
SUPER FORMULA 最終戦 鈴鹿
遂に向かえたチャンピオン決定の舞台。
レース1はスタート前から雨が降っており、ウェットコンディションに。
スタートでは、ポールスタートの山本はポジションをキープし1コーナーへ。その後ろでは、スピンした国本が中嶋一貴と接触し2台ともリタイヤ。さらにカルダレッリ、塚越も1コーナーで姿を消します。
そんな中トップ争いは山本と小暮でしたが、山本がシケインで姿勢を乱しコースオフ。この隙を突き、小暮がトップに浮上します。
しかし小暮は次の周にエンジントラブルに見舞われ、ピットへと戻ることに。
これによってトップに復帰した山本は、後続を引き離しそのままフィニッシュ。山本はSF初優勝を飾りました。2位はこちらも初ポディウムの中嶋大祐。3位は今季初めてのポディウムに上がったJPとなりました。
レース1
1 山本尚貴 TEAM無限
2 中嶋大祐 NAKAJIMA RACING
3 J.P.オリベイラ Lenovo TEAM IMPUL
4 松田次生 Lenovo TEAM IMPUL
5 平手晃平 P.MU/CERUMO·INGING
6 平川亮 KYGNUS SUNOCO Team LeMans
7 J.ロシター PETRONAS TEAM TOM’S
8 安田裕信 KONDO RACING
2時間ほどのインターバルのあと、今季最後の戦いが行われました。
レース2では、雨は降り止んでおりタイヤ選択が困難に。しかし多くのチームはレインタイヤでのスタートを選択しましたが、一部のドライバーはスリックでスタートするギャンブルを選択。
スタートでは、小暮が山本の前に出かけますが、山本がポジションをキープ。
路面がほぼ乾きかけということもあり、上位でウェットタイヤを選択したJPと一貴は1周目終わりに早々にピットに入りタイヤを交換します。
トップを走る山本も次の周にピットへ入りますが、1周の遅れが影響し、ポジションをJPと一貴に奪われることに。小暮は山本の次の周に入りますが、ポジションは変わりませんでした。
これでトップに躍り出たのは、スリックスタートのロシター。ただレース2はピット義務があるため、どこかでピットインが必要となります。
そのため平川、ロシターの順にピットでタイヤ交換を行います。ただこの中でインギングの2台はなかなかピットへ入らずステイアウト。というのも上空では再び雲が現れ、雨の降る可能性があり、インギングはそこまでピットを待つ作戦に出ます。
ただ思っていたほど雨は強くならず、平手はピットインとなります。
これでJPがトップに浮上したものの、数周後からJPはトラブルを抱え一貴にトップの座を譲ってしまいます。さらにJPはデグナーでクラッシュを喫し、リタイヤとなりました。
しかしここからまだレースは動きを見せます。なんと残り2周のあたりでコース全域に雨が降り出します。この前に国本がピットインに、そのため山本がタイトル獲得圏内の2位へと浮上します。
と思われた矢先の最終コーナーで山本は痛恨のハーフスピンを喫し、小暮にポジションを奪われてしまいます。ただ3位のままでもタイトル獲得は可能です。
しかしその山本の背後には雨でペースを上げるルーキーの平川が一気に迫ります。
4位になればタイトルがこぼれ落ちる山本は大変難しいコンディションの中、平川のプッシュをどうにか凌ぎます。
トップでは、一貴が後続とのギャップがあったため危なげなく、今季2勝目を飾りました。
2位には小暮、3位は最後の最後まで接戦でしたが、山本がポジションを死守し、初代SFのチャンピオンへと輝きました。
平川は及ばなかったものの、自己ベストの4位となりました。
山本はロッテラーとデュバルの欠場があったものの、初優勝も飾り、SF13と3.4ℓ V8 NAエンジン最後のチャンピオンとなりました。無限にとっては初めてのタイトル、ホンダにとってはSF13(FN09)初年度の2009年以来です。
無限では琢磨も国本のペナルティがあり、初めてのポイントを獲得。
チームタイトルでは、シーズンを通して圧倒的な速さを見せたトムスが獲得しています。
来季SFは新車両のSF14と2ℓ 直4ターボのNREを導入し、また新たな時代へと進んでいきます。
レース2
1 中嶋一貴
PETRONAS TEAM TOM’S
2 小暮卓史 NAKAJIMA RACING
3
山本尚貴 TEAM 無限
4 平川亮 KYGNUS SUNOCO Team LeMans
5 A.カルダレッリ KYGNUS SUNOCO Team LeMans
6 J.ロシター PETRONAS TEAM TOM’S
7 平手晃平 P.MU/CERUMO·INGING
8 佐藤琢磨 TEAM 無限
レースダイジェスト
Posted at 2013/11/10 12:22:52 | |
トラックバック(0) |
SUPER FORMULA | 日記