
最近私の周り(
じょおさんや
Fujiさん、
ナイトスポーツ様、
リアルテック様)などでクーラント(冷却水)系のトラブルの報告をいくつかお聞きしました。皆さんクーラントの交換時期はいつでしょうか?おそらく、車検のタイミングで交換されている方が多いのではないかと思います。私は2年に1回交換するようにしてきましたが、今回はエンジンオーバーホールする時に交換すればいいやと思って引っ張ってしまい、2号機が納車してから一度もクーラントを交換することなく、3年間クーラント無交換で今まで乗り続けてしまいました。
そこで今回クーラントを交換する事にしたのですが、クーラントを交換するついでにラジエターホースも交換することになり、更にそのついで(?)にラジエターも交換する事になりました。8の冷却系チューニングは、マツダスピードの追加オイルクーラー(サーモスタット付き)とカスタムROM導入による電動ファン作動温度変更を行っておりますが、この二つで満足していまして、社外のラジエターへの交換は全然考えていませんでした。ただ、私の8は現在9年目で経年劣化によるガタが徐々に出始めてきまして、純正ラジエターの上部の樹脂の部分が経年劣化で割れてそこからクーラントがプシャー!となる事があるようなので、転ばぬ先の杖という事で今回ラジエターを新品に交換しました。
今回交換したラジエターですが、最近発売されたHPIの「ラジエターエヴォルブ」。作りがしっかりしていて格安と評判です。半分ヒトバシラーとして購入しました(^^; アルミ二層ワイドです。
http://www.hpi.co.jp/products.html?cate=3&item=45
アルミラジエター自体の自然冷却効率を上げるため、放射塗料のK&G C72 SUPER COOLING PAINTを施工。余った分でコンデンサ、デフ、オイルクーラーにも施工しました。
http://www.k-g-racing.com/?page_id=170
クーラントは、HPI EVOLVE PPC。キャンペーン期間らしく、ラジエターエヴォルブを購入すると8L分が一緒についてきました。みん友の日本車好きさんと同じです。8Lでは足らず2L分を追加で取り寄せました。
http://www.hpi.co.jp/products.html?cate=3&item=103
日本車好きさんのEVOLVE PPCのインプレはこちら。
https://minkara.carview.co.jp/userid/882243/blog/27568071/
ホースはサムコのRX-8(後期型)用のクーラントホースキット。これまた日本車好きさんと同じです。元々サムコのクーラントホースのラインアップに8用の設定が無く、ある8オーナーの方がトップラインに掛け合ったところ製品化されたのですが、なぜかラジエターホース交換の需要がある前期用ではなく後期用のキットに(汗 ホースバンドは別売りでセット品にも同梱されていないので注意。
http://www.tpl.co.jp/samco/jp/datetbls/jp.html#Mazda
日本車好きさんの8は私と同じ前期型ですが、OdulaのラジエタープラスとR Magicのアルミ三層ラジエター装着の状態ではサムコの全てのホースを利用可能との事でしたが、純正ラジエターの私の場合は、サブタンク下側ホース(上記の写真の4のホース、下部の写真の赤矢印のホース部分)がどうやっても付きませんでした。
日本車好きさんのサムコのラジエターホース該当ブログはこちら。
https://minkara.carview.co.jp/userid/882243/blog/24362357/
https://minkara.carview.co.jp/userid/882243/blog/24410809/
今回注文したサムコのホースですが、組み終えた後にホースロア側に小さな穴があり水漏れが確認されまして、部品取り寄せになって予定していた退院日が延びました。
ヒーター側ホースとスロットルホースがサムコの設定がないので、ヒーターホースは純正新品に交換。スロットル側のホースはエンジンオーバーホール時かインテークの部品外しが必要となるので、今回は交換を見送りました。
クーラントの量が十分にあるのにフロートセンサーの異常による冷却水警告灯(通称パルテノン神殿)が点灯する事例が多いRX-8のラジエターサブタンクですが、私の8では症状が出ていないものの、経年劣化によるサブタンクの色の黄ばみが相当酷いので、今回クーラント系の大部分を新調したついでに、サブタンクも新品に交換することにしました。その方が気分的に気持ちが良いので。また、サーキット走行車両だとサーモスタットは消耗品だそうで、今回これも新品に交換。
ラジエターキャップは今年の春に交換したので今回は無交換ですが、それまでは5年以上も同じラジエターキャップを使い続けてました(汗
当初はクーラント交換するだったのですが、気がついたらこんな作業内容のメニューになってました(汗 今回の作業中にトラブル報告あり。
今まで使用してきたクーラントとサブタンクの中が錆だらけ!
