ヘッドオーバーホール
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
ある日,信号待ちで突然エンジンが止まり,不動車になります.
後ろの人に謝りながら車を退避させ救助を待ちます.
2
原因究明に取り掛かります.
エンジンが回るために必要なもの.
・良い空気
・良い燃料
・良い点火
1つずつ確認をしていくと,点火がありません.
情報収集してみると,この年代のホンダ車は,フューエルカットリレーの不調で燃ポンが回らないのと,イグナイタの不調で火が飛ばないというのが結構多いらしいです.
で火が飛ばないのでイグナイタが怪しいと踏んで中古品に交換してみます.中古品は近所の解体屋さんでJAライフ用を千円で入手してきました.
(ここでデスビを手で回して火が飛ぶか確認しなかったので原因究明が遅れました.)
交換します.
動きません.
悩みます.......
3
散々悩んだ結果,これは一番可能性が低いと思いつつ,ヘッドカバーを開けると…
いるはずの物がいませんね.
何処へお出かけしたんでしょう?
仕方ないのでエンジン前側(車両前方から向かって右側)をばらして困ったお尋ね者を探すと,クランクプーリーに巻きついて仕事をサボってました.
これはいけませんねぇ..
どうやらこのエンジン,ベルトが職務放棄をするとバルブの根性がへし曲がるらしく,燃焼室の密閉チェックが必要らしいです.
というわけで,ヘッドを降ろします.
4
降りました.
燃焼室の密閉チェックのためにヘッドをひっくり返して灯油を入れると…
ダダ漏れです.(涙)
オトーサンはオマエをそんな根性のへし曲がったヤツに育てた覚えは無いっ!
と言ったかどうか知りませんが,使い物にならないので,バルブを交換します.
in,ex全部で12本.
新品だとinが3千円,exが6千円もします!(記憶が定かではない)
仕方ないので,近所の解体屋へ行ってドナーとしてアクティのヘッドをぶんどってきます.(一万円なり)
5
で,ドナーのヘッドからバルブを摘出,移植します.
このままでは使い物にならないので,お風呂に入れます.
6
いい湯だな♪
7
お風呂から上がって綺麗になったら,バルブの擦り合わせです.
バルブコンパウンドを付けてタコ棒でカンカンとシバきます.
タコ棒:その曲がった根性叩き直してやるっ!
バルブ:いや,オレは違うんだって!いやーやめてぇ~…
とか,そんなやり取りがあったかどうかは知りませんが,とにかく手が痛くなろうがどうなろうが,ひたすらシバき続けます.
灯油をぶっかけて漏れがなくなるまでひたすら.
8
ヘッドが組みあがったら,後はヘッドを乗っけて,ベルトを掛けて,色々復元して,作業終了です.
それにしても…
7万キロでベルトが切れるとか勘弁してください,ホンダさん.
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