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k-iロードのブログ一覧

2023年11月21日 イイね!

【横浜二日目ネタバレ(其の二)閲覧注意】ON THE ROAD 2023 Welcome back to The Rock Show youth in the “JUKEBOX”

【横浜二日目ネタバレ(其の二)閲覧注意】ON THE ROAD 2023 Welcome back to The Rock Show youth in the “JUKEBOX”

【横浜二日目ネタバレ(其の一)閲覧注意】の続き


※ネタバレ閲覧注意です。

 ご覧になりたくない方は退出ください。


第二部

ビートルズのカバー曲「In My Life」が流れるとバンドメンバーが登場し、歓声を受けながらセンターステージに向かうと少し遅れて省吾さんが登場。

SH「戻ってきたぜ!!  ウォーイエィ‼ ウォーイエィ‼」とAUDを鼓舞する。

「ワントゥ、ワントゥスリー!フォー‼」


11曲目 MAINSTREET

古村敏比古さんのサックスフォンが鳴り響く。

ここからは、省吾さん、バンドメンバー、オーディエンスが一体となって合唱だ。


12曲目 さよならスウィート・ホーム

リズミカルな小田原豊さんのドラムとフォーンセクションに合わせて手拍子。

最後の″Good bye sweet home”の繰り返しは合唱となった。


13曲目 終わりなき疾走

センターステージで間違いなく盛り上がるナンバーだ。

終盤の間奏 Wow oh oh oh~″ からの Hey! hey!hey! hey! hey! hey!″の掛け合いは一体感を感じる瞬間でもある。


MC(※記憶を頼りに勝手な言い回しで書いてるのでご容赦ください。)

河内肇さんの弾くピアノの音色が優しく流れる。

省吾さん(以下SH)「今回のツアーのサブタイトルに「youth in the JUKEBOX”」ってつけたんだけどね...これって青春のジュークボックスって事なんだけど...子供の頃...家にジュークボックスがあったらいいなぁ~なんて思っていた。自分の好きな曲をいっぱい入れて学校から帰ったらアレを聴こうっていう感じで...でもそんな高価なもの買えるわけもなくて...やがて時が経って1979年にカセットウォークマンが登場して... オーディエンス(以下 AUD) 反応なし

SH「君たちウォークマン世代でしょ~! 何それ?って顔しないでよ(笑 」

                            AUD 歓声/

SH「それでさぁ、好きな曲をカセットにダビングして好きな人にあげたりしなかった?」 AUD 歓声/

SH「好きな曲を入れる事で、自分がどんな奴なのか伝えたくて...

            ...まさか俺の曲とか入れたりしてないよね?」 AUD 笑

AUD数名「入れた~!」

SH「それダメだわ。それ絶対変な奴って思われたよ。」 AUD 爆笑

SH「そうやって当時好きな曲を入れたと思うんだけど、それって今で言うプレイリストなんだよね。だから今日のセットリストも君たちの青春のプレイリストになってくれたらいいなぁと思ってます。」AUD 拍手

SH「そしてもし...どこかでジュークボックスを見かけたなら...俺の曲をセットしてくれたら嬉しいなぁと思ってます。」


学生時代に通った埼玉県民ソウルフードレストラン「るーぱん」を思い出す。

考えてみれば、この「るーぱん」も昭和のレトロな木造の作りで、店内にはジュークボックスが置かれていた。学生時代、良く省吾さんの曲を掛けていたものだ。

自分がセットした省吾さんの曲が店内に流れるとなんとも言えない優越感...

俺ってイケてるだろ?...なんて他のお客に言いたくなったりして...

そういう意味では、「るーぱん」に置かれていたジュークボックスは、私にとって青春のプレイリストが詰まっている。


SH「次は1976年ソロデビューした時のアルバム『生まれたところを遠く離れて』の中からこの曲を歌います。」


14曲目 青春の絆

お金がなく貧しい男女の青春失恋バラード。

当時こんなつらい恋愛した方も、今は ほろ苦い青春の1ページとなって幸せに暮らしていると願いたい。


MC(※記憶を頼りに勝手な言い回しで書いてるのでご容赦ください。)

SH「センターステージは2011ツアー以来だから12年ぶりなんだよね。」AUD 歓声

SH...という事は町史君...前回のセンターステージ君は50代だよ。」ADU 

SH「俺たち60代飛ばしちゃったね。」

SH...という事は、客席はどうなってんだろ?...アレ...やる?」ADU 大歓声

この時、オーディエンスは何をやるか既に解っている...

SH「これをやるのは2001年のツアーからなんだけど...その時に映像作品で″これからアリーナツアーやる時は必ずやるからね‼”って言っちゃったんだよね...

                               ADU 大歓声

SH「じゃぁいくよ...10歳未満?」

少ないものの会場から叫び声が聞こえ、AUDから拍手が沸き起こる。

SH「前回は生まれてなかったねぇ~」ADU 

10代、20代と続き30代へ。

SH「前回は30代、40代が多かったのね。今回どうなってんだろう...ADU 

SH「それじゃ、30代?...

SH「元気だけどめちゃくちゃ数減ったよねぇ~(笑」ADU 爆笑

SH「じゃぁ...40代?」 30代と同じくらいって感じだ。

SH「前回主役だった40代も減っちゃったねぇ~...という事は次か...ADU 爆笑

SH「それじゃいくよ...50代?」 圧倒的に大きな声援と拍手が沸き起る。

そして、もっと叫べと言わんばかりに耳に手を添えて煽る省吾さん。

それに応えるAUD。私も大声で叫んだ。

60代も50代と変わらぬ数の大きな叫び声。

70代もまだまだ健在。

そして長野では確認できなかった80代の方もお越しになっていた。

SH「これからもコレやっていくのかな?...それじゃ、町史君と同じ80代⁉って...

                              ADU 大歓声/拍手

SH「ここ最近までね、皆さんマスクをして歌えず拍手や手拍子だけのコンサートが続いてたけど、やっと解禁になったので、みんなも一緒に歌ってくれる?」ADU 大歓声


15曲目 19のままさ

まだ小さかった子供達が、良く口ずさんでいた事を思い出す。

娘も私の下手な弾き語りに合わせて良く歌っていた。

そんな娘も来年19歳になる。楽しいキャンパスライフを送っている様で何よりだ。


16曲目 ラストショー

省吾さんとバンドメンバーを囲み、AUDが両腕を上げて左右に振る一体感。

AUDひとりひとりが会場の雰囲気を演出してる感じ。


バンドメンバーを紹介しながらメインステージに移る

今回、ホーンセクションに新たなメンバーが加わった。

トランペットの五反田靖さん。そして若手のトロンボーン半田信英さん。

省吾さんから依頼を受けたトランぺッター佐々木史郎さんが紹介したらしい。

2011ツアーのSaxy Ukoさん、2015-2016から加わった河内宏美さん、中嶋ユキノさんもそうだが、バンドメンバーに若手の息吹を吹き込む試みは、若手ミュージシャンにも活躍して欲しいという省吾さんの願いもあるのだろう。

気になるのは、トロンボーンの清岡太郎さんがいなかった事。


17曲目 ON THE ROAD

ピアノのメロディに合わせて静かに歌い始める省吾さん。

そして ″もう~ 一度~”とAUDが人差し指を突き上げる。

スクリーンには疾走するトレーラーの大きなタイヤがアニメーションで映る。


18曲目 J.BOY

今回大きな進化を遂げた「J.BOY

″ドゥスッ、ドゥスッ”という重低音と″ピッポポ、ピッポポ”という高い電子音のリズムが重なり、メインステージから発せられたサーチライト照明は点灯しながら場内を赤く染める。

