フォーミュラニッポン第4戦 富士 決勝
週末を通して不安定な状況で向かえた決勝です。
レーススタート時には、軽く雨が降り始めるという早速難しいコンディションとなり、ここで安田1台のみがギャンブルのウェットタイヤスタートを選択。
そしてレーススタートでは、2番手グリッドの大嶋が好スタートを見せ、一貴をパスしトップに浮上します。その後ろは混乱模様で、順位が変動していきます。
3番手スタートの塚越は、ペースが上がらずポジションを落としていきます。さらに4位スタートの国本もロッテラー、JPにパスされていくことに。
そんな中、天候はさらに悪化し、セクター3で強い雨が降り始めます。しかしまた序盤ということもあり、各車ピットはせず様子見。
その後また雨は止み始めますが、レース折り返しを向かえる頃にはコース全域に渡って雨が降り始め、ここでピットタイミングということもあり、中段のドライバー達がピット作業を行います。
ここでは、山本、小暮、国本、塚越、嵯峨などがピットを行い、ウェットタイヤへとスイッチします。
ただ上位陣は動かず、コース上でのバトルが続き、1位の大嶋に対して2位の一貴が徐々に差を縮めます。その後ろのロッテラーはコースオフもあり、一貴とは少し差が開くことに。
そして上位陣も給油のためにピットが迫ってきますが、その頃には雨はまた止み始め、スリックのコンディションへと変わっていきます。
トップ争いでは最初にピットに動いのは一貴でした。その後大嶋がピットに入りますが、リミッターのトラブルもあり、ここで一貴が遂にトップを奪還。そしてそこから数周してロッテラーもピットイン。
ここからはロッテラーの鬼神の追い上げを見せ、まず大嶋をパス。
そしてレース終盤、チームメイトの一貴を猛プッシュし、55周目には一貴をセクター3で接触スレスレでパスしていきトップに。
このままロッテラーは逃げ切り、今シーズン唯一の2勝目ドライバーとなりました。
2位には同じくトムスの一貴が入り、トムスのワンツーフィニッシュに。3位はトムスとのマシンの差を見せつけられた大嶋となりました。
その後ろでは、激しいバトルを繰り広げましたが、デュバルが松田をパスし4位でフィニッシュしています。
以下JP、インギングの平手、国本となりました。今回ポイントリーダーとして向かえた塚越でしたが、コンディションに惑わされまさかのノーポイントと苦しい結果に終わり、ポイントスタンディングでは一貴がトップを取り戻しました。
情報 オートスポーツweb
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いや~なかなか見ごたえのあるレースでしたねw
しかしセクター3だけ思いっきり雨の降るとは、富士は本当に厄介なトラックですねwまるでスパやニュルのような天気の気まぐれさでしたけど、レースを大いに盛り上げてくれましたね。
それにしてもあのコンディションでよくスリックで走りましたよねwこういうところにもFポンに参戦するドライバーのレベルの高さが伺えますし、誇ることですよね。
そして優勝したロッテラーですけど、予選の苦しい流れの中、一貴をブチ抜いての優勝は素晴らしいですね。ただ一貴もロッテラーと渡り歩いてましたし、レース強さは見せましたね。
あと大嶋もトムスには及びませんでしたが、こういう荒れたコンディションで上がってこれるのは評価できますし、なんとかスポンサーが付いて欲しいですね。
今回の結果でランキングが結構動きまたしたけど、次はホンダ勢の躍進に期待したいですね。
1 A.ロッテラー PETRONAS TEAM TOM'S
2 中嶋一貴 PETRONAS TEAM TOM'S
3 大嶋和也 Team LeMans
4 L.デュバル Team KYGNUS SUNOCO
5 松田次生 TEAM IMPUL
6 J.P.オリベイラ TEAM IMPUL
7 平手晃平 Project μ/cerumo・INGING
8 国本雄資 Project μ/cerumo・INGING
9 塚越広大 DoCoMo TEAM DANDELION RACING
10 小暮卓史 NAKAJIMA RACING
11 中嶋大祐 NAKAJIMA RACING
12 山本尚貴 TEAM 無限
13 伊沢拓也 DoCoMo TEAM DANDELION RACING
14 嵯峨宏紀 TOCHIGI Le Beauest Motorsports +1lap
15 中山友貴 hp REAL RACING +1lap
16 安田裕信 KONDO RACING +2lap
リタイヤ
金石年弘 hp REAL RACING
折目遼 SGC by KCMG
VIDEO
全日本F3 第6戦 富士
向かえた第6戦では、荒れたコンディションの中ポールを獲得したNクラスのトンプソンを先頭にスタート。
ただNクラスの型落ちのマシンではさすがにトップをキープすることは難しく、順位を落としていきます。そしてCクラスとトップ争いは昨日と同じく平川と中山でしたが、平川は中山を寄せ付けない速さを見せます。
結果平川が独走で、今シーズン4勝目を飾りました。2位は今回も及ばなかった中山。3位にはスズキが入り、昨日と同じメンバーが表彰台に上がりました。
Nクラスでは、混戦となるものの、昨日と同じく平峰が勝利を飾っています。
1 平川 亮 広島トヨペットF312
2 中山 雄一 PETRONAS TOM'S F312
3 R.スズキ MAD CROC TODA F308
6 平峰 一貴 (N) HFDP RACING F307