
F1第20戦 Brazilian GP Final
長かった20戦の戦いが遂に決着の時を向かえました。
スタート時には、少し雨がパラつくもののドライのままスタートとなります。
スタートでは、フェラーリ勢が抜群をスタートを決め、マッサは2番手まで浮上します。その反面レッドブル勢は2台ともスタートに失敗、さらにチャンピオンを争うベッテルは3コーナーでセナに接触されスピンし最後尾へと後退。
レースは数周をすぎた辺りから、雨が強くなり始め、インターにタイヤをチェンジするチームが続出します。
しかしバトンとヒュルケンベルグはスリックのままステイアウトを選択し、スリックでバトルを続けます。
雨は徐々に弱くなり始め、この2人の選択が吉と出ることに。
これを受け、インターを履いたチームは再びスリックへと戻すことに。そんな中ロズベルグがパンクを喫し、その後アロンソの無線などによりコース上のデブリを処理するためにSCが導入されます。
トップ2にとっては痛いSCですが、2人はタイヤをニュータイヤに履き替えポジションをキープします。
SCは明けたあとには、中段ではチャンピオンを争う2人に可夢偉が襲いかかります。ただアロンソは可夢偉を抜きペースを上げ、チームメイトのマッサも後方から追い上げ可夢偉をパスしていきます。
そしてトップ争いでは、変わらず好調のヒュルケンベルグがトップを走行しますが、ミスを喫しポジションをハミルトンに譲ります。
しかしヒュルケンベルグは諦めず、ハミルトンをパスしようと1コーナーで仕掛けますが、雨に足元を救われ接触。これによりハミルトンは足周りを破損し、リタイヤ。ヒュルケンベルグは無傷だったものの、ペナルティを受けることに。
終盤再び雨が降り始め、またもインターへと全車がスイッチします。この段階でチャンピオン争いは、アロンソがマッサから譲り受け2位。
ベッテルは7位となり、そのままでもチャンピオンを決められる展開に。しかし油断できるコンディションでもないため、ベッテルはラストレースのミハエルをパスし、結果6位までポジションを上げます。
レースは、残り2周というところで最終コーナーでディレスタがクラッシュしたことにより、SC先導のままチェッカーとなり、バトンが最終戦を勝利で締めくくりました。
そしてフェラーリ勢が2,3位となりました。
チャンピオン争いでは、ベッテルが6位に入り自力で最年少でのシリーズ3連覇を達成する快挙を果たしました。
ラストレースとなったミハエルは、お気に入りの7のポジションで最後のレースを終えました。

ザウバーでの最後のレースとなった可夢偉は、ミスはあったものの堂々のレースを見せ9位でポイントを獲得しています。
さらに後方では、ペトロフが11位でフィニッシュし、ケータハムがランキング10位を獲得しました。
情報 ESPN F1
   gpupdate
やはりブラジルは最終戦にもってこいのサーキットだというのを感じさせてくれましたね。
まず今回のレースを盛り上げたのはヒュルケンベルグでしたね~。2010年時もそうでしたが、今回の走りであの時がブラフじゃないってことを証明しましたね。
そしてなんといってもチャンピオン争いですが、ベッテル優位の状況でスタートし、ベッテルにとって大きな障害はないだろうと思いしましたが、まさか1周目であんなピンチが来るとは予想外でしたね。ただそこからの追い上げ、レースの戦い方はチャンピオンに相応しい、見事なものでしたね。ベッテルにとっては3年の間で一番難しいチャンピオン獲得だったかもしれませんね。
一方敗れたアロンソですけど、正直言ってこのポジションに居られているだけでも奇跡のようですし、凄いとしか言い様のないレースをほぼ毎レース見せてくれましたね。
ただランキング2位が3回もあるということを考えると、アロンソは本当に苦労してますねw
そして可夢偉ですが、ミスでポジションを失ってしまい、結果ヒュルケンベルグにランキングで抜かれたのは痛いですが、レースとしてみればチャンピオン達ともやり合いましたし、可夢偉らしいレースを見せてくれましたし、来年絶対にF1で見れないと嘘ですね!
最後にミハエルに関してですが、ミハエルの全盛期はそこまでF1を詳しく見てなかったですが、F1と言えばフェラーリとミハエルというのが強く印象に残ってますし、間違いなくF1界のレジェンドであることは間違いなですし、復帰が正しかったかは誰にも分からないですが、偉大なチャンピオンが去るのは寂しいですけど、ベッテルのチャンピオン共に去るのも何かを暗示しているように感じられますね。
 1 J.バトン        (KERS) マクラーレン
 
2 F.アロンソ       (KERS)  フェラーリ
 3 F.マッサ        (KERS)  フェラーリ
 
4 M.ウェバー      (KERS) レッドブル・レーシング
 5 N.ヒュルケンベルグ (KERS) サハラ・フォースインディア
 
6 S.ベッテル      (KERS) レッドブル・レーシング
 7 M.シューマッハ   (KERS)  メルセデスAMG
 
8 J.E.ベルニュ     (KERS)  トロロッソ
 9 小林可夢偉     (KERS)  ザウバー
10 K.ライコネン     (KERS)  ロータス              +1lap
11 V.ペトロフ      (KERS)  ケータハム             +1lap
12 C.ピック              マルシャ              +1lap
13 D.リカルド      (KERS)  トロロッソ             +1lap
14 H.コバライネン   (KERS)  ケータハム            +1lap
15 N.ロズベルグ    (KERS)  メルセデスAMG         +1lap
16 T.グロック             マルシャ             +1lap
17 P.デ・ラ・ロサ            HRT              +2lap
18 N.カーティケアン          HRT              +2lap
19 P.ディ・レスタ    (KERS)  サハラ・フォースインディア  +3lap [アクシデント]
リタイヤ
  L.ハミルトン    (KERS)   マクラーレン          [アクシデント]
  R.グロージャン  (KERS)   ロータス             [アクシデント]
  P.マルドナド    (KERS)   ウィリアムズ          [アクシデント]
  B.セナ       (KERS)   ウィリアムズ          [アクシデント]
  S.ペレス      (KERS)    ザウバー            [アクシデント]