
本日まで、お休みを頂いてました、独身貴族ピコですww
それにしても今日は暑かったですね~
「暑いって言ったら罰金ね」的な、小学生レベルの縛りを”ひとり”でやってましたww
一人でやってるので、罰金払ってでも言ってやる的ななんともお粗末な状態になり、暑い暑い言ってましたよ(ばく
さて、本日はあんなに暑い中、お日様の下で作業してました。
はじめたのが、14:00(アホ
一日で一番暑いされる時間からです。
だって、スゲー暑そうでテンション上がらなかったんだもん。
そうは言っても、自分に与えられた時間は少ないので、作業。
今日の作業は、AEM Digital Ignition Module の本体取り付け。
某502な方からも、人柱よろしく的な指令を受けているのでw、頑張ってみようかと。
先に言いますけど、穴を5個開けて、ネジを4本つけただけです。
文章にすると、コレだけですが、はっきり言って長いです、今日のブログ。
イロイロ拘った(意味はあるのか?w)ところがある&文章まとめるのが苦手なので、長いブログにお付き合いいただける方のみ、進んでくださいww
それでは、始まり~ww
1,導入の目的
あれは2009年あたま、アメリカ出張に行った時に、せっかくなのでお買い物をしまくろうと、
某502氏に、点火系でなんかお勧めは無いっすか?と聞くと。
こんなんあるよ~♪と教えてもらいました。
ピコ号は、タコメータープルプルなロドスタ標準装備の持病を持っているため、なんかオモロそうな点火系部品を探してたんです。
純正のイグナイターやコイルが高いのも知ってたし、これだったら面白いかもと思い、即断で購入(っつってもこれも高かったですけどw)
こいつの良いところは、
>純正イグナイター&純正コイルが取り外せる(よく壊れる部品とおさらば、信頼性UP?)
>ダイレクトイグニッションで点火能力UP(189mj、54,000V)、これは将来のハイコンプエンジンの時のための準備
>1回のイグニッショントリガーに付き、複数回(10回)の火花を飛ばせる
>結構な重量物のコイル(1.4kg)を外せる(たぶん、数百グラムの軽量化w)
>ダイレクトイグニッション(コイルオンプラグ)化で、エンジンルームがすっきりする=カクイイww
難点としては
>導入コスト高い
>説明書全部英語(汗
>汎用なので、ハーネスどこにつなぐのかも良く分からんww
>だれもやってない@人柱(ばく
2,モジュール本体設置場所検討
本体は、結構コンパクトです(って、比較用にタバコでも置けばよかった)
以前箱を分解して、中身を見ましたが、でっかいキャパシターが2個と、制御用の難しそうな電子部品wがいっぱい入ってました。
ちなみに、重量は675gです(ハイ、マニアック情報です)
これをどこに置くか悩む、はっきり言って汎用品ってどこでもつけられるが、その場所を考えるのにすごい時間がかかると思うのは僕だけでしょうか?
メンテナンス性とか、熱とか水とか、イロイロ考えて作業のほとんどは検討の時間になってしまいますww
とりあえず、電源とかエンジンルームへの配線とかを考えて、助手席足元周辺に決定。
んじゃ、どこにするのか?
とりあえず、さくっと助手席を外してもぐって考えます。(やったことのある人なら分かると思いますが、足元作業の時はめんどくさがらずに椅子を外しましょう。椅子があるだけで、相当作業スペースが限られてしまい、能率が悪いです。急がば回れですね。)
椅子外して↓
考えてるの図w↓
注1 この写真が撮りたかった為に、わざわざ三脚出したのは内緒ですww
注2 決して股間を強調してる訳ではありませんwwww
んで見つけました♪
グローブボックス裏に、広大なスペースを!!
足元あたりの方が、簡単に設置できそうだったんですが、蹴られたりw、荷物積んだ時にぶつかったりとイロイロ厄介なので、グローブボックス裏をチョイス。
ここであれば、誰にも触れません♪ でも僕しか付いてるのが分かりませんww
フリーハンドな位置決めを行い、マーキング。
何度もグローブボックスを開け閉めして、干渉が無いか?ハーネスは余裕を持って取り回せるか?を検討します。
もう一度言います、昼の2時です。
お日様は容赦してくれません。
マヂで暑いです。
こんな体勢で、汗が滝のように出ます。
でも、車から出るとまた入り込むのが大変なので(やったことある人なら分かるww)、我慢して検証します。
とりあえず、位置が決まったので、晴れてつらい体勢から開放!!
