しばらくぶりの更新です。
本年もよろしくお願いします。
年末年始にネット環境をいじっていましたので備忘録として下記のとおりメモを。
参考サイトが多数あるためパソコンで新しいタブを活用した閲覧を推奨。
『ocn for ドコモ光』を契約して,ひかり電話ルーターで『
OCN 「フレッツ光」対応 IPv6インターネット接続』利用可能な環境となった。
IPv6とはなんぞやと思いググってみたところ,
IPv4とIPv6の共存技術としておおまかに「トンネリング」「デュアルスタック」「トランスレータ」があり,上記の契約と環境は「デュアルスタック」に該当する模様。
さらにググったところ,現在は「トランスレータ」の一つである
「NAT64/DNS64」を用いてIPv6 only networkを構築する動きがあり環境の構築方法が公開されているが,Windows OSに関する環境構築方法がわからなかった。海外サイトも含めて探したところ,
無料で公式な「NAT64/DNS64」が提供されていたので,Chromeブラウザで以下のとおり試してみた。
1.IPvFoo(IPvFox)の導入
標準のブラウザではIPv4接続かIPv6接続かわからないので,
当該アプリ(無料)をインストールするとブラウザ上で確認できる。
2.NAT64/DNS64の導入
「
インターネット プロトコル バージョン 6 (TCP/IPv6)のプロパティ」の「全般」タブの「次の DNS サーバーのアドレスを使う」の「優先 DNS サーバー」と「代替 DNS サーバー」に
公式ホームページに記載されているDNSアドレスを登録する。
MTUの大小とMTU Discoveryの具備の観点から下記のとおり選定。なお,すべて無料。
優先 DNS サーバー:2001:67c:27e4::60
代替 DNS サーバー:2001:67c:27e4:15::6411
3.IPv4の無効化
「ローカル エリア接続」あるいは「ワイヤレス ネットワーク接続」などの「インターネット プロトコル バージョン 4 (TCP/IPv4)」のチェックを外す。
4.DNSキャッシュの削除
コマンドプロンプトを管理者として実行するで起動し「ipconfig /flushdns」と入力・実行で
DNSキャッシュを削除。
ブラウザのキャッシュもあれば,それも削除。
5.セキュリティ対策ソフトの動作確認
定義ファイルの手動更新を実施。更新できなければIPv6対応ソフトを導入。
参考サイト:
http://securitysoft.asia/sougou/free/
6.わかったこと
サイトの閲覧は遅延があるものの問題なくできるが,下記のとおりできないこともある。NAT64が国内に設置されれば問題なく動作すると思われる。
abemaTV:
「Sorry AbemaTV is only accessible within Japan」と表示される。
TVer:
「日本国外からはご利用いただけません。(E011)」と表示される。
ListenRadio:
「リスラジは日本国内向けサービスとなっております。国外からはご利用いただけません。」と表示される。
DMM GAMES:
ログインすると海外のアドレスでIPv4接続となるため英会話のみ使用可能との表示あり。
VectorGame:
「サーバー接続に失敗。ネットワーク環境を確認のうえ更新し,再度お試しください。確定をクリックすると更新します。エラーコード:202」と表示される。
7.期待すること
NTT東西のNGNへの接続事業者であるBBIX,JPNE,MFは「トンネリング」を採用している。NTTコミュニケーションズは6番目の接続事業者となることから,「デュアルスタック」(IPv6&IPv4 PPPoE)を標準提供としつつも,「トランスレータ」希望者には「NAT64/DNS64」(IPv6 IPoE)で提供し,将来的にはすべてIPv6 IPoEで提供するなど,先発の事業者と異なる接続方式の提供を期待。
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Posted at
2017/01/03 12:42:55