
今年もル・マンが始まります。
Wカップ開幕を控えている中、モータースポーツにとっても1年に一度のビッグイベントであるル・マン24時間が今週末行われます。
総勢55台がエントリーリストに名を連ねており、各クラス注目が集まります。
まずLMP1では、トヨタ、アウディ、ポルシェの3ワークスの真っ向勝負となります。
WEC開幕2戦を終えた段階では、トヨタが速さ、信頼性ともに優位に立っていますが、ポルシェは最初からル・マンを睨んだエアロパッケージで戦いに臨んでおり、アウディもチャンピオンの意地を掛け壮絶な戦いが繰り広げられるでしょう。
またプライベータークラスでは、スパでデビューを果たしたレベリオンR-Oneが2台。コデワのロータスも参戦予定でしたが、パーツのホモロゲーションが間に合わず参戦を辞退しています。

LMP2クラスはWECでは台数が大幅に減り寂しい状況ですが、ル・マンでは17台がエントリーしています。
現在WECでランキングトップを走るG-DRIVEは今回も優勝候補の筆頭として挙げられます。またG-DRIVEの母体であるOAKも2台の新型リジェJS P2を投入。1台は中国人トリオ、もう1台はGTアカデミードライバーが乗るなど注目が集まります。
またオレカは今回に向けてル・マン用アップデートを供給しパフォーマンスアップを狙います。
今年初参戦となるチームでは、セバスチャンローブ・レーシング、ラルブルコンペティション、M.サロがドライブするSMPレーシングなど。
ただ中野信治のドライブ予定だったミレニアムレーシングは資金難により、童夢とコラボレーションを果たしたストラッカは車両のトラブルにより参戦を辞退するなど厳しい一面も。
そしてランキング2位につけているKCMGは、日本でのレースの経験がある3人で2度目のル・マンに挑戦を果たします。
GTクラスでは、本来プロクラスは5ワークスによる戦いとなるはずでしたが、バイパーが参戦を辞退したことによりフェラーリ、ポルシェ、コルベット、アストンマーチンの4ワークスによる戦いとなります。
コルベットは今季からUSCCに投入しているC7型が登場します。

アマクラスでは、今回最大の19台がエントリー。
この中で最大の注目は、タイサンの久しぶりの参戦です。去年AsLMSでタイトルを獲得したものの、クラスが未成立に終わったためリザーブエントリーに留まっていました。
しかし辞退者が続出したため、念願の本エントリーが叶いました。しかし当初予定していた日本人トリオでの参戦はテストデイとSUPERGTのバッティングにより断念。またチーム体制も独自によるものではなく、過去にタイサンで走ったファンバッハーのチームと共同での参戦に。
そしてドライバーはエースにP2での参戦が白紙となった中野信治をエースに据え、2人のジェントルマンドライバーとともに表彰台を狙います。

そしてガレージ56には、今年も日産がレンジエクステンデットEVのZEOD RCを投入。バッテリーのみでサルテサーキットを1周走破ができ、それ以外は小型のターボエンジンで走行と発電を行います。
ドライバーはGTアカデミーからオルドネス、ライプ、そして本山哲の3人です。
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endurance race | 日記
Posted at
2014/06/11 19:46:18