スクリーンには、夜空に煌めく星の様な無数の光が流れるように登っていく。

2016年ツアーでは、太陽に照らされた地球を俯瞰する衛星写真の様な映像だった。

今回は、惑星がぐるぐると回る太陽系のアニメーションに変わった。

また一回りスケールが大きくなった俯瞰映像だ。

J.BOY」は世界から、地球、そして宇宙へ飛び出した。

ラフに描かれた地球を中心に頭の無い人間が列を成してぐるぐる歩くアニメーション。その人間の足元では、無数の「目」「鼻」「口」が蠢いている。

その様子から不平不満が聞こえてきそうだ。

人間の驕りや傲慢さが映像に滲み出ている...そんな気がする。凄く意味深い映像だ。

メンバーが増えた事もあってか、ホーンセクションの存在感が大きい。

サビに突入する直前鳴り響くトランペットは圧巻だ。

そして、前回ツアーからアレンジされた終盤の間奏では、美玖月千晴さんのベースから佐々木史郎さんのトランペットに引き継がれるシーンがある。


19曲目 明日なき世代

高速ドラムからギター、サックスフォンと続く前奏。

そして省吾さんが Yeah~”と叫ぶと、それに歓声で応えるAUD

ラスト ″Wow oh oh, Wow Wow Wow oh~”の繰り返しは、省吾さんとAUDの合唱となった。


MC(※記憶を頼りに勝手な言い回しで書いてるのでご容赦ください。)

SH「最近俺は、″ソングライターの旅″というテーマを掲げていて、自分が書いた詩と共に旅をするという事なんだけど...まぁ、辿り着くべき場所は漠然としていて...ただそんな中で一度ゼロに戻して...スタート地点に戻る事なのかなぁなんて思ってます。...でもまだそのスタート地点に立ててなくて、この旅をもう少し続けるつもりなんだけど、みんなもその旅に付き合ってくれたら嬉しいなぁと思っています。」

                              ADU 大きな拍手


20曲目 家路

河内肇さんのピアノソロ。スクリーンには満天の星空に三日月が浮かんでいる。

いつしか星空と三日月は、東京タワーがそびえる夜景の空撮映像へと変わる。

遠ざかる東京タワー、眼下に近づく高層ビルの屋上に目をやると、遠くを眺め佇む省吾さんの後ろ姿に気付く。

やがて都会の夜が明けると、場所はフランス ノルマンディ地方の断崖へと変化する。

海に沈みゆく太陽を眺める省吾さんの後ろ姿は、ここまで来たか...とソングライターの長い旅路を振り返っているかのようだ。

″どんなに遠くても たどり着いてみせる” は、AUDを励ましてくれるフレーズ。

日常や仕事の中で、苦しくて、辛くて立ち止まってしまいそうな時、背中を押してくれるナンバーだ。

この曲のクライマックスである最後のサビに突入する直前。

パンデミックで送れなかった″ショーゴー"の声援が復活した。


″ありがとうー″と腕を振りながら、省吾さんとバンドのメンバーがステージ下手へと去ってゆく。(第二部終了)


″省吾‼省吾‼”の声援と拍手が暫く続くとバンドメンバーと省吾さんが再び現れた。 

MC(※記憶を頼りに勝手な言い回しで書いてるのでご容赦ください。)

SH「もう、みんな気付いてると思うけど、今回のセットリストは1976年から86年に作った...俺が23歳から33歳までの10年の間に書いた曲なんだよね ...さっきも年代別チェックやったけど、その多くの人が10代、20代の頃に聴いていた曲だと思います。そして若い世代にも届いてくれたらなぁと思ってます。」 ADU 大きな拍手

SH「次は1986年のアルバム『J.BOY』の中からこの曲を歌います。」


アンコール1

21曲名 SEET LITTLE DARLIN'

スクリーンにはパラパラ漫画の様なアニメーション。

優しい風がカーテンを揺らす窓際。そこに置かれた一輪挿しの花が揺れている。

やがてひとひらの花びらが落ちると、その花びらは掌に包まれ、最後はロケットペンダントにおさまる。謎が残ったアニメーションだ。

″花びら″ は、彼女が″大切にしてきた幻想(ゆめ)"を象徴しているのだろうか...


22曲目 今夜はごきげん

″あの頃のリズム&ブルース″  "あの頃のロック&ロール″ に替え歌された。

最後の繰り返し″Wow Wo~″ は省吾さんとの掛け合い合唱となった。


23曲目 HIGH SCHOOL ROCK & ROOL

「今夜はごきげん」から間を置かず流れるように曲が変わる。

これも生で聴くのは初めてだ。デビュー当時は高音で歌っていたが、低いキーで歌うこの曲は、また違った新しい別の曲に聞こえてくる。


MC(※記憶を頼りに勝手な言い回しで書いてるのでご容赦ください。)

SH「俺が10代の頃、こんな言葉が流行っていた...Dont trust over thirty"..."30以上の奴を信用するな”...ってう言う意味なんだけど、30歳を過ぎた頃 ″俺もとうとう30になってしまった...でもステージに上がってロックンロールをやっている時は、今もティーンエイジャーのままだぜ‼″ なんてMCをやっていたんだけど、あれから40年も経ってしまった」ADU /大歓声

SH「そして町史君と互いに問いかけるわけ...今もこうしてロックンロールやっているけど今もティーンエイジャーのまま...どうなんだ町史?どうなんだ浜田?どうなんだ町史?どうなんだ浜田?...その答えは...OhYeah!!


24曲目 あばずれセブンティーン

アルバム『Home bound』収録されているメロディとは異なる。

映像作品『ON THE ROAD "FILMS"』に収録されるフィルムカメラ映像、1984年の「A PLACE IN THE SUN at YOKOHAMA STADIUM」と同じである。

長野参加後に みん友のROY-BG5さん、まさきshogoさんから教えてもらったのだが、あのメロディはチャック・ベリーの「johnny b goode」だった。

バック・トゥー・ザ・フューチャーでマイケル・J・フォックス演じるマーティが1955年にタイムスリップし、学校の「魅惑の深海パーティ」で演奏したあの有名な曲である。

ストーリーでは、マーティのギター演奏に魅せられたチャック・ベリーの従弟マービン・ベリーが「これを聴いてくれ!新しいネタが欲しいって言ってただろ‼」とチャックに電話をするシーンがある。

何度も観た映画なのに何故今まで気づかなかったのだろう...f(^^)

ROYさん、まさきshogoさん、ありがとうございました‼

言われてみれば、省吾さんはギターのネックを前後に振り、町史さんは楽しそうにダックウォークを真似ていた。


アンコール1が終了

省吾さんとバンドメンバーが下手に退いた後も声援と拍手は続く。

やがて再び省吾さんたちが現れ、メインステージに全員が整列すると深々とお辞儀をする。...そしてそれぞれの位置に着く。


アンコール2

25曲目 君が人生の時...

優しいピアノの音色と同時に「A PLACE IN THE SUN at 渚園 Summer of 1988 」のエンディング映像がスクリーンに映し出されると拍手が沸き起こった。

省吾さんのファンなら一度は観に行ったライブ映画だろう。

二次元映像と3D生音源の融合は感動だ。


間違いなく今回のライブのラストにふさわしいナンバーだ。

人気アーティストに登り詰めた省吾さんにとっても感慨深いナンバーだろう。


以上、ライプレポート

ON THE ROAD 2023 

Welcome back to the Rock Show youth in the JUKEBOX” 

長野二日目に続き、横浜(2Days)も素敵な夜を過ごすことが出来ました。


省吾さん、本当にありがとうございました。

ツアーも折り返し地点。 年明けのさいたまスーパーアリーナまで続きますが、どうかお身体に気を付けてください。そして...このツアーが終わっても、まだ続くであろう省吾さんの旅に付き合わせてください。再会の時を楽しみにしています。


そして最後まで読んで下さった読者の皆様、ありがとうございました。

既に参加された方、これから参加される方、また参加される方、参加できそうにない方にどれだけの事が伝えられたかわかりませんが、少しでもライブの雰囲気を味わって頂けたら幸いです。 


以下、セットリスト


第一部

 1. 愛の世代の前に

 2. 壁にむかって

 3. HELLO ROCK & ROLL CI

 4. BIG BOY BLUES

 5. 愛のかけひき

 6. もうひとつの土曜日

 7. 丘の上の愛

 8. DANCE

 9. 東京

 10. MONEY


第二部

 センターステージ

 11. MAINSTREET

 12. さよならスウィート・ホーム

 13. 終わりなき疾走

 14. 青春の絆

 15. 19のままさ

 16. ラストショー


 メインステージ

 17. ON THE ROAD

 18. J.BOY

 19. 明日なき世代

 20. 家路


アンコール1

 21. SWEET LITTLE DARLIN'

 22. 今夜はごきげ¥ん

 23. HIGH SCHOOL ROCK & ROOL

 24. あばずれセブンティー


アンコール2

 25. 君が人生の時..
Posted at 2023/11/22 23:31:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | 浜田省吾 | 日記
2023年11月20日 イイね!

