
1月17日は鈴鹿サーキット 東コースで開催された「新春 鈴鹿ゴールデントロフィーレース」(以下、ゴールデントロフィー)のサーキットトライアル(JAF戦)に参加してきました。同イベントに参戦するのは3年ぶり2回目、東コースの走行経験は今回で3回目となります。
■東コース概要
鈴鹿サーキット 東コースのコース説明ですが、フルコースの前半部分(ストレート~ダンロップ前半)まで走行した後、東コース用のショートカットを使ってストレートに戻ります。このコースの特徴としましては、実馬力が200PS程度のRX-8であっても格上クラスの車と戦えるコースである事が挙げられます。
事実、去年のMFCTジャパンツアーシリーズで総合優勝しました黒い皇帝ことEddieさんが、同イベントでランエボやGT-Rを抑えて総合優勝を何度もしているほど。なお、Eddieさんは3年前のゴールデントロフィーでは58分秒台、フルコースのベストラップが2分25秒台という凄腕の猛者です。私の東コースのベストは1分1秒62なので3秒近くの差がありますし、フルコースのベストラップだと2分35秒ですから1周で約10秒もの差があります。
ホームストレートではどうにもなりませんが、S字セクションがとにかく速いのがRX-8で、コーナリングマシンの本領が発揮できるのが東コースです。なお、東コースで使用するギヤは3,4,5速で、何と2速を使わない唯一(?)のコースでもあります。2速のシンクロが痛んでいる私の8で2速へのシフトダウンを心配しなくて済むトランスミッションに優しいコースでもあります。
なお、西コースはデグナー~130Rから西コースショートカットで戻るレイアウト。東コースとは対照的でパワーの差が顕著に出ますので、8だと厳しいコースとなっています。また、西コースはピットが無く、全開走行中のバックストレート中盤からコースインするのが危険で、二輪ではそこで衝突事故が起きてライダーが命を落としています。
■ゴールデントロフィーにエントリー
最近の1月は、鈴鹿チャレンジクラブグランプリ、鈴鹿ドライビングレッスン(以下、SDL)、エイトリアンカップ筑波とサーキット走行するイベント/走行会が多いのと、月に3回鈴鹿サーキットを走るのは金銭的にも厳しくて、しばらくゴールデントロフィーの参加を見送っていました。今回は1月にSDLが開催されないのと、エイトリアンカップ鈴鹿までにできるだけ鈴鹿サーキットを走って練習しておきたいと思って久しぶりにエントリーしました。この時点での目標は、4年前のSDLで出した自己ベストの1分1秒62を更新する事でした。
常勝のEddieさんに今回のゴールデントロフィーは参加するのでよろしくお願いしますと伝えた所、今回は参加できないからライーザさんが代わりにポディウム(表彰台)に上がってきてねという返答が。えっ、今回Eddieさん欠席?しかも、激速のEddieさんの代わりに私がポディウムって無理でしょ(汗)、という心境でした。でも、Eddieさんが欠席なら同じRX-8乗りとして恥ずかしい結果は残せない、総合1位は無理だとしても上位に食い込んでやる!という気持ちになりました。
■ゴールデントロフィー当日
ゴールデントロフィーのエントラントは合計20台。8で1周1分1秒前後の東コースにクラス分け無しで全車同時コースインなので走りづらそうです。エントラントの知り合いは、同じ8乗りのben.さんと、8から4Cに乗り換えられたもりたさんの2名で、応援にはデンドロさんといちひろさんが来てくれました。【追記】こすけさんも。
JAF戦なので公式車検があるのですが、以前に参加した時に指摘されたライトのテーピングの8点式と、バッテリカバーが着いた車両でもバッテリー端子にテーピングをしっかり行って公式車検を無事パスしました。違反がないとわかっていても公式車検は緊張しますし、合格するとホッとしますね。車検合格のステッカーですが、以前は車のボディに貼られていましたが、今回はゼッケンに車検合格証ステッカーを貼られました。
ただ、今回は車検合格証のステッカーを貼って暫くした後に、養生テープによるテーピングは駄目でビニールテープで貼り直しをしなさいなどと指導を受けているエントラントがありましたので、そういう事は公式車検の時に言えよと思いました。また、Aという車検員が公式車検合格を出した後に、Bという車検員が来て駄目と指導するのはおかしいでしょ。何の為の車検合格証のステッカーなんだか。
■ブリーフィング
JAF戦だけあってコースイン時のホワイトラインカットや黄旗追い越し、ピットロードの制限速度違反は厳格に取り締まると強く言われました。ピットロードではスピードガンを構えたオフィシャルが何名かいましたし、ピットロード下には速度違反チェック用の光電管が作動しているようでした。
クラス分けですが、RX-8は後輪駆動NAクラスであるB3クラスで、エリーゼ、フェアレディZ、NSXなどと同じクラス。今回のB3クラスのエントラントは、Z33 380RS、Z34、NCロードスター、2台のRX-8で合計5台です。
■サーキットトライアル1本目
ゴールデントロフィーのサーキットトライアルは15分×2本で、最初の一本目の最初は先導走行でピットtoピットが1周行われます。ピットロードへの整列はオフィシャルが案内すると書いてありましたが、実際には案内がなくて各々か自由にピットロードに並んでました。オフィシャルが案内するとは何だったのか。
1本目のサーキットトライアル開始!タイヤがタレる前にアタックをしたいのですが、20台全車コースインする中、パワーの少ない8では直線で抜ける車両が少ないのでクリアラップを取るのが大変でした。それでも3周目で何とかクリアラップが取れて1分00秒596、5周目は若干更新して
1分00秒582でこれが1本目のベストでした。
自己ベスト更新の最低限の目標は達成。B3クラスはトップで、総合4位。3位のインプレッサとの差は0.033秒。2本目でタイムを更新すれば表彰台も狙えるという位置にいました。
■サーキットトライアル2本目
2本目は最後尾スタートでクリアラップを取る作戦でしたがこれが失敗。1本目よりもクリアラップを取れなくて、ようやくクリアラップが取れた時にはタイヤがタレていて終了。タイムは
1分0秒916で1本目のタイムを更新できず、表彰台に乗る目標は達成できませんでした。Eddieさん、申し訳ございません。
■リザルト
最終的には
B3クラストップで優勝、
総合は4位(賞典外のCLOSEDクラスの車両を除く)で終わり表彰台は逃しましたが、今回のゴールデントロフィーのB3クラストップの座もRX-8がキープできた点はホッとしました。JAF戦初勝利で、優勝トロフィーとJAFの金メダルをもらえたのは嬉しいのですが、走りをまとめればもっと上のタイムを狙えましたし、表彰台に上がる事もできたと思うと悔しい気持ちでいっぱいです。
■車載動画
最後に今回の車載動画です。車載カメラの位置を変更しましたが、どうでしょうか?
https://youtu.be/vY9pj0wQE04
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【車載】 鈴鹿サーキット | 日記
Posted at
2016/01/21 23:59:59