グローブボックスを取り外します。
ちなみに、ピコ号のグローブボックスはただいまこういう状態。
フリダム君がここに居ます。純正のハーネスをココまで持ってきてます。
延長とかは一切無し。ここまで届きますよん。
んで、外すとこういう状態。
ここいらに、空燃費計関係のハーネスがいっぱい居ます(モジュール本体からのノイズ怖いなー)。
3, モジュール本体取り付け
位置決めマーキングに習って、取り付け↓
終了!!な訳ないww
もう一度、グローブボックス取り付けて、もぐって干渉チェック(しんどい)
問題なさそうなので、位置を本決めして穴あけ位置をケガキます。
上の写真を見て、鋭い方ならお気づきかと思いますが、グローブボックス本体にはリブが立っており、そのまま取り付けると浮いてしまいますよね?
だからと言って、リブを削っては強度ががた落ちですので、ダメですね。
アンド、本体の放熱(開けた時に、かなりの数のヒートシンクがあったので、結構熱を持ちそう)のことも考えて、ちょっと浮かせて取り付けることにしました。
事前に防振マウントを購入してたのですが、勢いで買った防振マウントがM6サイズ。
このモジュールの本体には、四隅に取り付け穴があり、なんとM3用の穴。。。。orz
相変わらず、計って買えば良かったと後悔する、お茶目なピコww
M3用なんてどこにも無かったので、M6用をそのまま使おうかとおも思いましたが、取り付け穴を拡大すると、余肉が結構無くなり、強度的に不安だったので、自分的限界サイズのM4で取り付けることにしました。
ボルトナットで、スペーサーかまして浮かせれば簡単に出来るんですけど、かっこよく取り付けたくて、ブラインドナットで高さを稼ぐ作戦に。
こういうイメージです↓
普通は、ブラインドナットって、この反対側からネジを入れますが、逆から使うとスペーサーちっくにも使用できます。
ステーなんか作るときも、これを覚えておけばいろいろ応用が利きますよん。
これで、リブも逃げれるし、少し浮かせることで放熱にも有利になるはず↓
グローブボックス内部側も、ブラインドナットの頭がすこし出ているだけなので、すっきりしますね。
今回は、相手が樹脂なので、ブラインドナットが食い込んで樹脂を割ってしまわないように、受け(応力分散)として、ワッシャーを入れてます。
でも、そんなに都合の良いワッシャーって存在しないので、M5のワッシャーの内径をちょっとだけ拡大してぴったりのワッシャーを作ります。
万力とか持ってないピコなので、ペンチで挟んでドリルでもみました。
なので、傷だらけ(ハズカシイ
さあ、ここで問題発生!