【横浜二日目ネタバレ(其の一)閲覧注意】ON THE ROAD 2023 Welcome back to The Rock Show youth in the “JUKEBOX”

【横浜二日目ネタバレ(其の一)閲覧注意】ON THE ROAD 2023 Welcome back to The Rock Show youth in the “JUKEBOX”

【横浜二日目開演直前レポ】の続き

※ここからネタバレ閲覧注意です。

 ご覧になりたくない方は退出ください。

長野参加では必死に記憶に留めようとメモ帳と筆記用具を持参したが、スタンド席でスクリーン映像が見え難く、今回、横浜公演(2Days)に参加した結果、新たに気付いた事や違っていた部分にも気付いた。


長野のレポを基に加筆修正しようと思うが、30,000字の制限があるため2回に分けてレポする。

 

初日はギリギリ開演5分前の入場であったため、二日目は余裕をもって入場。

紫ちゃんのお兄さんも参加されているとの事で、入場後に会ってご挨拶。

お兄さんの席番なんと!?  センターステージ目の前! 10mと離れてない神席!!

お兄さんにとって忘れられないライブなったでしょうね...(^^)


17時前、観客席は既に半分以上埋め尽くされ皆ワクワクした表情だ。

省吾さんの話題が賑やかに飛び交う中『The Moonlight Cats Radio Show Vol.1 Vol.2』がBGMとして流れている。

スクリーン中央に大きなジュークボックスが映し出され、その横にはネオン管の様に時折チカチカしながらカラフルに色変化するツアータイトルのロゴが輝く。

やがて賑やかな会話は手拍子に変わり「A PLACE IN THE SUN」が流れる。


17時半開演。

スクリーンに映し出されていた大きなジュークボックスがレトロな木造レンガの喫茶店に置かれたものだった事に気付く。

ジュークボックスのゆっくりとした引きの映像。

客の話声が微かに聞こえる喫茶店内。

赤いキャップを被りリュックを背負った少年が、ワクワクしながらジュークボックスに駆け寄るとお気に入りのナンバーをセットし「よし!」と頷く。

ジュークボックスの前に陣取った円形のウッドスツールに座るとセットされたレコード盤に針がそっと落とされ前奏が流れる。

そう...そのナンバーこそ、省吾さんの「初恋」なのである。

やがてラフな服装のギターケースを背負った若い女性が現れ、ジュークボックスに近づくと「いい曲だよね」と言わんばかりに少年に向けてサムズアップする。

彼女もまた少年の横にウッドスツールを並べて座ると「初恋」のLP版ジャケットを少年にプレゼントする。

ジュークボックス奥の壁に目を向けると

古びてボロボロに破けた ON THE ROAD2023 のツアー広告ポスター(ノルマンディ地方の断崖でギターを弾く省吾さん)が貼られている事に気付く。

そう...これは現在ではなく、数十年後の未来映像なのだ。

私の息子世代よりももっと先の未来。

省吾さんが少年時代に夢中で聴いていた洋楽アーティストたちの曲のように「初恋」もまた未来永劫聴き継がれていくのだ。(この映像演出に鳥肌と涙が...)

やがて彼女は持っていたエレキギターを少年に渡し優しく教え始める。

省吾さんの話で意気投合したふたり。

ここでオープニング映像は終わる。

 

このオープニングは「ON THE ROAD 2005-2007 "My First Love"」の映像作品にどこか似ている。少年が学校から帰るや否やレコード盤をセットして

A PLACE IN THE SUN」を聴きながらフッフフゥ~ン、フ~ン、フ~ン、フ~ンと鼻歌を歌うシーンだ。

そう考えるとオープニングの「A PLACE IN THE SUN」「初恋」の曲順は意味深い。

 

オープニング映像の終盤、ステージにバックバンドメンバーと省吾さんが現れると大きな声援が場内に響き渡る。オープニング映像が終わり、省吾さんの「Are you ready ?」の掛け声にオーディエンスが「Yeah!」と応える。

一気に場内は熱気で包まれた。

 

1曲目 愛の世代の前に

スクリーンにはピカソの「ゲルニカ」らしき絵が映し出される。

この絵を知る事で省吾さんの痛烈なメッセージが胸に突き刺さる。

今もなお各地で紛争が起こおり、事実多くの民間人が犠牲になっている。

その怒りを放つようなキレのある町史寛二さんのエレキギター。

省吾さんの″Wow! oh! oh! oh‼”の叫びと同時にバンドメンバーの後ろで爆破音が鳴り響き、煙が立ち上がる。

 

2曲目 壁にむかって

初の武道館コンサートから40周年を記念して一昨年の秋にリメイクされた。

ON THE ROAD 2022 ″LIVE at 武道館に落選した私は今回初めて生で聴く。

オフィシャルYouTubeで公開されたMVと変わらぬセクシーな歌声だ。

 

3曲目 HELLO ROCK & ROLL CITY

HELLO YOKOHAMA CITY!"と恒例の開催地名で歌う替え歌は、オーディエンスを一層盛り上げてくれる。

 

4曲目 BIG BOY BLUES

中二の時にリリースされたアルバム『J.BOY』に収録されているが、おそらく参加したライブでは初めて聴くナンバーだ。(...たぶん)

当時と変わらぬ爽快感が漂う。

歳を重ね太く艶のある低音域の歌声と少し擦れたセクシーな高音域の歌声に引き込まれる。そして長田進さんのギターがめちゃくちゃカッコいい

鳥肌がおさまらなかった。この先参加するライブも注目したいナンバーだ。

 

MC(※記憶を頼りに勝手な言い回しで書いてるのでご容赦ください。)

省吾さん(以下SH)

「前回のアリーナツアーは2016なので、実に7年ぶりになります。その間にパンデミックがあってブランクがあったにも拘わらず、こうやってたくさんの人に集まってもらえてとても嬉しいです。どうもありがとう‼ 

楽しいコンサートに、楽しい夜にしたいので最後までどうかよろしく

オーディエンス(以下AUD) 歓声

 

5曲目 愛のかけひき

このナンバーの前奏を聴いただけで全身に鳥肌が立つ。
省吾さんの失恋バラードはたまらなく切ない。
高校時代の大失恋をきっかけに、″恋愛”はゲーム、ギャンブル、かけひき などのフレーズに共感。″本気で惚れたら負け”という寂しい心を持つようになり、恋愛に消極的になった時期もあった。それも今となっては良い思い出だ。

 

MC(※記憶を頼りに勝手な言い回しで書いてるのでご容赦ください。)

SH 「どうぞ座ってください...

AUDが座ると小声で「良かったぁ~」と省吾さん。 AUD

SH「今日は間に休憩を入れた2部構成で少し長めのコンサートになります。皆さん自分の体力体調に合わせて、歌ったり踊ったり楽しんで頂けたら嬉しいです。」AUD 拍手

 

SH「さて...日常の中で自分の事を書類に書く時、職業欄にソングライターって書いてるんだけど...

