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2012年11月23日 イイね!

六本木幻影

虎ノ門から六本木に向かう途中、国道1号線沿いに夕陽に照らされた哀しげな一角が見えた。


脇の路地を進んで行くと、この辺りは残念ながら消えて行く街であることが分かる。
地主との交渉が終わり、廃墟と化した古びた木造住宅が坂の両側に延々と続く。
しかしながらこの紅葉、ここが六本木の繁華街から直ぐの場所であることに改めて驚かされる。





買収の主はアークヒルズや六本木ヒルズを開発の際、10年以上かけて住民を口説き落としたあの会社。


木造住宅だけでは無い。素晴らしい佇まいのクラシックマンションも数多く消えて行く。



溜池に向かう坂の先でも哀しい風景が待ち受ける。


バブルの象徴の一つ六本木プリンスホテルは既に解体されていたが、あの頃の夢の欠片が僅かに転がっていた。


この坂にも大規模再開発が待ち受ける。坂の名を記した道標が哀しげ。


10年以上前、六本木のすぐ裏に数多く存在する戦前・戦後の木造住宅を撮り歩いた日々があったが、その風景にも間もなく終止符が打たれてしまう・・・


表通りに出れば何時もの喧騒が出迎えてくれた。
ロアビルは変わらない風景の一つだが、すでにゴーストビル化しているのが寂しい。


昔からの散歩コースだったWAVEは六本木ヒルズ建設のために消えたが、AXISや青山ブックセンターが現存しているのは嬉しい。




ちなみに青山ブックセンターで購入したのはBRUTUS。
久しぶりの車特集でしょうか。


Hard Rock CafeやTony Romasも本場の味と雰囲気を味わいによく訪れたが、周りには再開発が迫る。


そしてT.G.I.フライデーズに復活したWendy'sやBurger Kingもあって、ここまでアメリカが集積している場所は他に無いでしょう。



日本に唯一出店していたJohnny Rocketsが閉店してしまったのは残念だが・・・


六本木は坂の上に造られた移ろげな幻想の街。
バブル末期に通ったスクエアビルや日拓ビルも跡形も無く消えている。
思っていたよりも狭い敷地に設置されたコインパ-キングと80円自動販売機が虚しい。


当時の想い出の曲の一つ。


週末の夜はレコードで楽しみたい。
Posted at 2012/11/23 16:45:14 | コメント(10) | トラックバック(0) | 東京の風景 | 日記
2012年11月17日 イイね!

消える風景

変貌する都市の風景に愕然とし、ふと見かけた変わらぬ風景に安堵する日々・・・

東北縦貫線の工事が進む秋葉原~東京駅間。


先日仕事で神田を訪れた際、あの呑み屋街が気になり久しぶりにガード下を歩いてみる。
駅近くはこの有様、もうあの風景は消えてしまったのだろうか・・・


しかしながら東京駅方面に歩いて行くと、東北縦貫線の真新しい橋脚の向こうにとても日中の都心の光景とは思えない暗闇が見える。


5年ほど前に訪れた時より呑み屋街の連なりは半分程度になってしまったが、終戦後に建てられた長屋が出迎えてくれた。


ゴミ箱にビールケース、そして自転車に生活の営みを微かに感じる。
夜の帳が降りれば呑み屋の灯りが燈るのだろう。しかしながら風前の灯とはこのことだろう・・・




そして今週の哀しいニュースは、想い出深い国立競技場の建替え正式発表。
2020年東京オリンピックが実現すれば建替えられるとは聞いていたが、2014年に解体が始まり、2018年に完成後は2019年のワールドカップラクビーのメイン会場となるらしい。
それにしても受け入れがたいデザイン、総工費は何と1300億円・・・


新宿の超高層ビルから眺める国立競技場も好きだった。
陽光に輝く青い芝、青空に抜けるあの歓声・・・





Jリーグに天皇杯、トヨタカップ。
ここに何度サッカー観戦に来たか分からないが、PIXYを追いかけていた懐かしい日々の想い出が胸を突き刺す。





一帯の再開発で、隣接する日本青年館や霞ヶ丘団地すらも消えて行く。



Posted at 2012/11/17 14:20:27 | コメント(7) | トラックバック(0) | 東京の風景 | 日記
2012年11月10日 イイね!

渋谷に残る昭和

暗渠の中を旅してきた渋谷川がビルの谷間に顔を出すと、東急東横線が出迎えてくれる。
そんな風景ともあと4ヶ月でお別れ。



来年3月の副都心線との相互直通運転開始により地下化されれれば、昭和の香り漂う高架や見慣れたカマボコ屋根ホームも失われてしまう。
そして少年時代によく連れられてこられた想い出深い東横デパートまでも・・・



銀座線はこの画像を撮影しているヒカリエ辺りが新駅となり、東横デパートは高層タワーに建て替えられてしまう。


東横線に寄り添っていた昭和の原風景も消えて行く。






渋谷駅から代官山駅までの高架下は、学生時代に渋谷図書館に行く際によく歩いたコース。



目障りだった落書きすら、無くなるとなると愛おしい。



並木橋付近より先は、随分前に高架下住宅や事務所は全て取り壊された。


並木橋上を行く東横線の風景とも、もう少しでお別れ・・・


年明けの頃には多くの撮り鉄達で賑わうのだろう。




先日は次女を連れて、東横デパートの屋上に行って来た。
ヒカリエをバックに消え行く遊園地で遊ぶ。



このペットショップは35年近く前と変わっていなかった。
釣具セットを初めて買ってもらった想い出のお店。


慣れ親しんだ渋谷の風景に最後の秋が過ぎ去ろうとしている。

Posted at 2012/11/10 22:00:13 | コメント(12) | トラックバック(0) | 東京の風景 | 日記
2012年10月19日 イイね!

