
某ファクトリーでSHELBY GT500のオイルとオイルフィルターを交換し、気分よく高速をクルージングしていると突然ブルブル…、バスバスッ…とエンジンが不調!
最初に頭の中によぎったのは、『ひよっとして…、一発死んだ?…』
でも、それは無いだろう…、なぜなら、まだ走行距離が3800km。
インジェクションも、点火モジュールも、プラグも、壊れるような走行距離じゃない。
『じゃ、なんだ!、なんだ!』と慌て、地元の某ファクトリーで診断機をあてると、なんと、やっぱり、『一発死んでる…』、2番シリンダーが点火していないとのこと。
インジェクションか?、点火モジュールか?、またはプラグか?
『インジェクションや点火モジュールなら、時間と手間とお金がかかる!』と、こわごわメカニックの作業を見守っていると、『プラグが導通していませんね!プラグが死んでます!』との事。
『プラグでラッキー、助かった!』と思うと同時に、『えっ、150.000kmメンテナンスフリーのプラチナプラグの筈なのに…』?
純正プラグは、Motorcraft 品番AGSF-22FM1 でしたが、走行距離3800kmで物理的に死ぬとは、さすがに『米国品質』です(笑)
結局、他の7本の純正米国製プラグもいつ死ぬか判らないので、世界のブランド『日本のNGK』に変更し、プラグ8本全てを交換する事にしました。
米国にNGKの適合プラグを問い合わせると、NGKイリジウムIXプラグ ”TR6IX”が適合との回答を得たのですが、確認の為NGKに直接TELすると『NGKにはMotorcraftに対する適合表が無いので答えられない』との回答。
DENSOとMotorcraftとの適合表をサイトで見つけて Motorcraft 品番AGSF-22FM1 にはDENSO ”IT16”が適合と判明。
再度NGKにTELすると『DENSO ”IT16”に適合するNGKイリジウムIXプラグは”TR4IX”です』との回答。
えっ!米国では”TR6IX”云い、NGKでは”TR4IX”…??? どっちが正しいんだ?
念の為に、今度はDENSOにTELすると『DENSO”IT16”に適合するNGKイリジウムIXプラグは”TR5IX”です』との回答。
えっ!米国では”TR6IX”云い、NGKでは”TR4IX”、なんとDENSOでは”TR5IX”だと!、…??? 一体どれが本当なんだ?
仕方なくNGKに3度目のTELをし、”TR4IX”と”TR5IX”と”TR6IX”では、熱価以外に、極端な話一体何が違うんでしょうか?と問うと『1万回転ほど廻すのであれば”TR6IX”が良いと思いますよ』との答え。
『誰が1万回転も廻すねん!』ということで、私は真ん中の”TR5IX”をチョイスし、8本全てを交換しました。
長くなりましたが、プラグを”TR5IX”に交換した結果は、『驚愕!』の一言。
エンジンの、トルク、加速、伸び、が驚くほどに明らかに向上。
バックファイアが減少し、排気音のリズムが整い、排気音が清音化し、排気音量が減少。
今の所、良いことばかりで、1.400円×8本=11.200円のメンテナンスでしたが、対費用効果から考えると少なくとも20万円以上の実体感効果があると思います。
日本のNGKプラグは凄い! 日本の誇りだ!
2011~ SHELBY GT500 V8 5.4L を所有する方には、絶対の自信を持って NGKイリジウムIXプラグ ”TR4IX”、”TR5IX”、”TR6IX”をお奨めします。
熱価に関しては、御自身のクルマの運転スタイルに合わせて熱価を選ばれて下さい。
因みに私は”TR5IX”で完璧でした。
以下の NGKイリジウムIXプラグ の記述は某通販サイトからの抜粋です。
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高性能「イリジウムIXプラグ」がエンジンの新領域をスパークする!
▼イリジウム合金採用の高性能プラグ
イリジウムは一般プラグに使われている白金などに比べ、融点、硬度、強度に優れた最高の電極素材です。
NGKイリジウムIXは、新素材合金「イリジウム」の採用により、優れたスパーク性能を実現します。
▼極細電極で着火性アップ!
ノーマルプラグに比べて電極が細く、火花が飛びやすいためエネルギーが大きく着火性がアップ。
エンジンの性能を最大限に引き出し、燃費性能へも貢献します。
☆集中スパーク! ●加速する火炎 ◎ワンランク上の加速性を実現!
▽中心電極の径が細く、外側電極の先端がテーパーカットされているため、
優れた着火性を生み出します! ▽発火時の炎の広がりが速く、燃焼効率も抜群。
優れた放電性と強力な燃焼でエンジンの性能を最大限に引き出し、
ワンランク上の加速性を実現します!
■持続する高性能! ▽素早くきまる始動性
▽微小放電が生れるサーモエッジを絶縁体先端部に設計。絶縁体に付着するカーボンを、
微小放電で焼き切り、
プラグの着火性能を常に高く維持します! ▽バッテリーに負荷をかけない低電圧で、
強力な着火を可能にし、低速時の始動性や加速時のレスポンスを向上!
◎製品特性上、車種によって対応が異なります。
適合などご不明な点は、メーカーHPなどをご覧頂くか、お問合せにてご確認下さい
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と、某サイトでは申しております。
『怪我の功名』とは、今回のようなことですね!(笑)
皆様も、是非、一度、トライしてみて下さい。