
GTAが新たなマシンを公開しました。
鈴鹿1000kmの週末にGTAが行った会見では、来季から導入、開始される2つのマシンについての発表が行われました。まず最初はGT300へ導入されるマザーシャーシです。
これは近年GT300クラスにおいて、FIA-GT3の車両が多く投入されています。車両を購入後は大きなセッティングの変更や改良が行えないものの、安価でGT300クラスやその他GT3車両を使用するレースに参加できるということもあり人気を博しています。
ですがその一方で、今までJAF規定の300車両を開発してきたチームなどにとっては物足りなさを感じていました。ただ現在JAF規定のGT300は費用が掛かりすぎることもあり、ワークス系チームだけが存在する状況に。

この状況に対して日本のレース界のものづくりや、チームの技術力の低下を避けることを目標にJAF規定の300車両のマザーシャーシを販売することに。
このマザーシャーシは、童夢が開発したCFRP製のモノコックにGTA製(日産VK45のバッチネーム)4.5ℓNAエンジンがセットで販売されます。
購入したチームはそこに独自のボディーワークや、足回りを組み合わせることでオリジナルマシンを作り上げることができます。
GTAによると既に4台のオーダーが入っているとしており、さらに次戦のタイラウンドには地元のトヨタディーラーチームがマザーシャーシベースの86を投入することが明らかになり、一足先にデビューすることに。
発表会でお披露目されたのは、マザーシャーシに童夢オリジナルの86ボディーを装着したデモカーです。

続いて来季からSUPER GTの併催レースとして開催が決定した、FIA F4の車両とレース開催の概要が発表されました。
まず車両に関しては、JMIA(日本自動車レース工業会)が開発したF110が使用されます。
このF110は童夢がシャーシ、トムスがエンジン、戸田レーシングがギアボックスをそれぞれ開発した完全国産のフォーミュラカーです。
今回シェイクダウンも実施され、SUPER GTやスーパーフォーミュラに参戦する石浦宏明と、井口卓人が走行を実施しました。
レースの概要としては、全7戦が全てSUPER GTの併催となっており、1開催2レース。14レース中11レースの結果でタイトルが決定する有効ポイント制度を敷きます。
またF4の成績優秀者には、GTのチームやF3のチームがスカウトするなどの制度も検討されているとのことです。
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SUPER GT | 日記
Posted at
2014/09/01 21:37:06