
IRC最終戦 ラリーキプロス
IRCのシリーズが今回を持って終了ということとなり、来シーズンからはFIA選手権のERCとの統合となります。
そんな中向かえた今回のラリーは、去年に続きダブルポイントが掛かるイベントとなり、MERC(中東選手権)との併催です。
ラリーをリードしたのは、MERCでタイトルを狙うアルアティアでした。コンディションがキプロスらしい過酷なコンディションということもあり、優勝候補だったミケルセンはパンクでアルアティアから遅れをとります。
DAY2に入ってもアルアティアの安定感は変わらず、今回上位陣で唯一ノートラブルで走りきり、キプロス6勝目を上げました。
ミケルセンは度重なるパンクで遅れたものの、2位でフィニッシュ。今回はライバルがエントリーしていなかったこともあり、2度目のIRCチャンピオンへと輝きました。
さらにミケルセンは最終SSで、引退するコドライバーのO.フローネにステアリングを託すなど粋な計らいを。
3位には、中東勢が次々とリタイヤしていくなかで、R4で奮闘を見せた新井敏弘が自身IRCでの初ポディウムを獲得しました。
プロダクションカップは、新井が優勝、2位にはニカラとTMRのワンツーとなりました。チャンピオン争いでは、コンサーニがメガーヌがグラベルで走れないこともあり、アイグナーが優位でしたが、アイグナーにトラブルが発生し、10位でフィニッシュ。結果コンサーニがチャンピオンへと輝きました。
1 N.アルアティア (MERC
1st) フィエスタRRC
2 A.ミケルセン ファビアS2000 +3:35.3
3 新井敏弘 (PC
1st) インプレッサR4 +10:70.1
4 J.ニカラ (PC 2nd) インプレッサR4 +12:42.1
5 S.ヴィガンド ファビアS2000 +14:00.6
6 S.サヴァ (PC 3rd) ランサーエボⅨ +15:45,1
7 A.クレマー (PC 4th) インプレッサWRX STI +16:52.4
8 M.アル・マリ (MERC 2nd) ジョンクーパーワークスS2000 +17;27.0
9 L.ビジン ファビアS2000 +19:00.2
10 H.ハント (2WD 1st) DS3 R3T +19:12.1
リタイヤ
Y.アル・ラジヒ (MERC) フィエスタRRC [SS3 転倒]
K.アル・スワディ(MERC) フィエスタRRC [SS8 アクシデント]
A.アル・クワリ (MERC) ジョンクーパーワークスS2000 [SS8 アクシデント]

APRC最終戦 チャイナラリー
お馴染みの中国で向かえた最終戦。
ラリーは、MRFのギルがトップを快走していましたが、DAY2のSS8でエンジントラブルによりリタイヤ。
そして、APRC総合タイトルではアトキンソンのライバルであったグリーンがデイポイントを獲得できなかったため、DAY1の時点でアトキンソンが自身初のAPRCチャンピオンへと輝きました。
DAY2は、マクレーがトップに浮上しラリーをリードしたまま1分以上の差をつけ今季2勝目を飾りました。チャンピオンとなったアトキンソンは2位で、MRFとしては、ドライバー、チーム、マニュファクチャラーと3冠を獲得する偉業を達成。
今回チャイナとの相性がいいインプレッサにスイッチし望み、途中転倒、コースオフなど危ない場面もありましたが、その反面S2000勢とも引けを取らないスピードも見せたクスコの炭山裕矢が4位でフィニッシュ。
これにより、アジアカップを2年ぶりに奪還することとなりました。
2WD選手権では、シンが2連覇を達成。プロトンは、ジュニアカップと共に2冠となりました。
1 A.マクレー (AP
1/A
1) サトリアネオS2000
2 C.アトキンソン (AP2) ファビアS2000 +1:46,5
3 J.サロ サトリアネオS2000 +6:58.6
4 炭山裕矢 (A2) インプレッサR4 +9:30.9
5 B.グリーン (AP3) インプレッサWRX STI +12:32.9
6 K.シン (AP4/A3) サトリアネオ +17:20.5
7 番場彬 (AP5/A4) サトリアネオ +19:35.0
8 K.コー (AP6/A5) サトリアネオ +39:40.4
9 S.タクル (AP7) サトリアネオ +45:13.7
リタイヤ
G.ギル (AP/A) ファビアS2000 [SS8 エンジン]

JRC(全日本ラリー)最終戦 新城ラリー
全日本では、チャンピオン争いがもつれたまま最終戦を向かえました。
ラリーでは、初日を終えランキングトップの勝田がトップ。ライバルの奴田原は30秒近いビハインドでは、石田の後ろ3位に。
そんな中向かえたDAY2では、勝田がさらにリードを広げて逃げ続けていきます。しかしライバルの奴田原はSS10で痛恨のトラブルによりリタイヤ。
結果勝田が最後まで逃げ切り、3年連続のシリーズチャンピオンへと輝きました。
2位には石田、3位には今シーズンマシンをスイッチしランキング3位となった柳沢。
JN3クラスでは、レビンの優勝。2位の眞貝が、3位でフィニッシュしたクスコの三好に4ポイント差でタイトルを獲得しました。
JN2クラスでは、ポイントリーダーだった川名が早々にリタイヤを喫したため、ラックの天野がトップでフィニッシュ。なんと同ポイントながら、勝利数で天野が2連覇を達成しました。
1 勝田範彦 インプレッサWRX STI
2 石田正史 ランサーエボⅩ +28.6
3 柳沢宏至 インプレッサWRX STI +29.4
4 高山仁 ランサーエボⅧ +46.7
5 田邉亘 ランサーエボⅩ +56.6
6 大西康弘 ランサーエボⅩ +1:03.9
7 堀田信 ランサーエボⅩ +1:17.0
8 徳尾慶太郎 ランサーエボⅩ +2:09.4
9 山口清司 (JN3
1st) レビン +2:28.4
10 眞貝知志 (JN3 2nd) インテグラType R +2:51.2
16 天野智之 (JN2
1st) ヴィッツRS +4:50.2
リタイヤ
奴田原文雄 ランサーエボⅩ [SS10 メカニカル]
川名賢 (JN2) ヴィッツ [SS2]
Posted at 2012/11/05 19:02:28 | |
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