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レンタカーで2日、約180Km走った感想です。







車種は指定できなかったんですが、なんとノートのe-POWERでした。
一度どんな乗り味なのか興味があったので、うれしいサプライズでした。

「エンジンをかける」って言わないのかな？STARTボタンを押して起動するとメカニカルなエンジン音の代わりに独特の電気的な音がけっこうするもんだなっていうのが第一印象でしたが、ものの5分も走ると慣れたのか全く気になりませんでした。

メーターはメダリストと同じのようですが、スピードメータ中央に数字で表示される燃費と時計が目障りというか、ほかの情報とのレイアウトや表示の大きさなど優先順位が馴染めませんでした。（画像は日産レンタカーHPより）


さて本題のe-POWERの走りです。
感想の前に前提条件を言っておきます。
走ったのは田舎の国道、県道を約１８０Km。自動車専用道のようなバイパス道を含む一般道で交通量や信号は少なく概ね６０Km/hで快走。天気は晴れ。
比較対象は我が家のクルマ（ホンダフィット2代前、RX-8(6AT))です。

【動力性能】
e-POWERの動力性能は上記の条件下では文句無しです。
ロータリーエンジンの回転フィールをよく「モーターのような」と形容されますがノートはまさにモーターなので、フィーリングだけで語るとこれはロータリーエンジンの上を行くのではと正直思いました。
これにロータリーの音を疑似的に出してクーペボディを被せれば「なんちゃってスポーツカー」ができるんじゃない？なんて妄想しながら走ってました。
　5０Km/hからの追い越しなどの中間加速も、アクセルを踏み足せばこれまでのシフトダウンやエンジン回転の上昇といったほんのわずかな手続きを踏んでいる間にe-POWERのスピードメーターの針はリニアに上昇して見る見る７０Km/h、８０Km/hに達します。登坂車線のある勾配も全くストレスフリーです。
アクセルをゆるめれば違和感なくスピードは落ち、出力に関しては思いのままになるのでアクセル操作とハンドル操作に集中するドライビングが楽しめます。（アクセルを）踏んでもクルマが出ない！ってことがない感じです。
これで平均燃費22.5Km/h。ハイブリッドとか最近の軽自動車とかの燃費性能が
どのレベルか知らないのでというかロータリー基準だと倍なのでこれだけ走って給油１０ｌも入らないの？なので大満足です。*但し、冒頭のように高速走行してないのでその範囲での話です。

【運動性能】
今回走った最高８０Km/hまでではしっかりした走りで不安はありませんでした。
乗り心地も気になる突き上げや落ち着きのない揺すられ感もありません。
ロールは少なめですがハンドルの切れが意図的にシャープというわけではありません。
だだし、個人的には最後まで馴染めない小さな違和感が残りました。
ロールの大小ではなくハンドル操作に対するクルマの反応が薄い感じです。
人に例えると無表情・ツンデレのツンだけ？「ちゃんと走ってるんだから文句ある？」って感じかな？


【最後に】
先ほどなんちゃってスポーツカーって書きましたが、８がスポーツカーなのは
ロータリーエンジンが軽量・小型で慣性モーメントを小さくできる位置に搭載できているからなので、その点はe-POWERの課題ですかね。もうすぐ新型ノートが登場するのでそのあたりの改良が楽しみです。
　絶対性能が中途半端だと中傷されて売れないのかな？
私は量販車のコンポーネントを流用して20０万円台になるなら、なんちゃってスポーツカーでいいけどね。いつまでも見ていられるほどセクシーでかっこいいスタイルを身にまとっていれば。
　
以上、e-POWERをちょっとかじった、個人の感想でした。