』の第11話「山梨かき氷マップ完全制覇」で登場したお店に突撃しようという、アニヲタ丸出しのミーハー行動による、いわゆる聖地巡礼ってヤツですね。どんなお店が出ているかは、各自で「甲府 かき氷 アニメ mono」で検索してみて下さい。実際に行ってきた!というブログや、アニメじゃ出てこない銘店も初回されていたり、多くアップされています。
まぁ実際かき氷食べてーっ!!という天気ではなく、どちらかというと肌寒い感じではあったんだけれど、noutoからほど近くの「甲州かすてら 槌や」は店名にあるように、カステラやシュークリームなどの洋菓子屋さんがかき氷もやってますよ、って感じのお店で、店内で食べるコトも可なので、雨の止まないこの時間帯ありがたいかき氷屋さん巡り一発目だったのです。
が!
まさに、泣き面にハチ! 。゚(゚>Д<゚)゚。
時間は午前11時過ぎ…。朝食もそこそこにチンクを飛ばし、短時間の休憩こそすれ、口にしたものと言えばnoutoでのモモジュースとジェラートではさすがに空腹を覚えてきました。ここから先もかき氷オンリーではさすがにシンドイと思い、近くのイオンに逃げ込みました。イオンならば飲食できるスペースがあるだろうと。しかし、立派な外観からは想像もできないくらい店内は貧相(←失礼!)で、ロッテリアくらいしかなく、甲府に来てまでロッテリアというのも…と歩いていると、地元系っぽいレトロな喫茶店も入ってました。

こういうトコロにふらりと入るのが旅の醍醐味! こういうのがいいんだよ!!
ランチメニューのハンバーグランチ(コーヒー付き)を頂きました。

ごちそうさまでした。
お腹を満たすと、次のかき氷屋さんに向け出発です。
次のお店は南ぷすカキ氷やさん。
農産物加工施設ハッピーパーク内で、キッチンカーで出店されているという情報だったので、まずはそのハッピーパークに向かいました。
で、そのハッピーパークに着きましたが、それほど広くない敷地内を回ってみてもそれらしきキッチンカーは見当たらず…。施設の方に訊いたところ、もう今年は移動して何処へ行ったかは聞いてないとのコト…。ヲイヲイ、2件目も空振りか⁉と必死にスマートフォンを検索すると、今年は近くの果樹園で出店しているという情報をようやく見つけました。こういうのはもっと判りやすいトコロに検索引っ掛かってくれないと困るよな~とチンクのステアリングを握りながらボヤく…。
場所はすぐに見つかったんですが…

なんて言うか…みすぼらしいなぁ…(←言葉選べ)

かき氷販売スペースと思われるのは、たしかにアニメやネットで検索した画像と同じだが、販売員は常駐していない。果樹園の事務所みたいなトコロにいたおばあちゃんに、かき氷を食べたいんですがと言うと対応してくれたのでよかったんですが、どうにも手際が悪く、うまくかき氷マシーンを操れないらしい。果樹園で働いていた、おばあちゃんの息子くらいのトシの男性を呼んできて来てくれて、ようやく出来たのがコレ。

アニメやネット画像とはだいぶ違うなぁ…。モモの切り身が何切れか載っていたように見えたんだけど、実物はモモシロップが中層と上からかけられているだけ…。
ネットの評価も良し悪しが真っ二つだったので、まぁこういうモンなんだろう。こちとらヲタクがアニメの聖地巡礼なんて浮かれて普通来ないトコロにお邪魔してるんだから、そこでモンクを言うのもお門違いだろう。もちろん、ブログではズバリ言うけどね(^o^) 正直たいしたコトなかったですな(←ズバリ言うっていってもなぁ)。
気を取り直して、道の駅はくしゅう にある天然氷 蔵元八義のかき氷店。ちょっと遠いけれど高速道路使ってずいぶん山の中に入ってきましたが…

マヂか…。ネットにも食べログにも土日オンリーなんて書いてなかったし、雨が降ったら休みだと…?ネットの情報を鵜呑みにするなとは言え、それしか情報源がないとなると、それしか頼る術がない者はどうしたらいいのか…orz

悔しいので、道の駅敷地内にある「南アルプスのおいしい天然水」が飲める水汲み場でガブガブ水を飲みました。確かにいつも飲んでるアレと同じ味(過去ログ→
■)。残念ながらからのペットボトルを持ってなかったので、汲めはしなかったんですけれど、近隣に住んでる方々はコレをタダで飲めるってコトなんだな、と。まぁでも、この辺りだと水道水でも美味そうではあるけれど。
さて、心折れかかってはいますが、最後のお店に行くだけです。
麩の岡田屋さん。

やってたぁ~(もはや、それだけで嬉しい^_^;)
お店の名前通り、普段はお麩屋さんだそうで、夏の時期だけかき氷を提供されているそうです。オーダーは時期限定の杏のかき氷。