...で、子供の頃...友達と喧嘩したりしてあの時、あぁ言えば良かったなぁとか、こう言うべきだったんだなぁとか思う事があって、それを手紙に書いたり、ノートに書いたりしてました。

やがて大人になって詩を書くようになって...ソングライターになったんだけど...ある時 ふと"あぁ、もしかして俺は誰かの手紙の代筆をしているのかなぁって気付いたのね。」

SH「例えば...報われない恋をする女性がいて...そのそばには真剣に彼女を想う男性がいて...でも自分の想いを伝えられずにいるんだけど、砕け散る覚悟で勇気を振り絞って彼女にプロポーズをして...やがてその想いが伝わって...ふたりが結ばれてくれたらいいなぁなんて...そんな思い込めてこの詩を書きました。」

AUD 拍手

 

6曲目 もうひとつの土曜日

福田裕彦さんが弾くシンセサイザーの切ないメロディーと同時にエメラルドグリーンの照明が観客席を照らす。

おそらく上階席からはアリーナ席を照らす灯りが水面の様にゆらゆらと揺れているはず。会場全体を見渡し照明演出を堪能できるのは上階席の特権だ。

私も長野では存分に堪能した。

 

7曲目 丘の上の愛

このナンバーも切ない男女の物語が繰り広げられる。
河内肇さんのソロピアノ前奏から町史寛二さんのアコースティックギターへ...
スクリーンには、グリフィス・パーク天文台から眺めた夜景が広がっている。
アルバム『Home Bound』のレコーディングでここを訪れ詩を書いたナンバーだ。省吾さん曰く、ここに来なければこの詩は書けなかったと仰っている。
その夜景の映像の中にシリアスに歌う省吾さんとアコースティックギターを弾く町史さんの姿が遠目に浮かび上がる...
デビュー前からふたり寄り添って苦難を乗り越え、ここまで旅をしてきたんだろうな...そんな思いでおふたりの姿を観ていると涙が溢れてくる。

8曲目 DANCE

会場の雰囲気は一変する。

このナンバーも比較的最近リメイクされたばかりだ。

エコーのきいたシンセサイザーとピアノのミステリアスな前奏と共に、ステージに散りばめられたネオン管照明がカラフルに変化し、サーチライト照明は点滅を繰り返す。

同時に省吾さんの″Dance Keep on dansing..." の歌声が会場に響き渡るとドラム、ベース、ギター、サックスフォンの力強い音色が鳴り響き歌へ突入する。

リメイク版DANCEは飛躍的に進化した。

 

9曲目 東京

闇に包まれた夜の東京。交差点で多くの人々がせわしく行き交い、路地裏ではパトカーのランプが点滅している。そんな映像がスクリーン映し出される。雑踏の中、せわしく歩く足音、鳴り響くサイレン、威圧的な車のクラクションの音が聞こえてきそうだ。

″ディスコで恋して” が、クラブで恋して”と現代風にアレンジされた替え歌はお馴染みとなった。ドライブ・インも死語ではあるが...

息子曰く今は 道の駅だと...(

確かに78歳の親父は近所の道の駅を今でもドライブ・インと言っている。

でも、このナンバーで″道の駅”はあり得ないカッコ悪すぎる...(

 

10曲目 MONEY

スクリーンには燃え上がる炎。力強く鳴り響くエレキギター。

リズムに合わせてブォッ、ブォッと音を立てて燃え上がる炎...その熱線を受けて顔が一瞬熱くなる。サビでは、燃え上がる炎に熱せられた太く巨大な鎖が砕け散るアニメーションが映し出される。金に溺れた者はすべてを狂わし、すべてを失うという警告にもとれる抽象的な映像だ。

″愛してる愛してる... もっともっと...”のフレーズは女性が歌うパートとして定番となった。

私は沈黙。隣で紫ちゃんは熱唱していた...笑

 

ここで第一部が終了

休憩時間

ラジオ番組の様な演出でDJの省吾さんが、96日にリリースされた『The Moonlight Cats Radio Show Vol.3』のナンバーが紹介される。

楽しげに演奏し歌う省吾さんとバックバンドメンバーの姿がスクリーンに映る

この映像作品がめちゃくちゃ良かったと思うのは私だけだろうか...

トイレに行くのが勿体ない。必ず開演前にトイレに行く事をお勧めしたい。

場所は何処かのレトロな木造建ての小さなレコーディングスタジオか...

省吾さんとバンドメンバーを囲むように撮影用の円形レールが敷かれ、そのカメラワークがもの凄く良い。

そして何より、省吾さんとバンドメンバーがカッコ良すぎる...

平均年齢は疾うに60歳を超えているはずだが、皆間違いなくイケオジだ。

「Till There Was You」では場所が変わり、真っ白な洋風の広い部屋の中央で演奏する。

次回の映像作品がリリースされる際には、特典映像として収録して欲しい。

 

省吾さんのDJで最後のナンバー紹介が終わるといよいよ第二部

 

to be continued...


【横浜二日目ネタバレ(其の一)閲覧注意】へ

Posted at 2023/11/22 23:29:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | 浜田省吾 | 日記
2023年11月19日 イイね!

【横浜二日目開演直前レポ】ON THE ROAD 2023 Welcome back to The Rock Show youth in the “JUKEBOX”

【横浜二日目開演直前レポ】ON THE ROAD 2023 Welcome back to The Rock Show youth in the “JUKEBOX”浜田省吾さんライブツアーON THE ROAD 2023
横浜2DAYS 二日目に参加してきた。
思えば、前回の ON THE ROAD 2016も
横浜は2DAYSの参加だった。
当時私は40代前半...若いなぁ。
そんな私も今春50歳になった。

アリーナツアー恒例となっている年代別調査、2005年、2011年は30代、2016年は40代と刻んでいる私だが、今回のツアーから50代の仲間入りだ...笑
肉体的に歳をとったものの、これまで大きな怪我も病気もせず健康だった事に感謝。
と言いつつ、横浜初日ライブ終了後、浜友さんと終電まで飲んでたわけだが...
たまには遅くまで外で飲みたい時もある。
でも翌朝、自然と5時に目が覚めるものだ。
そんな横浜公演二日目の当日、朝から横浜初日公演の開演直前レポ動画を編集していたが、あっという間に出発の時間になってしまった。
みん友の紫ちゃんと13時に待ち合わせしているので遅れるわけにいかない。

J.BOY コインペンダントとMY FIRST LOVE ペンダントを身に着け

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新横浜駅に着いたのは12時半過ぎ。
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待ち合わせの13時になんとか間に合った。

横アリ入口はまだ閑散としているが、目を閉じると昨夜の歓声が聞こえてきそうだ。
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程なくして紫ちゃんからLINEで連絡が。
新横浜駅に到着したらしい。
途中まで迎えに行こうと思ったが、すれ違ってしまった。
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紫ちゃんとは ON THE ROAD 2022 パシフィコ横浜以来、約一年ぶりの再会。

早速ツアトラ前で記念撮影。
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7年前も横アリ公演でツーショット撮ったね。
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懐かしい。

昨日購入したツアトラミニカーを連れて来たのでリアルツアトラとツーショット。
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記念撮影を終えたところでツアーグッズブースへ。
販売開始時刻前だというのにこの行列。
7年ぶりのアリーナツアー、皆さんお目当てのグッズがたくさんあるのだろう。
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お互いの近況と子供たちの話で盛り上がり、あっという間にオープン時間。

私は昨日のツアトラミニカーに続き、卓上カレンダーを購入。
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横浜公演からカレンダーの販売が開始されたようだ。
職場のデスクに置くつもり。これで毎日仕事に励む...w

紫ちゃんを待っている間、 J.S.Foundation に少しばかり寄付をした。
頂いたカードには、ベッドに横たわる幼い子供の不安げな表情が載せられている。
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裏面には、省吾さんのメッセージでこう書かれている。
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I'm Here


自分の存在や価値を見失いそうな時、世界とのつながりを感じられない時、

人のために、何でもいい、自分に出来ることを、

自分が持っているものを、自分の時間を差し出してみる。

知られなくても、認められなくても、褒められなくてもいい、

自分と人や社会とのつながりを感じることが出来ればいい。

それは、巡って自分自身を救う行為となるはず。


浜田省吾

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自分の存在や価値は他人が決めることじゃない。

でも善意ある行為や言葉を差し伸べれば、それはいつか自分が困っている時、

手を差し伸べてくれる人が現れる...