3年間無交換だったツケですね・・・。そして、サブタンクの新品との色の比較写真にびっくり!
黄ばみっていうレベルじゃねえぞ!黒ずんでいるじゃないか(汗 サブタンク内が錆だらけだった事実もあり、今回サブタンクも新調してよかったです。サムコのホースに小さい穴、使えないホースありなどのトラブルもありましたが、今回の作業は無事終了。サブタンクアッパーホースはちょっと強引に取り付けまして、心配していた水温センサーの移設(?)もせずに済みました。また、ラジエターを取り付けた際に隙間を埋めてもらい、より多くの風がラジエターに当たるようにしてもらいました。
インプレにつきましてはもうちょっとデータを集めてから公開する予定ですが、作業前と比べると水温がよく上下するようになり、それにつられて油温も変動する感じになりました。以前は、市街地走行・渋滞・高速巡航の3パターンで水温・油温の両方ともモードチェンジな感じの温度変化でしたが、現在はもっと敏感な動き方になりました。
そういえば、1号機(STD-5MT)に追加オイルクーラーと入れた時は油温が20℃近く下がり、それにつられて水温の低下を確認。サンアイワークス スーパー冷却銀次郎(以下銀次郎)を取り付けたときは、電動ファンが作動するとスッと水温の低下を確認。カスタムROMで電動ファンの設定温度を変更した時は、街乗りで水温が100℃に到達する機会が減ったなど、今までの冷却チューンは目に見えて分かる変化がありましたが、今回は今のところそういった変化があまり感じられません。本日は鈴鹿サーキット 国際レーシングコースで開催される鈴鹿ドライビングレッスン(SDL)を受講しますので、そこでサーキット走行における温度変化をチェックしたいと思いますが、クーラント及びラジエターは何を基準にして良い製品と判断するのかイマイチよくわかりません・・・。
上記で銀次郎とオイルクーラーについてについて触れましたが、銀次郎につきましては装着後の冷却効果は確認できたものの、よくクーラントをお漏らしして困った経験がありましたので2号機(MSV)には移植しませんでした。原因は製品で使用しているニップルの径違い。おそらく設計ミス・・・。オイルクーラーにつきましては、レボリューションの最近の作業日記で、「オイルクーラーサーモ無しは危険」と取り上げられています。リンク先の9/2と9/7の日報をお読み下さい。
http://revo-tune.jp/fa/daily_report/index.php?command=view_month&monthtime=1346425200
サーキット走行車両はツインオイルクーラーが常識!と思っていたら、STD最速のぱららさんや、STD関西最速のぜろぴーさんはシングルのままですし、冷却チューンは何をどうすれば車両にとって最適なのか難しいです。
最後に今回の作業内容のメニューと整備手帳をアップしておきます。
■取り付け前のラジエター、クーラントホース、クーラント
https://minkara.carview.co.jp/userid/507493/car/488014/2050469/note.aspx
■取り外した純正のラジエターとサブタンク
https://minkara.carview.co.jp/userid/507493/car/488014/2050470/note.aspx
■ラジエターとラジエターホース交換
https://minkara.carview.co.jp/userid/507493/car/488014/2050471/note.aspx
メーカー | 商品名 | 数量 | 定価 |
HPI | ラジエターエヴォルブ | 1 | \47,250 |
| EVOLVE PPC 8L付属 | | |
サムコ | ラジエターホースキット | 1 | \39,900 |
| ホースバンド | 1 | \4,830 |
純正 | サブホース下ホース | 1 | \1,865 |
| サーモスタット | 1 | \2,426 |
| ヒーターホース | | |
| 1 | 1 | \2,467 |
| 2 | 1 | \599 |
| 3 | 1 | \919 |
| サブタンク | 1 | \10,490 |
K&G | 放熱塗料 C72 | 1 | \15,000 |
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チューニング | 日記
Posted at
2012/09/13 01:04:10