グローブボックスの手前側は、なんとかギリギリナッターが入ったので、すんなりカシメられましたが、奥の方はどうやってもスペースが無くナッターが入りません。
でも、慌てない、最初っから分かってますんで大丈夫。
□□□□
こういう時のブラインドナットのカシメですが、こんな方法を紹介します。
ブラインドナットって、要はネジを入れて、引っ張ればカシメる事ができるんですよね。
じゃあ、それをボルトとナットでやれば良いんです。
使うのは、ブラインドナットと同じサイズのボルト、ナット、ワッシャー、ボルト径とまったく同じ穴を開けた適当な金属板、これだけです。
イメージはこんな感じです↓
ボルトを固定しながら、その下のナットをどんどん締めていくと、ブラインドナットが引っ張られてカシメれる訳です。
ワッシャーは2枚入れるのがミソ、しかもこのワッシャーにはすべりを良くするために、なんか適当なオイルを塗ってあげてください。
実際にカシメ作業中の写真がコレ↓
アルミの平板が見えますね、これにM4であれば4mm程度の穴を開けておきます。
これは、ナットを締めこむ時に、ブラインドナットが共回りしないようにするためのものです。
なので、そこそこ長い板を使って、適当なところに当てて動かないようにするのがコツ。
これで、6角レンチを左手で固定し、ナットだけをぐいぐい締めこんでいきます。
そうすると、結構力が要りますが、狭くてナッターが入らないスペースでもカシメを行うことが出来ます。
ちなみに、ナットとボルトは1回使うとねじ山が挫屈してねじ山がかじった様な状態になりますので、使い捨てです。
今回は、ありもののステンボルトとスチールナットを使いましたが、ステン&ステンだともっと早くかじっちゃいますね。
ホントはボルトやナットの材質でかじり難く出来ますが、その話はまたいつかww
この技は、エンジンルームの狭いスペースで、ナッターが入らないとかイロイロ応用できますんで、覚えておいて損は無いです。
□□□□
そんなめんどくさいことまでして、取り付けたブラインドナット。
このブラインドナットをベースに使って、ボルトでモジュール本体を固定するだけ。
がっ、電子機器ですので、なるべく振動を与えたくないので、ちょっと小細工。
Oリングでサンドイッチにして、プチラバーマウント風にしてみました(意味無いとか言わないでww)
気持ちの問題です、本物の防振マウントのような効果は期待できないと思いますけど、気持ち、気持ち♪
当然、思いっきり閉め込むとOリングがつぶれてダメになってしまうので、軽く締めこみます。
そのままだと緩んじゃいますから、ネジロック剤を忘れずに↓(ATSさんもお勧めのパーマテックス製)
取り付けて見ましたが、しっかり固定できており、満足な感じ。
余談ですが、Oリングは、こういうセットを持っておくと便利、いざと言う時に役立ちます。
ただ、ほんとに漏れを止める部位とかに使用するのは、純正品を使ったほうが良いですね。
ゴム系は絶対純正品に限ります。コレマヂです(汗、ケチらず純正Oリング買ってくださいww
気密部位に使うのは、あくまで応急処置。最後は純正シールを買って仕上げたほうが無難ですよん。
4,整備性の考察
あとは、後々の整備性を考えて、最後の小技。
このモジュールには、LEDのインジケーターが付いてます。
説明書を読むと、点火トリガー1回に付き1回光るそうな。
ということは、なんか異常があった時には、このLEDの点滅を見なきゃいけないんですね。
でも、グローブボックスの裏に入れてしまっては、確認することも出来ません。
もぐれば見えますが、あの体勢をやるのはつらいww
そこで、ピコは考えました。
ノゾキ窓つければ良いんじゃない?って。
そのための穴をここら辺に開けます。
んで、この穴を、グローブボックスの中から、鏡で覗けば、ばっちり見えますね(赤矢印)。

(クリックすると拡大します)
本来は暗いところでのLEDの点灯なので、鏡無くてもOKかもしれませんけど。
これで、いざという時の故障診断も簡単に出来ます。
あとは、グローブボックスを元に戻して、完成↓
こんな感じの位置についてます♪
それにしても、ほんとに暑かったです。
倒れそうになると、速攻でクーラーの効いた家に戻り、休み休みの作業でした。
おかげで、たったコレだけの作業が終わったのが、5時くらい。3時間もww
イロイロ考えたり、涼んだりしてるのが、時間の大半でしたが(笑
<おまけ>
M3のボルトサイズだったので、M4化するために、ドリルで取り付け穴拡大しました。
みなさんこういうときの開けた穴の処理ってどうしてます?
ピコは、こういうバリ取りツールで、軽く面取りしてます。
この刃物をくるっと穴に沿わせて回すと、キレイにバリが取れます。
ワンサイズ大きなドリルでバリをさらうのもありかと思います(ステップドリルなんか楽ですよね)。
でも、ボール盤とかならキレイに出来るんですが、ハンドドリルだとどうしても仕上げが汚いですよね。
このツールは優れもので、この角度のおかげで、表も裏も一気に面取りできます。
特に、袋状になっているところのバリ取りなんかに威力を発揮するツールです。
そんなに高くないので、1本持っていると便利ですよ。
あー、長かったww。ココまで読んで頂いてありがとうございましたww
とりあえず本体つけただけで、ココから配線との格闘ですが、まずはカプラーやらの手配をせねばっ!!