そういう事だと思う。


行き過ぎた欲求や権力、嫉妬や憎しみから善意ある行為や言葉は生まれない。

各地で紛争が起きてるけど、その間にも生まれてくる新しい命。

そして、触れ合い、助け合う姿を目にすると自然と笑みがこぼれる。


J.S.FOUNDAITION のホームページ

省吾さんが歌う「我が心のマリア」と映像は、凄く心があたたかくなる。

そして、自分も誰かの役に立ちたい思う。

みなさんにも一度ご覧にって欲しいな...と思う。


グッズ購入を終えて

近くのインドカレー屋さんで食事。

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顔よりも大きなナンとスパイシーなカレー

ボリューム半端なかったが、めちゃ美味しくて完食できた...v(^^)v


会場に戻ってミュージックショップで時間をつぶし、16時過ぎ会場待ち。

alt


そして、いよいよ入場...

入場するまで席番が解らないシステム。

皆、神席である事を願う瞬間でもある。

まるで合格発表前の受験生の心境。

果たして席番は!?

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alt

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初日とほぼ変わらない位置。

初日がBブロック9列目11番、二日目は6列目6番。 

初日よりも花道めちゃ近い!!

センターステージが楽しみだ‼


to be continued...
(※次回ネタバレ閲覧注意‼)


以下、開演前の動画まとめ
Posted at 2023/11/22 23:25:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | 浜田省吾 | 日記
2023年11月18日 イイね!

【横浜初日ネタバレ(其の二)閲覧注意】ON THE ROAD 2023 Welcome back to The Rock Show youth in the “JUKEBOX”

【横浜初日ネタバレ(其の二)閲覧注意】ON THE ROAD 2023 Welcome back to The Rock Show youth in the “JUKEBOX”
※ネタバレ閲覧注意です。
 ご覧になりたくない方は退出ください。
第二部
ビートルズのカバー曲「In My Life」が流れるとバンドメンバーが登場し、歓声を受けながらセンターステージに向かうと少し遅れて省吾さんが登場。

SH「戻ってきたぜ!!  ウォーイエィ‼ ウォーイエィ‼」とAUDを鼓舞する。
「ワン! トゥ! 、ワン! トゥ! スリー!フォー‼」

11曲目 MAINSTREET
古村敏比古さんのサックスフォンが鳴り響く。
ここから省吾さん、バンドメンバー、オーディエンス(以下AUD)が一体となって合唱だ。

12曲目 さよならスウィート・ホーム
リズミカルな小田原豊さんのドラムとフォーンセクションに合わせてAUDが手拍子。
最後の″Good bye sweet home”の繰り返しは合唱となった。

13曲目 終わりなき疾走
センターステージから発せられたブルーのサーチライト照明が縦横無尽に場内を照らす。
センターステージで間違いなく盛り上がるナンバーだ。
終盤の間奏 ″Wow oh oh oh~″ からの ″Hey! hey!、hey! hey! hey! hey!″の掛け合いは一体感を感じる瞬間でもある。

MC(※記憶を頼りに勝手な言い回しで書いてるのでご容赦ください。)
河内肇さんの弾くピアノの音色が優しく流れる。
省吾さん(以下SH)「今回のツアーのサブタイトルに「youth in the “JUKEBOX”」ってつけたんだけどね...これって青春のジュークボックスって事なんだけど...子供の頃...家にジュークボックスがあったらいいなぁ~なんて思っていた。自分の好きな曲をいっぱい入れて学校から帰ったらアレを聴こうっていう感じで...でもそんな高価なもの買えるわけもなくて...やがて時が経って1979年にカセットウォークマンが登場して...」 AUD 反応なし
SH「君たちウォークマン世代でしょ~! 何それ?って顔しないでよ(笑」
                             AUD 歓声/笑
SH「それでさぁ、好きな曲をカセットにダビングして好きな人にあげたりしなかった?」
                                AUD 歓声/笑
SH「好きな曲を入れる事で、自分がどんな奴なのか伝えたくて...
              ...まさか俺の曲とか入れたりしてないよね?」  AUD 笑
この時、省吾さんと目が合った様な気がした私は思わず大声で「入れた!」と叫んだ。
SH 人差し指を左右に振りながら、私の方に向かって
 「チッ、チッ、チッ、それダメだわ。それ絶対変な奴って思われたよ。」 AUD 爆笑 

なんと自虐的ネタで私に突っ込んでくれた! 省吾さんとの会話に感激してしまった‼
事実中学時代、省吾さんの他、オフコース(小田和正さん)、アルフィーなど好きなナンバーを入れて付き合っていた彼女に渡したことがある。彼女は「片想い」を聴いて泣いていた。もちろんそれは変な曲って意味で泣いていた訳じゃないですよ...w

MCはまだ続く。
SH「そうやって当時好きな曲を入れてたんだけど、それって今で言うプレイリストなんだよね。だから今日のセットリストも君たちの青春のプレイリストになってくれたらいいなぁと思ってます。」AUD 拍手
SH「そしてもし...どこかでジュークボックスを見かけたなら...俺の曲をセットしてくれたら嬉しいなぁと思ってます。」

考えてみれば、この「るーぱん」も昭和のレトロな木造の作りで、店内にはジュークボックスが置かれていた。当時は良く省吾さんの曲を掛けていたものだ。
自分がセットした省吾さんの曲が店内に流れるとなんとも言えない優越感...笑
俺ってイケてるだろ?...なんて他のお客に言いたくなったりして...汗
そういう意味では、「るーぱん」に置かれていたジュークボックスは、私にとって青春のプレイリストが詰まっている。

SH「次は1976年ソロデビューした時のアルバム『生まれたところを遠く離れて』の中からこの曲を歌います。」

14曲目 青春の絆
お金がなく貧しい男女の青春失恋バラード。
当時こんなつらい恋愛した方も、今は ほろ苦い青春の1ページとなって幸せに暮らしていると願いたい。

MC(※記憶を頼りに勝手な言い回しで書いてるのでご容赦ください。)
SH「センターステージは2011ツアー以来だから12年ぶりなんだよね。」AUD 歓声
SH「...という事は町史君...前回のセンターステージ君は50代だよ。」ADU 笑
SH「俺たち60代飛ばしちゃったね」
SH「...という事は、客席はどうなってんだろ?...アレ...やる?」ADU 大歓声
この時、オーディエンスは何をやるか既に解っている...笑
SH「これをやるのは2001年のツアーからなんだけど...その時に映像作品で″これからアリーナツアーやる時は必ずやるからね‼”って言っちゃったんだよね...」ADU 大歓声
SH「じゃぁいくよ...10歳未満?」
少ないものの会場から叫び声が聞こえ、AUDから拍手が沸き起こる。
SH「前回は生まれてなかったねぇ~」 ADU 笑
  10代、20代と続き30代へ。
SH「前回は30代、40代が多かったのね。今回どうなってんだろう...」ADU 笑
SH「それじゃ、30代?...」 
SH「元気だけどめちゃくちゃ数減ったよねぇ~(笑」ADU 爆笑
SH「じゃぁ...40代?」 30代と同じくらいって感じだ。
SH「前回主役だった40代も減っちゃったねぇ~...という事は次か...」 ADU 爆笑
SH「それじゃいくよ...50代?」 圧倒的に大きな声援と拍手が沸き起る。
そして、もっと叫べと言わんばかりに耳に手を添えて煽る省吾さん。
それに応えるAUD。私も大声で叫んだ。
60代も50代と変わらぬ数の大きな叫び声。
70代もまだまだ健在。
そして長野では確認できなかった80代の方もお越しになっていた。

