
F1第18戦 Abu Dhabi GP Final
トワイライトレースのアブダビでは、予想以上の波乱のレースが待っていました。
スタートでは、ポールのハミルトンがホールショットを奪い、さらにライコネンが4番手から2番手へとジャンプアップ。
その後ろでは数台が接触し、その中でヒュルケンベルグがリタイヤに。
またロズベルグとグロージャンが接触で後方へ。上位はハミルトン、ライコネン、マルドナド、アロンソと続きます。
そんな中9周目にトラブルを抱えたカーティケアンにロズベルグが乗り上げる形で大きなクラッシュ。これによりSCが導入されることになりました。
このSCラップの最中に、予選タイム剥奪によりグリッドスタートとなったベッテルが、ベルニュに追突仕掛けてウィングを破損。そのためピットでウィングとタイヤを交換することに。
SCリスタート後は、変わらずレースが続いていきましたが、20周目にトップを快走していたハミルトンがトラブルに見舞われ、なんとリタイヤとなってしまいます。これを受けライコネンがトップへと浮上しします。
そしてそろそろピットタイミングというところで、アロンソ、マルドナドらがピットへ。
トップのライコネンはある程度引っ張ってから問題なくトップでコースへ復帰します。ベッテルはSC中のピットのため、他のマシンとは違いタイミングでのピットとなりましたが、4位までポジションを上げコースへと戻りました。
といったところで、序盤でアクシデントの中におり、ピット戦略が異なりタイヤが苦しいグロージャンとディ・レスタ、そこにペレスという構図でバトルとなりましたが、ペレスがコース外から復帰していくところでグロージャンと接触。後ろを走っていたウェバーまで巻き込み3台が絡むクラッシュへ。
この接触により、2度目のSCが導入されるという荒れた展開に。
ペレスは接触の責任により、10秒ストップペナルティを課せられました。
SCが明けたあとは、ライコネンがトップで逃げていきます。その後ろでは、アロンソにバトンとベッテルが襲いかかりますが、アロンソは終盤に向けてペースをコントロールしていたこともあり、残り数周でファステストを連発。
トップのライコネンとの差を見る見る内に詰めていきます。残り2周でDRS圏内へと入りますが、ライコネンもアロンソに対抗しペースアップし、アロンソを見事抑えきることに成功。
結果、ライコネンが復帰後初優勝を飾りました。ライコネンにとっては2009年のスパ以来の優勝となりました。アロンソはまた凄みを見せた2位、ベッテルは最後尾から3位までやってきました。
チャンピオンシップでは、アロンソがポイント差をつめ、10ポイント差としましたが、依然厳しい状況には代わりがありません。
可夢偉は、ここ2戦のノーポイントの流れを変え、波乱を乗り越え6位でフィニッシュ。コンストラクターズ争いで、メルセデスAMGとの差を詰めることに成功しました。
情報 ESPN F1
まさかアブダビでこれだけ荒れるレースになるとは思わなかったですが、それでもライコネンは素晴らしいレースっぷりを見せつけてくれましたね。
ハミルトンがリタイヤしてからは、ライコネンのレースになってましたけど、最後の最後にアロンソがマシンを振り回しながら襲いかかってくる力が残っていたのは恐ろしかったですねw
アロンソは結果的には、ベッテルの前でフィニッシュすることができましたし、まだまだチャンピオン争いが終わってないことを示しましたね。
ただベッテルも色々ありがならここまで上がってくるのは意地のようなものを感じましたねw
あと可夢偉に関しては、今回も決して調子が良かったわけではないですけど、しっかりと自分の仕事をこなした結果の6位は価値がありますし、来年のためにもいいレースを続けて欲しいですね!
1 K.ライコネン (KERS) ロータス
2 F.アロンソ (KERS) フェラーリ
3 S.ベッテル (KERS) レッドブル・レーシング
4 J.バトン (KERS) マクラーレン
5 P.マルドナド (KERS) ウィリアムズ
6 小林可夢偉 (KERS) ザウバー
7 F.マッサ (KERS) フェラーリ
8 B.セナ (KERS) ウィリアムズ
9 P.ディ・レスタ (KERS) サハラ・フォースインディア
10 D.リカルド (KERS) トロロッソ
11 M.シューマッハ (KERS) メルセデスAMG
12 J.E.ベルニュ (KERS) トロロッソ
13 H.コバライネン (KERS) ケータハム
14 T.グロック マルシャ
15 S.ペレス (KERS) ザウバー
16 V.ペトロフ (KERS) ケータハム
17 P.デ・ラ・ロサ HRT
リタイヤ
C.ピック マルシャ [メカニカル]
R.グロージャン (KERS) ロータス [アクシデント]
M.ウェバー (KERS) レッドブル・レーシング [アクシデント]
L.ハミルトン (KERS) マクラーレン [エンジン]
N.カーティケアン HRT [アクシデント]
N.ロズベルグ (KERS) メルセデスAMG [アクシデント]
N,ヒュルケンベルグ (KERS) サハラ・フォースインディア [アクシデント]
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F1 | 日記
Posted at
2012/11/05 02:32:36