エンジン異音修理
| 目的 |
修理・故障・メンテナンス |
| 作業 |
ショップ作業 |
| 難易度 |
  中級 |
| 作業時間 |
12時間以上 |
1
2、3年くらい前からエンジン回転と同期して「ウィーン」というかすかな異音がエンジンルームより発生。徐々に大きくなり、最近では割とはっきり聞こえるようになりました。この異音、次のような特徴があります。
①室内ではっきり聞こえるが、ボンネットを開けて直接聞くとどうも発生源がよくわからない。
②2000rpm以上では聞こえない。
③アクセルオフした一瞬に、かなりはっきり聞こえる。このときの音は「クォーン」という感じ。
2
複数の業者に見てもらいましたが、結局分からず。このブログでプラグを変えてもらったディーラーのベテラン整備士さん曰く「エアコンコンプレッサーが一番怪しいですね」とのこと。ただ交換費用は相当高額と思い、この時はこれで終了。後日、ネットで古い車の修理記録をアップしている業者さんを見つけ、一度見て欲しいと書き込んだところ「一度持ってきてください」とのこと。で、診断してもらうことに。
お店におうかがいして、状況を話すと「発生源を特定するためにファン・クーラーベルトのみとパワステベルトのみをつけた状態及び両方外した状態の3パターンで異音を確認しましょう」ということでやってみましたが、いずれのパターンでもはっきりとは分からず。
3
釈然とせず帰宅後色々考えました。今回ボンネットを開けて異音を確認しましたが、やはり車内で確認するのが正解だろうと思い、再度業者さに電話して再度検査をお願いすると「分かりました。とことんやりましょう!」と嬉しい返事。で後日上記3パターンで室内で異音を確認したところ、ファン・クーラーベルトをかけた状態で「ウィーン」と聞こえました。これで発生源がやっと特定できました。話はそれますが、両方のベルトを外した状態で車内に入りドアを閉めたところ「ん?全く音がしない?」そうです。エンジン単体だと異常に静かなのです。多分、これが新車のときの静粛性なんでしょうね。
4
今回の主な修理内容
①コンプレッサー(リビルド品)交換
②レシーバータンク交換(純正品はなんと廃盤で、形のあうものを取付)
③真空引きガスチャージ(なんと冷媒は
R12・・・・・)
④ファン・クーラーベルト、パワステベルト交換(劣化激しいため)
費用は何とか大台に乗らないということで修理実行!
まずはベルト類交換。写真のとおり、ついていたベルトはひび割れだらけの、一部欠けアリのボロボロ。もう少しで切れていたかも(,汗)
5
取り外したコンプレッサー。異音は電磁クラッチ部から発生していた可能性が大とのこと。ただ手で回転させても思ったよりスムーズに回転する。実際、エアコンのオンオフでも異音に変化はなかったので、回転部がそんなにやられているようには思えない。でも回転時に聴診器で音を確認したら結構音がしていたので、ここが発生源でしょう。試運転が楽しみです。
6
とりはずしたレシーバータンク。これが既に廃盤となってしまった部品。我がVCVも18才。部品もだんだん入手しにくくなるんでしょうね・・・。
7
これまでが今回予定した作業です。が、なんと今回の業者さん、見積外の点検・整備も無料でやってくれました(涙)。この内容は次回へ。
*この点検のおかげで驚愕の事実が~。
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