８６ファイナルギア変更　その１

車輛の最高速度は、出力と転がりや空気抵抗等の相関関係から決まりますが、ギア比が大きな要因を占めるのは周知の事と思います。
最高速度の到達時において、トップギア／最高出力回転数となる設定が車輛の能力を最大限に発揮させる仕様となるはずです。
競技車輛であれば、当該サーキットで最高速度の出るポジションで、トップギア吹けきりとなるセッティングが大原則です。
一方で、市販車でのファイナルギアレシオの設定は、燃料消費や騒音問題を加味しなければならないので、運動性能のみを追求する訳にはいきません。

小生の８６は、去年５月に納車されて以来8,000キロに渡り、街乗り５、ワインディング（ゴルフ）３、サーキット２くらいの割合で楽しんで来た訳ですが、それはそれは素晴らしい車です。
昨今、９９６GT3、１１１R、Z４、３３５とジャスト１年ごとに車輛入れ替えを繰り返して来た訳で、８６も今年の４月一杯をもって退役となる予定でしたが、想定外のキャリーオーバーとなりそうです。

そんな蜜月を共にしているいる８６ですが、唯一の不満は異様に低いファイナルギアレシオなのです。
特にATは、１００キロ時にトップギアで1,900回転ほどしか廻っておりません。
ワインディングでも１３０キロオーバーまでカバーする３速ギアの為、素晴らしいブリッピングの効いたミッションを２速と３速の間一往復しか楽しむ事が出来ません。
これには、大いなるストレスを感じておりました。

WEB上を徘徊し、他のトヨタ車のファイナルギアを流用して８６のファイナルを上げる商品を散見しました。
http://www.bfm-fullblast.ecnet.jp/products/86/86-finalgearrentalservice.html
中でも、ここのショップではファイナルギア／レンタルなるサービスがあるのを発見し、早速東北道を北上しました。


続く。