SH「これからもコレやっていくのかな?...それじゃ、町史君と同じ80代⁉って...」
                                ADU 大歓声/拍手
SH「ここ最近までね、皆さんマスクをして歌えず拍手や手拍子だけのコンサートが続いてたけど、やっと解禁になったので、みんなも一緒に歌ってくれる?」ADU 大歓声

15曲目 悲しみは雪のように
ドラマ「愛という名のもとに」の主題歌に採用されたナンバー
このドラマをきっかけに多くの人がカラオケボックスで省吾さんの名曲を歌うようになった。既にファンだった私は我先にとマイクを取って歌ったものだ。
そんな事もあって、仲間うちでは″浜田省吾″といえば″私″という存在になった。

そしてセンターステージもいよいよ佳境。

16曲目 ラストショー
省吾さんとバンドメンバーを囲み、AUDが両腕を上げて左右に振る一体感。
AUDひとりひとりが会場の雰囲気を演出してる感じ。
上階席から眺める光景も圧巻のはずだ。

ここでバンドメンバーを紹介しながらメインステージに移る。
今回、ホーンセクションに新たなメンバーが加わった。
トランペットの五反田靖さん。そして若手のトロンボーン半田信英さん。
省吾さんから依頼を受けたトランぺッター佐々木史郎さんが紹介したらしい。
2011ツアーのSaxy Ukoさん、2015-2016から加わった河内宏美さん、中嶋ユキノさんもそうだが、バンドメンバーに若手の息吹を吹き込む試みは、若手ミュージシャンにも活躍して欲しいという省吾さんの願いもあるのだろう。
気になるのは、トロンボーンの清岡太郎さんがいなかった事。
スケジュールの都合がつかなかったのか...

17曲目 ON THE ROAD
ピアノのメロディに合わせて静かに歌い始める省吾さん。
そして ″もう~ 一度~”とAUDが人差し指を突き上げる。
スクリーンには疾走するトレーラー(牽引車)の大きなタイヤがアニメーションで映る。

18曲目 J.BOY
今回大きな進化を遂げた「J.BOY」
″ドゥスッ、ドゥスッ”という重低音と″ピッポポ、ピッポポ”という高い電子音のリズムが重なり、メインステージから発せられたサーチライト照明は点灯しながら場内を赤く染める。
スクリーンには、夜空に煌めく星の様な無数の光が流れるように登っていく。
2016アリーナツアーは、太陽に照らされた地球を俯瞰する衛星写真の様な映像。
夜明けを迎えようとする何処かの国の街灯りが暗闇で宝石の様に輝く映像が印象的だった。
そして今回は、惑星がぐるぐると回る太陽系のアニメーションに変わった。
また一回りスケールが大きくなった俯瞰映像だ。
「J.BOY」は世界から、地球、そして宇宙へ飛び出した。
ラフに描かれた地球を中心に頭の無い人間が列を成してぐるぐると歩くアニメーション。
頭のない人間の足元では、無数の「目」「鼻」「口」が蠢いている。
その様子からは不平不満が聞こえてきそうだ。
人間の驕りや傲慢さが映像に滲み出ている...そんな気がする。凄く意味深い映像だ。
この映像の雰囲気がビートルズっぽく感じるのは私だけだろうか...
日本に留まらず世界に発信しているかのようだ。

曲にも厚みが増した。
メンバーが増えた事もあってか、ホーンセクションの存在感が大きい。
サビに突入する直前鳴り響くトランペットは圧巻だ。
そして、前回ツアーからアレンジされた終盤の間奏では、美玖月千晴さんのベースから佐々木史郎さんのトランペットに引き継がれるシーンがある。

ロックナンバーは続く

19曲目 明日なき世代
高速ドラムからギター、サックスフォンと続く前奏。
そして省吾さんが ″Yeah~”と叫ぶと、それに歓声で応えるAUD
ラストの ″Wow oh~ oh~, Wow Wow Wow oh~”の繰り返しは、省吾さんとAUDの合唱となった。

MC(※記憶を頼りに勝手な言い回しで書いてるのでご容赦ください。)
SH「最近俺は、″ソングライターの旅″というテーマを掲げていて、自分が書いた詩と共に旅をするという事なんだけど...まぁ、辿り着くべき場所は漠然としてるんだけど...そんな中で一度ゼロに戻して...スタート地点に戻る事なのかなぁなんて思ってます。」
SH「まだそのスタート地点に立ててなくて、この旅をもう少し続けるつもりなんだけど、みんなもその旅に付き合ってくれたら嬉しいなぁと思っています。」 ADU 大きな拍手

20曲目 家路
河内肇さんのピアノソロ。スクリーンには満天の星空に三日月が浮かんでいる。
いつしか星空と三日月は、東京タワーがそびえる夜景の空撮映像へと変わる。
遠ざかる東京タワー、眼下に近づく高層ビルの屋上に目をやると、遠くを眺め佇む省吾さんの後ろ姿に気付く。
やがて都会の夜が明けると、場所はフランス ノルマンディ地方の断崖へと変わる。
海に沈みゆく太陽を眺める省吾さんの後ろ姿は、ここまで来たか...とソングライターの長い旅路を振り返っているかのようだ。
″どんなに遠くても たどり着いてみせる” は、AUDを励ましてくれるフレーズ。
日常や仕事の中で、苦しくて、辛くて立ち止まってしまいそうな時、背中を押してくれるナンバーだ。
この曲のクライマックスである最後のサビに突入する直前。
これまでパンデミックで送れなかった″ショーゴー"の声援が復活した。

″ありがとうー″と腕を振りながら、省吾さんとバンドのメンバーがステージ下手へと去ってゆく。(第二部終了)

″省吾‼省吾‼”の声援と拍手が暫く続くとバンドメンバーと省吾さんが再び現れた。
MC(※記憶を頼りに勝手な言い回しで書いてるのでご容赦ください。)
SH「もう、みんな気付いてると思うけど、今回のセットリストは1976年から86年に作った...俺が23歳から33歳までの10年の間に書いた曲なんだよね ...さっきも年代別チェックやったけど、その多くの人が10代、20代の頃に聴いていた曲だと思います。そして若い世代にも届いてくれたらなぁと思ってます。」 ADU 大きな拍手
SH「次は1986年のアルバム『J.BOY』の中からこの曲を歌います。」

アンコール1
21曲名 SWEET LITTLE DARLIN'
スクリーンにはパラパラ漫画の様なアニメーション。
優しい風がカーテンを揺らす窓際。そこに置かれた一輪挿しの花が揺れている。
やがてひとひらの花びらが落ちると、その花びらは掌に包まれ、最後はロケットペンダントにおさまる。謎が残ったアニメーションだ。
″花びら″ は、彼女が″大切にしてきた幻想(ゆめ)"を象徴しているのだろうか...

22曲目 今夜はごきげん
″あの頃のリズム&ブルース″ が "あの頃のロックンロール″ に替え歌された。
最後の繰り返し″Wo~w Wo~″ は省吾さんとの掛け合い合唱となった。

23曲目 HIGH SCHOOL ROCK & ROOL
「今夜はごきげん」から間を置かず流れるように曲が変わる。
これも生で聴くのは初めてだ。デビュー当時は高音で歌っていたが、低いキーで歌うこの曲は、また違った新しい別の曲に聞こえてくる。

MC(※記憶を頼りに勝手な言い回しで書いてるのでご容赦ください。)
SH「俺が10代の頃、こんな言葉が流行っていた...″Don’t trust over thirty"..."30以上の奴を信用するな”...ってう言う意味なんだけど、30歳を過ぎた頃 ″俺もとうとう30になってしまった...でもステージに上がってロックンロールをやっている時は、今もティーンエイジャーのままだぜ‼″ なんてMCをやっていたんだけど、あれから40年も経ってしまった」
                                  ADU 笑/大歓声
SH「そして町史君と互いに問いかけるわけ...今もこうしてロックンロールやっているけど今もティーンエイジャーのまま...どうなんだ町史?どうなんだ浜田?どうなんだ町史?どうなんだ浜田?...その答えは...Oh!Yeah!!

