![[非公式]鈴鹿サーキットのコース説明2・入賞予想タイム [非公式]鈴鹿サーキットのコース説明2・入賞予想タイム](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/037/320/005/37320005/p1m.jpg?ct=5688e0f832cb)
エイトリアンカップ鈴鹿、勝手に補足ブログ第四弾です(非公式)。今回で最後。前回のブログの続きの前に、コースインする前の補足から。
エイトリアンカップ鈴鹿は50分の走行なので序盤にコースアウトして動けなくなった場合、ガードレールの向こうで走行が終わるまで待機している時間が長い。私も走行会でグラベルから出れなくなって体験した事があるが、あれはとても寒くて風邪を引きそうだった。
不安な人は助手席にジャンバーなどの防寒着をシートベルトに固定しておき、そういう状況になってしまった場合に備えよう。
それでは、コースの説明の続き。
▼デグナー(デグナー1,デグナー2)
この区間でスロー走行されたり追い越さないといけない状況になると迷惑なので、後方の車をパスさせるにはデグナー2を立ち上がるまで我慢して右側走行+右ウインカーで。
デグナー1のアウトサイドにはグラベルゾーンがある。西日が眩しかったり後方の車に気を取られてデグナー1のブレーキングが間に合わなかった場合は、
ステアリングをまっすぐの状態でコースの外のグラベルに出ると最小限のダメージで済んでコース復帰しやすくなる(経験あり)。グラベルの奥まで進んでしまうとサンドバンカーに捕まって脱出不能になる。グラベルからコース復帰する場合は、車を左側(デグナー2側)に向けすぎると右側(デグナー1)方向から来る車が死角で見えなくて危険(経験あり)。
デグナー1,2の間のコース上にスピンした車両がこちらを向いている事がある。ブラインドコーナーでスピードが出ているので見てから回避は困難。デグナー1の進入の前にポストを確認してフラッグを見落とさないように。
▼110R~ヘアピン
後方の車をパスさせるには、110Rに入る前までに右側走行+右ウインカーで。ヘアピンで右側アウトサイドに寄ってパスさせる人もいますが、ヘアピン立ち上がりのレコードラインとかぶるのと、外に膨らんでしまったのかパスさせてくれているのか判断しづらいケースもあるのであまりお勧めしません。
速度が低い割にはクラッシュが多発。ヘアピン立ち上がりでリヤのトラクションが抜けて竜巻スピンでイン巻き → 左側のガードレールに直撃パターンが多い。また、前に走っている車がレコードラインから大きく外れて大外のラインを取ったので、譲ってくれると思ってインに飛び込んだら被せられてガッチャーン!というパターンも有ります。・・・、後者は私がやってしまいました(汗
エイトリアンカップのローカルルールを転載。
エイトリアンカップローカルルールでは、原則的に前走者が優先です。典型的な例としては、コーナーで後続車両がインから刺し、接触があった場合には状況を問わず後続車両の確認ミスが事故の原因である、と判断しています。理由の如何を問いません。
▼200R(通称:マッチャン)
ここの下りは背中がゾクゾクして、鈴鹿サーキットを走っているんだなという気分に私はなります。右側のシケインは二輪レース用。
後方の車をパスさせるには、ヘアピンを立ち上がった後に左側走行+左ウインカーで。全開走行&強い横Gが続くため、200R中盤以降は車の動きが制限されてコントロールしづらくなる。その為、後方の車をパスさせるなら鈴鹿サーキットのアーチの前までに済ませたい。この区間で一触即発な接近戦は事故の元なので、お互い焦らず余裕を持った走りをする事。
▼スプーンカーブ
スプーン1~2前半まではアウト側に舗装したエスケープゾーンあり。スプーン2の途中からグラベルに変わる。
スプーン2は、全損クラッシュコーナー その2。立ち上がりでリヤのトラクションが抜けて竜巻スピンでイン巻き → 左側のガードレールに直撃で全損。立ち上がりでアンダー出てアウト側に膨らむ → ステアリングを切った状態で縁石手前・右側のグリーンベルトを踏んでしまってイン巻き → 左側のガードレールに直撃で全損。タイヤが暖まっていない状態で攻める → 旋回中にタイヤが横方向へ滑った後に急激にグリップが回復してタコ踊り(二輪のハイサイドに近い) → アウト側グラベル上で横転して全損。
▼バックストレート(西ストレート)
