
WRC第11戦 Rallye de France Alsace
アルザスでの1戦は、オジェのタイトル決定、ローブのラストラリーと大きな話題の中行われました。
まず初日のSSがいきなりパワーステージに設定された今回、ここでヌービルがトップタイムを出せなければその時点でオジェのタイトルが決まるという状況。
ここでヌービルは2番手タイムに終わり、初日にしてオジェが今シーズンのチャンピオンへと輝きました。
続くDAY2からは本格的なラリーが始まります。ここではタイヤ選択で明暗が別れることとなり、そのタイヤ選択をうまく決めてヌービルがトップに躍り出ます。
ただDAY3に入ってもヌービルは変わらず好走を見せますが、SS11でパンクを喫し優勝争いから大きく後退してしまいます。
ここでトップに浮上したのはソルドでした。しかしラトバラも食らいつき、DAY3最終SSで逆転に成功。
DAY3を終えてトップ4が5秒以内につけるという大接戦に。
向かえた最終日、4位から逆転を目指してプッシュしていたラストラリーのローブがSS15でまさかの転倒。最後のラリーで有終の美を飾ることはなりませんでした。
一方ここでトップに立ったのは新チャンピオンのオジェです。
オジェはこのまま後続のソルドとラトバラを抑えきり、チャンピオンを決め、かつローブのラストラリーで見事な今季7勝目を飾り、完璧な週末に。
2位はソルド、3位はラトバラとなりました。

WRC2では、クビサとエヴァンスの戦いとなると見られていましたが、エヴァンスが早々にパンクを喫したため、クビサが独走で逃げ切り今季4勝目を飾りました。

WRC3では、地元のギルバートとシャルドネによるトップ争いとなりました。
ただ序盤にシャルドネはタイヤ選択の面で遅れととります。その結果ギルバートが逃げ切り、母国で優勝を飾りました。シャルドネは2位に終わりましたが、この結果で今シーズンのWRC3のチャンピオンを獲得しました。
シャルドネはFFSA(フランス自動車連盟)のサポートを受け、D.エレナからもサポートを受けるなど、オジェに続く期待のフランス人ドライバーです。

JWRCでは、ラリーをリードしていたレメスがトラブルに見舞われ、ティデマンドがトップに浮上します。
ティデマンドはこのまま逃げ切り、今季3勝目を飾りました。
そして同時に今シーズンのJWRCのタイトルを決定しました。
1
S.オジェ ポロR WRC
2 D.ソルド DS3 WRC +12.2
3 J.M.ラトバラ ポロR WRC +19.5
4 T.ヌービル フィエスタRS WRC +1:14.1
5 E.ノビコフ フィエスタRS WRC +3:10.9
6 M.ヒルボネン DS3 WRC +3:37.7
7 A.ミケルセン ポロR WRC +4:04.2
8 M.オストベルグ フィエスタRS WRC +4:35.2
9 R.クビサ (WRC2
1st) DS3 RRC +9:31.4
10 R.デュマ フィエスタRS WRC +11:55.8
13 Q.ギルバート (WRC3
1st) DS3 R3T +19:43.6
リタイヤ
S.コンサーニ (WRC3) DS3 R3T [SS2 アクシデント]
E.G.オジェダ (WRC3) DS3 R3T [SS8 メカニカル]
S.ローブ DS3 WRC [SS15 横転]
M.プロコップ フィエスタRS WRC [SS17 メカニカル]
Posted at 2013/10/08 20:48:15 | |
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