旧キット:マゼラ・アタック(製作編その1)
投稿日 : 2015年07月04日
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1/144旧キット:マゼラ・アタックの製作です。
まずはマゼラ・ベース。
製作にあたってのテーマは、「ダウンサイジング」。
全長10.2mと、ものすごく巨大な戦車という設定で、10.085 mの重戦車マウスとほぼ同じ大きさということになりますが、マウスがその自重から舗装路以外の走行が困難であったということもあって、あまり巨大すぎるAFVは実戦に耐えないと考えたことによります。
ということで、まずは前後の短縮。
転輪1個分を縮めます。
合わせてオーバーフェンダーを1センチ短縮しました。
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画像上は、マゼラ・ベース本体上面の工作です。
アミアミ部を作るため、コトブキ屋のメッシュパーツを使ったり、使い古した網戸をメッシュ代わりに使ってみました。
画像下は、静岡ホビーショーのハセガワブースでゲットしたジャンクパーツですが、画像左側の両サイドを切り取って、マゼラ・ベースに移植します。
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ここまでの工作状態で仮組みっぽいことをやってみました。
全体のサイズ感は悪くない気がしたのですが、どうもマゼラ・トップの位置が高く、全体的に腰高感が強い印象です。
このあと、マゼラ・トップを支えている塔状の部品の高さを縮めることにしました。
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アニメに出てくるマゼラ・ベースは、乗員がいるわけではなく、単なるマゼラ・トップの輸送手段的な機能とされていますが、そのためだけにあの巨大な車両を作るというのは、機能的にもスペース的にももったいない気がします。
なので今回の工作では、「マゼラ・ベースは単体でも兵員及び物資輸送機能を果たし、拠点制圧のための重要な戦力となる」というコンセプトの実現を目標に置きました。
画像は、マゼラ・ベースの後端部ですが、兵員用のハッチを開閉式で設けました。
下端に付けてある1ミリ角棒の中に金属線を通すことで、開閉機能を再現してあります。
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アニメ版マゼラ・ベースでは前部に3連装の機関銃が設置されていますが、車体にめり込んだ形になっているため、旋回範囲が非常に限られていますし、サイズ的にもザクマシンガンに匹敵する大きさなので、「デカすぎ」感があります。また仰角を取れるような構造になっていないため、戦車の最大の敵である航空機対策としては機能しません。
これらを解決するため、サイズと構造を見直すことにしました。
まずはベース本体への機関銃設置はめり込み式でなく、ステージ式にします。
ステージはキットの機関銃設置部を削り取り、それを裏返して利用しました。
また機関銃本体は、キットのものは使用せず、1/700WLシリーズの軽巡洋艦・矢矧の主砲を活用しました。
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車体前部に取り付けられる照明器具はキットの部品を活用しつつ、角を丸める加工を施しました。
このあと、照明の片方を削り、1ミリ丸棒の薄切り×2に交換しました。
画像下は、サイドアーマーです。
キットのアーマーは斜めに角度がついていますが、単に幅を増やしてしまうだけのような気がして、なぜそのような形状としているのか不明です。
(ひょっとして被弾経始の向上?)
メンテナンス性の向上という意味も含めて、現用戦車に多用されているようなエプロン型のアーマーに交換することにしました。
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兵員用ハッチを開いた内部も作り込みます。
両サイドにイスを設け、奥に前方へつながる扉を設け、天井には照明を付けました。
ジオン兵2名がイスに座って談笑している様子を再現しつつ、壁にはなぜか大島優子の水着ポスターが貼られていますwww
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これらの工作に加え、多少のディテールを追加したのが、画像の状態です。
色の違いにより、いかにキットの部品を使っていないかがよく分かると思います。セミ・スクラッチ状態ですね。
ちなみにマゼラ・トップを支える塔状の構造物の内部にはネオジム磁石が仕込んであります。
このあと、転輪等を設置し、サイドアーマーをつけ、塗装を行なった後、細部の調整を行なうことになります。
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