杏のジャムがかかっていて、杏と青葉のモミジの生麩がトッピングされています。杏のジャムは酸味が効いていてサッパリ、あとから練乳で甘さをプラスして味変して楽しめました。生麩って初めて食べました。小麦粉が原材料なだけに、もっちもち。杏のなんか油断して口に入れたら、もちもちし過ぎて噛み切れずに飲み込むのに苦労したくらい。お年寄りは要注意ですね(^o^)
雨のせいで客もオサーン一人。仕事が一段落ついたのか、御主人が「アニメで、ですか?」と訊いてこられたので、「ハイ、すいません」と。なんかミーハーで申し訳なく思っちゃうんですよね。店内にもアニメのスクショの切り抜きやマンガ本を展示されていて、「やっぱり多いんですか?」という問いに、苦笑いして「ええ」と。「最初は撮り鉄みたいなのが来たらどうしようって思ったんですが、皆さん礼儀正しくてちゃんと並んで待ってくれるし、SNSなどでも拡散してくれて失礼ですけれど意外でした」ですと(^o^)
「まぁヲタクっていうのは基本自分本位で、撮り鉄は犯罪者まがいなのが多いですけれど(←あながち間違いではない)、アニヲタはたいてい気弱な奴が多くて、他人に危害を加えられるような奴はいませんよ(←偏見)」と弁明しておきましたよ(弁明か?)。こういう会話がしたかったんだよなぁ。
時間的にココでかき氷屋さん巡りは終了。実は事前調査で一番行きたかったトコロが軒並み水曜日・木曜日が定休日。まぁコレは仕方ない。いつもの、また来れば良しの精神。高速道路を使えば3時間強で行けるんだしね。
そして、その時にはこの感じのイイご主人のお麩屋さんにもまた来よう、と。
ホテルにチェックインして、約束していた後輩と連絡がとれると久しぶりの会食。
画像はナシ(←ヲイ、ブロガー気取り!)
年賀状のやり取りはあったものの、実際に会うのは20年ぶりくらい。何年も会ってないのに、彼は全っ然変わっておらず、いつも下らないコトを喋り合ってた頃にすぐに戻りました。それが嬉しくてね。イイトシこいてナニ言ってるの?とか言われたらどうしようという懸念は杞憂でした(^o^)
二人ともヲタクなのでその辺りの話も当然するんですが、イイトシこいたオジサンが食事の席で出る話のネタは健康の話とか家族の話とか。オレ達もオジサンになったなぁとか。話も尽きないなか、甲府の夜は更けていくのでした。
明日も仕事なのに夜遅くまで付き合ってくれた後輩に感謝しつつ、翌日は甲府を後にしました。
そーいえば、高速道路で遠征するときは付き物のSA、PAでのソフトクリーム、食べてなかったなぁと、嵐山PAでエスプレッソを使ったブラックソフトを頂く。

名前通り、真っ黒。味も苦みが強い。好きだわ、コレ。
2日目の目的地は、群馬は高崎の洋食屋さん、デルムンド。

グルメ番組で紹介されていた、老夫婦2人だけで切り盛りしてる小さなお店。連日行列ができる人気店だそうで、繁盛してるがゆえに御高齢の2人で経営もやはりキツイらしく、番組では「あと3年くらいかねぇ」なんて言っていたので、コレは行かねば!と思った次第。
オーダーしたのがハンブルジョア。このお店の名物メニューです。

ハンブルジョアとは、見た通りハンバーグが載ったミートソースパスタ。名前の由来は、ミートソースに
ハンバーグ載せたコトで「
ブルジョアになった気分」というお客さんの感想からだそうです。
ハンバーグ200g+パスタ200gのボリュームでもサイズ的にはSだそうで、胃の小さくなってしまったオサーンにはコレでも完食はキツイくらいでした。味はとても美味しく、懐かしい感じ。これは御夫婦が元気なうちにもう一度行かなければ。
<オマケ>
今回の旅はこんな感じでしたが、終始風邪で具合が悪い状態で(>_<)
直前になっても、行くべきが行かざるべきか悩んでました。市販薬でなんとか正常を保っていたものの、とても無理できる状態ではなかったんですが、もうホテルも予約したし、後輩にも約束しちゃったし、だんだん良くはなっていたから、まぁ無茶はしなきゃ大丈夫だろうと強行したワケですが。
旅行から帰り7/18出勤したんですが、仕事中調子はどんどん悪くなっていき、帰宅して体温を計ったら…
オオゥ…
なかなかインパクトのある数値。もう午後7時くらいに布団に入るなんて、初めてくらいの経験でした。
勤務中も調子を悪くしていたのを見た目にも判ったのか、同僚が「帰って病院行ってとっとと寝ろ」と言ってくれたんですが、遊び歩ってきたのに、調子悪くして帰りますなんて言えないという、日本人サラリーマン気質をまたも発動して退勤時までなんとか頑張ったのもよくなかったのかもしれません。いやぁ、バカですね。
で、7/19は丸々布団の中で過ごし、なんとか復調したものの、今度は寝過ぎて腰が痛くなってしまうというね。ああもう、ままならん身体になってしまったのだなぁと。そういうコトを受け入れて、それでも楽しめるような身体作りをしていかなきゃならないってコトなんだなと痛感しました。
考え方はこれまでも変わらずいたとしても、肉体的にはいつまでも自分は大丈夫、なんていう幻想は捨てなきゃいかんのだなという教訓を得た気分。
そうでなきゃ、また行けばイイ!なんて言えないもんね。