24曲目 あばずれセブンティーン
アルバム『Home bound』収録されているメロディとは異なる。
映像作品『ON THE ROAD "FILMS"』に収録されるフィルムカメラ映像、1984年の「A PLACE IN THE SUN at YOKOHAMA STADIUM」と同じである。
このメロディは『ON THE ROAD "FILMS"』でしか聞いた事がないがすぐに解った。
今回違ったのは ″ROCK & ROOL″ が "Oh!Yeah!!" の掛け合いになった事。

長野参加後に みん友のROY-BG5さん、まさきshogoさんから教えてもらったのだが、あのメロディはチャック・ベリーの「johnny b goode」だった。
バック・トゥー・ザ・フューチャーでマイケル・J・フォックス演じるマーティが1955年にタイムスリップした学校の「魅惑の深海パーティ」で演奏したあの有名な曲である。
ストーリーでは、マーティが演奏するギターに魅せられたチャック・ベリーの従弟マービン・ベリーが「これを聴いてくれ!新しいネタが欲しいって言ってただろ‼」とチャックに電話をするシーンがある。
何度も観た映画なのに何故今まで気づかなかったのだろう...f(^^)
ROYさん、まさきshogoさん、ありがとうございました‼
言われてみれば、省吾さんはギターのネックを前後に振り、町史さんは楽しそうにダックウォークを真似ていた。

アンコール1が終了
省吾さんとバンドメンバーが下手に退いた後も声援と拍手は続く。
やがて再び省吾さんたちが現れ、メインステージに全員が整列すると深々とお辞儀をする。...そしてそれぞれの位置に着く。

アンコール2
25曲目 君が人生の時...
優しいピアノの音色と同時に「A PLACE IN THE SUN at 渚園 Summer of 1988 」のエンディング映像がスクリーンに映し出されると拍手が沸き起こった。
省吾さんのファンなら一度は観に行ったライブ映画だろう。
二次元映像と3D生音源の融合。映画館と全くスケール感が違うアリーナ会場で観るエンディングは感動でしかない。

間違いなく今回のライブのラストにふさわしいナンバーだ。
そして人気アーティストに登り詰めた省吾さんにとっても感慨深いナンバーだろう。

以上、ライプレポート

ON THE ROAD 2023
Welcome back to The Rock Show youth in the “JUKEBOX” 
長野二日目に続き、横浜初日も素敵な夜を過ごすことが出来ました。
省吾さん、本当にありがとうございました。
ツアーも折り返し地点。 年明けのさいたまスーパーアリーナまで続きますが、どうかお身体に気を付けてください。そして...このツアーが終わっても、まだ続くであろう省吾さんの旅に付き合わせてください。再会の時を楽しみにしています。

そして最後まで読んで下さった読者の皆様、ありがとうございました。
既に参加された方、これから参加される方、また参加される方、参加できそうにない方にどれだけの事が伝えられたかわかりませんが、少しでもライブの雰囲気を味わって頂けたら幸いです。

以下、セットリスト
第一部
 1. 愛の世代の前に
 2. 壁にむかって
 3. HELLO ROCK & ROLL CITY
 4. BIG BOY BLUES
 5. いつかもうすぐ
 6. もうひとつの土曜日
 7. 愛しい人へ
 8. DANCE
 9. 東京
 10. MONEY

第二部
 センターステージ
 11. MAINSTREET
 12. さよならスウィート・ホーム
 13. 終わりなき疾走
 14. 青春の絆
 15. 悲しみは雪のように
 16. ラストショー
 メインステージ
 17. ON THE ROAD
 18. J.BOY
 19. 明日なき世代
 20. 家路

アンコール1
 21. SWEET LITTLE DARLIN'
 22. 今夜はごきげん
 23. HIGH SCHOOL ROCK & ROOL
 24. あばずれセブンティーン

アンコール2
 25. 君が人生の時...
Posted at 2023/11/19 07:57:52 | コメント(1) | トラックバック(0) | 浜田省吾 | 日記
2023年11月18日 イイね!

【横浜初日ネタバレ(其の一)閲覧注意】ON THE ROAD 2023 Welcome back to The Rock Show youth in the “JUKEBOX”

【横浜初日ネタバレ(其の一)閲覧注意】ON THE ROAD 2023 Welcome back to The Rock Show youth in the “JUKEBOX”
※ここからネタバレ閲覧注意です。
 ご覧になりたくない方は退出ください。
長野参加では必死に記憶に留めようとメモ帳と筆記用具を持参したが、スタンド席でスクリーン映像が見え難く、今回、横浜初日をS席で参加した結果、新たに気付いた事や違っていた部分にも気付いた。
長野のレポを基に加筆修正しようと思うが、30,000字の制限があるため2回に分けてレポする。

入場すると場内は既にオーディエンスでほぼ埋め尽くされ、省吾さんの話題が賑やかに飛び交う中『The Moonlight Cats Radio Show Vol.1 Vol.2』がBGMとして流れている。
スクリーンには、大きなジュークボックスが中央に映し出され、その横にはネオン管の様に時折チカチカしながらカラフルに色変化するツアータイトルのロゴが輝く。

やがて賑やかな会話は拍手と手拍子に変わり「A PLACE IN THE SUN」が流れる。
その後、スクリーンに映し出されていた大きなジュークボックスがレトロな木造レンガの喫茶店に置かれたものだった事に気付く。
ジュークボックスのゆっくりとした引き映像。
客の話声が微かに聞こえる喫茶店内。
赤いキャップを被りリュックを背負った少年が、ワクワクしながらジュークボックスに駆け寄るとお気に入りのナンバーをセットし「よし!」と頷く。
ジュークボックスの前に陣取った円形のウッドスツールに座るとセットされたレコード盤に針がそっと落とされ前奏が流れる。
そう...そのナンバーこそ、省吾さんの「初恋」なのである。
やがてラフな服装のギターケースを背負った若い女性が現れ、ジュークボックスに近づくと「いい曲だよね」と言わんばかりに少年に向けてサムズアップする。
彼女もまた少年の横にウッドスツールを並べて座ると「初恋」のLP版ジャケットを少年にプレゼントする。
ジュークボックス奥の壁に目を向けると、古びてボロボロに破けた ON THE ROAD 2023 のツアー広告ポスター(ノルマンディ地方の断崖でギターを弾く省吾さん)が貼られている事に気付く。そう...これは現在ではなく、数十年後の未来映像なのだ。
私の息子世代よりももっと先の未来。
省吾さんが少年時代に夢中で聴いていた洋楽アーティストたちの曲のように「初恋」もまた未来永劫聴き継がれていくのだ。(この映像演出に鳥肌と涙が...)
やがて彼女は持っていたエレキギターを少年に渡し優しく教え始める。
省吾さんの話で意気投合したふたり。
ここでオープニング映像は終わる。

このオープニングは「ON THE ROAD 2005-2007 "My First Love"」の映像作品にどこか似ている。少年が学校から帰るや否やレコード盤をセットして「A PLACE IN THE SUN」を聴きながら″フッフフゥ~ン、フ~ン、フ~ン、フ~ン”と鼻歌を歌うシーンだ。
そう考えるとオープニングの「A PLACE IN THE SUN」「初恋」の曲順は意味深い。

オープニング映像の終盤、ステージにバックバンドメンバーと省吾さんが現れると大きな声援が場内に響き渡る。オープニング映像が終わり、省吾さんの「Are you ready ?」の掛け声にオーディエンスが「Yeah~!」と応える。一気に場内は熱気で包まれた。