三軒茶屋から消える昭和

これは拾い物の三軒茶屋交差点の画像。
昭和40年代らしいが国道246号の頭上にはまだ首都高が無く、空が広い。
窮屈そうに行き交う東急玉川線の車両。さぞかし道行くドライバー達をイラつかせたことだろう。

風景は風のように気まぐれで永遠ではない。
40年前は当たり前だった街の風景はもう存在しない。

当時は三軒茶屋のランドマークだった協和銀行のビル。カラオケ屋にリニューアルはしていたが残っていた。

カラオケ屋の後ろにある246号と世田谷通りに挟まれた三角地帯は当時のまま。
ここは世田谷区、このアーケードの光景は奇跡に近い。




しかしながら世田谷通りを挟んで反対側には超高層タワーが三軒茶屋の街を見下ろす。
世田谷区も東急もこの街全体を、このキャロットワターみたいな煌びやかなビルディングで埋め尽くしたいのだろう。


さて、久しぶりに三角地帯に迷い込んでみようか。

一歩路地を入れば、終戦後の闇市に端を発したバラック小屋が連なる。

闇があるから光は一層輝くことができる。

混沌の中の美学。


再開発が完了すれば、何処にでもあるような味気無い街になってしまう。


沿線に住んでいたので二子玉川や溝の口にあった映画館は入ったことはあるけど、三軒茶屋の映画館は行く機会が無かった。
このレトロな2軒の映画館も再開発計画区域内にあり、もうそう長くはないのだろう。




世田谷線の案内が見えた。

玉川線時代の面影は全く無いが、駅舎はヨーロッパ的な造形で美しい。


帰り際、キャロットタワーから新宿方向を眺める。
高い場所から見る東京は美しい。
光は全てに公平に降り注ぎ、時間だけはこの先も永遠に刻み続ける。
Posted at 2012/10/19 20:53:32 | コメント(10) | トラックバック(0) | 東京の風景 | 日記
2012年10月12日 イイね!

時代が通り過ぎた芝浦

いよいよヤナセ本社ビルが取り壊されると聞いて、最近は芝浦をふらつくことが多い。
芝浦と言えば刑事ドラマ「西部警察」がまずは思い浮かぶ。
劇中のカーチェイスシーンは必ず芝浦で撮影が行われ、特にヤナセ前の道は何度も登場した。

現在の風景を見てみれば、右奥のボーリング場「東京ポートボール」以外は変わり果てしまった。
左にはヤナセの新社屋も完成間近。

ちなみに東京ポートボールと言えばジュリアナがあった建物。
社会的現象とも言われたあの賑わいが懐かしい。

ジュリアナが数年で閉店してからは、ミナミ系のサーフィンショップ「A.S.R.」が営業されていたが昨年これも閉店してしまった。

今も愛用しているロングボードの多くはA.S.R.で購入したが、今は看板も撤去され何事も無かったかの様に静まり返っている。
エントランスは今でもジュリアナのまま。

こちらからもヤナセ方向を見てみるが、新社屋はまだ芝浦の風景に馴染んでいない。

ここにガソリンスタンドがあった頃の風景が懐かしい。

新社屋は12/1OPENらしい。

その後は見慣れたヤナセ本社の建物群も全て取り壊され、周辺と同じ様に高層マンションが建ち並んでしまう。



ヤナセ裏の運河越しからも1枚。

キャデラックのロゴともお別れ。

ちなみにヤナセ前のこの建物、連ドラでも使われて意外に有名。
調べてみれば大正時代に建てられたらしく、芝浦の移り変わりを見つめてきたんだろう。



この建物の反対側に見えるツインタワーのシーバンス、ここは妻が勤めていたので結婚前は近くで待ち合わせしたりしてこれまた想い出深い。


運河を渡れば、あの頃はGOLDやタンゴ、ベニス、インクスティック、東京ベイゴーゴー等が倉庫を改装して点在していた。
ウォーターフロントブームがこの界隈を襲ったのはバブル崩壊直後、残念ながらブームは数年しか続かず賑わいも既に遠い日の風景に。
ちなみにこの画像はタンゴらしいが閉店前に行ってみたかった。

それらがあった場所の記憶を辿りながら歩いてみたが、マンションが建ち並び当時の面影は無い。


GOLDは学生時代に訪れた。
真っ暗闇なアングロ的な雰囲気、大音量で流れるハウスやテクノ。
GOLDといえばBLACKBOX。今思えば芝浦の風景によく似合っていた。




ちなみにジュリアナと言えばこれですね。


夕暮れ時、海沿いまで歩いてみる。
今は警備が厳しく港湾関係者以外は埠頭に入ることはできない。



これは20年ほど前。車の屋根にウインドサーフィンを積み、対岸のお台場に何度も通った。
夕暮れ時は今は立ち入り禁止となった埠頭に車を停めて、建設中のレインボーブリッジを眺めながら他愛の無い話をしたっけ。今でも彼女、長い髪のままだろうか・・・

ここで芝浦は終わり。
風景は変わり果ててしまったが、芝浦は今でも優しい気持ちにさせてくれる場所。
Posted at 2012/10/12 18:42:23 | コメント(7) | トラックバック(0) | 東京の風景 | 日記

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