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注文した部品が入荷したので昨日取に行きました。
本日はメタルを付けてクランクシャフトの取付までを行いました。
プラスチックゲージを初めて使用しました。
思った以上にとても細いので、ジャーナルに載せてもすぐ落ちて扱い難いですね、でも考えたゲージ測定冶具だな～と関心します。
測定値は新品のクランクメタルで計測した結果、ほぼ全て0.038㎜位に入っています。

計測後は一度ばらして齧り防止グリスを塗り、40N/mのトルクでボルトを締め付けて、手でクランクシャフトが軽く回るか確認します。

シリンダーブロックの計測と手入が済んだので、自作エンジンスタンドに取付て組立作業の準備を行います。
寒さで手が悴む1２月前までには組立を完成したいと思いますが、秋からの仕事が急がしくて思うように休みが取れそうもないです。
本日はオーバーホールに必要な部品を注文しました。
8万円程購入しましたが、また20万km以上乗れると思えば安いものです。
せっかく分解したのでピストン・コンロットの重量バランス調整を行いました。
一様1gまで追込んで削りました。

シリンダブーロックの計測が終りましたので、クランクシャフトの曲がりの計測を行いました。
シャフトの中心にて0.008㎜（0.015㎜）以内に入っていましたので、殆ど曲がっていませんでした。
ジャーナルの磨耗も殆ど在りませんので、クランクシャフトはこのまま流用出来ました。

以前一度オーバーヒートを起こしてショップで修理したエンジンですので、今回は自分でO/Hを行う為シリンダーブロック面にストレートエッジを置きシックネスゲージで3点の歪み測定を行いました。
全て0.02㎜以下ですので全く問題無いので安心しました。

次にシリンダーゲージでシリンダーブロック内部のインサイド測定を行います。
シリンダーブロック上部面から下へ8㎜＋35㎜＋35㎜の3ポイントです。
測定結果は56.01～56.02㎜内でしたので問題ありません。
結果はシリンダーブロックには致命的な歪みは無かったので、後日カラーチェックを行いクラック有無の確認だけとなります。

見事に１番コンロッドがへの字に曲がっていました。
故障の原因は吸気バルブから水が入り、ピストン圧縮時に内部が高水圧になりコンロッﾄﾞに無理な力が加わり曲がりました。
水の力は凄いものです！　
への字に曲がった１番コンロッドはシリンダーブロックから出せないので切断して摘出しました。
実験の為プレスで戻してみましたが、折れずに戻ります。
コンロッド硬いわりには粘りの有る金属ですね。
＃１ピストンは下部に2箇所の引掛け傷が有りました。
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