
宮城県にあるサーキット場「スポーツランドSUGO(以下、SUGO)」は、SuperGTなども開催される国際レーシングコースです。コースレイアウトは、2速で曲がるコーナーが一箇所だけで高速コーナーが多く、SUGOを走った事がある方は「SUGO楽しい!」と口を揃えるほど。機会があれば一度走ってみたいと思ってましたが、この度SUGOでエイトリアンカップが開催されるという事でエントリーしました。開催は、4月12日(日)です。
■SUGOまでのルート
Googleマップで自宅からSUGOまでのルートを調べると、
647km 7時間47分
愛知からだとやっぱりSUGOまで遠い・・・。車で北海道に行った時は、新潟~苫小牧(帰りは苫小牧~敦賀)までフェリーでしたし、こんな長距離、今まで運転した事がありません。SUGOまでのルートですが、当初は圏央道で東名から東北道の予定でした。しかし、現在桶川までしか繋がっていないので、筑波サーキットで行き慣れた大橋JCT経由のC2ルートを選択。都内の渋滞は、夜の内に通過してしまえば問題ないと思い、土曜日の0時出発する事にしました。
■SUGOまでの道中
金曜日仕事終わってから一睡もせずに出発はキツイので、金曜日の午後UQを取って半ドンにしました。家に帰ってから準備をして17時にベッドイン。23時に起きる予定だったのですが、なぜか一睡もできず最初から大誤算(汗 22時にベッドから起きてお風呂に入り、時間を若干早めて
金曜日の23時半に出発しました。
最初の休憩場所は
海老名SA。2時半に到着(3時間経過)。270km走行(トリップメーター計算で外径が若干小さいです)。ガソリン半分消費。次の休憩場所は東北道の
佐野SA。4時に到着(4時間半経過)。400km走行。ガソリン40L消費。ここで20L給油しました。昭和シェルのつもりで立ち寄ったのですが、昭和シェルはその先のSAでした(汗 ここで仮眠予定でしたが、全然眠くならないのでもうちょっと走ることに。この先の那須川IC~郡山南ICが事故のため通行止めでしたが、20分ほどしたら解除されたので4時半に出発。
東北道は景色があまり変わらず、ナビの残り○○kmの数字が減っていくのが遅く感じました。雨が止む気配はありません・・・。そして、村田IC降りる前の最後のSAが
国見SAという事で立ち寄りました。7時過ぎに到着(7時間半経過)。640km走行。ご当地の食事を食べようと思ってメニューを見ると、牛タンの釜飯がある!これにしようと思ったら9時から提供との事で食べることが出来ずorz 今回の遠征で一番の心残りがこれでした(笑) この穂の朝ごはんは喜多方ラーメン(味噌)を食べましたが、久しぶりにおいしいラーメンを食べることが出来て満足しました。
8時半に国見SAを出発。ナビだと残り40km、40分の表示。村田ICを降りて、トストイさんに教えてもらった近くの昭和シェルで満タン給油。この時点で9時(9時間半経過)で、670km走行。ここのシェルはフルサービスでもハイオク141円/Lと安く、タイヤの空気圧も補充してもらえれます。雨降っているから4輪とも2.6まで入れてもらったのですが、SUGOに付いてから手持ちのエアゲージ空気圧を確認したら2.1しか入ってませんでした・・・。ここまでのガソリン消費量からすると、道中でガソリン携帯缶で15L給油すれば高速のSAで給油せず、給油ランプも点灯せずに自宅からここの昭和シェルまでギリギリたどり着ける計算です。更に+5L給油すれば余裕です。後期はガソリンタンクが前期より5L多いので、10L給油で大丈夫で15Lあれば余裕です。ただし、道中爆走したり渋滞しているとこれでは足りません。給油後は正面のセブンイレブンへ。当日の昼飯と翌日の朝飯を購入。SUGOまで残り7km。高速道路降りてサーキットまで7kmってアクセスがかなり良いです。
■スポーツランドSUGOに到着!
