ステアリングAssy製作 その5

アッカーマンの理屈は理解できますが、関数式で求めるなんてとても私には無理難題ですので、実戦で確かめる方法にします。　左タイヤを内側約20度角で旋回し、外側の右タイヤが自然に切り角が付き安定した時の状態後、タイヤ間の前後差を測定します。　その差は15㎜有りました。　これよりも大きくても小さくてもタイヤが引き摺られてブレーキが掛かります。　この数値になるべく近かずけるように切り角の設定をしましたが、正直とても面倒な作業となりました。　

自分で言うのもなんですが、それ以前にこのトライクのステアリングAssyは元々から不安がありました。　フロントのフレームがシングルパイプなのでどうしても上部にステアリングシャフトを乗せる方法なりタイロット接続部からの距離が長くなります。　そう言いながらも製作始めます。　最初からタイロット接続位置決めは上手くいかない事は分かっていましたので、適当な廃材で仮のステアリングシャフトに仮ゲージプレートを付けます。

結論から言いますた2回目の穴位置でタイロット接続部を決めで妥協しました。　20度角で10㎜が限界でした。　これより上にするとアッパーアームに接触し切り角が少なくなったりします。　旋回した具合では特にタイヤの引き摺りが無いので良しとします。

次は仮ハンドルを上下に動かしてみて座席シートに接触しないか確認を行いました。　後日仮ゲージプレートを外し同じ穴位置で正式に作ります。

4㎜厚の平鉄で加工した本プレートです。　加工がめんどくさい形になっております。　後は20φと10φ×2の穴開けをします。