1曲目 愛の世代の前に
スクリーンにはピカソの「ゲルニカ」 らしき絵が映し出される。
この絵を知る事で省吾さんの痛烈なメッセージが胸に突き刺さる。
今もなお各地で紛争が起こおり、事実多くの民間人が犠牲になっている。
その怒りを放つようなキレのある町史寛二さんのエレキギター。
省吾さんの″Wow! oh! oh! oh~‼”の叫びと同時にバンドメンバーの後ろで爆破音が鳴り響き、煙が立ち上がる。

2曲目 壁にむかって
初のアリーナコンサート武道館から40周年を記念して一昨年の秋にリメイクされた。
ON THE ROAD 2022 ″LIVE at 武道館”に落選した私は今回初めて生で聴く。
オフィシャルYouTubeで公開されたMVと変わらぬセクシーな歌声だ。

3曲目 HELLO ROCK & ROLL CITY
″HELLO~ YOKOHAMA CITY!"と恒例の開催地名で歌う替え歌は、オーディエンスを一層盛り上げてくれる。

4曲目 BIG BOY BLUES
中二の時にリリースされたアルバム『J.BOY』に収録されているが、おそらく参加したライブでは初めて聴くナンバーだ。(...たぶん)
当時と変わらぬ爽快感が漂う。
歳を重ね太く艶のある低音域の歌声と少し擦れたセクシーな高音域の歌声に引き込まれる。
そして長田進さんのギターがめちゃくちゃカッコ良すぎる‼ 鳥肌がおさまらなかった。
この先参加するライブでも注目したい部分になった。

MC(※記憶を頼りに勝手な言い回しで書いてるのでご容赦ください。)
省吾さん(以下SH)
「前回のアリーナツアーは2016なので、実に7年ぶりになります。その間にパンデミックがあってブランクがあったにも拘わらず、こうやってたくさんの人に集まってもらえてとても嬉しいです。どうもありがとう‼ 楽しいコンサートに、楽しい夜にしたいので最後までどうかよろしく‼」 オーディエンス(以下AUD) 歓声

5曲目 いつかもうすぐ
100% FAN FUN FAN 2018 で初めて聴いたナンバー。
カナダのシンガーソングライター、イアン・タイソンの「Someday Soon」のカバー曲。
カントリーミュージックを切ない詩に載せてポップにアレンジした曲はどこか懐かしさを感じる。

MC(※記憶を頼りに勝手な言い回しで書いてるのでご容赦ください。)
SH 「どうぞ座ってください...」
AUDが座ると小声で「良かったぁ~」と省吾さん。 AUD 笑
「今日は間に休憩を入れた2部構成で少し長めのコンサートになります。皆さん自分の体力体調に合わせて、歌ったり踊ったり楽しんで頂けたら嬉しいです。」AUD 拍手

SH「さて...日常の中で自分の事を書類に書く時、職業欄にソングライターって書くことがあるんだけど...子供の頃...友達と喧嘩したりして あの時、あぁ言えば良かったなぁ”とか、″こう言うべきだったんだなぁ”とか思う事があって、それを手紙に書いたり、ノートに書いたりしてました。....で、やがて大人になって詩を書くようになって...ソングライターになったんだけど...ある時 ふと"あぁ、もしかして俺は誰かの手紙の代筆をしているのかなぁ”って気付いたのね。」
SH「例えば...報われない恋をする女性がいて...そのそばには真剣に彼女を想う男性がいて...でも自分の想いを伝えられずにいるんだけど、砕け散る覚悟で勇気を振り絞って彼女にプロポーズをして...やがてその想いが伝わって...ふたりが結ばれてくれたらいいなぁなんて...そんな思い込めてこの詩を書きました。」AUD 拍手

6曲目 もうひとつの土曜日
福田裕彦さんが弾くシンセサイザーの切ないメロディーと同時にエメラルドグリーンの照明が観客席を照らす。
おそらく上階席からはアリーナ席を照らす灯りが水面の様にゆらゆらと揺れているはず。
会場全体を見渡し照明演出を堪能できるのは上階席の特権だ。
私も長野では存分に堪能した。

7曲目 愛しい人へ
100% FAN FUN FAN 2019以来聴くナンバー。
前奏はどこか不安を感じるメロディーだが、歌い始めると一気に詩の世界に引き込まれる。
省吾さんの曲で、臆病が故に ″恋愛などゲームさ、かけひきさ"と切り捨てる類の詩をよく見るが、このナンバーは恋愛に臆病な、そんな主人公が真実の愛を知った物語なのだと思う。

8曲目 DANCE
会場の雰囲気は一変する。このナンバーも比較的最近リメイクされたばかりだ。
エコーのきいたシンセとピアノのミステリアスな前奏と共に、ステージに散りばめられたネオン管照明がカラフルに変化し、サーチライト照明は点滅を繰り返す。
そこで省吾さんの″Dance Keep on dansing..." の歌声が会場に響き渡ると、ドラム、ベース、ギター、サックスフォンの力強い音色が鳴り響き歌へ突入する。
リメイク版DANCEは飛躍的に進化した

9曲目 東京
闇に包まれた夜の東京。交差点で多くの人々がせわしく行き交い、路地裏ではパトカーのランプが点滅している。そんな映像がスクリーン映し出される。雑踏の中、せわしく歩く足音、鳴り響くサイレン、威圧的な車のクラクションの音が聞こえてきそうだ。
″ディスコで恋して” が、″クラブで恋して”に現代風にアレンジされた替え歌はお馴染みとなった。″ドライブ・イン”も死語ではあるが... 息子曰く今は ″道の駅”だと...(笑
確かに78歳の親父は近所の″道の駅”を今でもドライブ・イン”と言っている。
でも、このナンバーで″道の駅”はあり得ない‼ カッコ悪すぎる...(笑

10曲目 MONEY
スクリーンには燃え上がる炎。力強く鳴り響くエレキギター。
リズムに合わせて ″ブォッ、ブォッ”と音を立てて燃え上がる炎...その熱線を受けて顔が一瞬熱くなる。サビでは、燃え上がる炎に熱せられた太く巨大な鎖が砕け散るアニメーションが映し出される。″金に溺れた者はすべてを狂わし、すべてを失う″という警告にもとれる抽象的な映像だ。
″愛してる愛してる... もっともっと...”のフレーズは女性が歌うパートとして定番となった。

ここで第一部が終了し休憩時間
ラジオから流れている様な演出で、9月6日にリリースされた『The Moonlight Cats Radio Show Vol.3』が、省吾さんのDJでナンバーが紹介される。
スクリーンには楽しそうに演奏して歌う省吾さんとバックバンドメンバーの姿が映る。
この映像作品がめちゃくちゃ良かったと思うのは私だけだろうか...
トイレに行くのが勿体ない。必ず開演前にトイレに行く事をお勧めしたい。
場所は何処かのレトロな木造建ての小さなレコーディングスタジオか...
省吾さんとバンドメンバーを囲むように撮影用の円形レールが敷かれ、その中で楽しそうに演奏して歌っている。それを撮影するカメラワークがもの凄く良い。
そして何より、省吾さんとバンドメンバーがカッコ良すぎる...泣
平均年齢は疾うに60歳を超えているはずだが、みんな間違いなく″イケオジ”だ。
そして場所は変わり、真っ白な洋風の広い部屋の中央で演奏するシーンもあった。
次回の映像作品がリリースされる際には、特典映像として収録して欲しい。

省吾さんのDJで最後のナンバー紹介が終わるといよいよ第二部‼

Posted at 2023/11/18 23:30:31 | コメント(1) | トラックバック(0) | 浜田省吾 | 日記

プロフィール

「お風呂上がって準備を出来たら名古屋へ向けて出発です!!」
何シテル?   04/17 19:36
1995年 セレスAE101(TOYOTA)56,000km 2000年 ウイングロードWFY11(NISSAN)101,200km 2008年 ウィッシュ...
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「紫陽花のうた」の物語を考察してみた 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/06/01 14:23:12

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2008年12月に納車。皆さんの愛車を参考にコツコツいじってます。
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約9年間(走行距離;101,200㎞)お世話になり、旅立ちの日は感謝の気持ちを込めて洗車 ...

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