第二ゲートから入場して
9時半にSUGO到着。自宅から680km、
10時間かかりました。途中仮眠する予定でしたが結局一睡もせずに到着となりました。なお、今回降りた村田ICから東北道最後の青森ICまでは370km、4時間14分の表示。東北自動車の全長(川口JCT~青森IC)は680kmで、川口JCTから村田ICまでは312kmなのでまだ半分以上残っているって事か・・・。
この日はスポーツ走行の枠があり、SUGOのライセンスを持っていなくてもビジター扱いで走行が可能なので、練習走行する為に早めに現地入りしたのでした。現地は小雨でスポーツ走行しに来ている車は少なかったです。車一台分入る屋根ありのピットが45もあり、各ピットにエアーが来ているのはとても便利。8は1台もいなくて、一番遠い私が一番乗りでした。空いていた24番ピットに車両を入れて写真を撮影していたら、エイトリアン氏からエイトリアンカップSUGOの受付で使う1,2番ピットを確保しておいてという指示が飛んできたので車両を移動。
ピットに荷物を下ろして周りを見渡すと、翌日開催される「マツダファン東北ミーティング2015(以下、MFTM2015)」のようなイベントを十分開催できる場内の広さがありました。中部でMFCTが開催できるキャパがあるサーキットとなると鈴鹿サーキット 国際レーシングコースになってしまうため、ミドル級のサーキットが欲しいです。コースの方は、思っていた以上に勾配がきつく見えました。
走行の準備をしていると、「エイトリアンカップ in SUGO 1st(以下、エイトリアンカップSUGO)」のエントラントが徐々に集まり始めました。雨は降ったり止んだりしていて、路面はウェット。私は午前中のスポーツを走行を見送り、午後3時からの四輪ナンバー付き車両【4C】の枠で走る事にしました。SUGOの場内にはレストランがあってこの日はレストランが営業してましたが、SUGOの前に立ち寄ったコンビニで購入したおにぎりを食べて昼食を済ませました。
■スポーツランドSUGOのスポーツ走行
去年のMFTM2014の前日走行は6,000円ほどで一枠(25分)走れたみたいですが、今回は
ビジター会員の9,600円+施設利用料(1日)の1,100円が丸々かかり、
計測器の貸し出し料金は何と2,200円!正直高すぎでしょ(汗 なお、
SUGOはマグネットバーが埋まっていない為、ラップショットやサーキットアタックカウンタといったマグネットバー対応のラップタイム計測器が一切使えません。なので、計測器なしで走行中にラップタイムを確認しようとすると、パフォーマンスボックスやLAP+Android(Android用アプリ)といったGPSを使ったアイテムが必要となります。去年コース改修を行った際にポンダーのセクタ数が4つに増やしたみたいですが、マグネットバーも埋めて欲しかった。
受付で追加の2,200円を支払ってポンダー(計測器)を借りたら長いタイラップを2本渡され、
リアの牽引フック部にポンダーを取り付けて固定してくれと指示されました。そこに固定したらポンダーを外さないとリアの牽引フックが使えないし、リアからタイヤバリアに突っ込んだらポンダーは確実に壊れて弁償しないといけないし(約5万円)、走行中にポンダーが落下しそうで怖い。ドアポケット入れて固定するのは駄目ですかと聞いたところ、ポンダーが動かないようにしっかり固定すればOKという返答だったので、ドアポケット固定にしました。仮に動かなかったら、翌日の本番ではリアの牽引フックに固定しようという作戦です。
■練習走行で菅生の魔物を垣間見る
今回は諸事情によりデンドロさんから車高調「Quantum(NRF Setting)」をお借りしまして、取り付けた後にNRFでアライメント調整を行い、SUGOの走行経験がある社長にSUGOの危険ポイントや攻略方法をお聞きしてエイトリアンカップSUGOに望みました。足回りをガラッと変えた直後に走行経験の無いSUGOを走るのはリスクが高いですが、社長からは以前より安心して走れるからとアドバイスされました。この日はウェット路面でしたので、社長に電話してウェット用のセッティングを教えて頂き、タイヤの空気圧とサスの減衰力を調整してピットロードに並びました。SUGOはピットロードから直接本コースに出るのではなくて、ピットアウト専用ロードを通って2コーナーと3コーナーの間から合流する形でした。
走行前に雨は止みましたが路面状況はウェットなので、タイヤをしっかり暖める事に気をつけて徐々にペースアップしていきます。先日走行した富士スピードウェイ 国際レーシングコースと比べるとコース幅やランオフエリアはかなり狭く、SuperGTなどのレースで追い越しはリスキーなコースだなと思いました。タイヤを暖めた後にアタックを開始しましたが、ちょっとでもブレーキを残してターンインするとDSC先生大激怒でした。
練習走行後半、一緒に走行していたロードスターがS字の立ち上がりとレインボーコーナー立ち上がりでコースアウトしていました。特にレインボーコーナーでコースアウトしているロードスターが車両のダメージが大きく、SuperGTの放送でよく聞く
「菅生の魔物」という言葉が頭をよぎりました。
https://www.youtube.com/watch?v=03l1Ii8gFKU
https://www.youtube.com/watch?v=rSrDo8GO6IE
なお、私は4コーナー手前のシフトダウンを忘れてパニックブレーキをした際に車が大きく暴れて肝を冷やしました(汗 SUGO初走行の結果ですが、
Condition:Wet
LAP7/11 1分52秒037
Sec1:28.295
Sec2:32.296
Sec3:24.756
Sec4:26.690
Speed:183.673km/h
車載動画はこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=YyrDReXkats
ウェット路面とはいえ1分50秒を切る事ができず、明日の本番でちゃんと走る事が出来るのだろうかと不安を抱えて練習走行を終えました。
ポンダーはちゃんと反応したので、ドアポケット固定でOK!ただ、SUGOのタイム掲示板はピットロードのフェンスが邪魔でちょっと見づらいです。Quantumの方ですが、オーバースピードでコースに飛び出そうな状況でももう一回車が曲がってくれる感じであって、限界がとても高く感じました。その後は、MAZDA 787Bやスーパー耐久のロードスターなども練習走行をされてました。
■宿泊は谷山温泉
走行後はガソリンスタンドで10L給油した後にコンビニに寄って翌日の昼ごはんを購入し、エイトリアンカップSUGOのエントラントの多くが宿泊している谷山温泉へ移動。みんなでワイワイして楽しい時間を過ごした後にお風呂に入って就寝。結局金曜日の朝から一睡もせずにここまで身体が持ちました。続く。
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サーキット | 日記
Posted at
2015/05/04 00:00:01