フォーミュラニッポン第6戦 SUGO 決勝
前日とは打って変わって、涼しいヘビーウェットのコンディションとなったSUGO。
ヘビーウェットのため、レースのスタートは2周のSC先導ラップのもとでローリングスタートとして行われました。
序盤はポールスタートの伊沢に対して、チームメイトの塚越が接近し周回を重ねていきます。
中段では大嶋とデュバルのこちらもチームメイト同士のバトルとなりますが、勢いに勝るデュバルがパスします。
そして上位陣ではロッテラーが12周目と早めにピットインし、給油だけを行いました。
さらにデュバルもピットインし、デュバルとタイム差が少なかった一貴もその動きを見てピットインしますが、アウトラップでプッシュしたデュバルが一貴の前に出ます。
トップ2は中盤までピットを引っ張り、50周でまず塚越がピット。さらに翌周にはトップの伊沢もピットを行いなんなくトップをキープします。
そんな中残り17周というところで、最終コーナーで松田が右リアタイヤを失いスピン。危ない場所でのストップとなり、SCが導入されることに。
そして残り5周という超スプリントとして、レースが再開されます。
しかし波乱はここでは終わらず、黄旗の運用で混乱した一貴が大嶋に抜かれポジションダウン。さらにチームメイトのロッテラーもそれに続きパスしようとしますが、無理をしすぎてしまい一貴に接触しスピン。これによりまさかの10位ノーポイントで終わってしまいます。
トップ争いでは、伊沢に塚越が接近しますが、伊沢はここをしっかりと抑えきることに成功し、自身フォーミュラニッポン初優勝を飾りました。
塚越はわずか及ばず2位ですが、チームダンデライアンのワンツーフィニッシュに。
3位にはファステストを記録し、今週末速さを見せ続けたデュバルとなりました。
4位には大嶋、一貴は5位でレースを終えました。
そして注目の佐藤琢磨でしたが、難しい雨の中徐々にペースを上げ、上位陣と疎遠のないペースで走りきり、ポイント目前の9位でデビュー戦を終えました。
フォーミュラニッポンとしての最終戦である、次戦鈴鹿を前にチャンピオン争いでは一貴がポイントリーダーではありますが、塚越が1ポイント差で2位。さらにロッテラーも5ポイント差で続くという展開で、2レース制が勝負を決めることになります。
1 伊沢拓也 DoCoMo TEAM DANDELION RACING
2 塚越広大 DoCoMo TEAM DANDELION RACING
3 L.デュバル Team KYGNUS SUNOCO
4 大嶋和也 Team LeMans
5 中嶋一貴 PETRONAS TEAM TOM'S
6 J.P.オリベイラ Team IMPUL
7 金石年弘 hp REAL RACING
8 平手 晃平 Project μ/cerumo・INGING
9 佐藤 琢磨 TEAM 無限
10 A.ロッテラー PETRONAS TEAM TOM'S
11 安田裕信 KONDO RACING +1lap
12 中嶋大祐 NAKAJIMA RACING +1lap
13 国本雄資 Project μ/cerumo・INGING +1lap
14 山本尚貴 TEAM 無限 +2lap
15 嵯峨 宏紀 TOCHIGI Le Beauest Motorsports +7lap
リタイヤ
小暮卓史 NAKAJIMA RACING [メカニカル]
松田次生 Team IMPUL [脱輪]
折目遼 SGC by KCMG [アクシデント]
VIDEO
全日本F3 第13戦 SUGO
既に午前に行われた第12戦で、平川が3位に入り今シーズンのF3でのタイトルを獲得しました。
そんな中向かえた第13戦では、ポールスタートの中山が雨の難しいSUGOを完全に攻略し、今回行われた3戦全てでポールトゥーウィンを飾り完璧な週末を送りました。
2位には山内、3位にはスズキが入っています。
Nクラスでは、1周目に佐々木が野尻に接触されスピン。
それを受け、平峰がトップに浮上しますが、後ろから勝田のプレッシャーが襲う中、最終コーナーでミスをし、勝田がトップに。そのまま逃げ切り、勝田がNクラス初優勝を飾りました。
1 中山雄一 PETRONAS TOM'S F312
2 山内 英輝 B-MAX F312
3 R.スズキ TODA FIGHTEX F308
4 勝田貴元 (N) TDP SPIRIT F307
情報 フォーミュラニッポン
motorsport forum
Fポンの方では、かなりの雨量で難しいレースになりましたけど、伊沢選手はやっとの思いでの初優勝ですね!
今年はチームメイトの塚越選手に初優勝を先取りされてしまいましたけど、2度のポールと今回の優勝と確実にトップ今テンダーとしての力を見せてますね。
あと塚越選手は2位でしたが、最終戦を残し1ポイント差ですからチャンピオン争いはかなり楽しみなものになりますね。
それを考えるとロッテラーの今週末の走りというのはかなり精彩を欠いてましたし、トムスとしては一貴共々苦しいレースとなりましたね。
そして琢磨は、悪い要素が多かったデビュー戦でしたけど、さすがの走りでしたし、次の鈴鹿は上位でいいバトルをみたいですね!
そしてF3の平川選手は、今回のSUGOは今までのような勢いはなかったにしろ、ルーキーでさらにFCJを掛け持ちしながら参戦したシーズンで、これだけの強さを見せてチャンピオンを獲得したのは見事ですし、今後どのレースへステップアップするかは分からないですが、注目の才能が現れましたね!