龍田改2の製作 その3
投稿日 : 2021年04月24日
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今回は戦争後半を再現するので、舷窓の大半は閉塞された状態となります。
史実ではS18年2月の舞鶴入渠時に中甲板以下を閉塞していますが、さらにその上の一部も閉塞されたものとして作ります。
その表現としてドリルで開けた穴にプラ棒を刺し、0.1mmプラペーパーを左右に置いて切断することでわずかな凸を作ります。
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前画像の試作でうまくいったので、龍田船体へ施工しました。
舷窓の大きさは「軍艦メカニズム図鑑・日本の巡洋艦」によれば350mm(倉庫等は200~250mm)なので、1/700で0.5mmです。
盲蓋は舷窓より少し大きいので、0.7nnの穴に0.6mmのプラ棒を刺すのがよいでしょうが、なんとなく大きすぎる印象だったので、0.5mmプラ棒にしました。
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舷窓の位置は燕雀洞に掲載された位置図を基にしています。
直線的に並んだ舷窓の姿を見ると、苦労して施工した甲斐があったと思います。
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さらに舷外電路を施工します。
電路は甲板のヘリと舷窓の間に設置されていますが、舷窓の開口位置が甲板に近すぎたので電路設置場所に余裕がなくなってしまいましたorz
燕雀洞によれば電路の幅は0.4mmくらいだそうなので、そのようにプラペーパーを切り出して貼り付けました。
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艦首の鉄甲板部です。
鉄甲板とリノリウム甲板の境目の形状は、キットでは後ろ向きの凸のようになっていますが、天龍の画像からはもう一段角が作られているようなので、そのように施工しました。
なお艦首鉄甲板には滑り止め鋲が設置されていないようです。
艦首が切り裂いた波をモロにかぶる場所ですが、無くてもいいのでしょうか…。
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船首楼甲板後端には小さな凸部があります。
キットでは後ろ向きの台形ですが、学研「真実の艦艇史2」に掲載された写真からは後端が円弧を描いていることが分かるので、そのような形状としました。
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天龍型の上甲板は全面リノリウムだったようですが、今回は艦尾付近に大量の爆雷投射機を設置する予定なので、その部分を鉄甲板にします。
投射機や投下軌条が設置される場所以外には滑り止め鋲を施工します。
鋲は長さ200mm、600~650mm間隔で斜めの互い違いに設置され、その角度は100°だったようです。
よってまずはそのラインをプラペーパーに描きます。
このあと超極細伸ばしランナーを貼り付ける作業に移ります。
駆逐艦竹でも同様の施工をしましたが、一部の方から「狂気の沙汰」とお褒めの言葉をいただきました(爆)。
施工範囲は限られるものの、地味な作業を根気よく続けることになります。
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