コース最長の1,200mの直線。鈴鹿サーキットで後方の車をパスさせるのに最適な区間で、ここで極力パスさせるようにする。クリアラップの調整もここで行う。
スロー走行時は、左側を左ウインカーで。
▼130R
西ストレートからわずかに減速して飛び込む左の超高速コーナー。度胸試しの名物コーナーとして知られる。
アウト側に舗装したエスケープゾーンあり。インに切り込む時にハイパワー車が左側から追い抜いた後にラインがクロスして接触するというアクシデントも発生する。
イン側の縁石を跨いでしまうとフロントロアアームのボールジョイントが脱落する事があり。自走不可。ロアアームは対策品に交換する事。
全損クラッシュコーナー その3。前荷重のままコーナーに入ってしまう → スピンしてイン巻き → 左側のタイヤバリアに激突して全損。これを防ぐためには、
必ず後ろ荷重の状態でコーナーに入って下さい!曲がりきれずステアリングを切ったまま縁石外側のグリーンベルトを踏む → イン巻きして左側のタイヤバリアに激突して全損。
曲がりきれずに縁石の外側を踏みそうになったら、
ステアリングを真っ直ぐに戻してアウト側エスケープゾーンに逃げて下さい。そしたら途中で止まってコースに復帰できます。130Rはクラッシュが多いので、インに切り込む前にポストのフラッグを見落とさないこと。
いきなり130Rを攻める人がいるが、ここはリスク高い割にはタイムアップの貢献度が低い。怖い思いをしてまでコーナーに飛び込んでも削れるタイムはごく僅か。9秒も満たない区間なので、速度を落としすぎて曲がってもタイムの影響は少ない。130Rはハイリスク・ローリターンのコーナーの代表。SDL(鈴鹿ドライビングレッスン)では、もっと安全なコーナーから攻めるようにと講師の方からアドバイスを受ける。
ピットインする車両は、130R~シケインの区間で外側をスロー走行して右ウインカー。これは鈴鹿サーキットのルールです。
▼シケイン(日立オートモティブシステムズシケイン)
シケイン入り口が見づらい。間違って手前の西コースショートカットの方に入らないこと。
ピットインする車両はステアリング操作で右ウインカーが戻った後、更に右ウインカー。シケイン立ち上がりの2→3速のシフトアップは横Gが残っている為やりづらく、シフトアップを盛大に失敗してミッションブローさせてしまった事があります(汗
▼その他コースに関係する事例
鈴鹿サーキットは西コースと東コースで天候が変わっている事がある。よくあるのが、西コースでは雨が振り出してウェット路面なのに東コースはドライ路面のまま。雨は西コースから降り始める。こういう現象を今では「スパ・ウェザー」を呼ぶみたいですが、私の中だとホッケンハイムリンクの旧コースがそれで、森の中は雨が降っているのにメイングランド側は晴れているというのが印象的である。
他のサーキットで経験が十分あっても鈴鹿サーキット初走行だと、予期せぬ場所でスピンしたりコースアウトすることが良くあります。エイトリアンカップ鈴鹿の走行時間は50分と長いので、
最初の数周はDSC ONでの走行をお勧めします。ちなみに私は常時DSC ONです。
最後にエイトリアンカップ鈴鹿の入賞タイムを予想してみます。RX-8の鈴鹿サーキットのタイムは
「RX-8最速ランキング」のサイトを参照。8で鈴鹿のデータはまだ少ないので予想が難しいのですが、私の予想はこんな感じです。
・SHOPクラス
現レコードホルダーのLEGが出した2分23秒703を切ればRX-8最速
・OPEN-Rクラス
優勝:2分25秒切り
入賞:2分25~27秒
・Expertクラス
優勝:2分30秒切り
入賞:2分30~33秒
・Lightクラス
優勝:2分35秒切り
・MOREクラス
優勝:2分35秒切り
入賞:2分35~37秒
・ATクラス
よしおさんのタイム2分44秒961を切ればAT最速
当日は気温が高く12時からの走行なので、上記の予想タイム+1~1.5秒かなと思ってます。全車が無事に走行を終えることが何より大切です。エイトリアンカップ鈴鹿に参加される皆様、よろしくお願いします。無事走行を終えたら、
「鈴鹿サーキット最高っ!」って言える心境にきっとなるでしょう。
Posted at 2016/02/11 00:00:00 | |
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鈴鹿サーキット | 日記